
京都記念は、大舞台に直結する伝統の古馬重賞です。
今年は京都競馬場の整備工事に伴い、宝塚記念と同じ阪神芝2200mで施行されます。
昨年には3連単の配当が60万円を超える波乱の結果になっていて、高配当が期待できるレースとしても注目です。
そんな京都記念で万馬券を狙うなら、血統から期待値の高い穴馬を抽出することが重要になってきます。
そこで、今回の記事では2023年京都記念で注目しておくべき血統やおすすめの買い方を紹介します。
枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想 オッズ |
人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マテンロウレオ | 牡4 | 56.0 | 横山典 | 23.9 | 7 |
2 | 2 | ラストドラフト | 牡7 | 57.0 | 松岡 | 229.7 | 13 |
3 | 3 | ウインマイティー | 牝6 | 55.0 | 和田竜 | 12.1 | 5 |
4 | 4 | アフリカンゴールド | セ8 | 58.0 | 国分恭 | 85.9 | 10 |
4 | 5 | キングオブドラゴン | 牡6 | 57.0 | 岩田望 | 39.1 | 9 |
5 | 6 | ユニコーンライオン | 牡7 | 57.0 | 坂井 | 13.1 | 6 |
5 | 7 | マイネルファンロン | 牡8 | 57.0 | 川須 | 101.2 | 11 |
6 | 8 | プラダリア | 牡4 | 57.0 | 池添 | 9.2 | 4 |
6 | 9 | キラーアビリティ | 牡4 | 56.0 | ムルザバエ | 4.6 | 3 |
7 | 10 | エフフォーリア | 牡5 | 58.0 | 横山武 | 3.9 | 2 |
7 | 11 | インプレス | 牡4 | 56.0 | 鮫島駿 | 32.1 | 8 |
8 | 12 | ドウデュース | 牡4 | 58.0 | 武豊 | 2.1 | 1 |
8 | 13 | スカーフェイス | 牡7 | 57.0 | 岩田康 | 155.2 | 12 |
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Contents
京都記念2023の出走予定馬情報
京都記念は、古馬の有力馬が年明け初戦として出走するケースが多いレースです。
今年も多くのG1ウィナーが出走することになりましたが、その中でも特に注目を集めているのが日本ダービー馬「ドウデュース」です。
昨年の日本ダービーでは、後に有馬記念を制するイクイノックスを抑えて勝利し、世代の頂点に輝きました。
そして、日本ダービー後は日本を代表する実力馬として海外遠征へと挑戦。
しかし、ニエル賞4着・凱旋門賞19着と無念の結果に終わっています。
それでも欧州の重い馬場が合わなかったことが敗因と挙げられるので、日本の馬場なら巻き返しは十分可能です。
昨年の日本ダービー馬として、2023年初戦の走りに注目です。
また、2021年の年度代表馬「エフフォーリア」も出走します。
3歳だった2021年は皐月賞・天皇賞(秋)・有馬記念とビッグタイトルを総なめにしました。
古馬になった2022年は有馬記念で5着と掲示板を確保するのがやっとという結果に終わっています。
それでも、G1・3勝の実績は出走メンバーの中でも上位です。
徐々に成績が上向いていることは間違いないので、前走からの上積みに期待したいところです。
その他、2歳G1・ホープフルSの勝ち馬であり、前走の中日新聞杯で久々の重賞制覇を達成した「キラーアビリティ」、昨年の青葉賞の勝ち馬で古馬になってからの成長が期待される「プラダリア」なども出走します。
2023年の古馬中長距離G1を占う意味でも、見逃せない一戦となりそうです。
京都記念で注目の血統は?
競馬で馬券を当てるためには、血統面からの考察も重要です。
そこで、京都記念で注目の血統を過去のレースデータを基に解説していきます。
過去10年でディープインパクト産駒の好走率が高い
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 2- 6- 3-16/27 | 7.4% | 29.6% | 40.7% |
Marju | 2- 0- 0- 0/ 2 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
ステイゴールド | 1- 2- 1- 7/11 | 9.1% | 27.3% | 36.4% |
キングカメハメハ | 1- 1- 1-11/14 | 7.1% | 14.3% | 21.4% |
ルーラーシップ | 1- 0- 1- 1/ 3 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
バゴ | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
ネオユニヴァース | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
ディープスカイ | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
オルフェーヴル | 0- 1- 0- 2/ 3 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
ジャングルポケット | 0- 0- 1- 2/ 3 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
過去10年の京都記念での種牡馬別成績を調べると、最も多く馬券に絡んでいたのはディープインパクト産駒でした。
ディープインパクト産駒は過去10年で延べ11頭が馬券圏内に入っていて、連対率29.6%・複勝率40.7%と好走率が高いのが特徴です。
これはディープインパクト産駒が京都競馬場を得意としていることが理由として挙げられますが、阪神競馬場でもそれほど成績は悪くありません。
実際に一昨年の京都記念も阪神競馬場で施行されましたが、勝ち馬のラヴズオンリーユーもディープインパクト産駒でした。
芝中長距離路線ではディープインパクト産駒が圧倒的な成績を残しているので、今年の京都記念でもまずはディープインパクト産駒に注目したいところです。
パワーがある血統が好成績
過去10年の京都記念の勝ち馬について注目してみると、ステイゴールド、ルーラーシップ、キングカメハメハなどパワーがある産駒を多く輩出している種牡馬が名を連ねていました。
また、ステイゴールドやルーラーシップは長距離適性が高い種牡馬であり、2200mという距離以上に長距離傾向が強いレースとなっているのも特徴です。
京都競馬場の整備工事に伴い、近年2年は阪神競馬場で施行されていますが、阪神芝2200mというコースも2度の坂越えがあるタフなコースです。
宝塚記念と同様の条件であり、宝塚記念でも上位に入るためにはパワーが重要になってきます。
そのため、今年の京都記念でもパワーがある産駒が出ている血統に注目する必要があり、キングカメハメハといったダートでも活躍馬を出している種牡馬が狙い目です。
スピードだけで押し切ることは難しく、スタミナ型の血統であることが重要になるので、タフな展開に強い欧州血統の馬も積極的に狙ってみてください。
非サンデー系の馬も活躍
芝中距離路線ではサンデーサイレンス系の活躍が目立ちますが、京都記念では非サンデー系の種牡馬の産駒も上位に食い込んでいます。
過去10年の勝ち馬のうち、半分の5頭は父が非サンデー系の種牡馬となっていました。
これは京都記念がスピード勝負ではなく、タフなレース展開となっていることが要因として挙げられます。
近年は阪神芝2200mで施行されていますが、阪神芝2200mという条件も非サンデー系が活躍しやすいコースです。
サンデー系のような切れ味鋭い末脚は必要ではなく、3コーナーあたりから長く良い脚を使えるかが重要になります。
スタート直後から先頭争いが激しくなり、レース前半はハイペースになる可能性も高いので、スタミナのある非サンデー系の馬にも注目です。
京都記念2023で注目血統を持つダークホース2頭
今年の京都記念にも、血統面で注目したい穴馬が出走しています。
そこで、ここからは2023年の京都記念で押さえておきたい血統が向いているダークホースを紹介します。
血統が向くダークホース①:ウインマイティー
有馬記念2022
ウインマイティー&和田さん✨
夢をありがとう💕
凄かったよ〜👏👏👏
ブービー人気で大健闘の6着‼︎#ウインマイティー#和田竜二 pic.twitter.com/ywaz7QKuI1— とよ (@toyo_rw) December 25, 2022
ウインマイティー | |||
性齢 | 牝6歳 | ||
---|---|---|---|
通算成績 | 18戦4勝 | ||
主な勝鞍 | GⅢ・マーメイドS | ||
父 | ゴールドシップ | ||
母 | アオバコリン | ||
母の父 | カコイーシーズ |
「ウインマイティー」はゴールドシップ産駒の6歳牝馬で、昨年のマーメイドSの勝ち馬です。
3歳時にはG1・オークスで3着に入った実績もあり、大舞台で活躍できる実力を持っています。
父のゴールドシップは自身の豊富なスタミナを産駒にも遺伝させ、2200m以上のレースでの活躍馬が多いのも特徴です。
本馬も父から受け継いだ豊富なスタミナや荒れた馬場にも屈しないパワーを兼ね備えていて、前走の有馬記念では牡馬一線級相手に6着に食い込みました。
さらに、3走前の京都大賞典では、稍重の阪神芝2400mという条件で3着に入っています。
初の重賞制覇となったマーメイドSも阪神競馬場でのレースであり、上位に入るためにパワーが必要な阪神競馬場を得意としています。
京都記念は2度の坂越えがあるタフなレースなので、心肺機能に優れているゴールドシップ産駒は積極的に狙いたい存在です。
血統が向くダークホース②:マイネルファンロン
新潟記念#マイネルファンロン pic.twitter.com/pmmVqVNz6i
— なおっしー (@angelicmixxx) September 5, 2021
マイネルファンロン | |||
性齢 | 牡8歳 | ||
---|---|---|---|
通算成績 | 38戦5勝 | ||
主な勝鞍 | GⅢ・新潟記念 | ||
父 | ステイゴールド | ||
母 | マイネテレジア | ||
母の父 | ロージズインメイ |
「マイネルファンロン」はステイゴールド産駒の8歳牡馬で、一昨年の新潟記念の勝ち馬です。
2022年にもAJCC2着、宝塚記念5着と大舞台での活躍を見せました。
京都記念の過去10年の種牡馬別成績で、ステイゴールド産駒は連対率27.3%・複勝率36.4%と好成績を残しているので、血統的にも非常に向いた条件と言えます。
ただし、近走2走はいずれも二桁着順と結果を残せていません。
本調子でレースに臨めるかが大きなカギとなります。
それでも、スタミナ豊富なステイゴールド産駒らしく、タフなレース展開に強い点は魅力です。
新潟記念を勝ったときも長く良い脚を使えていたので、持久力を活かしたロングスパートで上位に絡む可能性があります。
京都記念でステイゴールド産駒が好成績を残していることを考えても、積極的に狙ってみたい一頭です。
まとめ
京都記念は伝統の古馬重賞で、有力馬が一同に会するレースでもあります。
今年も多くのG1ウィナーたちが出走し、混戦模様となっています。
そんなハイレベルなメンバーが揃う混戦模様で馬券を当てるなら、血統を予想に組み込むことも重要です。
血統から京都記念の条件を得意とする馬を見つけ出すことができれば、高配当を的中させられるかもしれません。
昨年の京都記念でも、3連単の配当は679,100円の高配当が飛び出しました。
血統から京都記念で好走する可能性が高い穴馬を抽出して、高配当的中を目指しましょう。
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