競馬などのギャンブルで勝つには、バンクロール管理と呼ばれる資金管理が重要です。例えばパチンコは当たりがなければ、誰が賭けてもお金が減るタイミングに大きな差はありません。
しかし、競馬は違います。自分で自由な組み合わせで馬券を購入するため、レートの調整は自分次第です。ご自身でレート管理ができないと、いくらでも負けることができるのです。
そのため資金管理ができないと、生活費用にまで手を出してしまい、生計が立てられなくなってしまう人が出てきます。
この記事では、競馬で勝つための前提知識とバンクロール管理、プロが教える勝つためのルール、勝つ人の特徴、やってはいけないタブー、おすすめの競馬予想サイトについて解説します。生活に影響が出るまで資金を失わないように、勝つ方法を学びましょう。
前半は競馬で勝つための基本、後半はプロが解説する勝ち方のルールやタブーについて解説します。競馬で勝つために基本を疎かにしないようにしましょう。
競馬で勝つための前提知識
競馬で勝つには知っておかなければならない前提知識が以下の3点です。
- 競馬で95%の人が負ける理由
- 的中率より回収率
- 負けた時のことを考えておく
ご存知の方も多い当たり前のことだとは思いますが、知っているのと実践できているのでは雲泥の差があります。
初心者のみならず中級者も再度確認しておきましょう。長期間、競馬で勝つために必ず必要な考え方です。
競馬で95%の人が負ける理由
競馬の世界では5%の人が年間収支をプラスにしていて、残りの95%の人が年間収支をマイナスにしていると言われています。厳密なデータがあるわけではありませんが、そのぐらい勝てないことを表しているのでしょう。
JRAの控除率が約25%のため、残りの約75%で的中馬券の払い戻しが行われます。直接的な理由ではありませんが、この点が競馬で95%の人が負ける理由の一因です。
これはマイナスサムゲームと呼ばれ、馬券を買えば買うほど損をします。理論上、長く競馬を続けると回収率は75%になっていくため、負けます。
的中率より回収率
競馬で勝つには的中率よりも長期的な回収率に注目しなければなりません。長期的な回収率が100%を超えてはじめて競馬では勝ったといえます。
的中率はどんなに高くても、収支がプラスとは限らないからです。例えば1日10レースで馬券を購入して5つのレースで的中すれば、的中率は50%。しかし、5万円を掛けて、4万円しか回収できていないのであれば、回収率は80%で負けとなります。
また回収率は短期間で区切って考えるよりも長期間で考えるべきです。短くても年間の回収率で勝ち負けを判断しましょう。その理由は後述します。
負けた時のことを考えておく
前述した通り、競馬で勝つことは簡単ではありません。回収率を高めていくためには時間がかかります。そのため負けたときのことを考えておく必要があります。
具体的にはいくらまで負けられるのかを考えることです。この点を押さえておけば、生活に支障をきたすほど資金を使ってしまうことを防ぎやすくなります。
また余剰資金で競馬を行うことで、長期間競馬を楽しみながら、回収率を高めていけるでしょう。決して生活費まで利用して競馬をしないようにしてください。
競馬で勝つためのバンクロール管理について
バンクロール管理とは、ポーカーで使われる言葉です。簡単にいうとギャンブル資金の管理方法です。
年間の回収率100%超えのために必要なバンクロール管理に必要な第一歩目を解説します。
おすすめの方法は以下の通りです。
- 年間のギャンブル資金を決める
- 購入するレース数を決める
- 馬券の買い方を最適化していく
年間のギャンブル資金を決める
バンクロール管理の基本は、まず年間の予算を決めることです。競馬で負けても生活に支障をきたさない金額を決めてください。初心者の場合はその金額を年間の予算にしましょう。
中級者以上で年間の回収率を理解している場合は、回収も含めて予算を決められます。例えば、生活に支障をきたさないギャンブル資金が年間で100万円で年間回収率が最悪50%だとします。その場合は、200万円が年間の資金です。
注意点は控除率が25%だからといって、75%の回収率で計算しないことです。何年も競馬を行っていて、3〜5年分の自身の回収率がわかっている場合のみ適用しましょう。
購入するレース数を決める
年間のギャンブル資金を決めたら、馬券を購入するレースと数を決めましょう。中央競馬の年間レース数は、おおよそ3400レースです。そのときの気分で購入するレースを決めていると、毎回の掛け金が変わってしまいますし、参加するレースが多ければ多いほど負けやすくなります。
もちろんレースによって掛け金を増やしたり、さまざまなレースで勝負したいと思います。だからこそ、馬券を購入するレースや数を決めておくことが重要です。
例えば、年間のギャンブル資金が120万円の場合、一月で使える資金は10万円です。この10万円を割り振るレースを決めるのです。
週末の中央競馬に参加する場合は、月に8〜10日の開催のため、1日12レースあたり1万円が資金となります。
あとは年間のギャンブル資金を超えないように、好きなレースに賭けましょう。
馬券の買い方を最適化していく
1レースあたりの賭け金を決めたら、馬券の買い方を最適化して、回収率を高めていきましょう。初心者の場合でも競馬で勝ちたいのであれば、年間のギャンブル資金を決めて購入するレース数を決めましょう。負けにくくなります。
馬券の買い方のヒントについては、プロが教える競馬で勝つためのルールやタブーといった内容で後述します。
プロが教える競馬で勝つための5つのルール
競馬で回収率100%を越えるために、どうすれば競馬で勝てるのか、あれやこれやと検索しする競馬ファンも多いでしょう。
競馬歴20年以上の私の格言やマイルールを紹介します。
逃げ馬は人気薄でこそ買い!
初心者の方は小頭数の方が良いと考えられていますが違います。
特に前走、逃げていない人気薄の逃げ馬が狙い目です。人気が無ければ無いほど喜んでください。複勝の期待値が非常に高いです。狙い撃ちしましょう。
体重が減ってきた馬が更に減った場合は危険視!
馬の休み明け前が相当な太め残りではない限り、休み明けは馬体重が増えます。
そのため休み明けの馬体重が減っていたら、休み明け前が太め残りかチェックしてください。
もし休み明け前が太め残りではないのに、馬体重が減っていたら、リフレッシュできていない可能性が大きいです。
休み明けに馬体重が減っているのにも関わらず好走すると、いつも以上に疲れが溜まります。次走も馬体重が減っていたらその馬は危険です。
定量なデータは意味がない!
定量的データだけを用いて、予想をしてもあまり意味がありません。
たしかに全体像を捉えるのに定量的データを使用するのは良いです。しかし、定量的データは競馬の真相を深く追及したものではありません。それだけを用いて予想しても回収率は上がらないと個人的に考えています。
狙い馬が人気の時は控えめに!人気がある時は積極性を!
払い戻し率(控除率)の観点から単勝と複勝が1番のおすすめです。
適当に買うとするならば他の券種(馬連・馬単や3連単・3連複)よりも払い戻し率(控除率)が優遇されており、1番回収率をアップできるからです。
本当に勝ちたくて少しでも回収率を上げたいと思うなら、単勝と複勝に比重をかけましょう。つまり人気薄の馬の時にこそ、勝負すべきです。
迷ったときは偶数馬もしくは外国人騎手!
迷ったら「見送る」のが1番良いです。しかし、買いたい時もあるでしょう。
予想をしている時にどちらの馬にしようかと悩んだら、やはり外国人騎手の方が良いです。
実際に外国人騎手のほうが勝っているというのもあります。その他にも単勝に関しては最後の最後でしっかり追える騎手が良いです。リーチの長い外国人騎手のほうが接戦になると圧倒的に有利です。
迷った時にどちらも日本人騎手、もしくはどちらも外国人騎手なら偶数番の馬の方を買いましょう。
ちなみにゲートに入れる順番は、①奇数番の馬 ②偶数番の馬 ③大外枠の馬です。
これはあくまで基本的な順番です。ゲートでよく暴れる馬はこの基本ルールを無視して先にゲートに入ることもあります。
偶数番の馬は後入りになるため、ストレスがあまりかかりません。一方で、先入りの奇数番の馬は、先に狭いゲートに入れられて待たなければいけないのでストレスがかかります。
実際にデータを集計してみれば分かりますが、奇数番より偶数番の馬のほうが回収率や勝率は良いです。
このようなデータは、AIやプロの馬券師の予想を提供している競馬予想会社の利用をおすすめします。
2:ウマダネ調べ!実際に勝ってる人から導く買い方の特徴10個
実際に競馬で勝っている人にはどのような特徴があるのでしょうか。私が競馬で勝っている人たちにインタビューしたところ、共通点が10個存在していました。
10個の特徴は以下の通りです。
- 好き嫌いや注目度で馬券を買わない
- プロの予想を買っている
- トータルで手元にお金が残るような馬券の買い方をする
- 割り切って次のレースに備える
- 金額はオッズではなく自身で調整
- 調教の見方を覚えている
- ひとつのファクターで全てを判断する
- 当てる能力より避ける能力
- 実は影で努力している
- 感情に身を任せない
これら全てが備わってなければいけないという訳ではありません。しかし、現状勝っている人たちにはこれら全てが備わっています。
一つずつ目を通すと、難しいことではありません。普段の自分自身の競馬スタイルを少し見直すだけで勝つ人へシフトしていくのです。
これら10個の特徴を参考にレースをするのも勝ちへの道に繋がるでしょう。
競馬で勝つためにやってはいけない3つのタブー
絶対やってはいけない3つのタブーは以下の通りです。
- 単勝1倍台の馬に突っ込む
- 倍プッシュ
- 全てのレースで勝負をする
この3つを理解することで、「勝つため」に大きく近づきます。
単勝1倍台の馬に突っ込む
競馬というゲームは勝ち馬を当てるゲームですが、常にリスクとリターンを意識しないといけません。
1倍台のオッズになっている馬は、未勝利戦で前走3着を突き放した2着であったり、新馬戦で母馬や兄、姉がG1馬であったりします。このような馬に賭けても良いのでしょうか。
オッズが低い馬が必ず来るという考えのままでは、勝つことは出来ません。オッズが高い所を予想して買うことで勝ちへ繋がります。
倍プッシュ
競馬では1日に同じ競馬場で12Rあります。その12R全てを倍プッシュで100円ずつ賭け続けて11Rまで負け続けたとします。
すると、いくら100円でも、その負けを取り戻すのに約20万円近くの額を取り戻さなければなりません。
運が良ければ増え続けますが、ギャンブルは甘くはありません。確実な勝ちを取りに行くのであれば、選択すべき方法ではないです。
全てのレースで勝負をする
競馬にのめり込んでいるほど難しいことですが、全てのレースを買ってはいけません。
勝負すべきレースを厳選し、賭けることが大事です。
まずは新聞を読みレースの中で自分が得意な条件やリターンが望めないレース等を、競馬場に行く前に確認しておきましょう。
競馬場に行ってから毎レースの分析にとりかかっていてはダメです。
『競馬で副業がしたい』、『プロの予想を無料で受け取りたい』という方は、AIやプロの馬券師の予想を提供している競馬予想会社の利用をおすすめします。
基本的に『無料』の馬券予想プランも用意されているため、お試し感覚で登録することができます。
競馬で勝つとは
競馬で勝つとは、長期間の回収率で100%を超えることです。そのために必要なことがバンクロール管理です。資金を管理した上でレースの選び方や馬券の買い方を学べば、年間回収率100%を超えられるでしょう。
次に重要なのが競馬で勝ち続けている人が設けている自分自身のルールです。普段からそのルールに従い勝負していくことが勝ちに繋がります。
バンクロール管理と自分ルールを作り、競馬で勝てるようになって頂ければ幸いです。
純粋に競馬を楽しみたい方も余剰資金を超えるような掛け方をするだけは避けましょう。