
今年もいよいよ牝馬クラシックの登竜門である桜花賞が行われます。
牝馬クラシックでの活躍が期待されている素質馬が集結し、今後を見据える意味でも楽しみな一戦となっています。
そんな桜花賞ですが今年も混戦模様となり、少しのレース展開の差が結果に影響を及ぼすことになりそうです。
そこで、今回の記事では2023年桜花賞のレース展開予想や展開が向きそうなダークホースたちを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想 オッズ |
人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ブトンドール | 牝3 | 55.0 | 池添 | 215.8 | 18 |
1 | 2 | ライトクオンタム | 牝3 | 55.0 | 武豊 | 4.3 | 2 |
2 | 3 | リバティアイランド | 牝3 | 55.0 | 川田 | 1.5 | 1 |
2 | 4 | ドゥアイズ | 牝3 | 55.0 | 吉田隼 | 12.3 | 3 |
3 | 5 | ハーパー | 牝3 | 55.0 | ルメール | 13.4 | 4 |
3 | 6 | モズメイメイ | 牝3 | 55.0 | 和田竜 | 39.0 | 9 |
4 | 7 | コンクシェル | 牝3 | 55.0 | 丸山 | 108.8 | 13 |
4 | 8 | キタウイング | 牝3 | 55.0 | 杉原 | 41.2 | 10 |
5 | 9 | コナコースト | 牝3 | 55.0 | 鮫島駿 | 17.2 | 5 |
5 | 10 | エミュー | 牝3 | 55.0 | 松山 | 115.2 | 14 |
6 | 11 | シンリョクカ | 牝3 | 55.0 | 吉田豊 | 25.1 | 7 |
6 | 12 | シングザットソング | 牝3 | 55.0 | 岩田望 | 50.9 | 12 |
7 | 13 | ドゥーラ | 牝3 | 55.0 | 戸崎圭 | 45.0 | 11 |
7 | 14 | ペリファーニア | 牝3 | 55.0 | 横山武 | 20.9 | 6 |
7 | 15 | ジューンオレンジ | 牝3 | 55.0 | 富田 | 145.9 | 16 |
8 | 16 | ムーンプローブ | 牝3 | 55.0 | 北村友 | 180.3 | 17 |
8 | 17 | ラヴェル | 牝3 | 55.0 | 坂井 | 26.5 | 8 |
8 | 18 | トーセンローリエ | 牝3 | 55.0 | 横山和 | 128.8 | 15 |
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Contents
桜花賞2023の出走予定馬情報
牝馬三冠レースの最初の関門となる桜花賞。
今年も、うら若き乙女たちによる熱線が期待されています。
将来性の高い素質馬が集まった今年のメンバーの中でも、特に注目されているのは2歳女王「リバティアイランド」です。
昨年の阪神JFでは2着に2馬身半差をつけて快勝し、文句なしのJRA最優秀2歳牝馬に選ばれました。
調整は順調で、ぶっつけ本番でも大きな不安材料とはならず、スムーズに立ち回れば上位に食い込む可能性が高いと言えます。
また、そんな2歳女王の対抗馬として期待されているのは、シンザン記念の勝ち馬「ライトクオンタム」です。
シンザン記念では牡馬を軽々と一蹴し、無傷の2連勝で重賞初制覇を達成しました。
父は2019年に亡くなった歴史的名馬のディープインパクトであり、「ライトクオンタム」はディープインパクトの数少ないラストクロップの一頭です。
末脚が活かせる阪神外回りコースは絶好の舞台なので、一発の可能性は十分あります。
その他、クイーンCでクビ差の接戦を制したハーツクライ産駒の「ハーパー」、阪神JFでは11着と大敗してしまったものの、この1戦だけでは評価を落とせない「ラヴェル」なども出走します。
桜花賞2023の展開予想
高配当を的中させるには、レース展開を予想して穴馬を抽出することが必要不可欠です。
そこで、まずは2023年桜花賞のレース展開予想をご紹介します。
《桜花賞2023展開予想》スタート隊列
まずはスタート直後の隊列についてです。
今年の桜花賞でレースを引っ張ることが予想されるのは、チューリップ賞の勝ち馬「モズメイメイ」です。
前走のチューリップ賞では7番人気の伏兵という立場を活かし、前半47.5秒というマイペースの逃げに持ち込んで勝利しました。
前哨戦を制したものの今回も伏兵という立場は変わらず、マイペースな逃げに持ち込む可能性が高いです。
他に目立った逃げ馬がいないことも「モズメイメイ」にとっては好条件となり、ペースはローの展開になることが予想されます。
《桜花賞2023展開予想》3コーナー位置取り
「モズメイメイ」がスローで逃げる展開となれば、前半の半マイルは46秒台後半~47秒台前半のペースでレースが流れます。
3~4番手の好位置には、「ハーパー」「ライトクオンタム」といった人気馬が前を窺い、それを見るような形で中団に「リバティアイランド」が位置するという展開になりそうです。
上位人気馬は好位置でレースを進められる馬が多く、人気薄の馬による極端な前残りになるとは考えられません。
スローな展開でも大荒れにはなりにくい隊列と言えるので、先行力のある人気馬は積極的に狙いたいところです。
《桜花賞2023展開予想》4コーナー(直線)
最後の直線では逃げる「モズメイメイ」が、どこまで粘れるかが一つのポイントになってきます。
「モズメイメイ」が逃げ残れるようなスローペースであれば、後方からレースを進める「ラヴェル」あたりには非常に厳しい展開と言えます。
好位置につけていることが予想される「ハーパー」「ライトクオンタム」あたりは、スローペースはむしろ歓迎です。
ゆったりとした流れになれば、後ろから猛追してくる「リバティアイランド」を凌ぐ可能性も高くなります。
逆に「リバティアイランド」にとっては長く良い脚を使うことが求められ、ロングスパートで前を捕えに行く展開となりそうです。
2022年の桜花賞はスローペース
昨年の桜花賞は、18番人気と最低人気だったカフジテトラゴンがレースを引っ張る展開となりました。
無警戒のカフジテトラゴンが逃げていることもあり、後方集団も無理に追いかけることはなく、前半46.8秒のスローの流れに落ち着いています。
そんな中勝利したのは、馬群の狭いところを抜けてきたスターズオンアースでした。
内目の良いポジションを進み早めに先頭に立っていたウォーターナビレラをハナ差で交わし、見事G1初制覇を飾っています。
2番手でレースを進めていたウォーターナビレラの上がり3ハロンタイムは34.0秒であり、後ろにいる馬は3ハロン33秒台前半を求められる厳しい展開となりました。
1番人気のナミュールも上がり3ハロン33.7秒を記録していますが10着と大敗し、外を回っていては上位に食い込めないレースだったと言えます。
阪神競馬場の外回りコースは、外差しが決まりやすいのが特徴ですが、昨年のように良馬場でスローペースとなれば前が有利となります。
今年の桜花賞でもスローペースになる可能性が高いので、良馬場なら前残りの展開に警戒してください。
桜花賞2023で展開が向く注目のダークホース2頭
競馬は展開ひとつで大きく結果が変わることもあり、展開が向く穴馬を探すことも重要になってきます。
そこで、桜花賞2023で注目しておくべき展開が向きそうなダークホースたちを紹介します。
モズメイメイ
めいめいが逃げ切り!!#モズメイメイ#チューリップ賞 pic.twitter.com/qTx2LiBU8y
— にぼしの出がらし (@kirakiraboshi45) March 4, 2023
モズメイメイ | |||
性齢 | 牝3歳 | ||
---|---|---|---|
通算成績 | 4戦3勝 | ||
主な勝鞍 | GⅡ・チューリップ賞 | ||
父 | リアルインパクト | ||
母 | インラグジュアリー | ||
母の父 | Frankel |
「モズメイメイ」はリアルインパクト産駒の3歳牝馬で、祖母にアメリカG1を制したインランジェリーを持つ良血馬です。
2022年11月に東京競馬場の芝1600m戦でデビューし、単勝オッズ2.1倍に1番人気に応えて初勝利を挙げました。
続く1勝クラス・つわぶき賞では、好位置につけるセンスの良い走りを見せたものの3着と惜敗。
しかし、3走目の1勝クラス・こぶし賞で、スタート直後から先頭に立つ積極的なレース運びで2勝目を飾りました。
すると、初の重賞挑戦となったチューリップ賞でも、前走と同じく逃げる競馬を見せ、最後までギリギリ粘り切って重賞初制覇を達成します。
逃げる競馬で結果を残している点は高く評価でき、阪神芝1600m戦では2戦2勝と相性も抜群です。
スローペースとなれば逃げ粘る可能性もあり、今回も伏兵という立場なので、無警戒で逃げられる点も魅力と言えます。
ドゥアイズ
もう2着も3着もいらない‼️
重賞制覇へ🏅🏇
#ドゥアイズ
#吉田隼人 騎手 pic.twitter.com/1QvxPsARbQ— ちゃぼ (@hiro62dober52) February 11, 2023
ドゥアイズ | |||
性齢 | 牝3歳 | ||
---|---|---|---|
通算成績 | 5戦1勝 | ||
主な勝鞍 | 2歳新馬 | ||
父 | ルーラーシップ | ||
母 | ローズマンブリッジ | ||
母の父 | ディープインパクト |
「ドゥアイズ」はルーラーシップ産駒の3歳牝馬で、近親にはファルコンSを制したルークズネストがいます。
2022年7月に札幌競馬場でデビューし、アタマ差の接戦を制して初出走で初勝利を挙げました。
そして、2戦目にはOPクラスのコスモス賞へと出走し2着に入る活躍を見せ、ポテンシャルの高さを証明しました。
さらに、その後は札幌2歳S2着、阪神JF3着、クイーンC2着と惜しい結果が続いています。
勝ち切ることこそできていませんが、いずれもハイレベルな一戦であり、安定して上位に入っているのは実力のある証拠です。
「ドゥアイズ」は先頭集団で折り合えるレースセンスを持ちながらも、後方一気の展開でも結果が出せる万能な脚質の持ち主です。
様々なペースに対応できるのは魅力で、仮にハイペースになったとしても、阪神JFのときのような追い込みが期待できます。
前走で稍重を経験している点もプラス材料であり、荒れた馬場となっても面白い存在です。
まとめ
今年の桜花賞で逃げることが予想されるのは、前哨戦のチューリップ賞で逃げ切った「モズメイメイ」です。
今回もマイペースでの逃げに持ち込み、道中はスローペースとなる可能性が高そうです。
そうなると「モズメイメイ」が逃げ粘ることも考えられるので、前走のような逃げ切りも警戒しなければいけません。
また、良馬場のスローペースとなれば、昨年のように外を回らされた馬は不利となります。
内ラチ沿いをロスなく立ち回ることも重要になり、内枠の逃げ・先行勢に注目したいところです。
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