
3着以内になる馬を予想しなければいけない3連複と3連単。
どちらも高配当が狙える馬券として人気です。
しかし、「3連複と3連単のどちらが買うべきか?」と悩んだことがある人も多いのではないでしょうか。
3連複と3連単は似たような馬券ですが、それぞれ特徴も異なり、購入するべきレースも違います。
そこで、今回は3連複と3連単の違いや積極的に購入するべきケースなどを紹介します。
3連単と3連複の違いは?
まずは、3連単と3連複の違いについて解説します。
3連単は、1着から3着までを順番通りに当てなければいけない馬券です。
WIN5の次に馬券を当てることが難しい馬券であり、プロの予想家でも簡単に当てることができません。
ただし、高配当が期待できる馬券であり、10万円以上の払い戻しとなることも多いのが特徴です。
一発逆転を狙うなら3連単がおすすめであり、的中率が低くても一度当てれば一気にプラス収支も目指せます。
それに対して3連複は、1着から3着までの組み合わせを当てる馬券になります。
着順までを当てる必要はなく、3連単よりも的中率が高いのが特徴です。
しかし、3連単よりも的中率が高いとはいえ、他の馬券と比較すると当てることは簡単ではありません。
3連複もある程度の高配当は期待でき、万馬券となることも多くあります。
的中率と配当の旨みとのバランスの良さが魅力であり、3連単と共に人気の馬券となっています。
3連単を購入するべきケース2選
的中率が低い3連単は、闇雲に買っていてもマイナス収支が膨れ上がってしまう馬券です。
3連単を購入するべきレースを見極めることが、回収率アップに繋がります。
そこで、まずは3連単を積極的に購入するべき2つのケースを紹介します。
少頭数のレース
3連単は的中率の低い馬券だからこそ、少頭数のレースを狙って的中率を高めることが重要になってきます。
例えば、18頭立てのレースでは3連単の組み合わせは全部で4896通りとなります。
この中から的中となるのは1通りであり、1点買いをしたときの的中率は約0.02%です。
頭数の多いレースは当たれば高配当も期待できますが、そう上手くはいきません。
しかし、これが8頭立ての少頭数のレースだと話は変わってきます。
8頭立てのレースでの3連単の組み合わせは全部で336通りであり、1点買いをしたときの的中率は約0.2%となります。
18頭立てのレースと比較すると的中率は跳ね上がっていて、点数を多く買えば的中させることは難しくありません。
馬券は当たらなければ意味がないので、まずは的中させることが大事です。
そのため、少頭数のレースでは3連単の馬券を積極的に活用し、少頭数の中でも高配当を狙っていきましょう。
1着が堅い
競馬では圧倒的な1番人気がいたりして、1着が堅いレースというのもあります。
そういうときこそ3連単を活用し、的中率を維持しながら高配当を狙いたいところです。
1着が堅いと思われる馬を1着固定にし、2着と3着を予想するレースだと考えれば予想はより簡単になります。
1着が堅いレースでは単勝や馬連などの馬券だと的中できたとしてもリターンは少なく、リスクに見合う金額が返ってくるとは言えません。
ところが、3連単は1着が1番人気で決まったとしても、2着や3着が荒れれば十分に高配当が期待できます。
例えば、2022年の京成杯オータムハンデは1番人気ファルコニアが人気に応えて勝利しましたが、2着に12番人気と人気薄のミッキーブリランテが入って、3連単の配当は235,180円の高配当となりました。
2着や3着が荒れれば10万円以上の配当も期待できるので、1着が堅いと思えるレースでは、3連単の1着固定で高配当を狙いながら的中率を高めるのがおすすめです。
3連複を購入するべきケース2選
3連単よりも的中率の高い3連複は、初心者にも人気の馬券です。
ここからは、3連複を積極的に購入するべき2つのケースを紹介します。
1着が固定できない
3連複は1着から3着の組み合わせを当てる馬券であり、1着を予想する必要はありません。
そのため、1着になりそうな馬が予想できない混錬模様のレースでは特におすすめしたい馬券です。
1着に何が来てもおかしくない状態では、3連単の的中率もかなり低くなってしまいます。
そういう場合は無理をせずに、3連複で確実の的中を狙うのが良い方法です。
「3連複は高配当が期待できない」と考えている人も多いかもしれませんが、3連複でも高額配当を手にするチャンスはあります。
2015年のヴィクトリアマイルでは、3連複の配当が2,860,480円と高額配当が飛び出しました。
3連単は2000万円を超える配当となっていますが、3連複でも十分な配当と言えます。
3連複なら組み合わせを的中させるだけでいいので、買い目を絞れるという効果も期待できます。
買い目を絞ることは無駄な出費を抑えることにも繋がり、長期的に見てプラス収支にしやすい賭け方ができる馬券です。
悪天候で荒れる可能性が高い
悪天候でレースが荒れそうなときも、積極的に3連複を購入したい場面です。
荒れそうなレースでは3連単だと的中が困難になりますが、3連複なら的中率を上げることができます。
また、悪天候のレースは何が起こるかわかりません。
1番人気の馬が芝で脚を取られてしまって、実力を発揮できずに終わってしまう可能性もあります。
そのため、人気薄同士の決着になることも期待でき、3連複でも高額配当を手にするチャンスです。
人気薄の馬も積極的に絡めながら、6頭ボックスなどで買い目を広げて高配当狙うようにしてください。
3連単と3連複でのおすすめの2つの買い方
高配当が期待できる3連単や3連複ですが、実際にどのような買い方をすればよいか迷ってしまう人も多いかもしれません。
そこで、3連単と3連複でのおすすめの買い方を紹介します。
ボックス
3連単や3連複は、ボックス買いとの相性が良い馬券です。
ボックス買いは選んだ馬の3連単や3連複の組み合わせを全て購入する買い方になります。
3連単4頭ボックスだった場合は、24点の組み合わせとなります。
選んだ4頭が3着以内に入れば3連単が的中となるため、買い目の漏れを防いでくれる便利な賭け方です。
また、3連複なら少ない軍資金でもっと買い目を増やすこともでき、6頭ボックスでも20点で済みます。
3連単の場合は6頭ボックスだと点数は120点まで膨れ上がるので、ボックス買いはどちらかというと3連複でおすすめしたい買い方です。
3連複を購入するときは、ボックス買いを積極的に活用してください。
フォーメーション
次に、1着、2着、3着になりそうな馬をそれぞれ選んで、選んだ馬の組み合わせを全て購入するフォーメーションという買い方もあります。
このフォーメーションは、特に点数が増えがちになってしまう3連単でおすすめしたい買い方です。
先ほど紹介したボックス買いでは無駄な買い目を選んでしまっていることもありますが、フォーメーションなら可能性の低い無駄な買い目を削ることが可能です。
例えば、1着になる可能性は低そうだが、2着や3着に入りそうな馬は1着の買い目から外し、2着と3着の買い目に入れるようにします。
そうすることで3連単の買い目の点数もグッと抑えることができ、馬券が外れたときのマイナス収支を少なくすることができます。
まとめ
3連単と3連複は、どちらも3着まで予想する馬券です。
ただし、3連単は順番通りに当てる必要があり、3連複は組み合わせのみを当てればいいという違いがあります。
どちらも高配当が期待できる馬券ですが、より高配当が期待できるのが3連単です。
3連単は当てようとすると馬券の買い目が増えてしまいがちなので、フォーメーションを使って無駄な買い目を削ることが大切になってきます。
逆に3連複は多少手を広げても買い目の点数は増えないので、ボックス買いをして買い目の漏れを防ぐのがおすすめです。
3連単と3連複とではそれぞれに良さがあるので、レースによって使い分けて、効率の良い買い方を目指しましょう。