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2023年4月16日(日)に中山競馬場で皐月賞が開催されます。
クラシック三冠の1冠目となるレースであり、世代のトップクラスが集う注目の一戦です。
そんな皐月賞ですが中山競馬場の芝2000m戦で行われ、枠順が結果に大きな影響を与えるレースでもあります。
そのため、皐月賞で馬券を当てるためには、中山競馬場のコースの性質や枠順の有利不利を頭に入れておかなければいけません。
そこで、今回の記事では皐月賞での枠順の有利不利を過去の事例をもとに解説していきます。
皐月賞2023の出走予定馬情報
クラシック三冠の最初のレースとなる皐月賞。
今年もクラシックでの活躍を目指す3歳馬たちが集結しました。
その中でも優勝候補として多くの注目を集めているのが、共同通信杯の勝ち馬「ファントムシーフ」です。
出世レースと名高い共同通信杯には、今年もハーツクライ産駒のダノンザタイガーを始め、素質の高い3歳馬が集まっていました。
そんなハイレベルなメンバー相手に後続を寄せ付けない強い勝ち方を見せていて、クラシックでの活躍が期待されています。
前々走のホープフルSでは惜しくも4着に敗れてしまいましたが、2歳のときよりも馬体が大きく成長しているので、今後も含めて注目の一頭です。
また、京成杯の勝ち馬「ソールオリエンス」も上位に食い込むことが予想されています。
京成杯では楽な手応えで上がり3ハロン34.5秒を記録し、2着に2馬身半差をつけて他馬を圧倒しました。
2戦2勝と負けなしで将来性の高い一頭なので、クラシック一冠目での走りに注目です。
その他、ホープフルS2着・弥生賞2着と皐月賞に直結するレースで活躍している「トップナイフ」、3連勝できさらぎ賞を制した「フリームファクシ」などハイレベルなメンバーが揃いました。
絶対的な存在はいませんが、ここから将来の競馬界を担うスターホースが誕生するのか目が離せない一戦となりそうです。
中山芝2000mのコース特徴
枠順による有利不利は、競馬場の特徴によっても変わってきます。
そこで、まずは皐月賞が行われる中山芝2000mのコース特徴について解説します。
最後の直線距離は中央4場の中で最短
中山芝2000mは内回りコースが使用され、最後の直線距離は310mしかありません。
これは、他の阪神、東京、京都の中央4場と比べても、最短距離となっています。
そのため、中山競馬場の芝2000mコースは他の4場とは全く違う性質となり、ややローカル場に近いレース展開となりやすいのも特徴です。
直線が短いことを活かして逃げ・先行馬が活躍する傾向もあり、レース終盤での直線一気では前に届きません。
東京競馬場などの広いコースで活躍してきた馬にとっては厳しいレース展開となることも多く、小回りコースへの適性が求められます。
過去にはミホノブルボン、サニーブライアン、セイウンスカイといった逃げ馬たちが、皐月賞で逃げ切り勝利を果たしました。
強い逃げ馬にとっては有利に働くコース形態なので、実力のある逃げ馬は積極的に馬券に絡めておきたいところです。
ゴール前の急坂は全競馬場の中で最大
中山競馬場には、最後の直線に高低差2.2m・最大勾配2.24%の急坂が設けられています。
これはJRAの全競馬場の中でも最大のものであり、出走する馬にとっては大きな難関となります。
そのため、ゴール手前で逃げ・先行馬が失速してしまうことも多く、逃げ切るためには急坂に屈しないパワーも重要です。
特にまだ身体が成長しきっていない3歳馬にとってはタフなコースであり、平坦なコースでの実績は参考になりません。
また、一般的に馬場が荒れて時計の掛かる馬場になることが多いため、荒れた馬場への適性も求められます。
開催が進むにつれて、芝を走っているのに土煙が上がる馬場となり、スタミナに富んだパワータイプの馬が上位に入りやすい傾向が見られます。
内回りコースのコーナーはタイト
中山競馬場の芝2000mは内回りコースが使用されますが、2コーナーと3コーナーのカーブがかなりタイトになっているのが特徴です。
そのため、コーナーを器用に立ち回ることが重要となり、不器用な馬は外へ大きく膨らんでしまうことがあります。
2015年の皐月賞ではドゥラメンテが、最後のコーナーで内ラチ付近から10頭分ほど外に膨らんでしまうシーンがありました。
最終的には能力でそのまま押し切ってしまいましたが、大きなロスとなったことは間違いありません。
力の差があまりない場合は、最終コーナーでのロスが結果に大きく響くこととなるので、タイトなコーナーをロスなく立ち回れる器用な馬が狙い目となります。
コーナーを回る器用さ、坂をものともしないパワーといった項目を重視し、激走する穴馬を見つけ出すようにしてください。
過去の事例から見る皐月賞の枠順の有利不利
皐月賞での有利な枠順は、過去のレース結果から導き出すのが一番です。
そこで、ここからは皐月賞の過去10年の枠順別成績や昨年のレース結果を紹介します。
皐月賞の過去10年の枠順別成績
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 2- 0- 0-17/19 | 10.5% | 10.5% | 10.5% |
2枠 | 1- 1- 2-16/20 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
3枠 | 0- 1- 0-19/20 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
4枠 | 3- 3- 1-13/20 | 15.0% | 30.0% | 35.0% |
5枠 | 0- 0- 2-18/20 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
6枠 | 2- 0- 3-15/20 | 10.0% | 10.0% | 25.0% |
7枠 | 1- 3- 0-23/27 | 3.7% | 14.8% | 14.8% |
8枠 | 1- 2- 2-22/27 | 3.7% | 11.1% | 18.5% |
過去10年の枠順別成績を調べると、それほど枠順による大きな成績の偏りは見られませんでした。
皐月賞は内枠が有利というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、1枠は連対率10.5%・複勝率10.5%とそれほど良い成績というわけではありません。
それに対して7枠は連対率14.8%・複勝率14.8%、8枠は連対率11.1%・複勝率18.5%と成績は悪くありませんでした。
そのため、大外枠に入ったからといって、それだけで評価を下げるのは早計です。
また、最も良い成績を残していたのが4枠で連対率30.00%・複勝率35.0%でした。
やや内目の偶数枠が好成績に繋がっていると考えられるので、皐月賞では4枠に入った馬の評価を上げたいところです。
枠順から見る2022年皐月賞のレース結果
次に、昨年の皐月賞のレース結果を見てみます。
昨年の皐月賞を制したのは、7枠14番に入っていたジオグリフでした。
5番人気でありながら単勝オッズ9.1倍となり、混戦模様の予想が難しかったレースと言えます。
ジオグリフがそんな混戦を制することができたのは、「外差しが決まる馬場」という福永騎手の読み通りが的中したことが要因として上げられます。
レース当日は良馬場発表ではあったものの、内ラチ沿いには芝の傷みが見られていました。
2着に入ったイクイノックスも8枠18番だったため、昨年の皐月賞は外枠が好走しやすい馬場状態だったと考えられます。
1000m通過タイムは1分00秒2と決して速いタイムではありませんでしたが、それでも後方15番手にいたドウデュースが3着に食い込んでいます。
開催が進めば良馬場でも、「外差しが決まる馬場」になってくるため、皐月賞ではレース当日の馬場状態に注目です。
まとめ
皐月賞は、中山競馬場の芝2000mで行われるG1レースです。
内回りコースが使用されるため、最後の直線は約310mしかなく、直線一気の追い込みは決まりません。
ただし、過去10枠順別成績を見ると、内枠と外枠で大きな成績の差は見られませんでした。
特に昨年の皐月賞は外差しが決まりやすい馬場状態であり、内ラチ沿いの馬場の傷みが激しければ、外枠でも十分チャンスがあるコースです。
そのため、皐月賞では当日の馬場状態をチェックしながら、内側の状態が良ければ内枠の評価を上げ、内側の状態が悪ければ外枠の評価を上げるようにしてください。
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