
「ラジオNIKKEI賞」が2021年7月4日に開催されます。
ラジオNIKKEI賞は、3歳限定戦唯一のハンデ重賞レースです。
秋のG1路線での飛躍を目指し、将来を期待される3歳馬が集結します。
今回は、2021年ラジオNIKKEI賞の特別登録馬や過去9年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
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1:ラジオNIKKEI賞
ラジオNIKKEI賞は、日本中央競馬会(JRA)が福島競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G3)です。
レース名称は、寄贈賞を提供している日経ラジオ社が運営する短波放送局の愛称「ラジオNIKKEI」に由来しています。
1955年から1967年までは日本ダービーの勝ち馬が出走できなかったため、「残念ダービー」という俗称で呼ばれることもあります。
2006年以降はハンデキャップ競走となり、負担重量が予想をするときに大きなポイントとなるレースです。
昨年の3連単の配当は17万円を超え、一昨年の3連単の配当は14万円を超えていて、高配当が期待できるレースでもあります。
3歳限定戦唯一のハンデ重賞なので、負担重量を考慮した予想で、万馬券的中を目指してくださいね。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系3歳 | ハンデキャップ | 1着3800万円 |
JRA所属馬 | 2着1500万円 | |
地方競馬所属馬(認定馬のみ、2頭まで) | 3着950万円 | |
外国調教馬(優先出走) | 4着570万円 | |
5着380万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2021年ラジオNIKKEI賞の特別登録馬と6月29日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「ボーデン」でオッズは3.2倍です。
「ボーデン」は「ハービンジャー」産駒の牡馬で、皐月賞の前哨戦であるスプリングSで3着に入っています。
スプリングSでは1番人気に支持されていた逸材なので、ラジオNIKKEI賞での巻き返しに注目です。
デビュー戦から3戦全てが1800mで、距離に関する心配は全くありません。
好位置でレースを進められるレースセンスもあり、直線の短い福島競馬場でも良い走りが期待できます。
スプリングSは皐月賞を目指す馬が出走するレースで、ハイレベルな一戦です。
そこで3着だった実績は高く評価できるので、ラジオNIKKEI賞でも無視できない存在です。
予想オッズの2番人気は、「リッケンバッカー」でオッズは3.8倍です。
「リッケンバッカー」は、「ロードカナロア」産駒の牡馬です。
前走のNHKマイルCでは、4着に入りました。
G1レースで掲示板に入った実績から、人気になる可能性が高い一頭です。
デビューから既に8戦を経験していて、キャリア豊富な点もプラス材料となります。
ただし、マイル戦で実績を残してきたので、距離延長でどうなるかが予想をするときにポイントとなってきます。
東京のマイル戦は最後の直線も長く、スピードだけでなくスタミナも求められるので、そこで結果を出しているなら200mの距離延長も問題ないかもしれません。
安定した成績を残しているので、上位に絡む可能性が高いと考えておきたいところです。
予想オッズの3番人気は、「シュヴァリエローズ」でオッズは4.6倍です。
「シュヴァリエローズ」は「ディープインパクト」産駒の牡馬で、前走は皐月賞に出走しました。
皐月賞では11着と大敗してしまったものの、皐月賞に出走するほどの実力を持っています。
2歳G1のホープフルSでは5着と掲示板を確保しているので、ラジオNIKKEI賞では上位に来てもおかしくない実力です。
また、1800mで施行される萩Sを勝利していて、自分の実力を発揮できる距離です。
特に瞬発力に長けている馬なので、スローペースで瞬発力勝負となりそうなら、積極的に狙いたいところです。
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2:ウマダネ独自の穴馬予想
ラジオNIKKEI賞は3歳限定戦唯一のハンデ重賞で、高配当が期待できるレースです。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年のラジオNIKKEI賞で穴馬として注目なのが、「スペシャルドラマ」です。
「スペシャルドラマ」は、予想オッズでは32.8倍の9番人気となっています。
「スペシャルドラマ」は「エピファネイア」産駒の牡馬で、ラジオNIKKEI賞が初めての重賞挑戦となります。
前走では、日本ダービーの前哨戦のプリンシパルSに出走しました。
6着と敗れてしまったのものの、勝ち馬とのタイム差は0.6秒差とそこまで離されていないので、ラジオNIKKEI賞で巻き返してもおかしくありません。
また、これまでの2勝は、全て1800mでのレースでした。
1800mという距離で最も良い成績を残してるので、ラジオNIKKEI賞のレース条件は合っています。
前走からの距離短縮で変わり身も期待できます。
今年のラジオNIKKEI賞も混戦模様なので、人気薄の穴馬についても積極的に狙ってみてください。
それでは、ラジオNIKKEI賞でのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
ワイドなら「ボーデンースペシャルドラマ」「リッケンバッカー―スペシャルドラマ」。
馬単なら「ボーデン→スペシャルドラマ」「リッケンバッカー→スペシャルドラマ」。
「ボーデン」はスプリングSでの3着が高く評価できるので、本命にしたい一頭です。
「リッケンバッカー」も、NHKマイルで4着になっているので無視できません。
ウマダネ独自の穴馬である「スペシャルドラマ」を絡めて、高配当的中を目指してください。
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3:過去10年のデータとレース傾向
昨年のラジオNIKKEI賞では、8番人気「バビット」が勝利し、3連単の配当は17万円を超えました。
ラジオNIKKEI賞では、以下の3点のレース傾向が見られます。
・前走の条件は関係ない
・前走で重賞6着以下だった馬が好走
それでは、3つのレース傾向を過去9年のレース結果を基に紹介します。
3-1:ハンデが軽い馬が苦戦
ラジオNIKKEI賞は3歳限定戦のハンデ重賞なので、負担重量が予想の際のポイントになってきます。
ラジオNIKKEI賞では、負担重量が極端に軽い馬は苦戦する傾向にあります。
過去9年の負担重量別成績を調べると、負担重量52kg以下の馬については連対率0%、3着内率4.5%でした。
負担重量53kgの馬についても、連対率8.1%と苦戦傾向にあります。
負担重量の軽い馬は、それだけ実績を残していないということです。
実力的にも足りていない可能性が高いので、負担重量について54~55kgの馬を積極的に狙ってみてください。
3-2:前走の条件は関係ない
ラジオNIKKEI賞の予想をするときには、前走で重賞レースを走っている馬を狙いたいところではないでしょうか。
しかし、過去9年の前走別成績を調べると、前走がJRA重賞だった馬は連対率12.8%、3着内率17.9%とそこまで良い成績ではありませんでした。
これは、前走がオープン特別だった馬の連対率、3着内率よりも低い数字です。
過去9年の成績から考えると、前走で重賞レースを走っていても、評価を上げることはできません。
前走のレース条件についてはあまり深く考えず、純粋に実力を見極めるようにしてください。
3-3:前走で重賞6着以下だった馬が好走
ラジオNIKKEI賞では、前走で重賞6着以下だった馬が好走する傾向が見られました。
過去9年の前走がJRA重賞だった馬の、前走の着順別成績を調べると、5着以内の馬が一度も馬券に絡んでいませんでした。
反対に、6着以下だった馬については連対率15.2%、3着内率21.2%と好成績を残しています。
重賞で5着以内だった馬よりも、6着以下だった馬の方が良い成績なのは驚きです。
ラジオNIKKEI賞では前走で大敗した馬が、巻き返す可能性がたかいことを覚えておいてください。
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まとめ
2021年ラジオNIKKEI賞の過去9年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去9年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・前走の条件は関係ない
・前走で重賞6着以下だった馬が好走
ラジオNIKKEI賞は、3歳限定戦唯一のハンデ重賞です。
負担重量が予想の大きな鍵となりますが、過去の成績からハンデが軽い馬が苦戦傾向にあることがわかりました。
過去9年の負担重量別成績を調べると、負担重量52kg以下の馬については連対率0%、負担重量53kgの馬についても、連対率8.1%と苦戦しています。
ハンデが軽いからと言って、極端に評価を上げないようにしてください。
また、ラジオNIKKEI賞では、前走で重賞レースを走っているから有利だというわけではありません。
過去9年の前走別成績を調べると、前走がJRA重賞だった馬は連対率12.8%、3着内率17.9%でした。
これは、前走がオープン特別だった馬よりも低い数字です。
予想をするときには、前走でどのレースを走っているかは、あまり気にしないようにしてください。
そして、ラジオNIKKEI賞では、前走が重賞レースで6着以下だった馬が好成績を残しています。
前走が重賞レースで5着以内に入っていた馬よりも、良い成績でした。
そのため、ラジオNIKKEI賞では前走からの巻き返しに注目です。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、ラジオNIKKEI賞でも高配当を的中させてくださいね。