小倉競馬場は中央競馬のローカル開催場で唯一、障害専用の周回コースがあり、また唯一の九州産馬限定競走が行われている競馬場です。
さらに、小倉記念や小倉大賞典、北九州記念といった馬券的にも注目の重賞レースが開催され、高配当を目指すなら攻略しておきたい競馬場でもあります。
「小倉競馬場では、どんな馬が好成績を残しているの?」
「小倉競馬場のレースでは、どの枠の馬を狙えばいい?」
今回は、そんな疑問を解決するために、小倉競馬場のコース特徴を距離別にご紹介します。
小倉競馬場で高配当を的中させるために、是非本記事を参考にしてください。
1:小倉競馬場の特徴は「平坦、小回り」!
小倉競馬場の芝コースの1周距離は1615.1mで、これは福島競馬場に次ぐ小ささとなっています。
最後の直線の距離は293mと標準的な長さですが、坂は設けられていません。
そのため、「平坦、小回り」が小倉競馬場の特徴となっています。
ただし、最後の直線にこそ坂はありませんが、2コーナーには小高い丘があります。
芝コースの高低差は3mに及び、競馬場全体が平坦だというわけではありません。
また、3コーナーと4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている上、最後の直線は平坦なので、スピード能力が問われるコースです。
最後の直線の293mという長さは標準ですが、水準以上に逃げ・先行馬が好成績を残しています。
さらに、ダートコースは残り400m地点から直線にかけて緩やかな上り勾配が続くなど、芝コースとは若干違う起伏になっています。
それでも、逃げ・先行馬が有利なのは芝コースと同じなので、差し・追い込み馬は苦戦を強いられるコースであることは覚えておいてください。
2:【小倉芝コース】距離別の特徴や予想のヒントを解説
「平坦、小回り」コースの小倉競馬場では、芝コースにおいてもそれぞれの距離によってレース傾向が異なります。
そこで、ここからは小倉競馬場の芝コースについて、距離別の特徴や傾向を見ていきましょう。
2-1:小倉競馬場・芝1200m
小倉競馬場の芝1200mは、2コーナーポケットからのスタートとなります。
最初のコーナーまでの距離は479mと距離が長く、さらに下り坂になっているのでスタート直後からスピードに乗りやすいコースです。
3~4コーナーのスパイラルカーブでも下り坂が続き、最後の直線も平坦です。
スピードの絶対値が問われるレイアウトで、スピード能力の高さだけで押し切ってしまう馬も珍しくありません。
ただし、開催後半には馬場が荒れてくるため、タフな馬場でも失速しないパワーが求められることもあります。
その場合は、ハイペースで前の馬が総崩れになることもあり、差し馬が台頭しやすくなります。
小倉競馬場芝1200mは馬場状態によってレース傾向も大きく変わるので、まずは馬場状態を必ずチェックするようにしましょう。
2-2:小倉競馬場・芝1700m
小倉競馬場の芝1700mは、スタンド前の直線半ばからのスタートとなります。
スタートしてから、最初のコーナーでの距離は172mしかありません。
そのため、外枠の馬はコーナーで外を回らされてしまいます。
距離ロスを強いられることになるので、外枠の馬については割引きが必要です。
また、2コーナーには小高い丘が設けられているので、中盤はペースも落ち着きやすい傾向があります。
基本的には逃げ・先行馬が有利なコースで、勝つためには少なくとも先頭集団に近い位置でレースを進めなければいけません。
特に馬場状態が良い開催前半は内枠と逃げ・先行馬の活躍が顕著なので、馬場状態を確認しながら、距離ロスの少ない内枠の逃げ馬を狙うようにしましょう。
2-3:小倉競馬場・芝1800m
小倉競馬場の芝1800mは、スタンド前のゴール板手前100mあたりからのスタートとなります。
最初のコーナーまでの距離も短く、1~2コーナーでは坂を上るため、前半のペースはスローになりがちです。
最後の直線は平坦なので逃げ・先行馬も失速せず、そのまま前残りになることも珍しくありません。
また、内ラチ沿いの馬場状態が良ければ、内枠が有利なコースです。
開催前半は、内枠に入った逃げ・先行馬に注目してください。
2-4:小倉競馬場・芝2000m
小倉競馬場の芝2000mは、スタンド前の直線ポケットからスタートとなります。
最初のコーナーまでの距離は長く、若干ペースが速くなるものの、向正面で一度ペースが緩みます。
しかし、3コーナー付近から再びペースアップし、先頭争いが激しくなるため、やや逃げ馬が苦戦する傾向が見られます。
スタートから最初のコーナーまでの距離が長いので、枠順による有利不利はありません。
ラップが大きく変動し、長く良い脚が使える馬が活躍しやすいコースです。
2-5:小倉競馬場・芝2600m
小倉競馬場の芝2600mは、向正面の直線半ばからのスタートとなります。
スタートから最初のコーナーまでの距離は244mで、長丁場であることもあり、ペースが落ち着くのが特徴です。
枠順による大きな有利不利は見られませんが、基本的には先行馬が優勢です。
同じ2600mの札幌競馬場、函館競馬場とに比べると時計が速く出る傾向がありますが、小倉競馬場でもスタミナが重要になってきます。
残り1300m付近からずっと下りが続くので、最後の直線へ向けてロングスパートできる馬を狙ってみてください。
2-6:小倉競馬場の芝コースにおける馬券予想のポイント
小倉競馬場の芝コースは、「平坦」で「小回り」です。
最後の直線には坂が設けられていないため、スピードの絶対値が問われるコースとなっています。
基本的には逃げ・先行馬が有利であり、距離ロスの少ない内枠の馬が好走する傾向にあります。
ただし、開催後半になると馬場状態が悪くなり、外差しが決まるケースがある点には注意が必要です。
小倉競馬場の芝レースの予想をするときには馬場状態を確認し、内ラチ沿いの傷み具合を見るようにしてください。
3:【小倉ダートコース】距離別の特徴や予想のヒントを解説
次は、小倉競馬場のダートコースについて、距離別の特徴を解説します。
小倉ダートコースの特徴を理解して、レース予想に役立ててください。
3-1:小倉競馬場・ダート1000m
小倉競馬場のダート1000mは、2コーナー出口付近からのスタートとなります。
最初のコーナーまでの距離は、366mです。
スタート直後から緩やかな下り坂が続き、そのままスパイラルカーブに進入できるため、スピードに乗りやすいレイアウトです。
短距離戦であることも相まって、とにかくスピードが重視されるダートコースです。
逃げ馬が圧倒的有利であり、スタートが重要になってきます。
スタート直後から、すぐに加速できる逃げ・先行馬を狙いましょう。
3-2:小倉競馬場・ダート1700m
小倉競馬場のダート1700mは、スタンド前の直線入り口からのスタートとなります。
最初のコーナーまでの直線距離は343mで、先頭争いが激しくなるため、ハイペースになりやすいのが特徴です。
そのため、逃げ馬については、最後の直線で失速してしまい、先行馬に交わされることも珍しくありません。
ハイペースでタフなレースとなる傾向が強いので、スピードよりもスタミナが重要視されます。
差し・追い込み馬については、向正面で一気にポジションを上げられるかが、上位に来るための鍵となります。
3-3:小倉競馬場・ダート2400m
小倉競馬場のダート2400mは、2コーナー出口からのスタートとなります。
最初のコーナーまでの距離は320mで、下りスタートにはなりますが、長丁場ということもあり、ペースは落ち着きやすくなっています。
1コーナーから2コーナーにかけては上り坂があり、最後の直線の前にバテて失速する馬も珍しくありません。
そのため、逃げ馬は苦戦傾向にあり、差し・追い込み馬が後方からマクっていくケースも多く見られます。
2400mという長丁場でも、最後まで脚が上がらずに走りきれる馬を狙いましょう。
3-4:小倉競馬場のダートコースにおける馬券予想のポイント
小倉競馬場のダートコースには、芝コースと同様に最後の直線に坂がありません。
そのため、逃げ・先行馬がそのまま前で粘り切るケースが多く、極端な追い込みはあまり決まっていません。
差し・追い込み馬は、最低でも中団にはつける必要があります。
先頭争いが激しくなりハイペースになったとしても、スパイラルカーブでスピードは落ちにくく、スピードが重視されるコースです。
小倉競馬場のダートレースの予想をするときには、「平坦」で「小回り」であることを考慮し、逃げ・先行タイプを狙ってみてください。
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