
2023年2月12日(日)に阪神競馬場で京都記念が開催されます。
今年もハイレベルなメンバーが揃い、どのような熱戦が繰り広げられるのか注目です。
そんな伝統の古馬重賞・京都記念で馬券を当てたいなら、押さえておくべきなのは枠順の有利不利です。
芝2200mという非根幹距離で行われるレースでもあるので、枠順による影響は大きいと言えます。
そこで、今回の記事では京都記念での枠順の有利不利を過去の事例をもとに解説していきます。
枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想 オッズ |
人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マテンロウレオ | 牡4 | 56.0 | 横山典 | 23.9 | 7 |
2 | 2 | ラストドラフト | 牡7 | 57.0 | 松岡 | 229.7 | 13 |
3 | 3 | ウインマイティー | 牝6 | 55.0 | 和田竜 | 12.1 | 5 |
4 | 4 | アフリカンゴールド | セ8 | 58.0 | 国分恭 | 85.9 | 10 |
4 | 5 | キングオブドラゴン | 牡6 | 57.0 | 岩田望 | 39.1 | 9 |
5 | 6 | ユニコーンライオン | 牡7 | 57.0 | 坂井 | 13.1 | 6 |
5 | 7 | マイネルファンロン | 牡8 | 57.0 | 川須 | 101.2 | 11 |
6 | 8 | プラダリア | 牡4 | 57.0 | 池添 | 9.2 | 4 |
6 | 9 | キラーアビリティ | 牡4 | 56.0 | ムルザバエ | 4.6 | 3 |
7 | 10 | エフフォーリア | 牡5 | 58.0 | 横山武 | 3.9 | 2 |
7 | 11 | インプレス | 牡4 | 56.0 | 鮫島駿 | 32.1 | 8 |
8 | 12 | ドウデュース | 牡4 | 58.0 | 武豊 | 2.1 | 1 |
8 | 13 | スカーフェイス | 牡7 | 57.0 | 岩田康 | 155.2 | 12 |
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Contents
京都記念2023の出走予定馬情報
京都記念は、古馬の有力馬が年明け初戦として出走するケースが多いレースです。
今年も多くのG1ウィナーが出走することになりましたが、その中でも特に注目を集めているのが日本ダービー馬「ドウデュース」です。
昨年の日本ダービーでは、後に有馬記念を制するイクイノックスを抑えて勝利し、世代の頂点に輝きました。
そして、日本ダービー後は日本を代表する実力馬として海外遠征へと挑戦。
しかし、ニエル賞4着・凱旋門賞19着と無念の結果に終わっています。
それでも欧州の重い馬場が合わなかったことが敗因と挙げられるので、日本の馬場なら巻き返しは十分可能です。
昨年の日本ダービー馬として、2023年初戦の走りに注目です。
また、2021年の年度代表馬「エフフォーリア」も出走します。
3歳だった2021年は皐月賞・天皇賞(秋)・有馬記念とビッグタイトルを総なめにしました。
古馬になった2022年は有馬記念で5着と掲示板を確保するのがやっとという結果に終わっています。
それでも、G1・3勝の実績は出走メンバーの中でも上位です。
徐々に成績が上向いていることは間違いないので、前走からの上積みに期待したいところです。
その他、2歳G1・ホープフルSの勝ち馬であり、前走の中日新聞杯で久々の重賞制覇を達成した「キラーアビリティ」、昨年の青葉賞の勝ち馬で古馬になってからの成長が期待される「プラダリア」なども出走します。
2023年の古馬中長距離G1を占う意味でも、見逃せない一戦となりそうです。
阪神芝2200mのコース特徴
枠順による有利不利は、競馬場の特徴によっても変わってきます。
そこで、まずは京都記念が行われる阪神芝2200mのコース特徴について解説します。
最初のコーナーまでの距離が長い
今年の京都記念は阪神競馬場の芝2200mで施行され、内回りコースが使用されます。
スタートから最初のコーナーまでの距離が525mと長いため、先頭争いが激しくなりやすいのが特徴です。
また、スタートから下り坂が続くことでレース前半は速いタイムとなる可能性が高く、内回りコースながら差し馬も台頭しています。
ただし、向正面で流れが落ち着くこともあり、逃げ馬がどのようなペースでレースを引っ張るかがカギとなります。
スタートから最初のコーナーまでの距離が十分にあるとから外枠の馬でも良いポジションを取ることができ、外枠の逃げ馬にも警戒が必要です。
ゴール前の直線は長くない
阪神競馬場の内回りコースの最後の直線は、およそ350mと長くはありません。
そのため、最後の直線だけで前を一気に抜き去ることは難しいコースと言えます。
それは騎乗する騎手たちも理解していて、3コーナー付近から一気に後方の馬が前を捕えに動き出します。
早めにスパートが始まるのも阪神芝2200mの特徴であり、上位に入るためには長く良い脚を使わなければいけません。
瞬発力よりも持久力が求められるコースなので、一瞬の切れ味よりも持続的な末脚が発揮できる馬を狙うのがおすすめです。
2度の坂越え
阪神芝2200mはスタート直後に急坂があり、最後の直線でも同じ坂を上ることになります。
2度の坂越えとなるため距離以上にスタミナが要求され、長距離レースで結果を残している馬が好走する傾向にあります。
また、スタミナ勝負となることから内ラチ沿いをロスなく立ち回ることが重要となり、内枠に入った穴馬の激走に警戒が必要です。
ただし、梅雨の時期には馬場が悪化して内側の馬場の傷みが激しいことがあるので、当日の馬場状態によっても枠順による有利不利が大きく変わってきます。
2023年の京都記念は阪神競馬場の開幕週で行われるため、良い馬場状態でのレースとなる可能性が高いですが、当日の天気はチェックしておいてください。
過去の事例から見る京都記念の枠順の有利不利
京都記念での有利な枠順は、過去のレース結果から導き出すのが一番です。
そこで、ここからは京都記念の過去10年の枠順別成績や昨年のレース結果を紹介します。
京都記念の過去10年の枠順別成績
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 3- 0- 7/10 | 0.0% | 30.0% | 30.0% |
2枠 | 0- 1- 1- 9/11 | 0.0% | 9.1% | 18.2% |
3枠 | 0- 0- 1- 9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
4枠 | 3- 2- 2- 5/12 | 25.0% | 41.7% | 58.3% |
5枠 | 0- 0- 1-13/14 | 0.0% | 0.0% | 7.1% |
6枠 | 3- 0- 1-13/17 | 17.6% | 17.6% | 23.5% |
7枠 | 2- 3- 2-13/20 | 10.0% | 25.0% | 35.0% |
8枠 | 2- 1- 2-15/20 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
過去の10年の枠順別成績を調べると、勝ち馬は外枠に偏る傾向が見られます。
過去10年の勝ち馬10頭中7頭は、6~8枠の馬となっていました。
そのため、京都記念では外枠だからといって割り引きをする必要がありません。
ただし、内枠が成績不振であるわけでもなく、1枠が連対率・複勝率共に30.0%と高確率で馬券に絡んでいました。
過去の京都記念は内枠と外枠のどちらでも好成績を残していて、それぞれ極端な枠に入っても評価を大きく変える必要はなさそうです。
枠順から見る2022年京都記念のレース結果
次に、昨年の京都記念のレース結果を見てみます。
昨年の京都記念を制したのは、7枠11番に入った「アフリカンゴールド」でした。
13頭立ての12番人気という低評価を覆し、見事逃げ切り勝利を果たしています。
また、2着には1枠1番「タガノディアマンテ」が入り、3連単の配当は679,100円の高配当になりました。
勝った「アフリカンゴールド」は7枠11番と外枠でしたが、逃げて終始馬場の内側を通っていました。
2着に入ったのが内枠の「タガノディアマンテ」であることも考えると、2022年の京都記念は内ラチ沿いをロスなく立ち回った馬が有利だったと言えます。
これはレースがスローペースになったことも理由として挙げられます。
そのため、レースがスローとなれば、内枠の馬が活躍しやすいコースである点は覚えておきたいところです。
京都記念2023の枠順確定!外枠に注目!
2023年京都記念の枠順が確定しました。
人気馬として注目を集めている「ドウデュース」は、8枠12番の大外枠に入りました。
さらに、同じく人気馬となる「エフフォーリア」も7枠10番と外枠に入っています。
人気馬2頭が共に外枠に入ることになりましたが、過去の京都記念では外枠から多くの勝ち馬が出ているので、マイナス材料とはなりません。
むしろゲート後入れの偶数枠に入っていて、実力が発揮しやすい条件と言えます。
また、8枠13番の大外枠に入った「スカーフェイス」は、後方一気の末脚に賭ける展開となります。
外枠が好走している過去10年の結果を考慮して、注意しておきべき穴馬です。
まとめ
今年の京都記念は、阪神芝2200mという条件で行われ、直線の短い内回りコースが使用されます。
最後の直線が短く後方一気では前に届かないケースが多く見られますが、レース前半がハイペースになれば、後方にいた馬にもチャンスはあります。
また、過去10年の京都記念の枠順別成績では、内枠と外枠で大きな差は見られませんでした。
特に外枠は多くの勝ち馬を出しているので、頭で買うならむしろ外枠の馬を狙いたいところです。
馬場状態が悪くなればさらに外枠有利となる可能性もあるので、レース当日の馬場状態もチェックしてみてください。
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