今年も12月29日に、有馬記念と並ぶ年末の大一番として定着している東京大賞典が開催されます。
2022年から1着賞金が2000万円増額されて1億円となり、中央競馬のG1レースに負けないビッグレースとして注目されています。
今年もダート戦線で活躍している実績馬たちが集結しますが、その中でも3歳世代を代表する一頭として期待されているのが「ノットゥルノ」です。
今回の記事ではジャパンダートダービーを制し、東京大賞典での走りも注目されている「ノットゥルノ」に焦点をあて、2022年東京大賞典でのレース結果を予想していきます。
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2022東京大賞典の出走予定馬情報
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 予想 オッズ |
人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ゴールドホイヤー | 牡5 | 57.0 | 山崎誠士 | 136.9 | 13 |
| 2 | 2 | ノットゥルノ | 牡3 | 55.0 | 武豊 | 6.2 | 3 |
| 3 | 3 | ライトウォーリア | 牡5 | 57.0 | 矢野貴之 | 20.3 | 6 |
| 3 | 4 | ドスハーツ | 牡5 | 57.0 | 町田直希 | 145.8 | 14 |
| 4 | 5 | メイショウハリオ | 牡5 | 57.0 | 濱中俊 | 3.8 | 2 |
| 4 | 6 | ウシュバテソーロ | 牡5 | 57.0 | 横山和生 | 2.9 | 1 |
| 5 | 7 | リンゾウチャネル | 牡6 | 57.0 | 安藤洋一 | 117.7 | 12 |
| 5 | 8 | ショウナンナデシコ | 牝5 | 55.0 | 横山武史 | 6.9 | 4 |
| 6 | 9 | カジノフォンテン | 牡6 | 57.0 | 御神本訓 | 27.7 | 7 |
| 6 | 10 | サンライズホープ | 牡5 | 57.0 | 幸英明 | 6.9 | 5 |
| 7 | 11 | ミヤギザオウ | 牡3 | 55.0 | 今野忠成 | 89.9 | 11 |
| 7 | 12 | アトミックフォース | 牡6 | 57.0 | 本橋孝太 | 48.5 | 10 |
| 8 | 13 | レッドガラン | 牡7 | 57.0 | 岩田康誠 | 33.7 | 9 |
| 8 | 14 | ラッキードリーム | 牡4 | 57.0 | 下原理 | 29.1 | 8 |
東京大賞典は大井競馬場のダート2000mで施行される地方交流重賞であり、今年のダートレースの総決算とも言えるレースです。
そのため、毎年中央地方を問わず、ダート重賞で好成績を残している馬が多く出走します。
そんなダート総決算の東京大賞典ですが、「ノットゥルノ」のライバルと目されているのが、帝王賞の勝ち馬「メイショウハリオ」です。
昨年のみやこSで重賞初制覇を達成、今年はさらに調子を上げ、3月にマーチSを勝利すると、7月にはG1・帝王賞を制しました。
帝王賞は東京大賞典と同じ大井競馬場ダート2000mという条件で施行されるレースなので、好走する条件は揃っていて上位に入る可能性は高いと言えます。
また、今回が重賞初挑戦となりますがオープンクラスを連勝中の「ウシュバテソーロ」も注目の存在です。
今年の春に芝からダートへと路線変更し、ダート戦でその才能を発揮しています。
重賞レースは今回が初挑戦となりますが、ダート界の新星としてどのような走りを見せてくれるのか非常に楽しみです。
その他、かしわ記念・川崎記念といったG1を制した実績がある「カジノフォンテン」、チャンピオンズカップの前哨戦のみやこSを制した「サンライズホープ」なども出走予定です。
ノットゥルノの血統
「僕は53歳ですが、馬はまだ3歳なので一緒に頑張っていきたいと思います」#武豊騎手#ノットゥルノ#ジャパンダートダービー
🐴週刊Gallop公式Instagram🐴https://t.co/A0nqqum25C pic.twitter.com/Zg6UWGwhph
— 週刊Gallop（Weekly Gallop） (@gallop_keiba) July 13, 2022
| ノットゥルノ | |||
| 性齢 | 牡3歳 | ||
|---|---|---|---|
| 通算成績 | 9戦3勝 | ||
| 主な勝鞍 | JpnⅠ・ジャパンダートダービー | ||
| 父 | ハーツクライ | ||
| 母 | シェイクズセレナーデ | ||
| 母の父 | Unbridled’s Song | ||
「ノットゥルノ」は父ハーツクライ、母シェイクズセレナーデ、母父Unbridled’s Songという血統です。
祖母はBCスプリントの勝ち馬Desert Stormerで、ダート適性の高い血統となっています。
父ハーツクライは、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制した名馬で、種牡馬としてもリスグラシュー、ジャスタウェイ、スワーヴリチャードなどの多くのG1馬を輩出しています。
芝レースで活躍する産駒が多いイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実は小回りダートコースへの適性が高いのが特徴です。
ダート交流重賞における産駒の成績が良く、東京大賞典はハーツクライ産駒にとって絶好の舞台と言えます。
また、ハーツクライ産駒はスタミナ豊富な馬が多く、タフなレースでスタミナ勝負となる東京大賞典にもピッタリです。
ジャパンダートダービーでは不良馬場という過酷な展開でも、バテずに走り切った精神力も魅力で、タフな展開となれなより上位に入ることが期待できそうです。
ノットゥルノの成績
やっぱ武さん勝つと盛り上がるね～
#武豊 騎手
#ノットゥルノ pic.twitter.com/eoVTcZ80ND— ちゃぼ (@hiro62dober52) July 13, 2022
「ノットゥルノ」は、昨年の12月にデビューし、デビューから2戦は芝のレースで敗戦。3戦目からダートレースへと転向すると一変し、一気に2連勝を達成しました。
すると、伏竜Sで2着に入り、いきなりオープンクラスで好走します。
そして、G2・兵庫チャンピオンシップでも2着に入ると、今年の7月に行われたジャパンダートダービーでは、ダート界の有力馬が一堂に会する中で、見事1着となりました。
ジャパンダートダービーにはペイシャエス、ハピといったダート路線で既に実績を残している3歳馬が出走していたので、「ノットゥルノ」にとっても非常に価値ある1勝です。
その後、日本テレビ盃7着、チャンピオンズカップ8着と結果が出せないレースが続いてます。
それでも、前走のチャンピオンズカップは勝ち馬と0.7秒差であり、着順以上に大きく離されていないので、巻き返しが期待できます。
現3歳世代の中でもトップクラスの実力を持っているのは間違いないので、東京大賞典でも注目の一頭です。
東京大賞典2022予想でノットゥルノが買える3つの要素
2022年東京大賞典を予想するにあたって、「ノットゥルノ」に注目したい3つのポイントがあります。
そこで、ここからは「ノットゥルノ」が上位に入る可能性が高いと言える根拠について解説します。
大井競馬場で1戦1勝
「ノットゥルノ」は、今年のジャパンダートダービーの勝ち馬です。
ジャパンダートダービーは、東京大賞典と同じ大井2000mで施行されるレースです。
初の大井競馬場にも問題なく対応して勝利し、適性の高さを示しました。
既に大井2000mでの実績がある点は信頼でき、得意舞台での変わり身が期待できます。
近走こそ敗戦が続いていますが、3戦目から7戦目までずっと連対を続ける安定感を見せていました。
本来の力を発揮できれば東京大賞典でも上位に入ることができる実力馬なので、大井競馬場での一変に注目です。
前走は大きく馬体重を減らしていた
前走のチャンピオンズカップでは8着に敗れてしまいましたが、馬体重は516kgで前走からマイナス13kgでした。
2走前もそれほど重さは見せていなかったので、マイナス13kgはベスト馬体重とは言えません。
ところが、そんな調子が悪い中でも、勝ち馬とタイム差0.47秒差まで詰め寄っているので、ポテンシャルの高さが窺えます。
東京大賞典では、チャンピオンズカップからどれだけ馬体を増やしているかがポイントと言えます。
前走から馬体重が増えているようであれば、評価を上げるようにしてください。
タフな展開に強い
「ノットゥルノ」はスタミナに優れていて、タフな展開に強い競走馬です。
G1初制覇を成し遂げたジャパンダートダービーは、不良馬場の過酷なレースとなりました。
荒れた馬場の中でも勝負どころでの手応えは絶好で、3角過ぎから仕掛けていき、4角では早くも先頭に並びかけ突き抜けました。
外枠でスムーズなレース運びができたとはいえ、スタミナと精神力の高さが際立つ結果となっています。
東京大賞典もタフな展開になりやすいレースであり、上位に入るためにはかなりのスタミナが求められます。
既にジャパンダートダービーで過酷なレースを経験している「ノットゥルノ」にとってはプラス材料であり、馬券の軸として期待したいところです。
枠順は2枠2番で確定！やや不安要素？
#東京大賞典 枠順。12月29日(木)に大井競馬場で行われる、第68回東京大賞典(GI･3歳上･右2000m)の枠順をお知らせします。発走は15時40分。出馬表など詳細はこちら https://t.co/wk7FKK4Bdw pic.twitter.com/MOQvOgLI4V
— 地方競馬全国協会(NAR)公式 (@nar_keiba) December 25, 2022
12月25日に枠順が確定し、「ノットゥルノ」は2枠2番に入りました。
過去20年で2枠から勝ち馬が出たのは1頭だけであり、あまり良い枠順を引いたとは言えません。
東京大賞典では内枠が苦戦傾向にあり、若干評価を下げる必要はあります。
それでも、自力が高いことは間違いないので、能力でカバーしてしまう可能性も否定はできません。
当日は内側の馬場の状態も見ながら、「ノットゥルノ」を馬券に絡めるかを判断したいところです。
まとめ
「ノットゥルノ」は今年のジャパンダートダービーの勝ち馬であり、現3歳世代を代表するダート馬として注目を集めています。
ジャパンダートダービー後は良い結果を残せていませんが、前走のチャンピオンズカップは着順以上に評価できるレース内容でした。
馬体を大きく減らしたことも敗因だと考えられるので、馬体が回復していれば一気にチャンスは高まります。
2枠2番と内枠に入ってしまった点は不安材料ですが、自力の高さで押し切ってしまう可能性も高く、得意の大井競馬場での巻き返しに期待です。
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