
「日本ダービー」が2021年5月30日に開催されます。
日本ダービーは競馬の祭典と言われるレースで、全てのホースマンの夢です。
今年も熱いドラマが繰り広げられること間違いなしで、馬券を楽しみたいレースとなっています。
今回は、2021年日本ダービーの特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
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1:日本ダービー
日本ダービーは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G1)です。
イギリスの「ダービーステークス」を模範に創設され、第1回のレースは昭和7年に開催されました。
競馬の祭典として競馬ファンだけでなく、普段は競馬を見ないという人も注目するレースです。
皐月賞や菊花賞と合わせ三冠競走を構成していて、3つのレースを勝った馬を三冠馬と称します。
日本ダービーでは、三冠の行方にも注目が集まります。
また、日本ダービーは「最も運のある馬が勝つ」と言われ、実力だけでなく運も兼ね備えてなければいけません。
日本ダービーを勝った馬はダービー馬として称えられ、今後の競馬界でも重要な存在となります。
今年も、日本ダービーでどのようなドラマが繰り広げられるのか期待してください。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系3歳牡馬・牝馬 | 定量 | 1着2億円 |
JRA所属馬 | 牡馬57kg、牝馬55kg | 2着8000万円 |
地方競馬所属馬 | 3着5000万円 | |
外国調教馬(優先出走) | 4着3000万円 | |
5着2000万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2021年日本ダービーの特別登録馬と5月26日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「エフフォーリア」でオッズは1.7倍です。
「エフフォーリア」は「エピファネイア」産駒で、無敗で皐月賞を制しました。
まだ一度も負けたことがなく、日本ダービーでも最有力候補として注目されています。
すでに2度も東京競馬場を経験しているので、コース相性も問題ありません。
皐月賞から400mの距離延長となる点が不確定要素となりますが、父の「エピファネイア」は菊花賞を制した馬なので血統から考えてスタミナ面も問題ないと言えます。
皐月賞は2着に3馬身差を付ける強い勝ち方でした。
日本ダービーで無敗の二冠馬となれるのか、注目の一戦となります。
予想オッズの2番人気は、「サトノレイナス」でオッズは3.8倍です。
「サトノレイナス」は、「ディープインパクト」産駒の牝馬です。
陣営はオークスではなく、日本ダービーへと出走することを選びました。
桜花賞では惜しくも2着に敗れましたが、母は亜オークスの勝ち馬であり、距離延長は大歓迎です。
過去4戦全てで2着以内に入っているので、成績が安定してる点も魅力です。
ただし、牡馬との対戦は初めてという点は不安要素となります。
牝馬が勝てば「ウオッカ」以来の偉業となるので、日本ダービーでは「サトノレイナス」の走りにも注目です。
予想オッズの3番人気は、「シャフリヤール」でオッズは11.5倍です。
「シャフリヤール」は「ディープインパクト」産駒で、前走でG3の毎日杯を勝っています。
全兄にG1を2勝している「アルアイン」がいるので、血統的背景からかなり期待の大きい馬です。
キャリアは3戦と浅いので、伸び白は十分あります。
2戦目では共同通信杯に出走しているので、東京競馬場を既に経験しているという点も魅力です。
共同通信杯では皐月賞を勝った「エフフォーリア」に負けて3着となりましたが、距離が大幅に延びるので力関係が逆転してもおかしくありません。
「ディープインパクト」産駒は直線の長い東京競馬場を得意としているので、日本ダービーでの走りに期待してください。
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2:ウマダネ独自の穴馬予想
日本ダービーは「最も運のある馬が勝つ」と言われ、穴馬が上位に飛び込んでくることもあります。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年の日本ダービーで穴馬として注目なのが、「ヨーホーレイク」です。
「ヨーホーレイク」は、予想オッズでは26.5倍の8番人気となっています。
「ヨーホーレイク」は前走の皐月賞で、5着に入りました。
11番人気と低評価ながら掲示板を確保しているので、評価できる内容です。
さらに、上がり3ハロンのタイムはメンバー中最速となっていました。
直線の短い中山競馬場である点が響いた結果であり、直線の長い東京競馬場でその末脚が爆発してもおかしくありません。
過去5戦全ての上がり3ハロンタイムが優秀で、最後までしっかりと走り切れているのも魅力です。
兄弟には重賞レースでの活躍馬が多く、日本ダービーをいきなり勝っても不思議ではない存在です。
堅実な走りを見せている「ヨーホーレイク」は、日本ダービーで積極的に狙いたい穴馬です。
それでは、日本ダービーでのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
ワイドなら「エフフォーリアーククナ」「サトノレイナス―ヨーホーレイク」。
馬単なら「エフフォーリア→ククナ」「サトノレイナス→ヨーホーレイク」。
「エフフォーリア」は無敗の皐月賞馬で、日本ダービーでも中心となる存在です。
「サトノレイナス」は牝馬ですが阪神JGと桜花賞で2着になっていて、実績は十分です。
ウマダネ独自の穴馬である「ヨーホーレイク」を絡めて、万馬券を的中させてくださいね。
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3:過去10年のデータとレース傾向
昨年の日本ダービーは無敗の皐月賞馬「コントレイル」が1番人気に応え、見事に二冠を達成しました。
日本ダービーでは、以下の3点のレース傾向が見られます。
・重賞3勝馬が好走
・皐月賞組が優勢
それでは、3つのレース傾向を過去10年のレース結果を基に紹介します。
3-1:1番人気と3番人気が活躍
日本ダービーでは、1番人気と3番人気が好成績を残しています。
過去10年の単勝人気別成績を調べると、1番人気が連対率50.0%、3着内率70.0%と高い確率で馬券に絡んでいました。
そして、3番人気も好成績を残していて、連対率は60.0%、3着内率は70.0%です。
過去10年で1番人気から3番人気がそろって4着以下に敗れたケースは1回しかないので、日本ダービーでは上位人気の馬が馬券に絡みやすい傾向があります。
特に1番人気と3番人気の成績が良いので、馬券の軸はどちらかから選ぶようにしてください。
3-2:重賞3勝馬が好走
日本ダービーでは、重賞の勝利数にも注目です。
過去10年のJRA重賞の勝利数別成績では、3勝の馬が3着内率40.0%と高確率で馬券に絡んでいました。
重賞2勝の馬も3着内率35.7%と、見逃せない数字です。
日本ダービーは、世代トップクラスの馬が集まるハイレベルなレースです。
重賞レースで勝っていないと、上位に来ることは難しいと言えるかもしれません。
出走メンバーの重賞勝利数を見て、2~3勝している馬を積極的に狙ってみてください。
3-3:皐月賞組が優勢
日本ダービーでは、皐月賞組が優勢だという傾向も見られます。
過去10年の前走別成績を調べると、前走皐月賞だった馬が連対率17.0%、3着内率22.7%と最も良い成績になっていました。
青葉賞組は3着内率が20.8%と高いものの、過去10年で1度も勝ち馬が出ていません。
NHKマイルCは特に苦戦していて、連対率、3着内率共に0.0%です。
日本ダービーの予想をするときには、皐月賞組が優勢である点を頭に入れておいてください。
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まとめ
2021年日本ダービーの過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・重賞3勝馬が好走
・皐月賞組が優勢
日本ダービーでは、1番人気と3番人気が好成績を残しています。
過去10年の単勝人気別成績はいずれも3着内率70.0%と高確率で馬券に絡んでいるので、不安要素があっても簡単に消すことはできません。
上位人気が順当に来るレースだと考え、特に1番人気と3番人気に注目するようにしてください。
また、日本ダービーでは重賞勝利数も重要な予想ファクターとなります。
過去10年のJRA重賞の勝利数別成績を調べると、重賞勝利数3勝の馬が連対率、3着内率共に40.0%と高確率で馬券に絡んでいました。
重賞レースを勝っている数が多ければ、それだけ確かな実力があるということです。
日本ダービーほどのレースとなると、マグレで勝つことはできません。
重賞勝利数をチェックして、2勝以上している馬から本命を選びたいところです。
そして、日本ダービーでは、前走皐月賞組が優勢となっています。
過去10年の前走別成績を調べると、前走皐月賞組が連対率17.0%、3着内率22.7%で最も良い成績を残していました。
皐月賞に出走している馬は、早くからクラシック候補として期待されてきた馬たちです。
素質の高い馬が多いので、日本ダービーでも好走する確率が高いと言えます。
皐月賞組が優勢である点は頭に入れながら、予想を組み立てるようにしましょう。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、日本ダービーでも高配当を的中させてくださいね。