
「クイーンS」が2021年8月1日に開催されます。
クイーンSは、札幌競馬場で行われる牝馬限定の重賞レースです。
秋の大舞台での飛躍へ向けて、3歳牝馬と古馬牝馬による熱戦が繰り広げられます。
今回は、2021年クイーンSの特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。

Contents
1:クイーンS
クイーンSは、日本中央競馬会(JRA)が札幌競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G3)です。
1953年に4歳(現3歳)牝馬による重賞競走として創設され、東京競馬場や中山競馬場など、様々な競馬場を経て現在の札幌競馬場に定着しています。
秋の大舞台での活躍を目指す牝馬が出走し、秋華賞やエリザベス女王杯へ向けても重要な位置づけのレースです。
特に3歳馬と古馬が対決することが、予想の大きなポイントになってきます。
2017年の勝ち馬のアエロリットと2018年の勝ち馬のディアドラは、それぞれG1戦線で活躍しました。
ハイレベルな一戦となることも多く、勝ち馬の今後の活躍からも目が離せません。
3歳牝馬と古馬牝馬の実力を見極めながら、高配当的中を目指してくださいね。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系3歳以上牝馬 | 別定 | 1着3600万円 |
JRA所属馬 | 3歳52kg(開催日が8月1日以前の場合は51kg)、4歳以上55kg | 2着1400万円 |
地方競馬所属馬(2頭まで) | 3着900万円 | |
外国調教馬(優先出走) | 4着540万円 | |
5着360万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2021年クイーンSの特別登録馬と7月27日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「マジックキャッスル」でオッズは1.8倍です。
マジックキャッスルは「ディープインパクト」産駒の4歳牝馬で、2021年愛知杯の勝ち馬です。
さらに、ヴィクトリアマイルでも3着と好走しているので、出走メンバーの中でも実績は上位となっています。
また、3歳時には秋華賞で2着になるなど、いつG1を勝ってもおかしくない存在です。
秋に悲願のG1初制覇を果たすために、負けられない一戦であることは間違いありません。
近走4走が全て3着以内と安定感のある走りを見せているので、上位に来る可能性が高い牝馬となっています。
予想オッズの2番人気は、「テルツェット」でオッズは5.1倍です。
「テルツェット」も「ディープインパクト」産駒の4歳牝馬で、2021年ダービー卿チャレンジトロフィーの勝ち馬です。
前走のヴィクトリアマイルでは14着と大敗してしまいましたが、クイーンSでの巻き返しが期待されています。
通算成績7戦5勝と勝率も高く、まだまだ伸びしろを感じさせる一頭です。
上がり3ハロンのタイムは33秒台をコンスタントに記録していて、最後の直線での鋭い追い込みは無視できません。
札幌競馬場は最後の直線が短い競馬場ですが、第3コーナーからのロングスパートに期待したいところです。
予想オッズの3番人気は、「ドナアトラエンテ」でオッズは6.2倍です。
「ドナアトラエンテ」は「ディープインパクト」産駒の5歳牝馬で、まだ重賞レースを勝ったことはありません。
しかし、前走でG3の福島牝馬Sで2着に入っていて、重賞初勝利を達成してもおかしくない存在です。
これまで出走してきたほとんどのレースが、クイーンSと同じ1800mである点も見逃せません。
1800mを最も得意としているので、クイーンSは本来の力が発揮できる条件です。
また、全姉に牝馬三冠を達成したジェンティルドンナがいる良血馬なので、良血馬の才能が開花するかにも注目してください。

2:ウマダネ独自の穴馬予想
クイーンSは、牝馬限定戦の重賞レースです。
人気薄の穴馬が、上位に絡むということも珍しくありません。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年のクイーンSで穴馬として注目なのが、「シャムロックヒル」です。
「シャムロックヒル」は、予想オッズでは29.1倍の7番人気となっています。
「シャムロックヒル」は、「キズナ」産駒の4歳牝馬です。
前走のマーメイドSで1着になり、初の重賞勝利を達成しました。
マーメイドSではスローの流れて上手く逃げることができ、最後の直線でもしっかりと粘りきっています。
クイーンSが行われる札幌競馬場も、最後の直線が短いので、ノーマークで逃げることができれば面白い存在です。
昨年には札幌競馬場のレースで勝利しているので、コース適性も問題ありません。
マーメイドSを勝った勢いで、クイーンSでも馬券に絡む可能性は十分あります。
前走のような走りをもう一度期待して、クイーンSでも期待の穴馬として狙ってみてください。
それでは、クイーンSでのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
ワイドなら「マジックキャッスルーシャムロックヒル」「ドナアトラエンテ―シャムロックヒル」。
馬単なら「マジックキャッスル→シャムロックヒル」「ドナアトラエンテ→シャムロックヒル」。
「マジックキャッスル」はG1でも好成績を残しているので、出走メンバー中最も実力があると予想されます。
「ドナアトラエンテ」は1800mを得意としていて、良血馬として上位に絡むことが期待されます。
ウマダネ独自の穴馬である「シャムロックヒル」を絡めて、万馬券的中を狙ってみてください。

3:過去10年のデータとレース傾向
昨年のクイーンSでは、11番人気と低評価だった「レッドアネモス」が中団から抜け出して1着となり、波乱の結果となりました。
クイーンSでは、以下の3点のレース傾向が見られます。
・過去3走で芝重賞へ多く出走している馬が好成績
・ヴィクトリアマイル組とマーメイドS組の成績が良い
それでは、3つのレース傾向を過去10年のレース結果を基に紹介します。
3-1:若い馬の勝率が高い
クイーンSでは、若い馬の勝率が高いという傾向があります。
過去10年の年齢別成績を調べると、3歳馬の勝率は21.4%、4歳馬の勝率は9.8%となっていました。
今年のクイーンSに3歳馬は出走登録をしていないので、2番目に勝率が高い4歳馬に注目したいところです。
4歳馬については3着内率も29.3%と高く、高確率で馬券に絡んでいます。
今年のクイーンSでは4歳馬に注目しながら、馬券を買ってみてください。
3-2:過去3走で芝重賞へ多く出走している馬が好成績
クイーンSでは、過去3走で芝重賞へ多く出走している馬が好成績を残しています。
過去10年の過去3走での芝重賞への出走回数別成績を調べると、過去3走以内に芝重賞へ3回出走していた馬が、連対率24.5%、3着内率34.7%と好成績を残していました。
次に好成績を残しているのが、過去3走以内に芝重賞へ2回出走している馬です。
近走で重賞レースを走っている馬は、それだけ実力があると判断できます。
予想をするときには、過去3走で芝重賞へ何回出走しているかもチェックしてみてください。
3-3:ヴィクトリアマイル組とマーメイドS組の成績が良い
クイーンSでは、ヴィクトリアマイル組とマーメイドS組が良い成績を残しています。
過去10年の前走別成績を調べると、ヴィクトリアマイル組が3着内率47.8%、マーメイドS組が25.0%と高確率で馬券に絡んでいました。
ヴィクトリアマイルは牝馬限定戦のG1レースなので、大敗していたとしても巻き返しに注意が必要です。
マーメイドSもクイーンSとのレース間隔がちょうどいいので、実力を発揮できるコンディションの可能性が高いです。
前走でヴィクトリアマイル、マーメイドSのどちらかである場合は評価を上げるようにして、予想を組み立てるようにしてください。

まとめ
2021年クイーンSの過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・過去3走で芝重賞へ多く出走している馬が好成績
・ヴィクトリアマイル組とマーメイドS組の成績が良い
クイーンSでは、若い馬の勝率が高いという傾向が見られます。
過去10年の年齢別成績をまとめると、3歳馬の勝率が21.4%もありました。
ただし、今年のクイーンSには、3歳馬の出走登録はありません。
次に勝率の高い4歳馬を頭で積極的に狙ってみてください。
また、クイーンSでは、過去3走以内に芝重賞へ何回出走しているかも重要になてきます。
過去10年の過去3走での芝重賞への出走回数別成績を調べると、過去3走以内に芝重賞へ3回出走していた馬が、連対率24.5%、3着内率34.7%と高確率で馬券に絡んでいました。
過去3走以内で芝重賞へ出走している回数を調べて、回数が多い馬の評価を上げるようにしてください。
そして、クイーンSでは、ヴィクトリアマイル組とマーメイドS組が好成績を残しているというデータがあります。
過去10年の前走別成績を調べると、ヴィクトリアマイル組が3着内率47.8%、マーメイドS組が25.0%となっていました。
クイーンSの予想をするときは、ヴィクトリアマイル組とマーメイドS組を無視できません。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、クイーンSでも高配当を的中させてくださいね。