
「函館記念」が2021年7月18日に開催されます。
函館記念はハンデキャップ重賞で、波乱が起きやすいことでも有名です。
人気馬だけでなく、前評判の低い穴馬にも注目したいレースとなっています。
今回は、2021年函館記念の特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
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1:函館記念
函館記念は、日本中央競馬会(JRA)が函館競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G3)です。
1965年に創設され、函館競馬場で行われる重賞レースの中で、最も歴史が長いレースとなっています。
2006年からはサマー2000シリーズの第2戦として行われていて、サマー2000シリーズ優勝を目指す中距離馬が集まります。
また、ハンデキャップ競走なので混戦模様になりやすく、穴馬が上位に絡むことも珍しくありません。
昨年は3連単の配当が300万円を超えたので、高配当が期待できる注目のレースです。
予想をするときには出走馬の実力と負担重量、函館競馬場への適性も考慮しなければいけません。
サマー2000シリーズの結果にも注目しながら、高配当的中を目指して是非馬券を買ってみてくださいね。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系3歳以上 | ハンデキャップ | 1着4100万円 |
JRA所属馬 | 2着1600万円 | |
地方競馬所属馬(2頭まで) | 3着1000万円 | |
外国調教馬(8頭まで、優先出走) | 4着620万円 | |
5着410万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2021年函館記念の特別登録馬と7月13日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「カフェファラオ」でオッズは3.2倍です。
「カフェファラオ」は、今年のかしわ記念フェブラリーSの勝ち馬です。
これまで出走してきた全てのレースがダート戦で、函館記念で初めての芝レースへの挑戦となっています。
父はアメリカクラシック三冠を達成した「アメリカンファラオ」で、血統面からも注目度の高い一頭です。
G1の勝ち馬であることを考えると、実力は申し分ありません。
芝レースへ対応できるかが、予想のポイントになってきます。
函館競馬場の芝は洋芝なので、他のコースよりも比較的パワーが必要な馬場です。
ダート戦で好成績を残してきたパワーが活かせることを考えると、初めての芝レースでもいきなり好走する可能性もあります。
「カフェファラオ」の芝レースへの適性を見極めて、慎重に取捨選択をするようにしてください。
予想オッズの2番人気は、「ウインイクシード」でオッズは4.6倍です。
「ウインイクシード」はまだ重賞レースを勝ったことがありませんが、今年の中山記念で3着と好走しています。
中山記念には重賞勝ち馬の「ヒシイグアス」や「バビット」も出走していました。
そこで、勝ち馬とタイム差0.1秒の3着と好走できた点は高く評価できます。
さらに、2021年の初戦の中山金杯でも3着に入りました。
重賞レースでの好走歴があるので、函館記念でも無視できない存在です。
前走の福島民報杯では11着と大敗していますが、不良馬場と馬場状態が悪かったことを冠合えると度外視できます。
函館競馬場への適性や当日の調子などを見極めて、馬券に絡めるかどうかを判断してください。
予想オッズの3番人気は、「マイネルウィルトス」でオッズは5.4倍です。
「マイネルウィルトス」は、今回の函館記念が初の重賞挑戦となっています。
しかし、3勝クラスとオープンクラスのレースを連勝中で、今とても勢いに乗っている一頭です。
2000mという距離で好成績を残してきたので、距離適性も問題ありません。
ただし、函館競馬場でのレースは今回が初めてとなります。
コースに対する適性は未知数です。
過去の実績からコース相性も考えながら、馬券に組み込むかを判断してください。
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2:ウマダネ独自の穴馬予想
函館記念は、荒れやすいハンデキャップ重賞としても注目です。
昨年も3連単の配当が300万円を超えたので、予想をするときには人気薄の馬も軽視できません。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年の函館記念で穴馬として注目なのが、「ワールドウインズ」です。
「ワールドウインズ」は、予想オッズでは25.5倍の8番人気となっています。
「ワールドウインズ」は現在まで13戦4勝で、まだ重賞レースを勝ったことがありません。
前々走のマイラーズCで初めて重賞レースへと挑戦しましたが、9着と敗れてしまいました。
しかし、上がり3ハロンタイムは33.9秒と優秀で、勝ち馬とのタイムは0.5秒差しかありません。
マイラーズCでも相手なりに走れていたことを考えると、函館記念でも注目したい存在です。
前走で函館競馬場を経験しているので、上積みも期待できます。
2000mでの優勝経験もあり、距離延長はプラス材料です。
調子次第では1着に入る可能性も十分考えられるので、パドックで調子を見極めたいところです。
それでは、函館記念でのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
ワイドなら「ウインイクシードーワールドウインズ」「アメリカンファラオ―ワールドウインズ」。
馬単なら「ウインイクシード→ワールドウインズ」「アメリカンファラオ→ワールドウインズ」。
「ウインイクシード」は、G2の中山記念で2着に入った経験があるので、函館記念でも中心にしたい存在です。
「アメリカンファラオ」も初の芝レースという未知数なところがありますが、ダートのG1馬なので実力は上位です。
ウマダネ独自の穴馬である「ワールドウインズ」を絡めて、高配当的中を目指してください。
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3:過去10年のデータとレース傾向
昨年の函館記念では、15番人気「アドマイヤジャスタ」が1着、13番人気「ドゥオーモ」が2着で大荒れの結果となりました。
函館記念では、以下の3点のレース傾向が見られます。
・前走が少頭数のレースだった馬が苦戦
・5歳以下の馬が好成績
それでは、3つのレース傾向を過去10年のレース結果を基に紹介します。
3-1:内寄りの枠が優勢
函館記念では、内寄りの枠の馬が良い成績を残しています。
過去10年の枠番別成績を調べると、1~4枠の馬の3着内率が25.3%で、5~8枠の馬の3着内率が12.5%でした。
この結果から函館記念では、1~4枠の馬の評価を上げるべきであることがわかります。
函館記念は小回りで最後の直線が短いコースなので、最後のコーナーで外を回ってしまうと上位に絡むのが難しくなってしまいます。
予想をするときには1~4枠の馬を中心に、馬券を買うようにしてください。
3-2:前走が少頭数のレースだった馬が苦戦
函館記念では、前走のレースが少頭数だった馬の成績が悪い傾向にありました。
過去10年の前走の出走頭数別成績を調べると、前走が13頭以下の馬の連対率は7.2%、3着内率は13.0%でした。
これに対し、前走が14頭以上の馬の連対率は16.7%、3着内率は23.3%となっていました。
少頭数のレースは、どうしてもレースレベルが下がってしまいがちです。
前走で多頭数のレースを経験している方が、函館記念でも結果に繋がってきます。
前走のレースが少頭数だった馬については、割引きすることも視野に入れておいてください。
3-3:5歳以下の馬が好成績
また、近年の函館記念では、5歳以下の馬が好成績を残す傾向が見られました。
過去8年の年齢別成績を調べると、5歳以下の馬の3着内率が3着内率27.8%で、6歳以上の馬の3着内率12.3%を大きく上回っています。
この傾向から、若い世代の馬を高く評価するべきです。
函館記念の予想では出走馬の年齢もチェックし、5歳以下の馬を積極的に狙ってみてください。
まとめ
2021年函館記念の過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・前走が少頭数のレースだった馬が苦戦
・5歳以下の馬が好成績
函館記念では、内寄りの枠が優勢となっています。
過去10年の枠番別成績を調べると、1~4枠の馬が連対率14.8%、3着内率27.8%と好成績を残していました。
函館競馬場は小回りで直線が短いのが特徴なので、コーナーでも内側を回れる可能性が高い1~4枠の馬を狙うようにしてください。
また、函館記念では、前走で少頭数のレースを走っていた馬が苦戦している傾向にあります。
過去10年の前走の出走頭数別成績を調べると、前走が13頭以下の馬の連対率は7.2%、3着内率は13.0%となっていました。
さらに、函館記念では、5歳以下の馬が好成績を残しています。
過去8年の年齢別成績を調べると、5歳以下の馬の3着内率が3着内率27.8%で、6歳以上の馬の3着内率12.3%を大きく上回ってました。
函館記念の予想をするときには、若い世代の馬の評価を上げることもポイントのひとつです。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、函館記念で一獲千金を狙ってみてくださいね。