
「ホープフルS」が2019年12月28日に開催されます。
ホープフルSは、2017年に新設された2歳限定のG1レースです。
皐月賞と同じ条件で行われることから、来年のクラシック路線を占う意味でも重要な一戦です。
今回は、2019年ホープフルSの特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
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Contents
1:ホープフルS
ホープフルSは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G1)です。
1984年に創設された「ラジオたんぱ杯3歳牝馬S」が前身で、「ラジオたんぱ杯3歳S」「ラジオたんぱ杯2歳S」「ラジオNIKKEI杯2歳S」と名称変更がなされました。
2017年にはG1へと昇格し、名称が現在の「ホープフルS」になっています。
競走名の「ホープフル」は、英語で「希望に満ちた」「望みを持つ」という意味です。
同じ2歳G1の朝日フューチュリティSよりも長い距離である2000mで施行されるため、よりクラシック路線を意識した戦いが見られるレースです。
来年のクラシック路線の予想にも参考になるので、ホープフルSの結果から目が離せません。
今年も好メンバーが揃ったので、熱戦が繰り広げられることが予想されます。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系2歳牡馬・牝馬 | 馬齢 | 1着7000万円 |
JRA所属馬 | 牡55kg、牝54kg | 2着2800万円 |
地方競馬所属馬(5頭まで) | 3着1800万円 | |
外国調教馬(9頭まで、優先出走) | 4着1100万円 | |
5着700万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2019年ホープフルSの特別登録馬と12月23日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「コントレイル」でオッズは2.2倍です。
「コントレイル」は期待のディープインパクト産駒で、2019年9月15日に阪神競馬場でデビューしました。
単勝オッズ1.7倍という圧倒的な支持を受けて、人気に応え見事にデビュー戦を飾っています。
上がり3ハロン33.5秒という鋭い末脚を見せ、ディープインパクト産駒らしいスピード感あふれる走りで注目を集めています。
2戦目にはG3の東京スポーツ杯2歳Sを選ぶと、ここでも上がり3ハロン33.1秒というタイムで快勝し、一躍来年のクラシック候補として名乗りを挙げたのです。
好メンバーが揃ったG3レースで5馬身差をつけての快勝だったため、実力があることは間違いありません。
ホープフルSでの走りに期待です。
予想オッズの2番人気は、「ワーケア」でオッズは3.2倍です。
「ワーケア」は2戦2勝のハーツクライ産駒で、2019年6月9日に東京競馬場でデビューしました。
後方位置すると最後の直線で鋭い末脚を発揮し、他馬を抜き去って完勝します。
センス溢れる走りで、「ワーケア」のことが気になっている競馬ファンも多いのではないでしょうか。
2戦目はオープンクラスのアイビーSで、単勝オッズ1.3倍と圧倒的に人気に応え連勝をしています。
2戦2勝と負けなしで、今後の活躍が期待されている一頭です。
アイビーSで重馬場を苦にしない走りを見せているので、馬場が荒れても問題ない点が魅力です。
予想オッズの3番人気は、「オーソリティ」でオッズは4.8倍です。
「オーソリティ」は三冠馬オルフェーヴル産駒で、一口馬主クラブのシルクホースクラブの所属馬です。
2019年7月7日に函館競馬場でデビューし、クビ差の接戦を制してデビュー戦を勝利しました。
次走には芙蓉Sを選び2着に2馬身差以上をつける快勝で、2勝目を飾っています。
芙蓉SはホープフルSと同じ、中山競馬場の芝2000mという条件で行われるレースです。
既に高い適性を見せているので、ホープフルSでも信頼度の高い一頭です。
ホープフルSでは、「オーソリティ」の走りにも注目してください。
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2:過去10年のデータとレース傾向
昨年のホープフルSでは後に皐月賞馬となる「サートゥルナーリア」が、見事人気に応えて勝利しました。
ホープフルSでは、以下の3点のレース傾向が見られます。
・上位人気の成績が良い
・前走1着馬が好成績
・外国人騎手が優勢
それでは、3つのレース傾向を過去10年のデータを基に紹介します。
2-1:上位人気の成績が良い
昨年のホープフルSでは1番人気に支持されていた「サートゥルナーリア」が勝利しましたが、前身となる「ラジオNIKKEI杯2歳S」を含めた過去10年の傾向を見ても上位人気の成績が良いという傾向が見られます。
過去10年の単勝人気別成績は、1番人気が最も高く勝率40.0%、連対率60.0%です。
2番人気や3番人気の成績も良く、それぞれ3着内率は70.0%、40.0%と高い数字になっています。
そのため、上位人気には逆らわず、しっかりと馬券に組み込むことが大切です。
2-2:前走1着馬が好成績
ホープフルSでは、前走で1着馬が好走する傾向にあります。
過去10年の前走着順別成績を調べると、1着馬が連対率21.3%、3着内率28.8%と最も良い成績を残しています。
逆に前走2着以下の馬については、目立った成績を残せていません。
ホープフルSは、来年のクラシックを占う意味でも重要な一戦です。
前走で1着になっているような勢いのある馬が活躍する傾向にあり、前走1着馬を中心に馬券を買いたいところです。
2-3:外国人騎手が優勢
ホープフルSでは、騎手にも注目です。
過去10年の騎手別成績を調べると、外国人騎手が好成績を残している傾向が見られました。
外国人騎手の中には、JRAの所属となっているルメール騎手やデムーロ騎手も含んでいます。
外国人騎手については連対率46.7%、3着内率50.0%と高い数字を残しています。
そのため、穴馬でも外国人騎手が乗っていれば注意が必要です。
ホープフルSの予想をする際には、騎手が外国人騎手であるかにも注目してください。
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3:ウマダネ独自の穴馬予想
ホープフルSは2歳G1で出走馬のデータも少なく、意外な穴馬が台頭する可能性があります。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年のホープフルSで穴馬として注目なのが、「ブラックホール」です。
「ブラックホール」は、予想オッズでは15.5倍の6番人気となっています。
「ブラックホール」は新種牡馬として注目されているゴールドシップ産駒で、2019年7月7日函館競馬場でデビューしました。
後方からレースを進め、鋭い末脚で最後は追い込むものの、惜しくも2着に敗れます。
しかし、次走の2歳未勝利戦で初勝利をあげると、3走目となる札幌2歳Sで初の重賞制覇を果たします。
札幌2歳Sは、父のゴールドシップも勝ったことがある出世レースです。
父のように中山巧者であり、ホープフルSでもベストな条件と言えるかもしれません。
祖母は桜花賞で2着になったことがあるブルーリッジリバーで、血統的にも春のクラシックで期待が持てます。
ホープフルSで好走できれば、来年のクラシック路線でも注目の存在となるでしょう。
ホープフルSでどのような走りを見せてくれるのか、期待が高まる一頭です。
それでは、ホープフルSでのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
3連単なら「コントレイル→オーソリティ→ブラックホール」。
ワイドなら「コントレイルーブラックホール」「オーソリティ―ブラックホール」。
馬単なら「コントレイル→ブラックホール」「オーソリティ→ブラックホール」。
「コントレイル」は前走の東京スポーツ杯2歳Sで5馬身差の圧勝をしていて、大器の片りんを見せているので注目です。
「オーソリティ」も2戦2勝と底を見せていないので、ホープフルSでも目が離せません。
ウマダネ独自の穴馬である「ブラックホール」を馬券に組み込んで、万馬券的中を狙ってみてください。
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まとめ
2019年ホープフルSの特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・上位人気の成績が良い
・前走1着馬が好成績
・外国人騎手が優勢
ホープフルSには将来を期待されている馬が集結しますが、上位人気の好走率が高い傾向があります。
1番人気~3番人気が好走しているので、軸馬はこの中から選びたいところです。
特に1番人気の3着内率が70%となっているので、穴党の方でも1番人気を絡めた馬券を購入したほうがいいかもしれません。
ホープフルSは、来年のクラシック候補が集結するハイレベルなレースです。
そのため、前走で良い成績を残していないと、上位に来ることは難しいレースでもあります。
過去10年の前走着順別成績を調べると、前走で1着だった馬が好成績を残していました。
前走で2着以下だった馬は1着馬よりも成績が悪いので、前走1着馬を積極的に狙いたいところです。
そして、ホープフルSでは、外国人騎手が良い成績を残している傾向が見られます。
JRAの所属であるルメール騎手やデムーロ騎手を含めた外国人騎手については、連対率46.7%、3着内率50.0%と高い数字を残しています。
ホープフルSの予想をする際には、騎手についても注目してみましょう。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、ホープフルSで万馬券を目指し予想してみてください。
当記事が2019ホープフルS予想の参考になれば幸いです。