
「毎日王冠」が2020年10月11日に開催されます。
毎日王冠は、秋の大舞台へ向けて実力馬が集う伝統の一戦です。
マイルや中距離戦で活躍している馬が出走し、秋のG1戦線を予想する意味でも重要なレースとなっています。
今回は、2020年毎日王冠の特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
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Contents
1:毎日王冠
毎日王冠は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G2)です。
1950年に創設され、昨年で70回を迎えた伝統ある一戦として注目されています。
現在では天皇賞(秋)の前哨戦として位置付けられていて、勝ち馬には天皇賞(秋)への優先出走権が与えられます。
1800mという距離で施工されることもあり、マイルG1のマイルチャンピオンシップへと駒を進める馬も多く出走するのが特徴です。
短距離路線で活躍している馬と中距離路線で活躍している馬が激突するという意味でも、注目の一戦となっています。
毎日王冠に出走した馬は天皇賞(秋)やマイルチャンピオンシップで好成績を残しているので、秋のG1戦線で馬券を当てるためには毎日王冠の結果も重要です。
秋のG1戦線を見据えて、毎日王冠でも馬券を買いながらレースを分析してくださいね。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系3歳以上 | 別定 | 1着6700万円 |
JRA所属馬(外国産馬含む、未出走馬と未勝利馬は除く) | 3歳54kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減 | 2着2700万円 |
地方競馬所属馬 | 3着1700万円 | |
外国調教馬(9頭まで、優先出走) | 4着1000万円 | |
5着670万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2020年毎日王冠の特別登録馬と10月5日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は「サリオス」でオッズは1.2倍です。
「サリオス」は、今年のクラシック路線で活躍している3歳馬です。
二冠馬「コントレイル」のライバルと言える存在で、皐月賞2着、日本ダービー2着と好成績を残しています。
「コントレイル」にG1勝利を阻まれているものの、本来なら皐月賞や日本ダービーを勝ってもおかしくない存在です。
まだ、「コントレイル」以外には負けたことがないので、古馬相手でも十分通用する実力を持っていることが考えられます。
今年の3歳馬世代の実力を見極めるという意味でも、重要な一戦となっています。
秋のG1戦線へ向けて、「サリオス」がどのような走りを見せてくれるか注目です。
予想オッズの2番人気は、「サトノインプレッサ」でオッズは5.7倍です。
「サトノインプレッサ」も「サリオス」と同じ3歳馬で、日本ダービーで4着という成績を残しています。
4月にG3の毎日杯を勝利していて、中距離への適性は高い馬です。
NHKマイルCでは13着と大敗してしまいましたが、日本ダービーで4着と巻き返していることを考えると、マイルよりも中長距離が合っていると考えられます。
最後の直線での末脚を武器としている馬なので、直線の長い東京競馬場ではより注目度も高まります。
夏の休養を経てどれだけ成長したかがポイントで、「サリオス」との対戦から目が離せません。
予想オッズの3番人気は、「ザダル」でオッズは11.5倍です。
「ザダル」は、トーセンラー産駒の4歳馬です。
重賞勝ちの経験はありませんが、G2のセントライト記念で3着になったことがあります。
古馬になった2020年もオープンレースの関越Sで人気に応えて勝利しているので、さらに成長した姿を見せています。
近走2走において上がり3ハロンタイム33秒台をマークしていて、鋭い末脚が「ザダル」の大きな武器です。
精神的にも肉体的にも充実した時期を迎えているので、毎日王冠で勝ち負けしてもおかしくありません。
今年の毎日王冠では、「ザダル」が古馬の意地を見せてくれるかにも注目です。
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2:過去10年のデータとレース傾向
昨年の毎日王冠ではスタートで出遅れた「ダノンキングリー」が、直線で他馬を一気に抜き去り1番人気に応えて勝利しました。
毎日王冠では、以下の3点のレース傾向が見られます。
・1600mから2200mにおける実績が重要
・大敗直後の馬が苦戦
・前走6番人気以内の馬が優勢
それでは、3つのレース傾向を過去10年のレース結果を基に紹介します。
2-1:1600mから2200mにおける実績が重要
毎日王冠は1800mという距離で行われますが、好走するためには1600mから2200mにおける実績が重要となっています。
過去10年の3着馬について調べてみると、30頭中21頭がその年の1600mから2200mのG1もしくはG2で5着以内に入った経験のある馬でした。
1600mから2200mのG1・G2で実績を残している馬は、高確率で馬券に絡んでいるという結果です。
過去10年の3着内率は35.0%と優秀な成績になっているので、過去の1600mから2200mにおける実績に注目してください。
2-2:大敗直後の馬が苦戦
毎日王冠では、大敗直後の馬が苦戦を強いられる傾向にあります。
過去10年の3着馬30頭について調べてみたところ、27頭が前走の着順が1着、もしくは2着以下で1着馬とのタイム差が1秒0以内でした。
前走が2着だった馬については、1着とのタイム差が重要になってきます。
過去10年の成績をまとめると1着もしくは2着以下でタイム差が1秒以内の馬の3着内率が27.8%なのに対して、2着以下でかつタイム差が1秒1以上の馬の3着内率が12.0%と大きく下回っています。
毎日王冠はハイレベルなレースなので、大敗直後の馬は極力避けるように意識してください。
2-3:前走6番人気以内の馬が優勢
近年の毎日王冠においては、前走の単勝人気が6番人気以内の馬が好走する傾向にあります。
過去7年の前走人気別成績を調べると、6番人気以内の馬が連対率22.0%で、7番人気以下の馬の連対率6.1%を大きく下回っていました。
毎日王冠で良い成績を残すためには、前走でも人気するほどの実力がなくてはいけません。
前走の単勝人気にも着目し、毎日王冠の予想を組み立てるようにしてください。
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3:ウマダネ独自の穴馬予想
毎日王冠では、意外な穴馬が上位に絡むことがあります。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年の毎日王冠で穴馬として注目なのが、「カデナ」です。
「カデナ」は、予想オッズでは23.1倍の6番人気となっています。
「カデナ」は3歳時に弥生賞を制し、クラシックでの活躍が期待されていた一頭でした。
残念ながらクラシック路線では活躍できませんでしたが、2020年の小倉記念を勝利し秋競馬での活躍が注目されています。
クラシック路線後はしばらく苦戦が続いていましたが、2020年は一味違います。
G1の大阪杯でも勝ち馬と0.2秒差の4着と、G1勝利に手が届いてもおかしくありません。
毎日王冠をステップに、秋のG1戦線での活躍にも注目したい存在です。
前走の新潟記念では6着に敗れてしまいましたが、17番手という厳しい位置取りから鋭い末脚を見せました。
直線の長い東京競馬場とは相性が良いので、今年の毎日王冠では「カデナ」を狙ってみてください。
それでは、毎日王冠でのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
3連単なら「サリオス→ザダル→カデナ」。
ワイドなら「サリオスーカデナ」「ザダル―カデナ」。
馬単なら「サリオス→カデナ」「ザダル→カデナ」。
「サリオス」は現3歳世代のトップクラスの馬なので、毎日王冠の走りにも注目です。
「ザダル」は重賞勝ちこそありませんが、競走馬として充実期を迎えていて毎日王冠で重賞初勝利を達成してもおかしくありません。
ウマダネ独自の穴馬である「カデナ」を予想に取り入れて、万馬券的中を狙ってみてくださいね。
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まとめ
2020年毎日王冠の特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・1600mから2200mにおける実績が重要
・大敗直後の馬が苦戦
・前走6番人気以内の馬が優勢
毎日王冠は1800mという距離で施行されるG2ですが、1600mから2200mにおける実績が成績に直結していました。
過去10年の3着馬について調べてみると、30頭中21頭がその年の1600mから2200mのG1もしくはG2で5着以内に入った経験のある馬となってちました。
上位に来るためには距離適性が重要で、1600mから2200mのG1やG2で活躍していることが大事です。
出走馬の1600mから2200mでの戦績を調べて、予想に役立ててください。
さらに、毎日王冠では大敗直後の馬が苦戦している傾向が見られました。
過去10年の3着馬30頭中27頭が前走の着順が1着、もしくは2着以下で1着馬とのタイム差が1秒0以内です。
つまり、馬券に絡んだほとんどの馬がこの条件を満たしていたことになります。
前走で2着以下であり、1着馬とのタイム差が1秒1以上の馬は苦戦傾向にあるので、その点を踏まえて馬券を組み立てるようにしてください。
そして、近年の毎日王冠では前走で6番人気以内の馬が優勢となっています。
過去7年の前走人気別成績を調べると、6番人気以内の馬が連対率22.0%で、7番人気以下の馬の連対率6.1%となっていました。
前走で6番人気以内だった馬の方が優勢なので、出来るだけ前走で6番人気以内だった馬を狙いたいところです。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、毎日王冠でも馬券を的中させ回収率アップを目指してくださいね。