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[banner file=’ad-banner31′]安田記念が終わると、5週続いた東京競馬場のG1シリーズも終了します。
しかし、戦いはまだ続きます。
秋のG1シーズンに向けての戦いは始まっているのです。
エプソムカップは秋の大舞台を目指す馬たちが集まるG3戦です。
2020年には、3連単の払戻金が4,219,320円という大波乱になりました。
今回は、馬券勝負も熱いG3戦をデータ分析します。
1:エプソムカップは3枠が有利!過去10年のデータから枠順を分析
まずは近10年のエプソムカップにおける、枠番別の成績を確認します。
1枠 | 1・1・1・14 |
2枠 | 0・1・2・14 |
3枠 | 3・2・2・12 |
4枠 | 0・1・2・17 |
5枠 | 1・1・0・18 |
6枠 | 2・0・0・17 |
7枠 | 1・2・1・21 |
8枠 | 2・2・2・20 |
ポイント①3枠を中心視すべき
近10年で最も多くの勝ち馬が出ているのは3枠です。
勝率の15.8%、連対率26.3%、複勝率36.8%と、3枠は全ての面で最も高い確率となっています。
エプソムカップは3枠を中心視すべきレースと言えます。
ポイント②最内枠と大外枠の馬に要注意
エプソムカップは梅雨時に行われるレースです。
道悪で行われることも多いレースらしい傾向が見られます。
最内枠の1枠1番を引いた馬が「1・1・1・7」と、比較的健闘しています。
内枠からの逃げ・先行策がハマりやすい馬場になっているのです。
一方で、年によってはその内枠がG1等の激しい戦いで荒れており、馬場の外側の方が走りやすくなっているせいか、大外枠を引いた馬も「2・0・1・7」と好成績を挙げています。
その時の馬場状態によって、最内枠か、大外枠か、どちらかが極端に有利になっていると考えるべきです。
2枠と4枠は消し!どちらも過去10年で勝ち馬ゼロ
近10年のエプソムカップで、2枠と4枠の馬に勝ち馬はいません。
2着も10年間でそれぞれ1頭ずつしか出ていませんので、どちらも有利な枠とは言えません。
エプソムカップでは、2枠と4枠は消しと断言できます。
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[banner file=’ad-banner31′]2:エプソムカップで有利な血統はディープインパクト産駒!過去10年のデータから分析
続いて近10年のエプソムカップを血統面から分析します。
近10年でディープインパクト産駒が4勝しています。
ディープインパクト産駒の現役馬は年々数が減っていますが、エプソムカップは比較的高齢馬の出走も多く、2022年もディープインパクト産駒が何頭か出走しています。
近10年のエプソムカップにおける血統評価について、さらに掘り下げてみましょう。
ポイント①ハーツクライ産駒とハービンジャー産駒にも注意
2022年5月15日時点で、エプソムカップと同じ東京芝1800m戦は2022年に20レース行われています。
最も勝ち星が多いのはディープインパクト産駒で3勝ですが、ハーツクライ産駒とハービンジャー産駒もそれぞれ2勝を挙げています。
現時点で、2022年のエプソムカップに出走すると思われる馬の中にも、ハーツクライ産駒とハービンジャー産駒がいます。
この両種牡馬の産駒にも十分な注意が必要です。
ポイント②母父がサンデーサイレンス系も買い
続いて、母系に着目します。
近10年のエプソムカップでは、母父ディープインパクトという馬も4勝を挙げています。
これはエプソムカップに限った傾向ではなく、2022年5月15日までに行われた東京芝1800m戦20レース中でも、最も多い4勝を挙げています。
2022年のエプソムカップにおける現時点での出走予定馬に、母父ディープインパクトという馬はいません。
しかし、母父がダンスインザダークやマンハッタンカフェといった馬もエプソムカップで勝ち星を挙げていますので、サンデーサイレンス系を母父に持つ馬も買いと考えていいでしょう。
血統で選ぶ、買いの馬はずばり「ニシノデイジー」
以上、エプソムカップで活躍が期待できる血統についてご紹介しましたが、2022年エプソムカップに出走を予定している馬の中に、血統面から気になる馬がいます。
その馬の名はニシノデイジーです。
ハービンジャー産駒で母父はディープインパクト系のアグネスタキオンです。
血統面での条件は揃っています。
2018年の東京スポーツ杯2歳ステークス以来、勝ち星はありません。
しかし、同年の札幌2歳ステークスでも勝利し、G1のホープフルステークスでも3着に入りました。
近走の不振から人気を落とすことは確実だけに、逆に血統面から狙うと面白い存在と言えます。
3:エプソムカップで有利な馬体重は480~499kg!過去10年のデータから分析
次に、近10年のエプソムカップにおける馬体重別成績です。
439kg以下 | 0・0・0・1 |
440~459kg | 1・2・0・12 |
460~479kg | 1・2・3・31 |
480~499kg | 5・5・5・46 |
500~519kg | 3・0・2・31 |
520kg以上 | 0・1・0・12 |
ポイント①480~499kgの馬を中心視すべき
近10年のエプソムカップにおいて、480~499kgの馬が5勝している点は見逃せません。
複勝率も24.6%と最も高くなっています。
中心視すべきは、480~499kgの馬なのです。
ポイント②大型馬は軽視すべき
近10年のエプソムカップにおける馬体重別成績で、480~499kgの次に勝ち星が多いのは、3勝を挙げている500~519kgです。
ところが520kgを超えると、急に成績が悪くなります。
近10年で連対した馬が1頭しかいないのです。
520kgを超える大型馬には不利なレースと言えます。
【エプソムカップ2022】出走予定馬の前走馬体重一覧
それでは各メディアの取材等により、2022年のエプソムカップに出走すると思われる馬の前走における馬体重をチェックしましょう。
アトミックフォース | 490kg |
アルジャンナ | 472kg |
アドマイヤビルゴ | 438kg |
ヴェロックス | 498kg |
エアアルマス | 488kg |
ガロアクリーク | 512kg |
サトノフラッグ | 496kg |
ザダル | 504kg |
シュリ | 520kg |
セダブリランテス | 530kg |
ニシノデイジー | 492kg |
ヒュミドール | 466kg |
ファルコニア | 472kg |
フランツ | 446kg |
プレシャスブルー | 444kg |
マイラプソディ | 508kg |
ミラアイトーン | 552kg |
ヤシャマル | 512kg |
ワンダープチュック | 510kg |
4:エプソムカップの過去データを解析した結果
ここまで近10年のエプソムカップにおける、枠順と馬体重のデータを分析してきました。
もうひとつ、以下のデータも押さえておきたいところです。
①前走で条件クラスを勝ち上がった馬は消し
「夏競馬」と呼ぶべき時期に入っていますので、エプソムカップも夏らしく、条件クラスを勝ち上がった「上がり馬」の出番ではないか、と思われる方も多いでしょう。
ところが、前走が条件クラスだった馬のエプソムカップにおける成績は、近10年では「0・0・2・7」で、勝ち馬どころか、2着馬も出ていません。
エプソムカップでは、前走で条件クラスを勝ち上がった馬は消しなのです。
上がり馬に期待できないレースなのです。
[banner file=’ad-banner30′]5:まとめ
元々、抜けた存在がいないと思われていた2022年のエプソムカップですが、近10年のデータを分析すると、さらに馬券検討が難しいレースであることがわかります。
馬券検討が難しい、ということは、その分だけ高配当が期待できるレースであると言えます。
以上、取り上げたデータを丁寧に分析し、高配当を手にすべく頑張りましょう!!