
「セントウルS」が2021年9月12日に開催されます。
セントウルSはスプリンターズSの前哨戦であり、スプリントG1制覇を目指すスピード自慢の快速馬たちが集結します。
また、サマースプリントシリーズの最終戦にも位置付けられているので、サマースプリントシリーズの行方にも注目です。
今回は、2021年セントウルSの特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
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1:セントウルS
セントウルSは、日本中央競馬会(JRA)が中京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G2)です。
1987年に創設され当初は1400mで施行されていましたが、2000年からは1200mへと距離が短縮されています。
スプリンターズSの前哨戦に位置付けられていて、セントウルSで上位に入った馬が、スプリンターズSでも好走しています。
スプリンターズSのレース結果に直結する前哨戦として、注目のレースです。
また、2006年に創設のサマースプリントシリーズ最終戦に指定され、多くのシリーズチャンピオンを輩出しています。
一昨年のセントウルSの勝ち馬であるタワーオブロンドンも、サマースプリントシリーズのチャンピオンに輝きました。
スプリンターズSの前哨戦であること、サマースプリントシリーズ最終戦であることの両方に注目して観戦してください。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系3歳以上 | 別定 | 1着5900万円 |
JRA所属馬(未出走馬および未勝利馬を除く) | 3歳54kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減 | 2着2400万円 |
地方競馬所属馬 | 3着1500万円 | |
外国調教馬(優先出走) | 4着890万円 | |
5着590万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2021年セントウルSの特別登録馬と9月6日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「レシステンシア」でオッズは1.7倍です。
「レシステンシア」は、2歳時に阪神JFを制しました。
3歳時にも桜花賞2着、NHKマイルC2着とG1で好走を続けています。
マイルG1での実績が目立っていましたが、古馬になった今年は高松宮記念で2着と、スプリントG1でも結果を出しています。
G1で好走を続けているので、セントウルSでも注目の存在です。
前走のヴィクトリアマイルでは6着に敗れてしまいましたが、大幅な距離短縮により変わり身が期待できます。
休養明け初戦となりますが、100%の仕上がりでなくても上位に来る可能性が高い一頭です。
予想オッズの2番人気は、「カレンモエ」でオッズは3.9倍です。
「カレンモエ」は、スプリンター血統の良血馬として期待されています。
父は香港スプリント連覇を含む短距離G16連勝を挙げた「ロードカナロア」で、母は春秋スプリントG1を制した「カレンチャン」です。
血統から考えても、スプリント適性が高いのは間違いありません。
まだ重賞レースで勝ったことはありませんが、3戦連続でG3に出走し全て2着と好成績を残しています。
キャリア11戦全てで4着以内に入る安定感も魅力で、セントウルSで素質を開花させるのか注目です。
予想オッズの3番人気は、「ピクシーナイト」でオッズは7.2倍です。
「ピクシーナイト」は「モーリス」産駒の3歳牡馬で、G3のシンザン記念を勝っています。
シンザン記念は出世レースとも言えるハイレベルなレースなので、シンザン記念の勝ち馬として注目です。
G1のNHKマイルCでは12着と大敗してしまいましたが、前走のCBC賞では2着と好走しました。
距離短縮をしたことにより結果が出ているので、スプリント戦での活躍が期待できます。
古馬相手に、「ピクシーナイト」がどのような走りを見せてくれるかにも注目してください。
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2:ウマダネ独自の穴馬予想
セントウルSはハイレベルなスプリント戦ですが、意外な穴馬が上位に飛び込んでくることがあります。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年のセントウルSで穴馬として注目なのが、「シゲルピンクルビー」です。
「シゲルピンクルビー」は、予想オッズでは38.3倍の7番人気となっています。
「シゲルピンクルビー」は「モーリス」産駒の3歳牝馬で、桜花賞の前哨戦のフィリーズレビューを勝っています。
桜花賞では16着と大敗しましたが、距離延長が敗因と考えられるので、セントウルSでは巻き返しに期待です。
前走の北九州記念では勝ち馬とのタイム差0.2秒差の4着と、古馬相手でも互角以上に渡り合えることを証明しました。
荒れた馬場も経験しているので、雨が降っても面白い存在です。
それでは、セントウルSでのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
ワイドなら「レシステンシアーシゲルピンクルビー」「カレンモエ―シゲルピンクルビー」。
馬単なら「レシステンシア→シゲルピンクルビー」「カレンモエ→シゲルピンクルビー」。
「レシステンシア」はG1での実績があるので、セントウルSでも中心にしたい一頭です。
「カレンモエ」も重賞で安定した成績を残しているので、確実に上位に絡む馬として軽視できません。
ウマダネ独自の穴馬である「シゲルピンクルビー」を絡めて、高配当的中を狙ってみてください。
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3:過去10年のデータとレース傾向
昨年のセントウルSでは1番人気「ダノンスマッシュ」が見事人気に応えて勝利し、2着には12番人気と伏兵だった「メイショウグロッケ」が入りました。
セントウルSでは、以下の3点のレース傾向が見られます。
・前走重賞組が好走
・逃げ・先行馬が狙い目
それでは、3つのレース傾向を過去10年のレース結果を基に紹介します。
3-1:近走で芝重賞3着以内の馬が好成績
セントウルSでは、近走で芝重賞3着以内に入っている馬が好成績を残す傾向があります。
過去10年の近走3走における芝重賞での最高着順別成績を調べると、最高着順3着以内の馬が好成績でした。
特に連対率が高く、最高着順3着の馬でも33.3%を記録しています。
近走の成績を見て、3走以内に芝重賞で3着以内に入っている馬は評価を上げるようにしてください。
3-2:前走重賞組が好走
セントウルSでは、前走重賞組が好走しています。
過去10年の前走別成績を調べると前走G1組は3着内率38.1%、前走G2組は50.0%、前走G3組は3着内率22.0%という結果でした。
反対に、前走オープン特別や3勝クラスだった馬は苦戦傾向にあります。
前走G1組は特に良い成績を残しているので、前走G1組を中心にしつつ、G2やG3組も馬券に絡めて高配当を狙ってみてください。
3-3:逃げ・先行馬が狙い目
セントウルSでは、脚質にも注目です。
過去10年の前走の4コーナーの通過順別成績を調べると、2番手以内の馬が3着内率23.1%、~5番手以内の馬が24.1%と良い成績を残していました。
セントウルSはスプリンターズSと同じく、1200mで施行される短距離重賞です。
スタート直後からすぐにトップスピードに入れる先行力が大事で、良いポジションを取れなければ厳しい展開となります。
そのため、前走で先行できているかも予想のときに大事なポイントです。
前走の4コーナーの通過順別成績も確認し、セントウルSでも前に行けそうな馬を狙うようにしてください。
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まとめ
2021年セントウルSの過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・前走重賞組が好走
・逃げ・先行馬が狙い目
セントウルSでは、近走で芝重賞3着以内の馬が好成績を残しています。
過去10年の近走3走における芝重賞での最高着順別成績では、最高着順3着の馬でも連対率・3着内率共に33.3%と高い数字になっていました。
さらに、最高着順1着だった馬は連対率37.9%、3着内率51.7%と信頼できる数字です。
セントウルSの予想をするときには、出走メンバーの近走3走における芝重賞での最高着順を調べるようにしてください。
また、セントウルSでは、前走重賞組が好走しています。
過去10年の前走別成績を調べると前走G1組は3着内率38.1%、前走G2組は50.0%、前走G3組は3着内率22.0%となっていました。
セントウルSはスプリンターズSの前哨戦であり、実績を残してるスプリンターが多く出走します。
前走で重賞を走っているような馬でないと、上位に入るのが難しいと言えるかもしれません。
セントウルSの馬券を買うときは、前走重賞組を中心に選ぶようにしてください。
そして、セントウルSでは、脚質も重要な予想ファクターとなります。
過去10年の前走の4コーナーの通過順別成績を調べると、2番手以内の馬が3着内率23.1%、~5番手以内の馬が24.1%となっていました。
1200mという短距離戦では、後方からの追い込みは困難です。
逃げや先行が有利と言えるので、前走の4コーナーの通過順別成績もチェックし、前に行ける馬を狙うようにしましょう。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、セントウルSでも万馬券を的中させてくださいね。