昨今、競馬予想サイトの需要が高まっていることから悪徳な予想サイトも増えてしまい、様々な被害が発生しています。
悪徳競馬予想サイトが行う詐欺はどのようなものがるかご存知でしょうか?
この記事では、実際にあった逮捕事例を元にして、詐欺の手口や、騙されないために確認しておくべきポイント、被害にあってしまった時に有効な対処法について解説します。
そこで悪質競馬予想サイトの5つの詐欺手口を紹介します。
また、事前に詐欺をたった2つで見抜く方法も紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
信用できる競馬予想サイトをお探しの方は以下の記事をチェックしてみましょう!
悪質な競馬予想サイトが使用する5つの詐欺の手口
テレビで「競馬予想サイトが詐欺で逮捕」なんてニュースを見たことがありませんか?
実は競馬予想サイトが逮捕されるケースは非常に稀で、ニュースに取り上げられる事件は氷山の一角です。
そもそも詐欺業者が警察に逮捕され立証されない「詐欺」にはなりません。
ニュースで流れる詐欺事件は刑事上で「詐欺罪」に問われたものだけです。
はっきり言ってしまうと逮捕されてしまうような競馬予想サイトは「詐欺が下手」で、多くの競馬予想サイトは立証されないために詐欺ギリギリのことを行っています。
当記事では刑事上と民事上で訴えることのできる悪質行為を「詐欺」と定義して競馬予想サイトの詐欺の手口を5つ紹介します。
- 詐欺の手口
- 八百長レースを持ち掛ける
- 巧妙な言葉でクレジットカードを現金化させる
- 具体性の無い全額返金保証
- 的中実績の捏造・偽造
- 無料予想を餌に会員の個人情報を売り払う
詐欺手口①八百長レースを持ち掛ける
「八百長レース」は競馬予想サイトが最も使用する古典的な詐欺の手口で、民事上では第95条「錯誤」に該当し、刑事上では「警報246条詐欺罪」に該当とダブルアウトな詐欺です。
よくある手口の流れとしては競馬予想サイトに登録するために「電話番号」を教えたところ競馬予想会側から「週末に八百長レースが開催される」と電話がかかります。
八百長レースとは「既に勝敗が決まっているレース」ですが、八百長レースの存在についてはJRAが公式に「否定」しています。
また、JRAが公式で特設ページを作り、八百長を持ち掛ける競馬予想サイトへの注意を喚起していますので詳しくはJRAが把握している悪質な予想・情報提供業者の被害事例をご確認ください。
八百長レースを持ち掛ける競馬予想サイトは詐欺で立証されないために「記録」を残しません。
そのため、履歴が残るメールではなく電話で八百長レースの話を持ち掛けます。
相手も詐欺のプロなので言葉巧みに会員の好奇心を刺激し、被害者の中には数百万の情報を支払ってしまった方も実際にいますのでご注意ください。
上述した通り、八百長レースは存在しませんので、そのような情報を買っても勝つ確率は0に近いでしょう。
仮に「八百長」と言わずとも「インサイダー情報」など言葉のニュアンスを微妙に変えて景品表示法にギリギリ該当しない詐欺手口もあります。
競馬予想サイトを利用する際に極端な文言や八百長を匂わせるような文言を使用する競馬予想サイトは絶対に利用しないようご注意ください。
詐欺手口②巧妙な言葉でクレジットカードを現金化させる
クレジットカードの現金化も競馬予想サイトの悪質な詐欺の手口の1つです。
八百長レースを持ち掛け数十万円から数百万円の情報料金を提示し、会員が「そんな大金を払えない」と言った際にクレジットカードの現金化を勧めてきます。
また、何度も情報に参加しマイナス収支が重なり、前が見えなくなっている会員に対して「高額な情報だが今までの負け分を返せる」とクレジットカードの現金化などを勧めることもあります。
どちらにせよ、会員の「欲」や「弱さ」に付け込む非常に悪質な手口です。
クレジットカードの現金化を催促する際には「ファイナルプランナー」や「会計士」、「税理士」など国家資格を持った人物を紹介することがありますのでご注意ください。
これも日本人の権威に弱い特性を逆手に取った悪質な詐欺手口です。
上記の肩書の方々ができるのは「得たお金をどう申告するか助言する」だけです。
競馬の専門家ではありませんので彼らが競馬について助言することはありません。
また、キャッシングの枠を現金化する業者は法律に触れるか触れないかギリギリなことを行っています。
競馬予想サイトとキャッシング枠の現金化業者が繋がっていることもあるかもしれません。
またクレジットカードの現金化は利用規約違反ですので、カードの失効や最悪ブラックリストに載るリスクもありますのでご注意ください。
競馬は確かに数百円が数十万になる可能性のあるギャンブルです。
しかし、クレジットカードを現金化してまで高額配当を狙う行為はリスクが高く絶対におすすめはできません。
詐欺手口③具体性の無い全額返金保証
当記事を読んでいる方の中には「全額返金保証」の広告を打っている競馬予想サイトを見たことがありませんか?
「不的中だったら全額返金。」と思ったら大間違いなのでご注意ください。
全額返金保証を謳う競馬予想サイトは返金の「詳細」を意図的に提示しません。
仮に1鞍でも不的中だった場合でも全額返金してくれる競馬予想サイトは優良な競馬予想サイトでしょう。
しかし、3レース提供中1レースの的中、しかもトリガミだっとしても悪質な競馬予想サイトは「的中した。返金保証外だ。」と言い張ることがほとんどです。
また、「全額返金保証」と言いながら実際は「全額分のポイント」を返還することもあります。
しかも使い道が無いポイントを返還する競馬予想サイトもあります。
この場合は完全に詐欺でしょう。
漠然とした条件の「全額返金保証」を餌に高額な情報を斡旋することは会員の安心感を逆手に取った詐欺の手口です。
全額返金保証を行っている競馬予想サイトが気になった際には詳細を必ず確認するようにしましょう。
詐欺手口④的中実績の捏造・偽造
的中実績の捏造・偽造は競馬予想サイトが使用する最もポピュラーな詐欺の手口です。
ログイン前ページを見ると毎週のように数十万や数百万の的中実績を掲載しているところがあります。
実は的中実績の捏造はとても簡単です。
10情報を用意し、2から3情報をあらかじめ「完売」や「アクセスが集中しすぎて閲覧できません」など購入できない状態にしレース終了後、誰にも販売していない情報を的中実績と掲載します。
初めてその競馬予想サイトを見る方にとって、まるでその情報が本当に当たっているかのように思うわけです。
そして次週のレースで空売り情報を販売します。
良く口コミで「自分が参加したら当たらない。自分が参加しなかったら当たる」という口コミがありますが、このような仕組みとなっているわけですね。
また、一般的に情報購入は先着順ですが、中に「抽選式」にしている競馬予想会を見つけたらご注意ください。
抽選は表の体で実際は誰も当選していない情報の実績を掲載するための口実です。
さらに2017年から2018年に渡って的中の証拠として的中馬券や的中証明書を掲載している競馬予想サイトがありますが、馬券や的中証明書は少しでも画像加工の技術があれば誰にでも作れますので信じないほうが良いでしょう。
的中馬券と的中証明書の偽造もよくある詐欺の手口の1つです。
試しにQRコードで読み取れなければ偽造された的中馬券確定でしょう。
本物の的中馬券なら190桁の数字の羅列が表示されます。
詐欺手口⑤無料予想を餌に会員の個人情報を売り払う
中には無料予想の提供を餌にユーザーのメールアドレスを取得し、他競馬予想サイトに売る業者が存在します。
これはフィッシング詐欺と言われるかなり悪質な詐欺の手口です。
もちろん無料予想は貰えず、登録した覚えのない競馬予想サイトやアダルトサイトから迷惑メールが届くようになります。
競馬予想サイトは決してボランティアで運営しているわけではありませんので、このことは必ず念頭に置いておきましょう。
「完全無料」などと謳う競馬予想サイトには必ず裏がありますのでご注意ください。
悪質競馬予想サイトの逮捕事例
悪質競馬予想サイトが詐欺を行い逮捕に繋がった事例を順に紹介していきます。
詐欺事例①勝ち馬券の購入代行名目に詐欺
勝ち馬券の購入代行を名目に男性(75)から現金をだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策2課は詐欺容疑で、千葉県鎌ケ谷市の塗装工、手塚龍容疑者(23)を逮捕した。容疑を認めている。
逮捕容疑は、今年6月から数回、男性に架空の投資サイトを名乗って電話をかけ「勝ち馬投票券の払い戻し相当額の30%を支払えば、的中した投票券の払い戻し相当額を送金する」などと嘘をつき、現金10万円を振り込ませたとしている。警視庁は7月、同容疑などでかけ子グループの10~40代の男7人を逮捕しており、手塚容疑者は共犯とみられる。グループは偽造した馬券的中証明書を送るなどして被害者を信用させていた。組対2課は昨年11月以降、同様の手口で約3千万円の詐欺被害があったとみて調べている。
引用元:産経ニュース
容疑者は的中していないレースの的中証明書を偽造したことで、罪に問たのがこの事件。
電話などの音声の場合は、声を録音していない限り詐欺を立証することは難しいですが、偽造した的中証明書は直接被害者に送っていたようで、物的証拠と確認されて逮捕に繋がりました。
サイトに掲載されているような的中実績については真偽が確かではありませんが、的中証明書が直接送られている場合には記載のあるQRコードから本物であるかを確認することができます。
実際に的中証明書が送られてくることになった場合は、QRコードで確認することを忘れないようにしてください。
詐欺事例②競馬情報サイト元社長ら7人再逮捕
競馬予想詐欺、総額29億円に上る可能性 容疑の元社長ら7人再逮捕、組織犯罪処罰法の適用視野
千葉県警は3日、競馬の勝ち馬を高い確率で的中させるなどと偽り情報料名目で金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、競馬情報提供サイト、元社長、大多和孝良容疑者(41)=同県市川市=ら7人を再逮捕した。
県警によると、いずれも容疑を否認している。大多和容疑者らのグループによる被害は全国で総額29億円に上る可能性があり、県警は組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の適用も視野に捜査を続ける。再逮捕容疑は平成26年8月から昨年5月にかけ、競馬情報を提供する意思も能力もないのに、虚偽の的中実績を記したチラシを送るなどして、横浜市鶴見区の無職女性(78)ら4人から情報料などの名目で計約68万円をだまし取ったとしている。
県警は1月14日、同様の手口で4人から計約190万円をだまし取ったとして大多和容疑者ら13人を逮捕した。県警は再逮捕しなかった6人の捜査を任意で続ける。
引用元:産経ニュース
総額29億円に上る被害があったのがこの事件。
29億円という金額は1つの競馬予想サイトで発生した被害ではありません。
容疑者はいくつかの競馬予想サイトを運営しており、その全てのサイトで詐欺を行っていたようです。
これは珍しい話ではなく、競馬情報サイトの多くは一見、別サイトのように見えるものの実際は裏で繋がっている可能性があります。
複数のサイトを運営しているか確認する方法はいくつかありますが、確認するには競馬予想サイトを検索してそのような口コミがあるか確認するのがいいでしょう。
詐欺事例③株式サイト日本トラックマンクラブ社長逮捕
「日本トラックマンクラブ」社長逮捕
千葉県警は、レジャー情報提供サイト「日本トラックマンクラブ㈱」(本店 市川市行徳駅前1-20-18)の大多和孝良社長ら13名を詐欺容疑で逮捕した。
関係者によると、大多和容疑者が経営する複数のサイトは、平成17年から同27年5月までの間、「高い確率で的中する競馬予想の情報を提供する」などと偽り、首都圏を中心に約4万人の競馬ファンから情報料として約30億円をだまし取ったという。手口は「著名な専門家が監修した特別な情報です」などとうその話をし、外れた場合は「監修する人が交通事故に遭い、十分な予想ができなかった」などと説明していたという。
同社は、平成26年8月設立、資本金1,000万円。
引用元:産経ニュース
首都圏を中心に約4万人の競馬ファンから情報料として約30億円をだまし取ったのがこの事件。
逮捕以前から評判の悪い競馬情報サイトであったと言われています。
電話営業を行っていたことから、客を丸め込んでいたと考えられますが、電話営業で過度な斡旋があった場合は注意が必要です。
また、「ID発行料手数料」と謎の名目の追加料金を請求することも特徴的です。
追加料金の名目は様々で中には「サーバー代の負担」など意味のわからないものまであります。
追加料金については競馬情報サイトの利用規約に記載されていますので必ずチェックしましょう。
詐欺事例④当たり馬券の配当金名目で詐欺未遂
競馬の当たり馬券の高額配当金を受け取ることができるなどと偽って、現金4万円をだまし取ろうとしたとして、警視庁捜査2課は詐欺未遂容疑で、東京都豊島区上池袋、無職、木村允(まこと)容疑者(37)ら男5人を逮捕した。捜査2課によると、木村「全く分かりません」と容疑を否認している。
捜査2課によると、木村容疑者は結果の予想や馬券の購入を代行するなどとして、手数料名目で全国で約20件、5千万円をだまし取っていたとみられる。木村容疑者らは、拠点とするマンションの一室で振り込め詐欺を行っていた疑いもあり、捜査2課が内偵を進めていた。18日に捜査員が振り込め詐欺摘発のために現場に踏み込み、犯行が発覚したという。
逮捕容疑は18日、当たり馬券の配当金支払いの手数料名目で、川崎市の30代の男性に現金4万円を指定の口座に入金させようとしたとしている。
引用元:産経ニュース
この事件は容疑者の拠点であったマンションの一室で詐欺摘発のため逮捕されました。
競馬情報サイトを利用する際には必ず特定商取引法に基づく表記に記載されている「所在地」を調べましょう。
アパートの一室や明らかに民家を所在地としている競馬情報サイトには注意が必要です。
詐欺事例⑤競馬情報提供の手数料で860万円詐取
競馬の勝ち馬の情報を教えるなどの名目で、京都府木津川市の男性公務員(59)=休職中=が約860万円をだまし取られたことが1日分かった。京都府警木津署が発表した。特殊詐欺事件として捜査している。
同署によると、10月22日、「あらかじめ勝ち馬が決まったレースに投資すれば、配当金が得られる」「配当金を得るために、配当金の約1割の金額を振り込んでほしい」などと書かれたメールが男性のタブレット端末に届いた。男性は10月31日から11月2日にかけて4回にわたり、約140万円を振り込んだ。また、同時期に「競馬情報を提供する」「会員になれば2億円稼げる。会員手数料が必要」などと別の男から電話があり、男性は11月9~13日に計約720万円を振り込んだという。
引用元:産経WEST
あらかじめ勝ち馬が決まったレースのため絶対に勝てるといった違法な営業手法で詐欺を行ったこの事件。
競馬は国営ギャンブルのため、「八百長」や「出来レース」は存在しません。
JRAでも悪徳な予想・情報提供業者への注意を喚起する特設ページを公開しています。
特設ページはコチラから確認できますので、ぜひチェックしてください。
現在の競馬情報サイトは「あらかじめ勝ち馬が決まったレース」など露骨な文言は避けるようになりました。
その代わり、「100万円稼げる可能性」や「100万円稼げるチャンス」など確定文言にギリギリ触れない文言を使用していますのでご注意ください。
悪徳競馬予想サイトかを判断する重要なポイントは対応が誠実であり、押し売りなどの過度な斡旋がないかです。
詐欺に引っかからないための3つの競馬予想サイト
詐欺の手口5つを紹介しました。
どれも悪質な競馬予想サイトが使用する詐欺手口の代表的なもので、「競馬予想サイト=詐欺」と思ってしまった方もいるでしょう。
そこで利用しても詐欺にひっかからない安心できる競馬予想サイト3社を紹介します。
上記の競馬予想サイトは口コミで詐欺被害のない競馬予想サイトなので、詐欺に引っかかりたくない方はぜひご参考にしてください。
競馬予想サイトの詐欺をたった2つで見抜く方法
以上、競馬予想サイトの詐欺の手口5つを紹介しました。
しかし、手口を紹介されたって登録しないと見抜けない詐欺の手口もありますよね?
そこで競馬予想サイトの詐欺をたった2つで見抜く方法を紹介します。
1.ドメイン取得日を調べ的中実績の捏造を暴
2.同一運営業者による競馬予想サイトをIPから割り出す
どれも簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。
方法①ドメイン取得日を調べ的中実績の捏造を暴く
まずドメインを簡単に説明すると「サイトの誕生日」です。
ドメインを取得した後でなければ競馬予想サイトを含む全てのサイトはリリースできません。
ドメイン取得日はドメイン年齢というフリーツールから調べることができます。
例えば競馬予想サイト「オーナーズプレミアム」のURL「http://owners-premium.com/」の「owners-premium.com」の部分だけを入力し「ドメイン年齢を調べる」をクリックします。
するとドメイン取得日は「2018年2月12日」と検索され、オーナーズプレミアムが「2018年2月12日」以降にリリースされたことの証拠です。
次にオーナーズプレミアムの的中実績の掲載日とドメイン取得日に矛盾がないか調べます。
すると…オーナーズプレミアムの歴代「歴代3連単払戻ランキング」の的中実績日がドメイン取得日以前と発覚しました。
繰り返しますがドメインの取得後でなければ、サイトはリリースできません。
勿論、サイトがリリースできないということはその時期にサイトは存在していませんし、会員もいないことになりますよね?
よってオーナーズプレミアムが的中実績の捏造を行っていることの証拠です。
「ドメイン年齢」は競馬予想サイトの調査に良く使用されるツールで使い方もとても簡単です。
ぜひお試しください。
方法②同一運営業者による競馬予想サイトをIPアドレスから割り出す
複数の競馬予想サイトが実は同一運営者によるサイトということも珍しくありません。
大抵の詐欺業者は複数の競馬予想サイトを同時に運営しているのです。
一方では「競馬業界初のAI予想」と言いながら、もう一方のサイトでは「業界屈指の情報力」と言っているのに実は運営業者が同じ。
全く色の異なる競馬予想サイトを複数運営する運営業者を信用する方はいないでしょう。
IPアドレスとは簡単に言うとサイトの「住所」です。
IPアドレスが一緒ということは同じ住所に住む家族サイトということになります。
IPアドレスも「whois情報検索-CMAN」 というフリーツールで調べることができます。
whois情報検索-CMANもドメイン年齢と同じ入力方法でIPアドレスを検索できます。(チェックを入れるのを忘れないようにしましょう。)
例えば競馬予想サイト「藤沢塾」のIPアドレスを検索すると「210.129.173.132」とわかりました。
次にインターネトで「210.129.173.132」の後に「競馬予想サイト」という言葉を半角スペースを空けて検索してみてください。
すると毎日情報と同一IPアドレスの競馬予想サイトを調べた口コミサイトが検索にひっかります。
これで藤沢塾とベスト競馬が同一運営業者による競馬予想サイトと発覚です。
ちなみに藤沢塾の運営業者「株式サイト常昇社」は関連運営業者も含めて数十の競馬予想サイトを運営していることで悪い意味で有名です。
IPアドレスの検索も非常に簡単なのでぜひお試しください。
詐欺被害にあった場合に有効な3つの対処法
悪徳競馬予想サイトがどのような被害を生んでいるのか、実際の逮捕事例をもとに説明してきました。
もし、被害にあってしまった場合はどうすればいいのでしょうか。
詐欺被害にあった場合に有効な対処法について解説していきます。
対処法①競馬予想サイトと交渉する機会を設ける
競馬予想サイトにも優良であるサイトと、そうではない悪徳な競馬予想サイトが存在します。
もし詐欺である証拠がある場合は、それを元にこちらの要求を提示する必要がありますが、優良と呼ばれるサイトにはそういった詐欺に当たる節がないことから、怪しい点があればほぼ悪徳競馬予想サイトだと判断していいでしょう。
また、多くの悪徳競馬情報サイトは会員ではなく自社に責任があることを自覚していますので、裁判は避ける傾向にあります。
訴訟されるくらいなら返金に応じる場合がありますので、「強い態度」と「証拠」でもって何度も交渉してみてください。
案外あっさりと返金に応じてくれるケースがあります。
対処法②弁護士に相談する
法的拘束力を持った弁護士に相談するのは、最も効果的な対処法でしょう。
弁護士によっては相談料と着手金が無償なところもありますが、一般的に裁判で勝てた際に一律200,000円と返金額の10%を弁護士費用として請求されます。
被害額が高額な場合は弁護士に相談するのがいいですが、あまり金額が高くないようであれば弁護士に相談する費用の方が高くついてしまうので注意が必要です。
対処法③法テラスに相談する
法テラスとは正式名称「日本司法支援センター」といい、国が運営する法的トラブルの相談窓口です。
相談料金は「無料」で、場合によっては弁護士や司法書士の「費用を肩代わり」してくれるので金銭的な不安がある方にもおすすめです。
まとめ
以上、競馬予想サイトの詐欺手口を紹介しました。
改めて詐欺の手口をまとめるとの下記の5つです。
2.巧妙な言葉でクレジットカードを現金化させる
3.具体性の無い全額返金保証
4.的中実績の捏造・偽造
5.無料予想を餌に会員の個人情報を売り払う
この5つに当てはまる競馬予想サイトは詐欺を行っていますので絶対に登録しないようご注意ください。
また、競馬予想サイトの詐欺をたった2つで見抜く方法も紹介しました。
1.ドメイン取得日を調べ的中実績の捏造を暴く
2.同一運営業者による競馬予想サイトをIPから割り出す
上記の方法で気になる競馬予想サイトを検索すると詐欺被害に遭うリスクが劇的に減りますので、ぜひお試しください。