
「ヴィクトリアマイル」が2020年5月17日に開催されます。
ヴィクトリアマイルは、上半期の古場牝馬による頂上決戦です。
今年は三冠馬「アーモンドアイ」が出走し、見逃せない一戦となっています。
今回は、2020年ヴィクトリアマイルの特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
ローズステークス | セントライト記念 | ||
ローズステークス レース予想特集 |
セントライト記念 過去10年のデータ・傾向 |
オールカマー レース予想特集 |
神戸新聞杯 過去10年のデータ・傾向 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
Contents
1:ヴィクトリアマイル
ヴィクトリアマイルは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G1)です。
2006年以前は古馬牝馬のG1がエリザベス女王杯しかなく、牝馬重賞競走の増設やローテーションの整備などが図られたことにより、ヴィクトリアマイルが創設されました。
古馬牝馬にとって目標となるレースが増えたことで牝馬の活躍も増え、ヴィクトリアマイルにも数々の名牝たちが出走してきました。
エリザベス女王杯とは全く違う距離で施行されるので、短距離を得意とする古馬牝馬にも注目したいレースです。
国際競走であり外国馬が出走可能で、ステップ競走で所定の成績を収めた地方競馬所属馬も出走が可能となっています。
古馬牝馬路線をさらに盛り上げるレースとして、馬券を買いながらレースの行方を見守ってください。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系4歳以上牝馬 | 定量 | 1着1億500万円 |
JRA所属馬 | 55kg | 2着4200万円 |
地方競馬所属馬 | 3着2600万円 | |
外国調教馬(9頭まで、優先出走) | 4着1600万円 | |
5着1050万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2020年ヴィクトリアマイルの特別登録馬と5月12日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「アーモンドアイ」でオッズは1.8倍です。
「アーモンドアイ」は2018年に牝馬三冠を達成し、古馬になってからも海外G1のドバイターフを勝利するなど、日本を代表する競走馬として活躍しています。
今年もドバイのレースへと出走を予定していましたが、ドバイミーティングが中止となりヴィクトリアマイルへと路線を変更しました。
昨年の有馬記念では9着に敗れてしまいましたが、過去の実績から考えても「アーモンドアイ」を無視することはできません。
牡馬相手に活躍していた馬なので、牝馬限定戦ではさらに実力がずば抜けていると考えられます。
今年のヴィクトリアマイルでは、「アーモンドアイ」が勝てるかどうかが馬券のポイントになりそうです。
予想オッズの2番人気は、「サウンドキアラ」でオッズは5.7倍です。
「サウンドキアラ」は、重賞3連勝中のディープインパクト産駒です。
前走でG2の阪神牝馬Sを勝利していて、牝馬限定戦において、安定した成績を残しています。
昨年のヴィクトリアマイルでは7着と敗れてしまいましたが、今年は勢いが違います。
本格化し、G1でも十分に通用する実力の持ち主です。
マイル戦を多く経験していて、距離適性も全く問題ありません。
「アーモンドアイ」相手に、どこまでやれるのか注目です。
予想オッズの3番人気は、「ラヴズオンリーユー」でオッズは6.0倍です。
「ラヴズオンリーユー」は、昨年のオークス馬です。
無敗でオークスを制し、現在の4歳牝馬世代の中心として活躍が期待されています。
昨年のエリザベス女王杯では古馬の壁に阻まれて3着と敗れてしまいましたが、自身が古馬となり本格化を迎えたことで逆転は十分に考えられます。
距離についても2歳時にマイル戦を勝ったことがあるので、問題はありません。
東京競馬場の長い直線こそが本来の力を発揮できる条件なので、東京のマイル戦で鋭い末脚を見せてくれそうです。
ローズステークス | セントライト記念 | ||
ローズステークス レース予想特集 |
セントライト記念 過去10年のデータ・傾向 |
オールカマー レース予想特集 |
神戸新聞杯 過去10年のデータ・傾向 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
2:過去10年のデータとレース傾向
昨年のヴィクトリアマイルではダミアン・レーン騎手と初めてタッグを組んだ「ノームコア」がレコードで勝利し、多くの競馬ファンを驚かせました。
ヴィクトリアマイルは、以下の3点のレース傾向が見られます。
・4歳馬が好成績
・前走の距離が1900m以上の馬に注目
・年明けに1戦している馬が優勢
それでは、3つのレース傾向を過去10年のレース結果を基に紹介します。
2-1:4歳馬が好成績
過去10年のレース結果から、ヴィクトリアマイルでは4歳馬が好成績を残していることがわかります。
過去10年の年齢別成績を調べると、4歳馬の連対率が15.5%、3着内率が19.0%と他の年齢の馬よりも圧倒的に良い成績を残していました。
4歳という年齢は古馬になり本格化し、競走馬として充実している時期です。
その結果が顕著に表れていて、特に連対率の高さに結びついています。
過去10年の結果から予想すると、ヴィクトリアマイルでは4歳馬に注目する必要があることがわかります。
2-2:前走の距離が1900m以上の馬に注目
ヴィクトリアマイルは東京競馬場で開催されるマイルG1ですが、前走で1900m以上の距離を走った馬が好成績を残す傾向が見られます。
過去10年の前走距離別成績を見てみると、前走1900m以上の馬が連対率23.5%、3着内率29.4%と高い数字になっています。
これは、前走1600mの馬を大きく上回る結果です。
東京競馬場のマイル戦は消耗戦になりやすく、スピードだけでなくスタミナも要求されます。
そのため、マイル以上の距離を走れるほどのスタミナも必要になってきます。
出走馬の前走の距離についても注目し、1900m以上の距離を走っていた馬を狙ってみてください。
2-3:年明けに1戦している馬が優勢
ヴィクトリアマイルでは、年明けの出走回数が1回の馬が良い成績を収めています。
過去10年の年明け以降の出走数別成績を調べると、年明け1戦の馬が連対率20.8%、3着内率28.3%と高確率で馬券に絡んでいます。
年明けの出走回数が多いほど成績は落ちていて、年明け4戦以上の馬については連対率、3着内率共に0%です。
レースでの消耗が激しいと、上位に来ることは難しいと言えます。
ヴィクトリアマイルの予想をする際には、年明け以降の出走回数にも着目してください。
3:ウマダネ独自の穴馬予想
昨年のヴィクトリアマイルでは11番人気「クロコスミア」が3着に飛び込んできているので、予想では穴馬にも注目する必要があります。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年のヴィクトリアマイルで穴馬として注目なのが、「ビーチサンバ」です。
「ビーチサンバ」は、予想オッズでは23.1倍の8番人気となっています。
「ビーチサンバ」は2歳時から注目度の高かった競走馬で、阪神JFで3着に入った経験があります。
桜花賞や秋華賞にも出走し、G1戦線での活躍が期待されている馬です。
重賞レースを勝ったことはありませんが、G1で好走している実績があるので実力的にも問題はありません。
秋華賞で2000mを経験し掲示板に入っているので、スピードだけでなくスタミナも兼ね備えています。
大崩れをすることも少なく、最後の直線で確実に伸びてくる馬として信頼できます。
近親に重賞勝ち馬の「ライラプス」や「フサイチリシャール」もいるので、血統背景からも期待できる穴馬です。
それでは、ヴィクトリアマイルでのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
3連単なら「アーモンドアイ→ラヴズオンリーユー→ビーチサンバ」。
ワイドなら「アーモンドアイービーチサンバ」「ラヴズオンリーユー―ビーチサンバ。
馬単なら「アーモンドアイ→ビーチサンバ」「ラヴズオンリーユー→ビーチサンバ」。
「アーモンドアイ」は日本を代表する競走馬であり、馬券圏外になることが想像しにくい馬です。
「ラヴズオンリーユー」も昨年のオークスを勝った衝撃は凄まじかったので、馬券に絡めておきたいところです。
ウマダネ独自の穴馬である「ビーチサンバ」との組み合わせで、プラス収支を目指して頑張ってください。
ローズステークス | セントライト記念 | ||
ローズステークス レース予想特集 |
セントライト記念 過去10年のデータ・傾向 |
オールカマー レース予想特集 |
神戸新聞杯 過去10年のデータ・傾向 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
まとめ
2020年ヴィクトリアマイルの特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・4歳馬が好成績
・前走の距離が1900m以上の馬に注目
・年明けに1戦している馬が優勢
ヴィクトリアマイルでは4歳馬が好成績を残していて、過去10年の連対率は15.5%、3着内率は19.0%です。
他の年齢よりも明らかに良い成績を残しているので、4歳馬は馬券に絡めた方が良さそうです。
特に、近走の競走成績が上向きである4歳馬は無視できません。
ヴィクトリアマイルでは、年齢にも注目して予想をしてみてください。
また、前走の距離にも注目すると、前走で1900m以上の距離を走っていた馬が良い成績を残していました。
過去10年の前走距離別成績を見てみると、前走1900m以上の馬は連対率23.5%、3着内率29.4%と好成績を残しています。
これは、東京競馬場の直線が長く、スピードだけでなくスタミナも要求されることが理由の一つだと考えられます。
前走で1900m以上の距離を走っている距離短縮組には、特に注目して予想を組み立てたいところです。
そして、ヴィクトリアマイルでは年明けの出走回数も確認する必要があります。
過去10年の年明け以降の出走数別成績を調べると、年明け1戦の馬が連対率20.8%、3着内率28.3%と高い数字を残しています。
年明け以降の出走回数が増えるごとに苦戦をする傾向が見られ、年明け4戦以上の馬については一度も馬券に絡めていません。
ヴィクトリアマイルはスタミナも要求される消耗戦なので、レース前に疲労を残していると上位に来ることは厳しいレースです。
年明け以降の出走回数もチェックして、上位に来る馬を予想するようにしましょう。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、ヴィクトリアマイルで万馬券を的中させてくださいね。