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[banner file=’ad-banner32′]2022年の宝塚記念は20頭が登録されています。
フルゲートは18頭ですので、多頭数で行われる宝塚記念となりそうです。
梅雨時に行われる宝塚記念はフルゲート割れとなることも多いレースですので、出走頭数が揃う2022年の宝塚記念はその分だけ、波乱の可能性が高まります。
加えて、前走で想定外の敗戦を経験した実績馬の存在や、展開を考えると悩ましい存在の馬も多く、穴党ファンには最高に楽しい宝塚記念と言えるのではないでしょうか。
そんな2022年宝塚記念の穴馬候補馬を紹介します。
1:2022年宝塚記念の注目穴馬予想!
それでは早速、2022年宝塚記念の穴馬候補馬を紹介します。
穴馬と言っても、よく考えれば十分に馬券圏内に入る可能性が高い馬ばかりであることがご理解頂けることでしょう。
注目穴馬①:ポタジェ
大波乱となった2022年大阪杯。
その主役となったのは、単勝オッズ58.7倍で8番人気という低評価だったポタジェです。
あの勝利はフロックだった、と判断して、今回は軽視すると、再び痛い目に遭う可能性があります。
当時は1000m通過58秒8という超ハイペースでした。
しかし、ポタジェは馬群の後方から前潰れで浮上した馬ではありません。
激しい逃げ・先行争いの直後、好位4~5番手でレースの流れに乗っていたのです。
つまり、速い流れのペースに遅れずに付いていきながらも、しっかりと終いの脚を伸ばして勝利しているのです。
これは弱い馬にできる芸当ではありません。
G1を勝つにふさわしい地力を有していたと考えるべきです。
繰り返しになりますが、大阪杯の勝利をフロック視すべきではありません。
注目穴馬②:アリーヴォ
その2022年大阪杯で3着に入っていたのがアリーヴォです。
当時は単勝オッズ47.5倍で7番人気でした。
その前の小倉大賞典での勝利を含め、デビューからの5勝は全て小倉競馬場で挙げたものです。
低評価だった理由は、小倉競馬場以外では活躍が期待できない、という点でした。
しかし、G1の大阪杯で3着に入ったことで、小倉競馬場以外の競馬場でも軽視できない馬となりました。
アリーヴォの場合は、超ハイペースによる前潰れで浮上したと見るべきかもしれません。
それでも、今回もパンサラッサ、タイトルホルダー、アフリカンゴールド、アイアンバローズと、逃げ・先行馬が揃っています。
大阪杯と同様に、超ハイペースとなる可能性は十分にあります。
今回は、大阪杯より距離が200m伸びます。
さらに上を目指すことができる可能性もあります。
注目穴馬③:グロリアムンディ
2012年12月にダートを使われるようになって、4連勝。
前走のアンタレスステークスでも2着に入りました。
ということは、ダート馬ではないか、と思われる方も多いでしょう。
しかし、芝で新馬戦を勝利しており、2021年には若駒ステークスで3着、すみれステークスで2着に入った実績があります。
芝コースでは結果を出すことができない馬ではありません。
梅雨時ですので、当時は道悪でのレースとなる可能性もあります。
時計がかかる重・不良馬場なら浮上しても不思議はありません。
注目穴馬④:パンサラッサ
恐らく、超ハイペースの原因を作ると思われるのが、このパンサラッサです。
同型馬が多く、厳しいレースになる可能性は十分にあります。
しかし、2走前の中山記念を逃げ切った時は、1000m通過が57秒6でした。
さらに4走前の福島記念で逃げ切り勝ちを決めた時も、1000m通過は57秒3だったのです。
いずれも大阪杯をさらに上回る超ハイペースを自ら作り出し、しかもそのまま押し切ってしまったのです。
この時期が前走のドバイターフ優勝に繋がっていることは言うまでもありません。
海外帰り、2200m戦と、不安材料はありますが、宝塚記念でも逃げ切ってしまう可能性を頭に入れて、馬券を購入する必要がありそうです。
2:2022年宝塚記念の注目人気馬予想!
上記の人気馬4頭が何故怖い存在なのか、という点については、上位人気馬が抱える不安材料を見ても明らかです。
注目を集める人気馬たちに潜む不安材料について取り上げます。
注目人気馬①:エフフォーリア
2022年大阪杯が波乱となったのは、このエフフォーリアの凡走も一因となっています。
2021年の年度代表馬が9着に大敗するなど、多くの競馬ファンにとっては全く想定外の事態でした。
敗因として、初めての関西遠征だった点が指摘されています。
宝塚記念の舞台である阪神競馬場は、大阪杯と全く同じ舞台です。
2度目の遠征で慣れが見込める分、今回は巻き返すことができるだろう、という見解もあります。
しかし、その大阪杯での出来事があったことから、不安視する声も多くあります。
年度代表馬と言えども、絶対的な存在とは言えません。
他の馬にも付け入る隙はありそうです。
注目人気馬②:タイトルホルダー
2021年の菊花賞、2022年の天皇賞(春)とG1で2勝を挙げています。
この2勝はいずれも逃げ切り勝ちでした。
今回は同型馬であるパンサラッサの存在が非常に気になるところです。
距離が短縮され、中距離で速いラップを刻むパンサラッサが同型馬として存在するというのは、非常に悩ましい話です。
逃げ切り勝ち以外の形で勝ち星を挙げたことがない馬です。
鞍上の判断が気になるところです。
注目人気馬③:デアリングタクト
前走の2021年ヴィクトリアマイルは6着でした。
3歳時に牝馬3冠を達成した馬とはいえ、1年以上のブランクは大きすぎました。
マイル戦もベストではありませんし、馬体重も22キロ増えていましたから、今回は叩き2戦目の上積みに期待して、人気となるに違いありません。
しかし、本当に叩き2戦目の上積みがあるのか?という点は気になります。
勢いのある4歳馬も出走する中、デアリングタクトは既に5歳となっています。
地力がどこまで戻っているのか?が大きなポイントとなります。
デアリングタクトの馬券を購入する人は、最終追い切りまでの動きをしっかりとチェックしておくべきです。
3:宝塚記念の過去10年の騎手別成績
それでは近10年の宝塚記念における騎手別成績をご紹介します。
騎手名 | 勝利度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
川田将雅 | 1・2・1・6 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
池添謙一 | 1・1・2・3 | 14.3% | 28.6% | 57.1% |
M.デムーロ | 1・1・1・3 | 16.7% | 33.3% | 50.0% |
横山典弘 | 1・1・0・4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
C.ルメール | 1・0・0・6 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
蛯名正義 | 1・0・0・3 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
北村友一 | 1・0・0・1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
和田竜二 | 1・0・0・5 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
内田博幸 | 1・0・0・2 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
D.レーン | 1・0・0・1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
近10年の宝塚記念で2勝以上を挙げている騎手はいません。
このデータを基にして、宝塚記念で狙える騎手について語るのは非常に難しいですが、騎乗回数も含めて判断すると、複勝率から川田将雅騎手、池添謙一騎手、ミルコ・デムーロ騎手の3名は要注意と言えるでしょう。
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[banner file=’ad-banner32′]4:まとめ
上位人気馬に不安材料が多い宝塚記念となることが予想されます。
穴馬の出番は当然あると考えるべきでしょう。
梅雨時ですので、道悪になると、さらに別の馬の浮上も考えるべきかもしれません。