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競馬はブラッドスポーツと呼ばれるほど、血統が重要視されています。
より速い馬を生産するためにはどうすれば良いのかを突き詰めていった結果が血統であり、父系や母系の特徴などを加味し、日々生産者により様々な配合が考えられています。
競走馬は父や母の特徴を受け継いでいることが多く、血統を見ればレースを見なくてもある程度の特徴を掴むことは可能です。
そこで、今回は有馬記念で馬券を的中させるために、有馬記念に強い血統を調査してみました。
本記事を参考にして、年末の大一番・有馬記念で高配当的中を目指してください。
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Contents
1:有馬記念に強い血統とは?
競走馬の適性は様々で、血統によって得意とする条件も変わってきます。
そこでまずは、有馬記念に強い血統は、どのような血統なのかを解説します。
1-1:スピードよりもパワー・スタミナに優れた血統
有馬記念は、芝2500mが舞台の長距離レースです。
スピードに優れた短中距離馬よりも、スタミナ豊富な長距離馬が好走する傾向にあります。
さらに中山競馬場のゴール前には急坂が待ち構えていて、坂で失速しないパワーも求められます。
そのため、有馬記念では荒れた馬場でも結果を出しているパワータイプの馬や菊花賞などの長距離G1で好走している馬が狙い目です。
例えば、2020年の有馬記念の勝ち馬「クロノジェネシス」の父は、凱旋門賞やパリ大賞典など欧州のG1を5勝した「バゴ」です。
タフな欧州の馬場で結果を出している父から受け継いだパワーは、有馬記念でも遺憾なく発揮されました。
さらに2019年の有馬記念の勝ち馬「リスグラシュー」の父は、自身も現役時代に有馬記念を勝っている「ハーツクライ」です。
「ハーツクライ」産駒はスタミナ面で優れている馬が多く長距離向きなので、有馬記念などのスタミナが要求されるレースで狙いたいところです。
1-2:逃げ・先行で力を発揮できる血統
有馬記念の舞台となる中山競馬場は、最後の直線が短いのも特徴です。
最後の直線は310mしかなく、後方一気の追い込みはほとんど決まりません。
さらに有馬記念は2500mという長丁場であり、内ラチ沿いをロスなく立ち回ることも重要になってくるため、逃げ・先行馬が好走しやすい傾向が見られます。
得意な脚質はその馬の性格や能力から決まり、血統面からある程度の推測が可能です。
例えば、「ディープインパクト」産駒は瞬発力に長けているため、最後の直線で後方から追い込む競馬が多くなっているのが特徴です。
また、他馬を恐がる馬や常に他馬よりも先行したいと思う気性の激しい馬は、逃げを得意とすることが多くなっています。
性格は父や母からの遺伝も大きいので、気性が激しい馬など前進気勢がある血統が有馬記念では狙い目となります。
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2:有馬記念過去10年の種牡馬別・母父別成績を調査!
次は、有馬記念に強い血統を過去10年のデータを基に紐解いていきます。
過去のデータを参考にしながら、2021年有馬記念で高配当的中を目指してください。
2-1:種牡馬別成績
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
ステイゴールド | 3- 1- 2-13/19 | 15.80% | 21.10% | 31.60% |
ディープインパクト | 2- 1- 2-23/28 | 7.10% | 10.70% | 17.90% |
ハーツクライ | 1- 1- 2-12/16 | 6.30% | 12.50% | 25.00% |
ブラックタイド | 1- 1- 1- 1/ 4 | 25.00% | 50.00% | 75.00% |
スクリーンヒーロー | 1- 0- 1- 0/ 2 | 50.00% | 50.00% | 100.00% |
ハービンジャー | 1- 0- 0- 3/ 4 | 25.00% | 25.00% | 25.00% |
バゴ | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.00% | 100.00% | 100.00% |
キングカメハメハ | 0- 2- 2-17/21 | 0.00% | 9.50% | 19.00% |
マンハッタンカフェ | 0- 1- 0- 5/ 6 | 0.00% | 16.70% | 16.70% |
King’s Best | 0- 1- 0- 1/ 2 | 0.00% | 50.00% | 50.00% |
ネオユニヴァース | 0- 1- 0- 5/ 6 | 0.00% | 16.70% | 16.70% |
ロードカナロア | 0- 1- 0- 1/ 2 | 0.00% | 50.00% | 50.00% |
過去10年の種牡馬別成績を調べてみたところ、最も勝ち星が多かったのは「ステイゴールド」産駒でした。
過去10年で延べ19頭の出走があり、連対率21.1%、3着内率31.6%は優秀な数字と言えます。
ステイゴールド産駒はスタミナ豊富な馬が多く、長距離で活躍を見せています。
そのため、タフでスタミナが必要な有馬記念では、「ステイゴールド」産駒には要注意です。
ただし、今年の有馬記念に「ステイゴールド」産駒の出走予定はないので、後継種牡馬の「オルフェ―ヴル」に注目したいところです。
また、「ディープインパクト」の産駒は、過去10年で延べ28頭が出走していて、連対率10.7%、3着内率17.9%とやや苦戦傾向にあります。
リーディングサイアーを獲得し、毎年好成績を残している種牡馬だけに、少し物足りない数字と言えるのではないでしょうか。
「ディープインパクト」産駒は、最後の直線での後方一気を得意とする馬が多く、有馬記念の中山芝2500mには不向きな脚質です。
また、パワーよりも瞬発力に優れている馬が多く、中山の急坂に苦戦している馬も見られます。
そして、「ハーツクライ」産駒が出走頭数延べ16頭で、連対率12.5%、3着内率25.0%と「ディープインパクト」産駒の成績を上回っています。
「ハーツクライ」産駒はスタミナ豊富で、長距離向きの馬が多いのが特徴です。
有馬記念では、スタミナ型の産駒を多く輩出している種牡馬が好成績を残しているのを頭に入れておきましょう。
2-2:母父別成績
母父馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
メジロマックイーン | 3- 0- 2- 2/ 7 | 42.90% | 42.90% | 71.40% |
サクラバクシンオー | 1- 1- 1- 0/ 3 | 33.30% | 66.70% | 100.00% |
キョウワアリシバ | 1- 0- 1- 0/ 2 | 50.00% | 50.00% | 100.00% |
キングカメハメハ | 1- 0- 0- 4/ 5 | 20.00% | 20.00% | 20.00% |
Orpen | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.00% | 50.00% | 50.00% |
クロフネ | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.00% | 100.00% | 100.00% |
Bertolini | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.00% | 100.00% | 100.00% |
American Post | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.00% | 100.00% | 100.00% |
サンデーサイレンス | 0- 1- 1-15/17 | 0.00% | 5.90% | 11.80% |
Platini | 0- 1- 0- 1/ 2 | 0.00% | 50.00% | 50.00% |
次に、母父別の有馬記念の過去10年のデータを調べてみました。
母父で最も良い成績を残していると言えるのは、過去10年で延べ3頭の勝ち馬が出ている「メジロマックイーン」で、連対率は42.9%、3着内率71.4%でした。
好成績を残しているのは、オルフェーヴルやゴールドシップといった名馬たちの存在が大きいですが、「メジロマックイーン」の血でスタミナを補完していることが好成績に繋がったと考えられます。
母父についても、ステイヤータイプの種牡馬が入っていることが、有馬記念で好走するポイントとなります。
また、母父の傾向として見られたのは、サンデーサイレンス系が少ないことです。
種牡馬別成績で好成績を残していた「ステイゴールド」、「ディープインパクト」、「ハーツクライ」の名前が無いのは意外に思う方もいるかもしれません。
これは、父系でサンデーサイレンス系が好成績を残していることが影響していると考えられます。
有馬記念では、サンデーサイレンス系のような主流血統が中心となります。
馬券を当てるためには父系が主流血統の馬でありつつ、母父でスタイヤーの血を補っている馬を狙ってみましょう。
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3:種牡馬データが少ない馬にも要注意
血統を見るときには、単純に種牡馬別成績だけを見て予想すると、予想が偏ってしまうことがあります。
なぜなら、産駒数の少ない種牡馬はデータが少なく、データ上は良い数字に見えないからです。
特に、今年の有馬記念の有力馬は、有馬記念でのデータが少ないため注意が必要です。
例えば、1番人気が予想される「クロノジェネシス」の父は、「バゴ」。
「バゴ」は産駒数が少なく、有馬記念に出走したのは昨年の「クロノジェネシス」の1頭のみです。
「クロノジェネシス」は昨年の有馬記念を制しているので勝率は100%であり、この数字だけでは判断ができません。
ただし、「バゴ」自身は欧州で活躍した名馬であることから、欧州の深い芝を苦にしないパワーやスタミナを持っていたことがわかります。
産駒傾向としてもパワーやスタミナを兼ね備えている馬が多く、有馬記念には向いている血統と言えます。
また、「クロノジェネシス」の対抗として注目されている「エルフォーリア」の父は、「エピファネイア」です。
「エピファネイア」産駒は現在の4歳馬が初年度産駒であり、有馬記念に出走するのは「エフフォーリア」が初めてとなります。
有馬記念での過去のデータがないので、「エピファネイア」産駒が有馬記念に強いのかはまだわかりません。
しかし、「エピファネイア」産駒は父と同様にスタミナに優れている馬が多いのが特徴です。
「エピファネイア」の父の「シンボリクリスエス」は有馬記念で圧勝し、産駒にはダートで活躍する馬も多くいました。
父系はパワーやスタミナに優れている血統なので、「エピファネイア」産駒も有馬記念の舞台には強いことが予想されます。
血統面から見ても、「クロノジェネシス」や「エフフォーリア」については、軽視できない存在です。