
「オークス」が2020年5月24日に開催されます。
オークスは、牝馬クラシックの第二冠目です。
3歳牝馬の頂上決戦と言えるレースで、ハイレベルな牝馬同士の戦いから目が離せません。
今回は、2020年オークスの特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
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Contents
1:オークス
オークスは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G1)です。
1938年にイギリスのオークスを範として、「阪神優駿牝馬」という名称で創設されました。
日本のクラシック競走の一つで、牝馬クラシック三冠の二冠目に位置付けられています。
オークスは東京競馬場の芝2400mという日本ダービーやジャパンカップなど、日本を代表する大レースと同じ舞台です。
スピード、スタミナがバランス良く求められ、勝ち馬は3歳牝馬のチャンピオンとして称えられます。
2018年からは1~3着馬に当該年のヴェルメイユ賞への優先出走権が与えられ、世界的にも注目されているレースとなっています。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系3歳牝馬 | 定量 | 1着1億1000万円 |
JRA所属馬 | 55kg | 2着4400万円 |
地方競馬所属馬 | 3着2800万円 | |
外国調教馬(9頭まで、優先出走) | 4着1700万円 | |
5着1100万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2020年オークスの特別登録馬と5月19日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「デアリングタクト 」でオッズは1.7倍です。
「デアリングタクト 」は前走で桜花賞を勝利していて、今年の3歳牝馬の中で牝馬クラシック三冠の権利がある唯一の馬です。
3戦3勝と負けなしで、未だに底を見せていません。
桜花賞では重馬場を全く苦にせずに、後方から凄まじい追い込みを見せました。
長く良い脚を使えるので、東京競馬場という舞台も合っています。
2400mという距離は未知の距離ですが、タフなレース展開で勝っているので問題はありません。
父の「エピファネイア」は菊花賞を勝つほどスタミナが豊富な馬だったので、むしろ距離延長は歓迎です。
1957年のミスオンワード以来となる無敗の牝馬クラシック2冠を目指す「デアリングタクト 」の走りに注目です。
予想オッズの2番人気は、「デゼル」でオッズは4.5倍です。
「デゼル」は、オークスの前哨戦であるスイートピーSの勝ち馬です。
母はフランスオークスの勝ち馬で、超良血の「ディープインパクト」産駒として目が離せません。
デビューは年明けの3月と遅かったため桜花賞には間に合いませんでしたが、超良血の才能が開花するのか注目です。
スイートピーSでは、上がり3ハロン32秒5という圧巻の瞬発力を披露しています。
東京競馬場の長い直線でこそ力を発揮できるので、オークスでも期待したい存在です。
予想オッズの3番人気は、「クラヴァシュドール」でオッズは6.7倍です。
「クラヴァシュドール」は勝利こそ初戦の新馬戦のみとなっていますが、重賞レースで安定した成績を残しています。
2歳時には阪神JFで3着と好走し、牝馬クラシックでの活躍が期待されています。
桜花賞では4着に敗れていますが、上がり3ハロンのタイムはメンバー中2番目の早さだったため、最後までしっかりと脚を使えていることがわかります。
距離が2400mへ一気に伸びることを考えると、桜花賞での着順が一気に逆転する可能性もあるかもしれません。
「クラヴァシュドール」のスタミナに期待して、オークスでも積極的に狙ってみたいところです。
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2:過去10年のデータとレース傾向
昨年のオークスは1番人気「ラヴズオンリーユー」が見事人気に応え、無敗でのオークス制覇を達成しました。
オークスは、以下の3点のレース傾向が見られます。
・前走で1番人気の馬が好走
・騎手の乗り替わりは割り引き
・キャリア5戦以内の馬が好成績
それでは、3つのレース傾向を過去10年のレース結果を基に紹介します。
2-1:前走で1番人気の馬が好走
過去10年のオークスでの前走人気別成績を調べると、前走で1番人気だった馬が連対率25.9%、3着内率40.7%と好走していることがわかりました。
前走で人気になっているほど好走していて、前走2番人気だった馬も連対率21.4%、3着内率28.6%と良い成績を残しています。
前走で6番人気以下だった馬については、連対率1.4%、3着内率4.1%とあまり馬券に絡めていません。
そのため、オークスでは前走で1~2番人気だった馬を中心に馬券を買いたいところです。
2-2:騎手の乗り替わりは割り引き
オークスでは、騎手の乗り替わりがマイナスとなる傾向が見られます。
過去10年の3着以内馬30頭中26頭について、前走の騎手が本番と同じ騎手になっていました。
騎手の乗り替わりが発生した場合には注意が必要で、前走と騎手が異なる馬は過去10年で連対率4.6%、3着内率6.2%と苦戦しています。
そのため、騎手の乗り替わりは割り引きが必要です。
前走の騎手をチェックして、乗り替わりがあったかどうかにも注目してください。
2-3:キャリア5戦以内の馬が好成績
オークスでは、キャリア5戦以内の馬が好成績を残している傾向が見られました。
過去10年の通算出走数別成績を調べると、5戦以内の馬が連対率19.8%、3着内率28.4%と好成績を残していました。
逆に、キャリア6戦以上の馬については、3着内率7.2%と良い成績を残せていません。
このことから、オークスではキャリア5戦以内の馬を中心に予想を展開する必要があります。
出走馬の通算出走数も確認して、オークスの予想をするようにしましょう。
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3:ウマダネ独自の穴馬予想
オークスは3歳牝馬にとって過酷なレースとなり穴馬の活躍も珍しくないので、上位に来そうな穴馬を予想することも大切です。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年のオークスで穴馬として注目なのが、「ホウオウピースフル」です。
「ホウオウピースフル」は、予想オッズでは39.5倍の10番人気となっています。
父は三冠馬「オルフェーヴル」で、半兄に有馬記念馬「ブラストワンピース」がいる良血馬です。
キャリアは4戦と経験は少ないですが、前哨戦のフローラSでは2着に好走しました。
2000mで好走している実績から考えると、距離が長くなればなるほど無視できない存在です。
2戦目の百日草特別ではメンバー最速の上がり33秒6という末脚を繰り出していて、東京競馬場への適性の高さも窺えます。
普段からテンションの高いタイプで荒削りな部分がありますが、リズムよく走ることができれば上位に来てもおかしくありません。
パドックでしっかりと落ち着いているかを確認して、力が発揮できそうなら積極的に狙いたい穴馬です。
それでは、オークスでのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
3連単なら「デアリングタクト →デゼル→ホウオウピースフル」。
ワイドなら「デアリングタクト ーホウオウピースフル」「デゼル―ホウオウピースフル」。
馬単なら「デアリングタクト →ホウオウピースフル」「デゼル→ホウオウピースフル」。
「デアリングダクト」は無敗で桜花賞を制したので、現3歳牝馬世代のトップとして無視できません。
「デゼル」は桜花賞を走っていない未知数な点が魅力で、「デアリングダクト」との対戦に注目です。
ウマダネ独自の穴馬である「ホウオウピースフル」を馬券に組み込んで、万馬券的中を狙ってみてください。
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まとめ
2020年オークスの特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・前走で1番人気の馬が好走
・騎手の乗り替わりは割り引き
・キャリア5戦以内の馬が好成績
オークスは、前走で1番人気だった馬が好走している傾向が見られます。
過去10年の前走での単勝御人気別成績を調べると、1番人気だった馬が連対率25.9%、3着内率40.7%と高い数字を残していました。
40%の確率で馬券に絡んでいることを考えると、前走で1番人気だった馬については積極的に馬券に絡めたたいところです。
さらに、オークスでは騎手の乗り替わりがマイナスポイントとなります。
過去10年の3着以内馬30頭について調べたところ、26頭が前走とオークスの騎手が一緒になっていました。
前走と騎手が異なる馬については過去10年で連対率4.6%、3着内率6.2%とあまり馬券に絡めていません。
出走馬の中で騎手の乗り替わりがある場合には、割り引きするように心掛けてください。
そして、オークスではキャリア5戦以内の馬が好成績を残す傾向が見られました。
過去10年の通算出走数別成績を調べると、5戦以内の馬が連対率19.8%、3着内率28.4%となっています。
逆にキャリア6戦以上の馬については、連対率4.1%、3着内率7.2%です。
比較するとキャリア5戦以内の馬の方が良い成績を残していることがハッキリとわかるので、出走馬のキャリアにも注目して予想をしてみましょう。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、オークスでも高配当的中を狙ってみてくださいね。