「ヴィクトリアマイルに出る馬たちの調教結果はどう?」
「どの馬が調教良かったの?」
このように思っている方は本記事必見です!
牝馬はコンディション管理が難しいだけに、ヴィクトリアマイルのような牝馬限定戦では、調教内容や過程をチェックするのは、馬券検討をする上で非常に重要です。
2022年のヴィクトリアマイルに登録がある全ての馬について、1週前追い切りまでの過程をチェックしました。
内容の良かった馬から紹介していきます。
- 【5/12速報!】ヴィクトリアマイル出走予定馬追い切り・調教結果
- 【追い切り評価A+】クリノプレミアム
- 【追い切り評価A+】アカイイト
- 【追い切り評価A+】シャドウディーヴァ
- 【追い切り評価A+】ソングライン
- 【追い切り評価A+】デアリングタクト
- 【追い切り評価A+】テルツェット
- 【追い切り評価A+】ファインルージュ
- 【追い切り評価A】ディヴィーナ
- 【追い切り評価A】レイパパレ
- 【追い切り評価A】ソダシ
- 【追い切り評価A】アブレイズ
- 【追い切り評価A】ミスニューヨーク
- 【追い切り評価A】アンドヴァラナウト
- 【追い切り評価A】メイショウミモザ
- 【追い切り評価A】レシステンシア
- 【追い切り評価B】ローザノワール
- 【追い切り評価B】デゼル
- 【追い切り評価B】マジックキャッスル
- 【追い切り評価C】ギルデッドミラー
- 【追い切り評価C】リフレイム
- 【追い切り評価B】エイシンチラー
- 【追い切り評価B】シャインガーネット
- 結論!ヴィクトリアマイル追い切り・調教好調馬はこの3頭!
- 追い切りから浮上する穴馬たち~ヴィクトリアマイルで波乱の主役となるのはこの馬だ!!
【5/12速報!】ヴィクトリアマイル出走予定馬追い切り・調教結果
それでは5月5日(木)時点における調教内容・過程をご紹介します。
上位人気が予想される馬の中に、少々疑問符を付けざるを得ない馬がいます。
要注意です。
【追い切り評価A+】クリノプレミアム
福島牝馬ステークスで2着に入りましたが、その後は時計が出ていません。
1000m通過58秒6という厳しい流れのレースだったことを考えると、反動が出ている可能性があります。
調教コース | 美浦 南W |
---|---|
6F | 82.8 |
5F | 65.8 |
4F | 51.7 |
3F | 37.9 |
1F | 12.0 |
診断結果 |
「中2週なので現状維持を心がけた。折り合いさえつけば、いい競馬をしてくれると思う。」
【追い切り評価A+】アカイイト
大阪杯では10着と大敗しましたが、その後は4月27日(水)から栗東トレーニングセンターの坂路コースで3本の時計を出しています。
5月4日(水)の1週前追い切りはラスト1F12秒6で一杯に追われました。
大阪杯で100%に仕上げた後だけに、状態を維持できているかが気になりますが、調子落ちは見られません。
調教コース | 栗東 坂路 |
---|---|
4F | 51.9 |
3F | 37.5 |
2F | 24.5 |
1F | 12.4 |
診断結果 |
「これまでとパターンを変えて、しっかりとやりました。マイルはやってみないと分からない面はありますが、体調はいいですし、長い直線はいいので展開の助けがあれば大丈夫だと思います。」
【追い切り評価A+】シャドウディーヴァ
金鯱賞は12着と大敗しましたが、4月20日(水)から美浦トレーニングセンターの坂路コースで5本の時計を出しています。
5月4日(水)の1週前追い切りは2頭併せで、ラスト1F11秒8を馬なりでマークしました。
立て直しに成功したと判断できます
調教コース | 美浦 坂路 |
---|---|
4F | 52.8 |
3F | 38.6 |
2F | 25.0 |
1F | 12.4 |
診断結果 | A |
「中間の雰囲気は良さそう。若い頃は硬さのある馬だったけど、年齢を重ねて腰がしっかりしてきた」
【追い切り評価A+】ソングライン
前走はサウジアラビアに遠征し、G3戦で勝利を挙げたソングラインですが、海外帰りとは思えない好内容の調教が続いています。
4月23日(土)から美浦トレーニングセンターで時計を出し始め、27日(水)、5月4日(水)と2週続けて南ウッドチップコースで併せ馬を消化しています。
ラスト1Fは4月27日(水)が11秒2、5月4日(水)が11秒3で、どちらも相手に先着しています。
海外帰りの影響は全くないと考えていいでしょう。
調教コース | 美浦 南W |
---|---|
5F | 69.1 |
4F | 53.6 |
3F | 53.6 |
1F | 11.6 |
診断結果 |
「たまに乗せてもらっていますが、今までで一番いいと思います。ハッキングからストライドもよかったですし、自分から動けるようになっています。」
「フィジカルよりメンタル重視で追い切って、すごくいい動きで順調にこられました。牧場さんでじっくりと立て直してくださって、心身ともに素晴らしい状態で入厩できました。」
【追い切り評価A+】デアリングタクト
2020年の牝馬3冠馬の復帰戦として注目されるデアリングタクト。
昨年4月の香港遠征以来の実戦となります。
栗東トレーニングセンターで4月17日(日)から5本の時計が出ています。
5月4日(水)の1週前追い切りはCウッドチップコースで3頭併せの形となり、ラスト1Fは11秒2でした。
時計は悪くありませんが、レース間隔が1年以上空いていますので、心肺機能がどこまで仕上がっているのか、判断が難しい部分もあります。
最終追い切りの内容に要注意です。
調教コース | 栗東 坂路 |
---|---|
4F | 55.4 |
3F | 40.0 |
2F | 25.7 |
1F | 12.6 |
診断結果 | A |
「スタートがメチャクチャ速くなっていて前向きさが出ているし、ピッチ走法になっているのでマイルが向いてくれればと思う。」
【追い切り評価A+】テルツェット
中山牝馬ステークス(5着)以来の実戦ですが、4月27日(水)、5月1日(日)、4日(水)と3本の時計を出しています。
4日(水)の1週前追い切りは、美浦トレーニングセンターの南ウッドチップコースでラスト1F11秒1でした。
但し、レース間隔の割に調教量が少ないので、最終追い切りの内容が気になります。
調教コース | 美浦 南W |
---|---|
5F | 72.5 |
4F | 56.8 |
3F | 41.6 |
2F | 13.6 |
診断結果 |
「先週びっしりやっていると厩舎から聞いていたので今日は馬のフィーリング任せで。乗りやすさかったです。」
【追い切り評価A+】ファインルージュ
東京新聞杯(2着)以来となる実戦です。
4月20日(水)から美浦トレーニングセンターで5本の時計を出しています。
5月4日(水)の1週前追い切りは2頭併せでラスト1F11秒7でした。
最終追い切りで態勢は整うことになります。
調教コース | 美浦・南W |
---|---|
5F | 69.5 |
4F | 54.2 |
3F | 39.3 |
1F | 11.6 |
診断結果 |
「爪の状態も悪くなっていません。エンジンのかかりが遅いので東京も合っています」
【追い切り評価A】ディヴィーナ
前走の3勝クラスを勝利してオープン入りしたディヴィーナですが、5月4日(水)の1週前追い切りは絶好調と言える内容でした。
栗東トレーニングセンターのCウッドチップコースで武豊騎手を背に、ラスト1F11秒5をマークしています。
これが前走後、5本目の時計でした。
調教量も十分です。
最終追い切りの内容次第では、大駆けがありそうです。
調教コース | 栗東 坂路 |
---|---|
4F | 54.3 |
3F | 38.9 |
2F | 25.0 |
1F | 12.3 |
診断結果 |
「先週で体はできているし、気も入っているのでそんなに強くやっていないが、雰囲気があるし、いい感じです」
【追い切り評価A】レイパパレ
レイパパレも大阪杯(2着)後、時計が2本しか出ていません。
小柄な牝馬ですので、調教量が少ない点は懸念材料と言わざるを得ません。
5月4日(水)の栗東トレーニングセンター・坂路コースでの1週前追い切りはラスト1F12秒5を一杯でマークし、順調さをアピールしましたが、大阪杯よりも上積みがあるか、どうか、疑問が残ります。
調教コース | 栗東 坂路 |
---|---|
4F | 52.9 |
3F | 39.0 |
2F | 25.4 |
1F | 12.6 |
診断結果 |
「1週前の動きも良かったですし、とにかく順調ですね。この距離は折り合いを気にせずに運べるし、鞍上もマイルが合うと言っていて、いいイメージを持ってくれている」
【追い切り評価A】ソダシ
復調の兆しが見えた、フェブラリーステークス(3着)以来のレースとなります。
4月7日(木)から7本の時計を出しています。
4月21日(木)、27日(水)の調教は、いずれも栗東トレーニングセンターの坂路コースでの2頭併せでした。
27日(水)の2週前追い切りは、5F52秒3、ラスト1F12秒1というタイムで相手に0秒7先着しました。
さらに5月4日(水)の1週前追い切りでは、栗東トレーニングセンターのCウッドチップコースでラスト1F10秒9というタイムを馬なりでマークしています。
最も良い時の状態に戻りつつあると考えていいでしょう。
調教コース | 栗東 坂路 |
---|---|
4F | 54.1 |
3F | 38.8 |
2F | 25.1 |
1F | 12.3 |
診断結果 | B |
「週末は天気が悪いみたいだけど、芝、ダートを問わずに頑張ってくれる馬。道悪の経験はないけど、対応してくれると思う。」
【追い切り評価A】アブレイズ
福島牝馬ステークス(9着)の後、まだ時計を出していません。
前走時は中間に8本の時計を出していただけに、ここまで時計が出ていない状態は非常に気になります。
回避の可能性もありそうです。
調教コース | 栗東 坂路 |
---|---|
4F | 51.5 |
3F | 37.6 |
2F | 25.0 |
1F | 12.4 |
診断結果 |
「なりでも時計は出ていたし、いつも通りの動き。息の入りも良かった。初のマイルだけどスピードがある馬なので、かえっていいかも」
【追い切り評価A】ミスニューヨーク
中山牝馬ステークス(3着)以来のなりますが、栗東トレーニングセンターで24日(日)以降に出したタイムは4本です。
5月4日(水)の1週前追い切りはCウッドチップコースでミルコ・デムーロ騎手を背に3頭併せで一杯に追われ、ラスト1F11秒0を叩き出しました。
1週前追い切りがかなり強い内容でしたので、最終追い切りがどうなるのか、要注目です。
調教コース | 栗東 坂路 |
---|---|
4F | 53.6 |
3F | 38.6 |
2F | 24.5 |
1F | 12.5 |
診断結果 |
【追い切り評価A】アンドヴァラナウト
阪神牝馬ステークス(2着)の後、時計が2本しか出ていません。
5月4日(水)の1週前追い切りは、栗東トレーニングセンターの坂路コースでラスト1F12秒1を馬なりでマークするなど、内容は悪くありませんが、この調教量は懸念材料と言わざるを得ません。
最終追い切りは要チェックです。
調教コース | 栗東 坂路 |
---|---|
4F | 56.1 |
3F | 40.2 |
2F | 25.8 |
1F | 12.5 |
診断結果 |
「動きは良かったですね。前走は返し馬で硬さがみられたので、中間はそのあたりに注意しながら調整を進めました」
【追い切り評価A】メイショウミモザ
阪神牝馬ステークスを勝って注目を集めるメイショウミモザですが、その後は2本しか時計を出していません。
5月4日(水)の1週前追い切りは栗東トレーニングセンターのCウッドチップコースでラスト1F11秒1を馬なりでマークしています。
この内容に問題はありませんが、調教量の少なさは気になるところです。
調教コース | 栗東 CW |
---|---|
6F | 82.5 |
5F | 65.9 |
4F | 50.6 |
3F | 35.4 |
1F | 11.1 |
診断結果 |
「指示通りの内容で、言うことのない稽古ができた。メンバーは強いけど、いい状態でレースに出せると思う」
【追い切り評価A】レシステンシア
1番人気を大きく裏切る形となった高松宮記念(7着)以来となるだけに、中間の気配が気になります。
栗東トレーニングセンターの坂路コースで4本の時計を出しています。
5月4日(水)の1週前追い切りでは、4F50秒7というタイムを一杯に叩き出しました。
前走時は1週前追い切りに横山武史騎手が駆け付けましたが、今回はまだ騎手が騎乗しての調教がありません。
最終追い切りはタイムや内容だけではなく、誰が乗るのかにも注意する必要があります。
調教コース | 栗東 坂路 |
---|---|
4F | 51.2 |
3F | 36.8 |
2F | 24.2 |
1F | 12.0 |
診断結果 |
「前走(高松宮記念6着)は展開が厳しかった面もある。中間も状態は変わらずいいし、立ち回りひとつでは1600メートルでも」
【追い切り評価B】ローザノワール
中山牝馬ステークス(9着)以来となる実戦です。
栗東トレーニングセンターの坂路コースで4月13日(水)、20日(水)、27日(水)、5月4日(水)と4週続けて単走で追われています。
4週ともにラスト1Fは12秒台ですので、坂路コースでの調教としては順調です。
上積みは感じられませんが、調子落ちは見られません。
調教コース | 栗東 坂路 |
---|---|
4F | 53.2 |
3F | 38.0 |
2F | 24.5 |
1F | 12.1 |
診断結果 |
「いつも通りしっかり動いていましたね。東京になりますがやはり逃げたいですね。スタートを決めて自分の形で競馬がしたい」
【追い切り評価B】デゼル
阪神牝馬ステークス(3着)以来となりますが、栗東トレーニングセンターのCウッドチップコースで4本の時計を出しています。
5月4日(水)の1週前追い切りでは、ラスト1F11秒6というタイムをマークしました。
目立つ内容ではありませんが、順調と判断して問題ありません。
調教コース | 栗東・CW |
---|---|
6F | 80.0 |
5F | 65.4 |
4F | 51.1 |
1F | 11.6 |
診断結果 |
「輸送も問題ないし、東京はいいと思います」
【追い切り評価B】マジックキャッスル
阪神牝馬ステークス(5着)以来ですが、美浦トレーニングセンターで出した調教タイムは5本です。
5月4日(水)の1週前追い切りは2頭併せで、ラスト1F12秒0を馬なりでマークしました。
順調ですが、強い内容の調教がありませんので、最終追い切りの内容が気になるところです。
調教コース | 美浦 南W |
---|---|
5F | 67.5 |
4F | 52.6 |
3F | 38.1 |
1F | 11.8 |
診断結果 |
「進みが悪かったし、直線で何度も手前を替えていた」
【追い切り評価C】ギルデッドミラー
ダービー卿チャレンジトロフィー(5着)以降に出した時計は僅か2本です。
5月4日(水)の1週前追い切りは栗東トレーニングセンターの坂路コースでラスト1F12秒4で一杯に追われています。
この調教だけを見ると「問題なし」という判断も可能ですが、調教量が不足しています。
コンディションに疑問が残ります。
除外対象の馬です。
【追い切り評価C】リフレイム
ダービー卿チャレンジトロフィーで15着に敗れた後、時計が2本しか出ていません。
5月5日(木)に美浦トレーニングセンターの南ウッドチップコースでラスト1F11秒8を馬なりでマークした点は問題ありませんが、大敗後の調教量が少ない点は注意すべきでしょう。
除外対象の馬です。
【追い切り評価B】エイシンチラー
東京新聞杯(6着)以来となる実戦です。
3月30日(水)から美浦トレーニングセンターで8本の時計を出しています。
5月4日(水)の1週前追い切りは、南ウッドチップコースで2頭併せでした。
相手には遅れましたが、ラスト1Fは11秒4ですから、順調と考えていいでしょう。
前走時は坂路コースでの最終追い切りでしたが、今回の最終追い切りがどのような内容になるか、要注目です。
除外対象の馬です。
【追い切り評価B】シャインガーネット
高松宮記念(7着)以来となります。
4月28日(木)、30日(土)、5月5日(木)と3本の時計を出しています。
5日(木)の1週前追い切りは南ウッドチップコースで3頭併せで、1頭に0秒1遅れました。
但し、ラスト1Fは11秒4ですから、順調と考えて問題ありません。
最終追い切りでの変わり身に注目です。
除外対象の馬です。
結論!ヴィクトリアマイル追い切り・調教好調馬はこの3頭!
評価Aの3頭、ソダシ、ソングライン、ディヴィーナは、1週前追い切りの内容・過程ともに有力だと思われます。
ソダシは実績馬であり、ソングラインは海外帰りとは思えない好内容であり、ディヴィーナは昇級戦です。
馬券の視点から見ても魅力的です。
[banner file=’ad-banner27′]追い切りから浮上する穴馬たち~ヴィクトリアマイルで波乱の主役となるのはこの馬だ!!
上記の追い切り・調教好調馬3頭のうち、穴馬として浮上するのはディヴィーナです。
1週前追い切りに武豊騎手が騎乗しましたが、レースでも同騎手が騎乗します。
昇級戦がG1という馬において、武豊騎手クラスの乗り役を早くから確保するのは異例で、1週前追い切りにも騎乗するあたりに、陣営の意気込みが感じられます。
要注意の1頭と言えるでしょう。