ラジオNIKKEI賞は、日本中央競馬会(JRA)が福島競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G3)です。
3歳限定の唯一のハンデ重賞であり、クラシック最終戦に向けて注目を集める一戦です。
2020年の優勝馬バビットは、続くセントライト記念を勝って菊花賞に駒を進めました!
今回は2023年ラジオNIKKEI賞へ向けて、過去10年のデータを基にしたレース傾向を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
「ラジオNIKKEI賞」出走馬情報
今年のラジオNIKKEI賞で中心となるのは、過去4戦全てで2着に入る大物感を見せている「レーベンスティール」です。
重賞レースこそ未出走ですが、全レースで上がり3ハロン最速タイムの末脚を使っていて、将来の活躍が大きく期待されています。
前走の3歳1勝クラスでは2着に5馬身差をつける勝ちっぷりを見せているので、重賞でも楽しみな存在です。
また、昨年の新潟2歳Sで5着に入った「アイスグリーン」も出走します。
前走ではオープンクラスの白百合Sで2着に入っていて、重賞レースでも好走が期待できます。
その他、スイートピーSを快勝した「ウヴァロヴァイト」、白百合Sを上がり3ハロン33.6秒の末脚で勝利した「バルサムノート」なども出走予定です。
「ラジオNIKKEI賞」注目馬
今年のラジオNIKKEI賞にも、秋の大舞台での活躍を目指す3歳馬たちが出走を予定しています。
そこで、2023年ラジオNIKKEI賞に出走予定の注目馬をご紹介します。
●バルサムノート
●ウヴァロヴァイト
●セオ
注目馬①:バルサムノート
バルサムノート 🎉
ホー騎手~🐴#バルサムノート#ホー騎手#小倉5R #新馬戦 pic.twitter.com/BD84lzqjAc
— 🐴📸よぴ (@UMAYOPI_PASHA) August 14, 2022
バルサムノート | |||
性齢 | 牡3歳 | ||
---|---|---|---|
通算成績 | 5戦2勝 | ||
主な勝鞍 | OP・白百合S | ||
父 | モーリス | ||
母 | エピセアローム | ||
母の父 | ダイワメジャー |
「バルサムノート」は、モーリス産駒の3歳牡馬です。
2022年8月に小倉競馬場でデビューし、1番人気に応えて初勝利を挙げました。
その後は1勝クラスで善戦こそするものの、勝ち切れないレースが続いていましたが、格上挑戦となった前走の白百合Sを快勝。一気にオープンクラス入りを果たしています。
白百合Sでは上がり3ハロン33.6秒と切れ味抜群の末脚を発揮し、長い直線を活かしての勝利でした。
今回は平坦で小回りな福島競馬場へと舞台が移るため、平坦なコースでの立ち回りが勝敗を分けるカギとなりそうです。
全レースで掲示板内を確保する安定した走りを見せているので、重賞級の実力を持っていると考えられます!
注目馬②:ウヴァロヴァイト
この勝負服🥺✨
すごく悔しいなぁ。不利うけたとき変な声出たわ。#ウヴァロヴァイト #横山武史 pic.twitter.com/K15Z0UO7TM— Suzu🐇 (@oumasan_16) February 11, 2023
ウヴァロヴァイト | |||
性齢 | 牝3歳 | ||
---|---|---|---|
通算成績 | 5戦2勝 | ||
主な勝鞍 | OP・スイートピーS | ||
父 | サトノクラウン | ||
母 | エイグレット | ||
母の父 | サンデーサイレンス |
「ウヴァロヴァイト」は、サトノクラウン産駒の3歳牝馬です。
2022年7月に札幌芝1800mでデビューし、デビュー戦ではアタマ差の2着と惜しくも敗れてしまいました。
しかし、距離短縮で挑んだ未勝利戦で初勝利を挙げ、3戦目の1勝クラス・赤松賞でも3着に入る活躍を見せています。
2023年初戦は、G3・クイーンCへと挑戦。10着に敗れてしまいましたが、他馬にぶつけられてしまう不利もあったため、単純な実力負けではありません。
前走のスイートピーSを快勝したことからも、その実力の高さが窺えるので、2度目の重賞挑戦で重賞初制覇も期待できそうです。
スイートピーSでは終始折り合えていたので、距離の心配もなさそうです!
注目馬③:セオ
阪神4Rは2番人気セオが勝利! 岩田望来騎手はJRA年間100勝を達成しました!
プレゼンターは掛布雅之氏が務めました。#セオ#岩田望来騎手 pic.twitter.com/s1fmfvoYja— 週刊Gallop(Weekly Gallop) (@gallop_keiba) December 24, 2022
セオ | |||
性齢 | 牡3歳 | ||
---|---|---|---|
通算成績 | 8戦2勝 | ||
主な勝鞍 | 3歳1勝クラス | ||
父 | スピルバーグ | ||
母 | ルーラ | ||
母の父 | Oasis Dream |
「セオ」は、スピルバーグ産駒の3歳牡馬です。
2022年9月に中京競馬場でデビューし、初勝利までは5戦を要しました。
しかし、その後はオープンクラスのすみれSで5着に入る活躍を見せると、3歳1勝クラスを制しすぐに2勝目を挙げています。
そして前走の白百合Sでは、スタート直後からハナに立つ積極的な競馬で、勝ち馬とのタイム差0.2秒差の3着に食い込みました。
オープンクラスでの実績を考えると、重賞を勝ってもおかしくない実力馬です。
2勝目は不良馬場の荒れた馬場で挙げた勝利なので、悪天候になっても面白い一頭です。
スタミナ豊富な逃げ馬なので、直線の短い福島競馬場との相性も良さそうです!
ラジオNIKKEI賞予想に使えるコースの特徴
ラジオNIKKEI賞(G3) | |||
競馬場 | 福島競馬場 | コース | 芝 1800m |
---|---|---|---|
性齢 | 3歳 | 負担重量 | ハンデ |
ラジオNIKKEI賞は、福島競馬場の芝1800mで施行されます。
福島競馬場の芝1800mは直線スタンド前からスタートし1周するレイアウトで、最後の直線が短いため良いポジションを取るために、スタート直後からペースが上がりやすい傾向があります。
ただし、スタートから最初の直線までの距離は約305mで、これはローカル小回り芝1800mという条件の中では最も長い距離になっています。
そのため、他のローカル小回り芝1800mほど、内枠有利の傾向は見られません。
さらに、最後の直線が短いにも関わらず差しが決まりやすいコースであり、これは開催後半になると内側の馬場が荒れて、外差しが有利となるからです。
開催前半なのか後半なのかでも有利な脚質が大きく変わるので、内側の馬場状態を常にチェックしながら予想をするようにしてください。
「ラジオNIKKEI賞」過去3年のレース結果
2022年 | |||||||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 人気 | オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 3 | フェーングロッテン | 牡3 | 松若 | 3 | 7.2 |
2 | 5 | 7 | ショウナンマグマ | 牡3 | 菅原明 | 8 | 10.5 |
3 | 1 | 1 | サトノヘリオス | 牡3 | 岩田望 | 2 | 6.3 |
2021年 | |||||||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 人気 | オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | ヴァイスメテオール | 牡3 | 丸山 | 4 | 7.8 |
2 | 5 | 10 | ワールドリバイバル | 牡3 | 津村 | 11 | 25.0 |
3 | 7 | 14 | ノースブリッジ | 牡3 | 岩田康 | 7 | 11.0 |
2020年 | |||||||
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 人気 | オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | バビット | 牡3 | 内田博 | 8 | 20.2 |
2 | 8 | 11 | パンサラッサ | 牡3 | 三浦 | 7 | 15.8 |
3 | 2 | 2 | ディープキング | 牡3 | 戸崎圭 | 5 | 9.5 |
近年のラジオNIKKEI賞では、人気薄の馬が上位に絡み荒れる傾向が見られます。
2022年のラジオNIKKEI賞は3番人気フェーングロッテンが勝利し、2着には8番人気の穴馬ショウナンマグマが食い込みました。
さらに、2021年のラジオNIKKEI賞は4番人気ヴァイスメテオールが勝利し、2着には11番人気と人気薄だったワールドリバイバルが入って、3連単の配当は30万円を超える結果となっています。
また、2020年のラジオNIKKEI賞でも、1着が8番人気、2着が7人気で、3連単の配当は173,020円と高配当となっていることから、穴馬が活躍していると言えるレースです。
過去3年で1番人気がいずれも馬券圏内に入っていないことから、非常に予想が難しいレースであることがわかります。
3歳限定のハンデキャップ重賞のため、混戦模様となりやすいレースなので、人気に囚われず予想をするようにしてください。
●一昨年の3連単は316,180円の高配当
●過去3年で1番人気いずれも馬券圏外
「ラジオNIKKEI賞」過去10年のデータとレース傾向
ラジオNIKKEI賞で馬券を当てるためには、過去データからレース傾向を掴んでおくことが大切です。
そこで、ラジオNIKKEI賞の過去10年のデータをまとめてみましたので、レース予想の参考にしてください。
傾向①:【血統】から見る「ラジオNIKKEI賞」
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 2- 1- 2- 3/ 8 | 25.0% | 37.5% | 62.5% |
ステイゴールド | 1- 1- 0- 5/ 7 | 14.3% | 28.6% | 28.6% |
キングカメハメハ | 1- 1- 0- 3/ 5 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
マンハッタンカフェ | 1- 0- 0- 4/ 5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
ディープブリランテ | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
ヴィクトワールピサ | 1- 0- 0- 5/ 6 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
マツリダゴッホ | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
ブラックタイド | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
ナカヤマフェスタ | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
エピファネイア | 0- 1- 1- 3/ 5 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
過去10年のラジオNIKKEI賞での種牡馬別成績を調べると、最も勝ち馬を輩出しているのはディープインパクトで、連対率は37.5%、複勝率は62.5%と好成績を残していました。
ディープインパクトは東京競馬場などの直線の長い競馬場だけでなく、福島競馬場などの小回りなコースでも活躍馬を多く輩出しています。
特に福島競馬場はローカル競馬場の中でも外差しが決まりやすい競馬場なので、ラジオNIKKEI賞ではディープインパクト産駒に注目です。
また、ステイゴールドやキングカメハメハなど、芝中距離路線で活躍馬を多く輩出している種牡馬も好成績を残しています。
ラジオNIKKEI賞では芝中距離路線で実績を残している種牡馬を積極的に狙いたいところです。
ラジオNIKKEI賞では、圧倒的な成績を残しているディープインパクト産駒に注目ですね!
傾向②:【枠順】から見る「ラジオNIKKEI賞」
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 3- 1- 2-10/16 | 18.8% | 25.0% | 37.5% |
2枠 | 2- 2- 3- 9/16 | 12.5% | 25.0% | 43.8% |
3枠 | 1- 1- 1-13/16 | 6.3% | 12.5% | 18.8% |
4枠 | 0- 0- 0-18/18 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5枠 | 1- 3- 1-15/20 | 5.0% | 20.0% | 25.0% |
6枠 | 1- 2- 0-17/20 | 5.0% | 15.0% | 15.0% |
7枠 | 1- 0- 2-17/20 | 5.0% | 5.0% | 15.0% |
8枠 | 1- 1- 1-17/20 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
ラジオNIKKEI賞の過去10年の枠番別成績を調べると、2枠が連対率25.0%・複勝率43.8%とかなりの好成績を残していました。
また1枠も連対率25.0%・複勝率37.5%の好成績を残しているので、ラジオNIKKEI賞では内枠が有利であることがわかります。
そのため、ラジオNIKKEI賞では1~2枠の内枠を積極的に狙いたいところです。
反対に外枠は苦戦傾向にあり、7枠も8枠も複勝率15.0%で、内枠と比べると上位に食い込めていません。
小回りコースの福島競馬場で行われるラジオNIKKEI賞では、コースロスの少ない内枠を狙いたいところです。
明らかに内枠が好成績を残しているので、ラジオNIKKEI賞では1~2枠を狙いたいところです!
傾向③:【人気】から見る「ラジオNIKKEI賞」
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 2- 2- 0- 6/ 10 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
2番人気 | 2- 0- 1- 7/ 10 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
3番人気 | 2- 0- 0- 8/ 10 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
4番人気 | 1- 1- 0- 8/ 10 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
5番人気 | 1- 0- 3- 6/ 10 | 10.0% | 10.0% | 40.0% |
6番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
7~9人気 | 2- 5- 4- 19/ 30 | 6.7% | 23.3% | 36.7% |
10~12人気 | 0- 1- 1- 28/ 30 | 0.0% | 3.3% | 6.7% |
13~15人気 | 0- 1- 0- 19/ 20 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
16~18人気 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ラジオNIKKEI賞の過去10年の単勝人気別成績を調べると、7~9番人気の穴馬が好成績を残す傾向が見られました。
過去10年で7~9番人気は連対率23.3%・複勝率36.7%と高確率で馬券に絡んでいます。
人気薄にも関わらず良い成績を残しているので、ラジオNIKKEI賞は荒れやすいレースであることがわかります。
また、3~4番人気はいずれも複勝率20%以下となっていて、過去10年でほとんど馬券に絡んでいません。
ラジオNIKKEI賞は3歳限定のハンデ重賞であり、人気どおりに走るとは限らないので、ハンデも加味しながら人気薄の馬も積極的に狙いたいところです。
7~9番人気が高い確率で馬券に絡んでいるので、ラジオNIKKEI賞では7~9番人気に注目です!
傾向④:【馬体重】から見る「ラジオNIKKEI賞」
馬体重 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
400~419kg | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
420~439kg | 1- 0- 0- 10/ 11 | 9.1% | 9.1% | 9.1% |
440~459kg | 1- 3- 3- 26/ 33 | 3.0% | 12.1% | 21.2% |
460~479kg | 2- 4- 3- 29/ 38 | 5.3% | 15.8% | 23.7% |
480~499kg | 4- 1- 2- 26/ 33 | 12.1% | 15.2% | 21.2% |
500~519kg | 1- 2- 0- 18/ 21 | 4.8% | 14.3% | 14.3% |
520~539kg | 1- 0- 1- 4/ 6 | 16.7% | 16.7% | 33.3% |
540~ | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年のラジオNIKKEI賞では、馬体重520~539kgの馬が連対率16.7%・複勝率33.3%と好成績を残していました。
福島競馬場は最後の直線のゴール前に坂があり、他の平坦なローカル競馬場に比べて、馬力が求められるコースです。
そのため、ある程度の馬格がある馬が良い成績を残しています。
反対に、馬体重439kg以下の馬は過去10年で馬券に絡んだのが2頭のみと苦戦傾向にあります。
ラジオNIKKEI賞では、少なくとも馬体重440kg以上の馬を中心に馬券を買いたいところです。
タフな展開となることも多いので、ある程度の馬格が必要になってきます!
傾向⑤:【脚質】から見る「ラジオNIKKEI賞」
脚質 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
逃げ | 1- 2- 3- 4/ 10 | 10.0% | 30.0% | 60.0% |
先行 | 4- 5- 2- 27/ 38 | 10.5% | 23.7% | 28.9% |
差し | 4- 2- 2- 46/ 54 | 7.4% | 11.1% | 14.8% |
追い込み | 1- 1- 3- 39/ 44 | 2.3% | 4.5% | 11.4% |
過去10年のラジオNIKKEI賞の脚質別成績を調べると、逃げ・先行勢が好成績を残す傾向が見られました。
過去10年で逃げ馬は連対率30.0%・複勝率60.0%、先行馬は連対率23.7%・複勝率28.9%と良い成績です。
他のJRA主要競馬場と比べると直線が短く小回りなため、上位に食い込むためには先行力が重要になります。
また、ラジオNIKKEI賞は福島競馬の開幕週に行われる重賞レースのため、スピードが出せる馬場状態であることが多く、スピードに乗った逃げ馬がそのまま逃げ粘る展開も見られるので、人気薄の逃げ馬にも警戒が必要です。
逃げ・先行勢が好成績を残しているので、ラジオNIKKEI賞ではテンの速さやインを立ち回れる器用さを重視して予想をしたいところです!
当日の福島競馬場の天気と馬場状態
7月2日の福島競馬場の天気予報は、「曇り一時雨」です。
降水確率はそれほど高くありませんが、前日に雨が降る可能性もあるので、湿った馬場状態になることも考慮しなければいけません。
しかし、福島競馬は今週が開幕週となるため、スピードの出やすい良好な馬場状態となります。
福島競馬場は開催後半になって馬場が荒れてくると外差しも決まりやすいコースですが、馬場が荒れていない開幕週は断然前が有利です。
過去10年の脚質別成績でも逃げ馬の活躍が目立つので、ラジオNIKKEI賞では積極的に前に行ける馬を狙いたいところです。
●当日は雨が降る可能性がある
●福島競馬は今週が開幕週
●前が止まらない展開に注意
ウマダネが真剣予想!「ラジオNIKKEI賞」追いきり好調馬BEST3
馬券を当てるためには、調教で出走馬の調子を見極めることが大切です。
ここでは、ウマダネ独自の視点で出走馬の調教診断を行っています。
調教タイムや雰囲気から、各馬の状態・本気度を的確に判断するので、是非予想の参考にしてください。
【A評価】シーウィザード
【A評価】ウヴァロヴァイト
【A評価】アイスグリーン
調教診断【A】:シーウィザード
出世レースの芙蓉Sを制している #シーウィザード。#スプリングS へ向けては、気性面の課題を克服すべく大ベテランの柴田善臣騎手を手配。中間の稽古から手綱を託し「だいぶ落ち着いて走れている」と確かな成長を見せている。ここで重賞初制覇を果たし、春のクラシックへ弾みをつけたい。 pic.twitter.com/HI4iGasnqD
— レープロ(トレセン班) (@program_racing) March 15, 2023
年月日 | 調教コース | 6F | 5F | 4F | 3F | 2F | 1F | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
前回連対時 | 2022.9.28(水) | 美浦 W | 83.6 | 68.7 | 53.7 | 38.8 | 24.9 | 12.2 |
今回 | 2023.6.28(水) | 美浦 W | 87.5 | 70.2 | 53.8 | 38.8 | 25.0 | 12.0 |
ニュージーランドT10着からの巻き返しを狙う「シーウィザード」は、6月28日に美浦Wコースで追い切りを行い、6ハロン87.5秒-12.0秒をマークしました。
ゴーサインに鋭く反応し、楽に併入に持ち込む仕上がりの良さを見せています。
管理する鹿戸調教師は「折り合いは良かったし、ゴールを過ぎてから1コーナーまでペースを緩めていなかったからね。いい稽古ができたよ。福島も大丈夫。落ち着きが出てきた今なら本来の力が発揮できるはず」と満足気な表情を浮かべていました。
前走よりも明らかに調子を上げているので、ニュージーランドTからの巻き返しが期待できそうです。
調教診断【A】:ウヴァロヴァイト
【ラジオNIKKEI賞】菅原明騎手も「さらに良くなってる感じがします」
牝馬ウヴァロヴァイトが史上初の快挙達成へhttps://t.co/GG67Lce4gP#日刊ゲンダイDIGITAL#ラジオNIKKEI賞 #ウヴァロヴァイト #菅原明良 pic.twitter.com/VQ6HCKx74z— 日刊ゲンダイ 競馬 (@gendai_keiba) June 27, 2023
年月日 | 調教コース | 6F | 5F | 4F | 3F | 2F | 1F | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
前回連対時 | 2023.4.26(水) | 美浦 W | 86.8 | 69.8 | 54.3 | 39.2 | 25.2 | 12.3 |
今回 | 2023.6.28(水) | 美浦 W | 86.3 | 70.1 | 54.9 | 39.5 | 25.2 | 12.2 |
スイートピーSの勝ち馬「ウヴァロヴァイト」は、6月28日に美浦Wコースで追い切りを行い、6ハロン86.3秒-12.2秒をマークしました。
弾むようなフットワークで軽快な動きを見せ、タイム以上に仕上がりの良さを感じさせます。
追い切りに騎乗した菅原騎手は「今週もいい動きでした。小柄な馬で操作がしやすいので、コーナー4つも気になりません。前走も強かったですが、さらに良くなっています。追えばさらに伸びそうな手応えでした」と調子が上がっていることをアピール。
前走でも好結果を残しているので、今回も好走が期待できそうです。
調教診断【A】:アイスグリーン
【#ラジオNIKKEI賞 追い切り】条件好転 #アイスグリーン は馬なりで坂路ラスト12・1秒 池添調教師が挙げた課題https://t.co/UnMecEgxrQ pic.twitter.com/0heR42LDTE
— 東スポ競馬 (@tospo_keiba) June 28, 2023
年月日 | 調教コース | 4F | 3F | 2F | 1F | |
---|---|---|---|---|---|---|
前回連対時 | 2023.5.24(水) | 栗東 坂路 | 54.0 | 39.7 | 25.8 | 12.8 |
今回 | 2023.6.28(水) | 栗東 坂路 | 53.9 | 38.8 | 24.8 | 12.1 |
白百合Sで2着と好走した「アイスグリーン」は、6月28日に栗東坂路で追い切りを行い、4ハロン53.9秒-12.1秒をマークしました。
前進気勢あふれる走りで坂路を駆け上がり、雰囲気の良さは抜群です。
管理する池添調教師は「カーッとしやすい気性なので、当日のパドックで落ち着きを保てるかがカギとなります」と気性面の心配をしていました。
パドックで落ち着いているようであれば好走が期待できるので、当日の精神状態もチェックしておきたいところです。
【直前情報】レース展望と最終推奨馬
今年のラジオNIKKEI賞で馬券の軸としたいのは、白百合Sの勝ち馬「バルサムノート」です。
オープンクラスのレースを制している実績は高く評価でき、重賞でも通用する実力であることは間違いありません。
1800m戦では2戦2勝とこの距離を得意としているので、上位に入る可能性は高いと言える存在です。
また、過去4戦全てで連対している「レーベンスティール」も無視できない一頭です。
前走では上がり3ハロン33.0秒を記録し、非凡な末脚の持ち主なので、初重賞でも好走が期待できます。
その他、オープンクラスのスイートピーSを制した「ウヴァロヴァイト」、今年の京成杯で2着に入った実績がある「オメガリッチマン」なども馬券に絡めたいところです。
「ラジオNIKKEI賞」ウマダネの馬券予想
2023年ラジオNIKKEI賞のウマダネの予想印や買い目は、下記のとおりです。
枠 | 馬番 | 予想印 | 馬名 |
---|---|---|---|
5 | 10 | ◎ | バルサムノート |
7 | 14 | ○ | レーベンスティール |
5 | 9 | ▲ | ウヴァロヴァイト |
2 | 4 | ☆ | オメガリッチマン |
3 | 6 | △ | エルトンバローズ |
4 | 7 | △ | シルトホルン |
【馬連ボックス】
4.6.7.9.10.14
15通り各100円
【馬単軸1頭流しマルチ】
軸馬:10
相手:4.6.7.9.14
10通り各100円
【三連単フォーメーション】
1着:10.14
2着:4.6.9.10.14
3着:4.6.7.9.10.14
32通り各100円