
「ユニコーンS」が2021年6月20日に開催されます。
ユニコーンSはジャパンダートダービーの前哨戦に位置付けられていて、3歳ダート馬による激戦が繰り広げられます。
将来のダート路線を担うスターホースの登場に注目です。
今回は、2021年ユニコーンSの特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
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1:ユニコーンS
ユニコーンSは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G3)です。
1996年の中央競馬のダート路線の整備に伴って創設され、当初は「ダート三冠」の一冠として行われていました。
現在はジャパンダートダービーの前哨戦に位置付けられていて、ダート路線の登竜門とも言えるレースです。
昨年のユニコーンSの勝ち馬である「カフェファラオ」は、今年のフェブラリーSを勝利しました。
過去の勝ち馬には、「ユートピア」「カネヒキリ」「ゴールドドリーム」などダート界で活躍した名馬が名を連ねています。
勝ち馬は今後のダート路線で注目の存在となるので、目が離せない一戦です。
予想する際には、出走馬のダート適性を見極めるようにしましょう。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系3歳 | 馬齢 | 1着3500万円 |
JRA所属馬 | 56kg、牝馬54kg | 2着1400万円 |
地方競馬所属馬(4頭まで) | GI競走1着馬は2kg増、GII競走1着馬は1kg増 | 3着880万円 |
外国調教馬(8頭まで) | (2歳時の成績を除く) | 4着530万円 |
5着350万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2021年ユニコーンSの特別登録馬と6月14日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「ルーチェドーロ」でオッズは2.2倍です。
「ルーチェドーロ」は、前走の端午Sで1着になっています。
2歳時に出走した全日本2歳優駿では3着に入っているので、ダート路線での活躍が期待されています。
また、注目なのは函館2歳Sで2着になった実績がある点です。
スピードは芝馬にも負けていなので、高速決着にも対応が可能です。
阪神競馬場でも結果を出しているので、コースの広い東京競馬場への適性もあると考えられます。
前走のように中団で脚をしっかりと溜めることができれば、最後の直線で突き抜けるかもしれません。
予想オッズの2番人気は、「ラペルーズ」でオッズは4.5倍です。
「ラペルーズ」は、今年の2月に行われたヒヤシンスSを勝っています。
父は物凄い追い込みで話題になった「ペルーサ」で、血統面からも注目度の高い一頭です。
前走の青竜Sでは1番人気に支持されながらも11着と大敗してしまいましたが、休み明けだったことが影響していると考えられます。
休み明け2戦目となる今回は、本来の実力を発揮できる可能性が高いです。
ユニコーンSではさらに仕上げて来ることが予想されるので、前走で大敗しているからといって軽視はできません。
父「ペルーサ」のような豪快な追い込みが東京競馬場で炸裂するのか注目です。
予想オッズの3番人気は、「ピンクカメハメハ」でオッズは6.8倍です。
「ピンクカメハメハ」は「リオンディーズ」産駒で、サウジダービーを勝ちました。
サウジダービーはサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われたレースで、初のダート戦だったにも関わらず見事勝利しました。
前走ではUAEダービーにも挑戦しましたが、こちらは10着と敗れています。
しかし、海外のレースで結果を出した実力と精神力の高さは見逃せません。
ダートに転向したことで、日本でもどのような結果を残すのか注目してください。
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2:ウマダネ独自の穴馬予想
ユニコーンSは出走馬のデータの少ない3歳戦であり、意外な穴馬が馬券に絡むこともあります。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年のユニコーンSで穴馬として注目なのが、「サンライズウルス」です。
「サンライズウルス」は、予想オッズでは27.4倍の7番人気となっています。
「サンライズウルス」は「ヘニーヒューズ」産駒で、ダート路線で安定した成績を残しています。
3戦2勝2着1回と、3戦全てで2着以内に入っている安定感が魅力です。
さらに、既に東京競馬場のレースへ2回出走し結果を残しているので、コース相性も問題ありません。
距離延長がポイントとはなりますが、「ヘニーヒューズ」産駒はマイル戦でも結果を残せているので、あまり気にする必要はないと考えられます。
前走では、11番手という後方から凄い追い込みを見せました。
東京競馬場では「サンライズウルス」の末脚が活かせるので、ユニコーンSでは期待値の高い穴馬として注目です。
それでは、ユニコーンSでのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
ワイドなら「ラペルーズーサンライズウルス」「ルーチェドーロ―サンライズウルス」。
馬単なら「ラペルーズ→サンライズウルス」「ルーチェドーロ→サンライズウルス」。
「ラペルーズ」は、ユニコーンSと同じ条件で行われるヒヤシンスSを勝っているので距離やコース相性を考えると、中心にしたいところです。
「ルーチェドーロ」も全日本2歳優駿で3着という実績は高く評価できるので、無視できない一頭です。
ウマダネ独自の穴馬である「サンライズウルス」を絡めて、高配当的中を目指してください。
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3:過去10年のデータとレース傾向
昨年のユニコーンSでは1番人気「カフェファラオ」が2着に5馬身差をつける圧勝を見せ、3着には11番人気と人気薄のケンシンコウが入りました。
ユニコーンSでは、以下の3点のレース傾向が見られます。
・前走がダート戦でマイル以上の馬が優勢
・マイル戦での勝利経験が重要
それでは、3つのレース傾向を過去10年のレース結果を基に紹介します。
3-1:デビュー戦1~2着の馬が好成績
ユニコーンSでは、デビュー戦の着順に注目すると面白いデータが見られました。
過去10年のデビュー戦着順別成績を調べると、デビュー戦1着の馬が3着内率21.3%、デビュー戦2着の馬が3着内率34.6%と好成績を残していました。
やはりデビュー戦で好走できるということは、それだけ潜在能力が高いということです。
特にデビュー戦2着の馬の成績が良いので、デビュー戦が2着の場合でも評価を上げたいところです。
出走馬のデビュー戦の着順もチェックして、予想の参考にしてください。
3-2:前走がダート戦でマイル以上の馬が優勢
ユニコーンSでは、前走でダート1600m以上のレースに出走していた馬が良い成績を残しています。
過去10年の前走距離別成績を調べると、前走ダート1600mの馬が連対率14.3%、3着内率24.5%、前走ダート1800m以上の馬が連対率18.8%、3着内率27.1%と好成績でした。
逆に前走ダート1400m以下だった馬については、苦戦しています。
そのため、ユニコーンSでは距離延長組は割り引き対象となります。
もちろん前走芝レースだった馬も成績が悪いので、前走がダート戦でマイル以上のだった馬を積極的に狙ってみてください。
3-3:マイル戦での勝利経験が重要
ユニコーンSは東京競馬場で行われるマイル戦ですが、マイル戦での勝利経験が重要になってきます。
過去10年のマイル戦での勝利数別成績を調べると、マイル戦で3勝していた馬が3着内率50.0%、2勝していた馬が3着内率33.3%と高確率で馬券に絡んでいました。
マイル戦での実績が、そのままユニコーンSの結果に繋がっている状況です。
出走馬がマイル戦で何勝しているかも調べるようにして、勝利数が多い馬の評価を上げるようにしてください。
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まとめ
2021年ユニコーンSの過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・前走がダート戦でマイル以上の馬が優勢
・マイル戦での勝利経験が重要
ユニコーンSでは、デビュー戦1~2着の馬が好成績を残す傾向が見られます。
過去10年のデビュー戦着順別成績を調べると、デビュー戦1着の馬が3着内率21.3%、デビュー戦2着の馬が3着内率34.6%となっていました。
予想をするときには、出走馬のデビュー戦の着順もチェックするようにしてください。
また、前走がダート戦でマイル以上の馬も良い成績を残しています。
逆に、距離延長組については苦戦を強いられています。
距離延長組の評価は下げ、前走がダート戦でマイル以上の馬を積極的に狙ってみてください。
そして、ユニコーンSではマイル戦での勝利経験も重要になってきます。
過去10年のマイル戦での勝利数別成績を調べると、マイル戦で3勝していた馬が3着内率50.0%、2勝していた馬が3着内率33.3%でした。
ユニコーンSはマイル戦であり、同じ距離での実績が大事です。
予想を組み立てるときには、出走馬のマイル戦での勝利数も調べるようにしましょう。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、ユニコーンSでも高配当を的中させてくださいね。