
「オールカマー」が2020年9月27日に開催されます。
オールカマーは、秋のG1戦線へ向けて、多くの実績馬が集結するレースです。
2018年にはオールカマーを制したレイデオロが、続く天皇賞(秋)も勝利しました。
秋のG1戦線を占う意味でも重要な一戦です。
今回は、2020年オールカマーの特別登録馬や新潟競馬場で行われた2014年を除く過去9回のレース結果を基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
高松宮記念 | 日経賞 | 毎日杯 | マーチS |
高松宮記念予想 過去10年の傾向とデータ |
日経賞予想 過去10年の傾向とデータ |
毎日杯予想 過去10年の傾向とデータ |
マーチS予想 過去10年の傾向とデータ |
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Contents
1:オールカマー
オールカマーは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G2)です。
出走馬に広く門戸を開けたレースとして1955年に創設され、当時はハンデ戦として行われていました。
現在は負担重量が別定となり、中山競馬場の芝2200mという条件で施行されています。
2014年からは1着馬に天皇賞(秋)への優先出走権が与えられるようになったため、天皇賞(秋)の前哨戦としても注目のレースです。
実績のある古馬だけでなく、クラシックを走ってきた3歳馬も出走することがあり、古馬と3歳馬の激戦にも期待が高まります。
毎年ハイレベルなレースとなり、勝ち馬は秋のG1戦線での飛躍も期待できます。
今年も豪華メンバーが揃ったので秋のG1戦線で馬券的中に繋げるためにも、しっかりと予想をしておきたいところですね。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系3歳以上 | 別定 | 1着6700万円 |
JRA所属馬 | 3歳53kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減 | 2着2700万円 |
地方競馬所属馬(2頭まで) | 2015年9月26日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増 | 3着1700万円 |
外国調教馬(9頭まで、優先出走) | 4着1000万円 | |
5着670万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2020年オールカマーの特別登録馬と9月23日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は「フィエールマン」でオッズは2.0倍です。
「フィエールマン」は菊花賞を1回と天皇賞(春)を2回勝利していて、G1を3勝しているスターホースです。
昨年は日本馬を代表してフランスの凱旋門賞にも挑戦しましたが、残念ながら12着と大敗してしまいました。
しかし、2020年も1番人気に支持された天皇賞(春)で完勝し、全く衰えを見せていません。
オールカマーをステップに、秋のG1戦線での活躍が期待されている一頭です。
G1を3勝している実績は無視できないので、素直に馬券に絡めておきたいところですね。
予想オッズの2番人気は、「カレンブーケドール」でオッズは3.1倍です。
「カレンブーケドール」はG1勝利こそしていませんが、昨年のジャパンカップで3歳牝馬ながら2着に入りました。
勝ち馬とのタイム差も0.1秒差しかなく、実力はG1級であることは間違いありません。
実績馬が集まる中でも、十分に好走する可能性があります。
成績に安定感があるのも魅力で、過去10戦で一度も掲示板を外したことがありません。
近走3走においても、3戦連続で2着と堅実な走りを見せています。
2月の京都記念以来で久々のレースとなるのは懸念材料ですが、本来の実力を発揮できれば1着になってもおかしくない存在です。
予想オッズの3番人気は、「ミッキースワロー」でオッズは3.5倍です。
「ミッキースワロー」はG1を勝ったことがありませんが、セントライト記念・日経賞とG2を2勝しています。
前走では天皇賞(春)に出走し、3着と好走しました。
G1レースで好走している実績を考えると、オールカマーでも無視できない存在です。
中山2200mという条件と相性も良く、昨年のオールカマーでも2着になっています。
レース条件は合っているので、好走する確率が高い点も魅力の一つです。
年齢は6歳になりましたが、むしろ年を重ねるごとに強くなっている印象です。
精神的にも落ち着いてきて実力が発揮できるようになっているので、オールカマーを含め秋の大舞台での活躍に胸が高まります。
高松宮記念 | 日経賞 | 毎日杯 | マーチS |
高松宮記念予想 過去10年の傾向とデータ |
日経賞予想 過去10年の傾向とデータ |
毎日杯予想 過去10年の傾向とデータ |
マーチS予想 過去10年の傾向とデータ |
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2:新潟競馬場で行われた2014年を除く過去9回のデータとレース傾向
昨年のオールカマーでは4番人気「スティッフェリオ」が、スタートから先手を取り見事逃げ切り勝ちをしました。
オールカマーでは、以下の3点のレース傾向が見られます。
・4歳馬が好成績
・芝2200mの重賞競走の実績に注目
・重賞勝利経験のある馬が好走
それでは、3つのレース傾向を新潟競馬場で行われた2014年を除く過去9回のレース結果を基に紹介します。
2-1:4歳馬が好成績
オールカマーは3歳以上の馬が出られるレースで、幅広い年齢の馬が出走するレースとなっています。
新潟競馬場で行われた2014年を除く過去9回の年齢別成績を調べてみたところ、4歳馬が連対率28.6%、3着内率47.6%と好成績を残していました。
約半分の確率で3着以内に入っていることを考えると、出走馬に4歳馬がいたときは無視できません。
次に良い成績を残していたのが5歳馬で、連対率は17.1%、3着内率は24.4%でした。
オールカマーで馬券を買うときには、4歳馬と5歳馬を軸にしたいところです。
2-2:芝2200mの重賞競走の実績に注目
オールカマーでは、芝2200mの重賞競走での好走歴にお重要になってきます。
対象とした過去9回における芝2200mのJRA重賞において5着以内に入った経験の有無別成績を調べると、経験のある馬が連対率26.0%、3着内率40.0%となっていました。
現在JRAで行われている芝2200mの重賞は、宝塚記念、エリザベス女王杯、アメリカJCC、京都記念、京都新聞杯、セントライト記念の7つです。
これらで5着以内に入った経験がある馬は、オールカマーでも好走しています。
出走馬の過去の成績をチェックして、芝2200mの重賞競走での実績を確認するようにしてください。
2-3:重賞勝利経験のある馬が好走
オールカマーでは、重賞勝利経験のある馬が好走する傾向が見られます。
対象とした過去9回のJRA重賞における勝利経験の有無別成績を調べると、経験のある馬が連対率25.8%、3着内率33.9%でした。
経験のない馬は連対率3.6%、3着内率10.9%なので、重賞勝利経験のある馬が大きく上回っています。
オールカマーは、実績馬が多く集まるハイレベルなレースです。
予想を組み立てるときには、重賞勝利経験のある馬を中心に予想を展開してくださいね。
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3:ウマダネ独自の穴馬予想
オールカマーでは穴馬が好走することもあるので、人気薄の馬もチェックしておかなければいけません。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年のオールカマーで穴馬として注目なのが、「ジェネラーレウーノ 」です。
「ジェネラーレウーノ 」は、予想オッズでは20.7倍の6番人気となっています。
「ジェネラーレウーノ 」は3歳時にセントライト記念を勝利しています。
セントライト記念はオールカマーと同じ中山競馬場芝2200mという条件で行われるレースなので、コース適性があるのは間違いありません。
皐月賞で3着になったこともあるので、中山巧者としてオールカマーでの好走が期待できます。
また、1番手や2番手からレースを進めることが多く、直線の短い中山競馬場と合っている脚質も魅力です。
楽に逃げることができれば、そのままゴールまで逃げ粘ってもおかしくありません。
ただし、「ジェネラーレウーノ 」は1年以上の休み明けである点が不安材料となっています。
当日の調子を見極めながら、「ジェネラーレウーノ 」を穴馬として狙うかを判断したいところです。
本来の力を発揮できれば、馬券に絡む可能性は十分考えられます。
調教やパドックなどをチェックして「ジェネラーレウーノ 」の調子を読み取り、万馬券的中に役立ててくださいね。
それでは、オールカマーでのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
3連単なら「カレンブーケドール→フィエールマン→ジェネラーレウーノ 」。
ワイドなら「カレンブーケドールージェネラーレウーノ 」「フィエールマン―ジェネラーレウーノ 」。
馬単なら「カレンブーケドール→ジェネラーレウーノ 」「フィエールマン→ジェネラーレウーノ 」。
「カレンブーケドール」は昨年のジャパンカップで2着に入っているので、オールカマーでも中心にしたい存在です。
「フィエールマン」は前走で天皇賞(春)を勝っていて、実力はメンバー中上位なのは間違いありません。
ウマダネ独自の穴馬である「ジェネラーレウーノ 」は長期休み明けとなりますが、魅力は十分なので馬券に絡めて高配当を狙ってみてください。
まとめ
2020年オールカマーの特別登録馬や新潟競馬場で行われた2014年を除く過去9回のレース結果を基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去9回のレース結果を基にした予想ポイントは以下の3点です。
・4歳馬が好成績
・芝2200mの重賞競走の実績に注目
・重賞勝利経験のある馬が好走
オールカマーには様々な年齢の馬が出走しますが、過去の結果から4歳馬が好成績を残していることがわかりました。
新潟競馬場で行われた2014年を除く過去9回の年齢別成績を調べると、4歳馬が連対率28.6%、3着内率47.6%と高い確率で馬券に絡んでいました。
4歳は馬にとっても充実期と言えるので、オールカマーでも良い成績を残しているようです。
4歳馬の次には5歳馬も良い成績となっていたので、4歳馬と併せて5歳馬についても積極的に狙いたいところです。
また、オールカマーでは芝2200mの重賞競走での実績も重要になってきます。
対象とした過去9回における芝2200mのJRA重賞において5着以内に入った経験の有無別成績を調べると、経験のある馬が連対率26.0%、3着内率40.0%と好走していました。
オールカマーが行われる芝2200mは、開催されるレースも少ない特殊な距離です。
いつもと違う感覚で戸惑う馬もいるので、芝2200mの重賞競走で結果を残している馬が信頼できます。
出走馬の過去の成績をチェックし、芝2200mのJRA重賞において5着以内に入ったことがあるかを確認するようにしてください。
そして、オールカマーでは重賞競走での勝利経験も重要になってきます。
対象とした過去9回のJRA重賞における勝利経験の有無別成績を調べると、経験のある馬が連対率25.8%、3着内率33.9%となっていました。
逆に、重賞勝利経験のない馬はかなり苦戦しているという結果です。
オールカマーのようなハイレベルな重賞競走では、重賞での実績が予想をする際にポイントになってきます。
これらの過去のデータを基にしたレース傾向を参考にして、オールカマーで高配当を的中させてくださいね。