
「札幌記念」が2021年8月22日に開催されます。
札幌記念は秋の大舞台を見据えて、G1で実績を残している馬が多く出走するレースです。
今年も桜花賞馬ソダシが出走するなど、好メンバーが揃いました。
今回は、2021年札幌記念の特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
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Contents
1:札幌記念
札幌記念は、日本中央競馬会(JRA)が札幌競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G2)です。
1965年に創設され、札幌競馬場で施行する重賞競走の中で最も歴史が古いレースとなっています。
負担重量は創設からハンデキャップで行われていましたが、2006年から定量に変更されました。
それにより、G1で実績を残している馬が、秋の大舞台を目指してローテーションに組み込むケースが増えています。
G2ながら、G1級のレースが楽しめるという点でも注目の一戦です。
また、「サマー2000シリーズ」の第4戦に位置付けられているので、夏競馬での活躍馬も多く出走します。
夏競馬で力を付けた馬と秋の大舞台を目指す実績馬の激戦に期待してください。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系3歳以上 | 定量 | 1着7000万円 |
JRA所属馬 | 3歳54kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減 | 2着2800万円 |
地方競馬所属馬(認定馬のみ、2頭まで) | 3着1800万円 | |
外国調教馬(8頭まで、優先出走) | 4着1100万円 | |
5着700万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2021年札幌記念の特別登録馬と8月17日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「ラヴズオンリーユー」でオッズは1.7倍です。
「ラヴズオンリーユー」は、2019年のオークスの勝ち馬です。
オークス後はなかなかG1を勝っていなかったのですが、2021年4月に出走したクイーンエリザベス2世Cで、久々のG1制覇を達成しました。
しかも、クイーンエリザベス2世Cは海外G1です。
ハイレベルな海外G1を制したことで、秋の大舞台でも有力視される一頭になりました。
近走3走もすべて3着以内と安定した成績を残していて、復活を遂げただけでなく、さらに力を付けた印象です。
今回のメンバーの中でも実績は上位なので、札幌記念での走りにも期待してください。
予想オッズの2番人気は、「ソダシ」でオッズは2.5倍です。
「ソダシ」は、2021年の桜花賞の勝ち馬です。
古馬との対戦は初めてなので、古馬相手にどのような走りを見せるのか注目が集まっています。
前走のオークスでは8着に敗れてしまいましたが、敗因か距離である可能性が高いです。
札幌記念では距離短縮となるので、また本来の力が発揮できる条件です。
古馬相手に好走することができれば、秋の大舞台での活躍にも期待が高まります。
白毛のアイドルホースとして人気が高いので、今後の走りにも注目したい一頭です。
馬券を買う際には、2000mという距離でも走り切れるスタミナがあるかを判断するようにしてください。
予想オッズの3番人気は、「ブラストワンピース」でオッズは12.5倍です。
「ブラストワンピース」は、2018年の有馬記念の勝ち馬です。
その後はG1レースを勝てていませんが、G2の札幌記念やAJCCを勝っています。
実績は申し分ないので、本来の実力が発揮できれば十分チャンスはあります。
2020年は不振が続いていましたが、2021年の初戦の鳴尾記念では3着と好走しました。
復調の兆しが見えているので、札幌記念での走りに期待が高まります。
過去に札幌記念を勝っていることを考えと、コース適性は全く問題ありません。
札幌競馬場の力のいる芝コースは、「ブラストワンピース」にとっても得意条件なので、上積みが期待できる点にも注目です。
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2:ウマダネ独自の穴馬予想
札幌記念が行われる札幌競馬場は、最後の直線が短く、前残りなどで荒れることも珍しくありません。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年の札幌記念で穴馬として注目なのが、「サトノセシル」です。
「サトノセシル」は、予想オッズでは31.8倍の7番人気となっています。
「サトノセシル」は、「フランケル」産駒の5歳牝馬です。
重賞レースを勝った経験はありませんが、前走のクイーンSで3着に入りました。
勝ち馬とのタイム差は0.1秒差しかなく、勝ちに等しい内容だったと言えます。
前走は中団から抜け出すレースで上位に食い込みましたが、前々走の2勝クラスのレースでは逃げて勝っています。
直線の短い札幌競馬場でノーマークで逃げられれば、上位に来てもおかしくありません。
ポジションによって、位置取りを自由に変えられる脚質も魅力です。
さらに、鞍上はリーディングをひた走るルメール騎手です。
レース展開に応じて有利なポジションを取れる騎手なので、札幌記念で「サトノセシル」を上位に持ってくる可能性は十分あります。
予想をするときには、ルメール騎手の位置取りやレース展開も考えながら、馬券を購入するか検討してみてください。
それでは、札幌記念でのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
ワイドなら「ラヴズオンリーユーーサトノセシル」「ソダシ―サトノセシル」。
馬単なら「ラヴズオンリーユー→サトノセシル」「ソダシ→サトノセシル」。
「ラヴズオンリーユー」は前走で海外G1のクイーンエリザベス2世Cを勝っているので、実績から考えても上位に来る可能性が高い一頭です。
「ソダシ」も前走から大きな距離短縮となるので、力が発揮できる条件となります。
ウマダネ独自の穴馬である「サトノセシル」を絡めて、万馬券的中を狙ってみてください。
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3:過去10年のデータとレース傾向
昨年の札幌記念では2番人気「ノームコア」が、馬群の中からスムーズに抜け出して、見事1着になりました。
札幌記念では、以下の3点のレース傾向が見られます。
・G1馬が好成績
・前走G1組が中心
それでは、3つのレース傾向を過去10年のレース結果を基に紹介します。
3-1:牝馬が好走
札幌記念では、他の夏競馬の重賞レースと同様に牝馬が好走する傾向が見られます。
過去10年の性別成績を調べると、牡馬・セン馬の3着内率が19.7%なのに対して、牝馬の3着内率は26.9%と大きく上回っていました。
昨年の勝ち馬である「ノームコア」も牝馬であり、牝馬が馬券に絡む確率が高い重賞レースと言えます。
上位人気に支持されている牝馬については、無視できない傾向です。
3-2:G1馬が好成績
札幌記念には例年、多くのG1馬が出走しますが、やはりG1馬が好成績を残しています。
過去10年のG1優勝経験の有無別成績を調べると、優勝経験のある馬が連対率26.9%、3着内率50.0%と良い成績を残していました。
反対にG1の優勝経験がない馬は、連対率11.1%、3着内率14.5%と苦戦していました。
札幌記念には、G1で活躍している実績馬が多く出走します。
ハイレベルなメンバーが揃うので、G1勝ち馬であるかも予想する際に重要なポイントです。
3-3:前走G1組が中心
札幌記念では、前走G1組も良い成績を残しています。
過去10年の前走別成績を見ていくと、前走G1だった馬が連対率23.1%、3着内率41.0%となっていました。
前走G2組が連対率18.2%、3着内率18.2%なので、前走G1組の好走率が高いことがわかります。
予想をするときには、前走G1組の評価を上げるようにしてください。
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まとめ
2021年札幌記念の過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・G1馬が好成績
・前走G1組が中心
札幌記念でも、他の夏競馬も重賞レースと同様に牝馬が活躍する傾向が見られます。
過去10年の性別成績を調べると、牡馬・セン馬の3着内率が19.7%なのに対して、牝馬の3着内率は26.9%となっていました。
昨年の勝ち馬の「ノームコア」と3着だった「ラッキーライラック」は、いずれも牝馬です。
今年も「ソダシ」といった注目の牝馬が出走するので、牝馬の活躍に期待したいところです。
また、札幌記念ではG1馬が好成績を残しています。
過去10年のG1優勝経験の有無別成績を調べると、優勝経験のある馬が連対率26.9%、3着内率50.0%でした。
高い確率で馬券に絡んでいるので、G1勝ち馬は無視できません。
札幌記念はハイレベルなメンバーが揃うレースなので、G1を勝った経験がある馬を中心に馬券を買うようにしてください。
そして、札幌記念では、前走でG1レースを走っているかも重要になります。
過去10年の前走別成績を調べると、前走G1だった馬が連対率23.1%、3着内率41.0%でした。
前走G1レースを走っている馬は、それだけ実力も高い馬だと言えます。
出走馬の前走もチェックして、前走G1組を積極的に狙うようにしましょう。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、札幌記念でも高額配当を的中させてくださいね。