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[banner file=’ad-banner36′]2022年の帝王賞は、6/23(木)朝の時点で、JRA所属馬7頭、地方・南関東地区所属馬4頭の計11頭が出走予定です。
普段は中央競馬の馬券を買っている方にとって、地方競馬の予想をする際、調教に関する情報が少ないことに悩んでしまう、というケースが多いものです。
しかし、2022年の帝王賞はJRA所属馬の数が地方所属馬を上回っており、比較的予想がやり易いと言っていいでしょう。
ここでは、JRAから出走を予定している7頭を中心に調教の過程をチェックします。
1:帝王賞2022|1週間前追い切り・調教タイムランキング
1位:【評価A】クリンチャー
2022/06/22(水) | 助手 | 栗東坂 | 重 | ーー | 51.9 | 38.2 | 25.1 | 12.6 | 一杯 |
3月の名古屋大賞典(1着)以来ですが、既に調教時計が9本出ています。
6/15(水)には、栗東トレーニングセンターのCウッドチップコースターで併せ馬も行いました。
JRA所属馬の中でも中間の調教内容は最も充実しています。
調教だけなら、この馬がナンバーワンです。
2位:【評価A】オメガパフューム
2022/06/22(水) | 調教師 | 栗東坂 | 重 | ーー | 57.2 | 41.3 | 26.6 | 13.0 | 馬なり |
4月のアンタレスステークス優勝後、6本の時計が出ています。
6/17(金)には、栗東Cウッドチップコースの3頭併せで先着しました。
前走の出来は維持していると考えられます。
3位:【評価A】チュウワウィザード
2022/06/22(水) | 川田 | 栗東CW | 重 | 83.6 | 68.8 | 54.4 | 38.8 | 11.5 | 強め |
ドバイから帰国後、7本の時計が出ています。
6/8(水)、6/15(水)と2週続けて併せ馬も消化しました。
週末の調教で万全の状態に仕上がりそうです。
4位:【評価B】テーオーケインズ
2022/06/22(水) | 松山 | 栗東CW | 重 | 80.6 | 66.4 | 52.3 | 37.6 | 11.8 | 仕掛け |
平安ステークス優勝後、調教時計が5本出ています。
単走ばかりで、併せ馬はありませんが、順調に調整されています。
土日にもう1本時計を出すと思われますが、その内容に注目が必要です。
5位:【評価B】スワーヴアラミス
2022/06/22(水) | 助手 | 栗東CW | 重 | 82.3 | 67.0 | 52.4 | 37.6 | 11.9 | 一杯 |
平安ステークス(5着)後、調教時計は6本出ています。
6/15(水)には併せ馬も消化しました。
この馬の実力を出し切ることができる状態になっていると思われます。
6位:【評価B】メイショウハリオ
2022/06/22(水) | 助手 | 栗東坂 | 重 | ーー | 51.1 | 37.5 | 24.3 | 12.0 | 一杯 |
平安ステークス(3着)後、4本の時計が出ています。
6/16(木)には併せ馬を消化しました。
そして、6/22(水)は速い時計も出ています。
順調に仕上がっていると考えて良さそうです。
7位:【評価B】オーヴェルニュ
2022/06/22(水) | 助手 | 栗東CW | 重 | 84.6 | 67.8 | 52.3 | 36.9 | 11.6 | 強め |
前走の平安ステークス(6着)後、4本の調教時計が出ています。
上積みは感じませんが、順調に調整されていると考えてよさそうです。
週末にもう1本追われて仕上がると思われます。
他まだ時計を出していない4頭の馬
- エルデュクラージュ
- ネオブレイブ
- ノーブルサターン
- ノンコノユメ
上記4頭の馬はいまだに時計を出していません。
地方競馬所属馬は調教に関する情報が少なく、南関東競馬の場合は2日前に発売される競馬専門紙の調教欄で追い切りの時計が何とか確認できる程度というケースも珍しくありません。
またレース間隔が短い馬も多く、時計を出さず、キャンターのみを何本か消化してレースに挑むというケースもあります。
南関東競馬は平日開催ですので、水曜日に行われる重賞競走に出走する馬の追い切りは土日に行われます。
ノンコノユメとノーブルサターンの前走は、5/25(水)の大井記念でしたので、レース間隔は約1ヶ月空いています。
最終追い切りはしっかりと時計を出すと思われます。
もしこの2頭が時計を出さず、キャンターのみで出走してきた時は、コンディションを疑うべきでしょう。
一方で、エルデュクラージュとネオブレイブは6月に出走しています。
仮に時計を出さず、キャンターのみで出走してもそれほど不思議ではありません。
その上で、しっかりと時計を出してきた場合は、非常に良いコンディションであるという判断も可能です。
以上、競馬専門紙の調教欄から地方所属馬の状態を確認する際に参考となれば幸いです。
2:帝王賞(2022)追い切り・調教好調馬はこの3頭
調教量・内容ともに充実しているのは、クリンチャー、オメガパフューム、チュウワウィザードの3頭です。
この3頭の中でも、クリンチャーの調教内容は特筆すべきものがあります。
この帝王賞でクリンチャーが大仕事をやってのける可能性は十分にあると言っていいでしょう。
上記の3頭に次ぐ存在のテーオーケインズは、土日の調教に注目です。
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[banner file=’ad-banner36′]3:帝王賞(2022)の追い切り・調教で見るべき点とは
中央競馬、地方競馬のどちらでも、また帝王賞などの大きなレース以外でも共通しているポイントですが、前走後に調教時計が何本出ているのか?という点は非常に重要です。
前走からレース間隔が空いていれば、本数が多くなるのが当然ですし、間隔が詰まっていてもある程度の本数をこなしていれば、コンディションが良いと判断できます。
短いレース間隔で使われることが多い地方競馬は、調教時計を出さず、軽いキャンターのみで次走に挑むケースも珍しくありませんので、十分にチェックしておくべきでしょう。
5:帝王賞(2022)の調教・追い切りまとめ
この帝王賞が終わると、4歳以上の馬が出走可能なダートのレースで、国内最高峰のJpn1という格付けを持つレースは、10月に盛岡競馬場で行われるマイルチャンピオンシップ南部杯までありません。
ダート戦線で戦う馬たちにとっては、目一杯の仕上げで挑むレースとなります。
その究極の戦いに、是非ともご注目ください。