府中牝馬S2021年過去から見る3つのレース傾向とウマダネ独自の予想

「府中牝馬S」が2021年10月16日に開催されます。

府中牝馬Sは、日本中央競馬会（JRA）が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走（G2）です。

2009年以降の過去12回中5回で3連単が10万円馬券となっているため、荒れやすいレースとして注目です。

今回は、2021年府中牝馬Sの出走馬情報や過去10年のデータを基にしたレース傾向とウマダネの馬券予想を紹介します。

ぜひ予想の参考にしてください。

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1：府中牝馬S出走馬情報

（10月15日現在の出走馬情報）

今年の府中牝馬Sには、昨年の秋華賞で2着に入った「マジックキャッスル」が出走します。

2021年ヴィクトリアマイルでも3着になり、G1をいつ勝ってもおかしくありません。

同じ牝馬相手のG2では、絶対に負けられないところです。

また、2021年阪神牝馬Sを勝った「デゼル」にも注目が集まっています。

前走のヴィクトリアマイルでは8着に敗れてしまいましたが、上がり3ハロンのタイムは33.2秒と優秀な数字を残しています。

ヴィクトリアマイルからの巻き返しに期待したいところです。

その他、ジェンティルドンナの全妹「ドナアトラエンテ」は、2021年福島牝馬Sで2着になっています。

良血馬としての素質が開花するのか注目です。

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2：府中牝馬S注目《人気馬》

今年の府中牝馬Sも混戦模様なので、人気馬の中でも特に馬券に絡みやすい馬を見つけ出さなければいけません。

そこでまずは、今年の府中牝馬Sで押さえておきたい注目の人気馬を紹介します。

注目人気馬①：マジックキャッスル

マジックキャッスル
大雨の中、がんばりました…！#マジックキャッスル#戸崎圭太 pic.twitter.com/0nJ5UbHMtP

— 安全お兄さん (@muutyo1220) August 1, 2021

「マジックキャッスル」はディープインパクト産駒の4歳牝馬で、3歳時にはG1の秋華賞で2着に入る好成績を残しています。

3歳の春ごろはまだ馬体も完成しておらず、成績は安定していませんでした。

しかし、夏の休養を経て一気に成長し、秋華賞以降はG3の愛知杯を制するなど、良い成績を残しています。

前走のクイーンSでは、テルツェットにゴール寸前で交わされてしまいましたが、急に振り出した大雨にも動じず好位から抜け出す素晴らしいレース内容でした。

直線の長い東京競馬場では「マジックキャッスル」の末脚が活きるので、レース展開を考慮しても盤石と見据えたい一頭です。

注目人気馬②：デゼル

2021年5月16日　第16回　#ヴィクトリアマイル（GⅠ）　東京芝1600ｍ
8着 #デゼル〔#川田将雅〕牝4　#友道康夫厩舎　父　ディープインパクト pic.twitter.com/lQfvB5grct

— MaZi！みっきー (@daiwa_major_14) May 17, 2021

次に紹介するの注目の人気馬は、2021年阪神牝馬Sの勝ち馬「デゼル」です。

前走のヴィクトリアマイルでは8着に敗れてしまいましたが、着実に実力をつけていて巻き返しも十分期待できます。

「デゼル」の母は、フランスG1を2勝したアヴニールセルタン。優秀な繁殖牝馬の仔として、良血の才能が開花するのか注目です。

また、妹の「オヌール」もG2のフローラSやローズSに出走するなどの活躍を見せています。

「デゼル」は前走のヴィクトリアマイルでも、上がり3ハロン33.2秒という切れ味鋭い末脚を発揮しました。

「デゼル」の追い込みを狙って、積極的に馬券にも絡めておきたいところです。

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3：府中牝馬S注目《穴馬》

府中牝馬Sは2009年以降の過去12回中5回で3連単が10万円馬券になっているので、穴馬も軽視はできません。

そこで、府中牝馬Sで注目したい穴馬を紹介するので、ぜひ馬券の参考にしてください。

注目穴馬①：ミスニューヨーク

マーメイドステークス?‍♀️
(2021.6.20)#ミスニューヨーク#阪神競馬場 pic.twitter.com/TVShsusApK

— やまぴ (@yamapi_pi) June 21, 2021

「ミスニューヨーク」は、キングズベスト産駒の4歳牝馬です。

重賞勝ちの経験はありませんが、昨年の秋華賞で5着に入りました。

G1で掲示板に入れる実力があるので、府中牝馬Sで上位に来ても全くおかしくありません。

前走の小倉日経OPでは3着に敗れてしまいましたが、勝ち馬のプリンスリターンは次走のポートアイランドSも勝っています。

決してレースレベルが低かったわけではないので、そこまで悲観的になるような着順ではありません。

昨年の府中牝馬Sの勝ち馬サラキアは、前走で小倉日経OPに出走していました。

今年も小倉日経OPの「ミスニューヨーク」の一発に期待したいところです。

注目穴馬②：アカイイト

#アカイイト #松若風馬 #京橋ステークス
2021.4.24 阪神11R

キズナ産駒の「赤い糸」って素敵な名前ですよね☺️ pic.twitter.com/VClISi5bWo

— ナミノオト (@napo_cross) April 26, 2021

「アカイイト」は、キズナ産駒の4歳牝馬です。

重賞レースへの出走は、3歳のときに走ったローズS以来ですが、条件戦では非常に安定した成績を残しています。

特に古馬になってからは、3着内率100%を維持しています。

古馬になり馬体もたくましくなっていて、G1馬と比べても全く見劣りしません。

前々走のシドニーTでは2着に敗れたものの、中団やや後ろの位置で折り合いに専念し、最後の直線で鋭い反応を見せました。

勝ち馬のソフトフルートは秋華賞で3着に入った実績馬であり、G1級の相手と善戦できる実力を持っています。

脚質的にも東京競馬場は合っているので、前走からの連勝に期待したい穴馬です。

4：府中牝馬S過去10年のデータとレース傾向

府中牝馬Sは荒れやすいレースでもあるので、過去のレース傾向を掴むことがより大切になってきます。

府中牝馬Sでは、以下の3点のレース傾向が見られます。

それでは、3つのレース傾向を過去10年のレース結果を基に紹介します。

4-1：キャリア21戦以下の馬が好走

府中牝馬Sでは、キャリア21戦以下の馬が好走する傾向が見られます。

過去10年の通算出走数別成績を調べると、キャリア21戦以下の馬が連対率18.8%、3着内率27.7%となっていました。

これに対して、キャリア22戦以上の馬は連対率2.8%、3着内率5.6%と苦戦しています。

この結果から、通算出走数は多ければ良いというわけではありません。

府中牝馬Sの本命馬を選ぶときは、キャリア21戦以下であるかを確認するようにしてください。

4-2：多頭数の年は馬体重460kg以上の馬が優勢

多投数の年の府中牝馬Sでは、馬体重460kg以上の馬が良い成績を残しています。

出走頭数が15頭以上だった年における前走馬体重別成績を調べると、馬体重460kg以上の馬が連対率20.0%、3着内率25.0%となっていました。

出走頭数が15頭以上だった年では、馬体重460kg未満の馬は一度も2着以内に入っていません。

多頭数の場合、小柄な馬が苦戦しているという傾向なので、馬体重460kg以上の馬を狙ってみてください。

4-3：前走距離が2000m未満の馬が好成績

府中牝馬Sでは、前走の距離にも注目です。

過去6年の前走距離別成績を調べると、前走距離が2000m未満だった馬は連対率19.3%、3着内率29.8%と好成績を残しています。

過去6年で前走2000m以上だった馬が馬券に絡んだのは、1頭だけでした。

近年の傾向から見て、前走の距離が2000m未満だった馬を高く評価するようにしてください。

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5：当日の東京競馬場の天気と馬場状態

10月16日の東京競馬場の天気予報は、「曇り」です。
現時点で前日にも雨予報もなく、良い芝状態であることが予想されます。

前週の馬場状態も良好で、芝の丈も程よく長く、クッションの効いた馬場でした。

先行馬が活躍しやすい状況ですが、レース展開次第では差し馬も狙いたいところです。

6：勝負気配あり！陣営のコメントから読み取れる府中牝馬S注目馬

今年の府中牝馬Sにも、G1戦線での活躍が期待される古馬牝馬が終結しました。

秋の大舞台へ向けて、各陣営がどれだけ上手く調整しているかが、レース結果に大きく影響することが予想されます。

そこで、陣営のコメントから勝負気配があると判断できる注目馬を紹介するので、馬券予想の参考にしてください。

6-1：マジックキャッスル

#マジックキャッスル 整った　国枝師「女王杯に行きたい」／#府中牝馬Ｓ #jra #keiba #競馬 https://t.co/tT5aaCLf2e

— 日刊スポーツ・極ウマ (@goku_uma) October 12, 2021

重賞3着以内が7度もある堅実派「マジックキャッスル」。

「マジックキャッスル」を管理する国枝調教師は、「相手のほうが手応えは良かったが、序盤から速いペースで全体時計も速かった。今回は少しプラス体重で出られそう。エリザベス女王杯に向けて頑張ってほしい」と本番を見据えたコメントを残しています。

秋の大舞台へと向かうために、順調に調教を積んでいるので、府中牝馬Sでもしっかりと実力を発揮できそうです。

6-2：デゼル

#デゼル 臨戦態勢　助手「やるごとに変化」／#府中牝馬Ｓ#keiba #競馬 #jrahttps://t.co/suGPiL9aHA

— 日刊スポーツ・極ウマ (@goku_uma) October 11, 2021

ヴィクトリアマイル8着後、休養に入っていた「デゼル」。

大江助手は「体調、毛ヅヤが良くなって帰ってきました。帰厩当初は休み明けって感じの息遣いだったけど乗り込むにつれて、そのあたりも変わってきてアスリートモードに入っています」と調子の良さをアピールしています。

1600mでは少し忙しい印象だったので、距離延長で巻き返しに期待です。

6-3：シャドウディーヴァ

ひさしぶり！
はやくあいたい#シャドウディーヴァ pic.twitter.com/WX29G7yVGs

— ? (@guresabikocha) October 12, 2021

関屋記念7着からの臨戦となる「シャドウディーヴァ」。

斉藤助手は「ここまで順調にやれています。夏場に放牧に出たことでさらに成長して、体が大きくなって帰ってきた。1週前に好時計が出たように状態はいいし、以前より落ち着きも見られます。東京1800メートルは2走前（メイS）に勝っていますからね」と好感触を掴んでいます。

調子は上向きで、実力が発揮できる状態にありそうです。

7：【直前情報】馬番・枠番によるレース見解

東京芝1800mはスタート直後、2コーナーへ斜めに進入するため、外枠が不利を受けやすい傾向があります。

そのため、人気馬の「デゼル」は8枠17番に入り、厳しいレース展開が予想されます。

1番人気の「マジックキャッスル」は、7枠13番とまずまずの枠となりました。

陣営ももう少し内枠を引きたかったかもしれませんが、問題なく実力が発揮できる枠順です。

また、前々走のマーメイドSで3着に入った「シャドウディーヴァ」が4枠7番で、やや内目という良い枠に入りました。

「シャドウディーヴァ」についても、期待できる穴馬として狙いたいところです。

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8：【馬連5頭BOX】「府中牝馬S」ウマダネの馬券予想

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