
競馬は数百円の馬券が数十万円、数百万円に化ける夢のギャンブルです。
しかし…競馬をしたことがある方なら、それがどんなに困難なことかご存知でしょう。
3連単が的中する確率は0.02%。競馬初心者は勿論のころ競馬玄人でも3連単を的中させることは簡単ではありません。
そこで「競馬予想会社の利用」を考えている方がいらっしゃるでしょう。
結論から言いますと、競馬予想会社の利用は大変危険です。
競馬予想会社は数えきれない程ありますが、その9割は競馬素人がプロを装って低質な予想を高額で販売している詐欺業者が占めています。
競馬予想会社で稼ごうとお金を投じたところ逆に負債を負った話は珍しくありませんでご注意ください。
そこで競馬予想会社の5つの詐欺手口を紹介します。
また、事前に詐欺をたった2つで見抜く方法も紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

Contents
1:競馬予想会社が使用する5つの詐欺の手口
テレビで「競馬予想会社が詐欺で逮捕」なんてニュースを見たことがありませんか?
実は競馬予想会社が逮捕されるケースは非常に稀で、ニュースに取り上げられる事件は氷山の一角です。
そもそも詐欺業者が警察に逮捕され立証されない「詐欺」にはなりません。
ニュースで流れる詐欺事件は刑事上で「詐欺罪」に問われたものだけです。
はっきり言ってしまうと逮捕されてしまうような競馬予想会社は「詐欺が下手」で、多くの競馬予想会社は立証されないために詐欺ギリギリのことを行っています。
当記事では刑事上と民事上で訴えることのできる悪質行為を「詐欺」と定義して競馬予想会社の詐欺の手口を5つ紹介します。
1.八百長レースを持ち掛ける
2.巧妙な言葉でクレジットカードを現金化させる
3.具体性の無い全額返金保証
4.的中実績の捏造・偽造
5.無料予想を餌に会員の個人情報を売り払う
1-1:八百長レースを持ち掛ける
「八百長レース」は競馬予想会社が最も使用する古典的な詐欺の手口で、民事上では第95条「錯誤」に該当し、刑事上では「警報246条詐欺罪」に該当とダブルアウトな詐欺です。
よくある手口の流れとしては競馬予想会社に登録するために「電話番号」を教えたところ競馬予想会側から「週末に八百長レースが開催される」と電話がかかります。
八百長レースとは「既に勝敗が決まっているレース」ですが、八百長レースの存在についてはJRAが公式に「否定」しています。
また、JRAが公式で特設ページを作り、八百長を持ち掛ける競馬予想会社への注意を喚起していますので詳しくはJRAが把握している悪質な予想・情報提供業者の被害事例をご確認ください。
八百長レースを持ち掛ける競馬予想会社は詐欺で立証されないために「記録」を残しません。
そのため、履歴が残るメールではなく電話で八百長レースの話を持ち掛けます。
相手も詐欺のプロなので言葉巧みに会員の好奇心を刺激し、被害者の中には数百万の情報を支払ってしまった方も実際にいますのでご注意ください。
上述した通り、八百長レースは存在しませんので、そのような情報を買っても勝つ確率は0に近いでしょう。
仮に「八百長」と言わずとも「インサイダー情報」など言葉のニュアンスを微妙に変えて景品表示法にギリギリ該当しない詐欺手口もあります。
競馬予想会社を利用する際に極端な文言や八百長を匂わせるような文言を使用する競馬予想会社は絶対に利用しないようご注意ください。
1-2:巧妙な言葉でクレジットカードを現金化させる
クレジットカードの現金化も競馬予想会社の悪質な詐欺の手口の1つです。
八百長レースを持ち掛け数十万円から数百万円の情報料金を提示し、会員が「そんな大金を払えない」と言った際にクレジットカードの現金化を勧めてきます。
また、何度も情報に参加しマイナス収支が重なり、前が見えなくなっている会員に対して「高額な情報だが今までの負け分を返せる」とクレジットカードの現金化などを勧めることもあります。
どちらにせよ、会員の「欲」や「弱さ」に付け込む非常に悪質な手口です。
クレジットカードの現金化を催促する際には「ファイナルプランナー」や「会計士」、「税理士」など国家資格を持った人物を紹介することがありますのでご注意ください。
これも日本人の権威に弱い特性を逆手に取った悪質な詐欺手口です。
上記の肩書の方々ができるのは「得たお金をどう申告するか助言する」だけです。
競馬の専門家ではありませんので彼らが競馬について助言することはありません。
また、キャッシングの枠を現金化する業者は法律に触れるか触れないかギリギリなことを行っています。
競馬予想会社とキャッシング枠の現金化業者が繋がっていることもあるかもしれません。
またクレジットカードの現金化は利用規約違反ですので、カードの失効や最悪ブラックリストに載るリスクもありますのでご注意ください。
競馬は確かに数百円が数十万になる可能性のあるギャンブルです。
しかし、クレジットカードを現金化してまで高額配当を狙う行為はリスクが高く絶対におすすめはできません。
1-3:具体性の無い全額返金保証
当記事を読んでいる方の中には「全額返金保証」の広告を打っている競馬予想会社を見たことがありませんか?
「不的中だったら全額返金。」と思ったら大間違いなのでご注意ください。
全額返金保証を謳う競馬予想会社は返金の「詳細」を意図的に提示しません。
仮に1鞍でも不的中だった場合でも全額返金してくれる競馬予想会社は優良な競馬予想会社でしょう。
しかし、3レース提供中1レースの的中、しかもトリガミだっとしても悪質な競馬予想会社は「的中した。返金保証外だ。」と言い張ることがほとんどです。
また、「全額返金保証」と言いながら実際は「全額分のポイント」を返還することもあります。
しかも使い道が無いポイントを返還する競馬予想会社もあります。
この場合は完全に詐欺でしょう。
漠然とした条件の「全額返金保証」を餌に高額な情報を斡旋することは会員の安心感を逆手に取った詐欺の手口です。
全額返金保証を行っている競馬予想会社が気になった際には詳細を必ず確認するようにしましょう。
1-4:的中実績の捏造・偽造
的中実績の捏造・偽造は競馬予想会社が使用する最もポピュラーな詐欺の手口です。
ログイン前ページを見ると毎週のように数十万や数百万の的中実績を掲載しているところがあります。
実は的中実績の捏造はとても簡単です。
10情報を用意し、2から3情報をあらかじめ「完売」や「アクセスが集中しすぎて閲覧できません」など購入できない状態にしレース終了後、誰にも販売していない情報を的中実績と掲載します。
初めてその競馬予想会社を見る方にとって、まるでその情報が本当に当たっているかのように思うわけです。
そして次週のレースで空売り情報を販売します。
良く口コミで「自分が参加したら当たらない。自分が参加しなかったら当たる」という口コミがありますが、このような仕組みとなっているわけですね。
また、一般的に情報購入は先着順ですが、中に「抽選式」にしている競馬予想会を見つけたらご注意ください。
抽選は表の体で実際は誰も当選していない情報の実績を掲載するための口実です。
さらに2017年から2018年に渡って的中の証拠として的中馬券や的中証明書を掲載している競馬予想会社がありますが、馬券や的中証明書は少しでも画像加工の技術があれば誰にでも作れますので信じないほうが良いでしょう。
的中馬券と的中証明書の偽造もよくある詐欺の手口の1つです。
試しにQRコードで読み取れなければ偽造された的中馬券確定でしょう。
本物の的中馬券なら190桁の数字の羅列が表示されます。
1-5:無料予想を餌に会員の個人情報を売り払う
中には無料予想の提供を餌にユーザーのメールアドレスを取得し、他競馬予想会社に売る業者が存在します。
これはフィッシング詐欺と言われるかなり悪質な詐欺の手口です。
もちろん無料予想は貰えず、登録した覚えのない競馬予想会社やアダルトサイトから迷惑メールが届くようになります。
競馬予想会社は決してボランティアで運営しているわけではありませんので、このことは必ず念頭に置いておきましょう。
「完全無料」などと謳う競馬予想会社には必ず裏がありますのでご注意ください。
2:詐欺に引っかからないための3つの競馬予想会社
詐欺の手口5つを紹介しました。
どれも悪質な競馬予想会社が使用する詐欺手口の代表的なもので、「競馬予想会社=詐欺」と思ってしまった方もいるでしょう。
そこで利用しても詐欺にひっかからない安心できる競馬予想会社3社を紹介します。
1.すごい競馬
2.極ウマプレミアム
3.投稿!!うまライブ
上記の競馬予想会社は口コミで詐欺被害のない競馬予想会社なので、詐欺に引っかかりたくない方はぜひご参考にしてください。
3:競馬予想会社の詐欺をたった2つで見抜く方法
以上、競馬予想会社の詐欺の手口5つを紹介しました。
しかし、手口を紹介されたって登録しないと見抜けない詐欺の手口もありますよね?
そこで競馬予想会社の詐欺をたった2つで見抜く方法を紹介します。
1.ドメイン取得日を調べ的中実績の捏造を暴
2.同一運営業者による競馬予想会社をIPから割り出す
どれも簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。
3-1:ドメイン取得日を調べ的中実績の捏造を暴く
まずドメインを簡単に説明すると「サイトの誕生日」です。
ドメインを取得した後でなければ競馬予想会社を含む全てのサイトはリリースできません。
ドメイン取得日はドメイン年齢というフリーツールから調べることができます。
例えば競馬予想会社「オーナーズプレミアム」のURL「http://owners-premium.com/」の「owners-premium.com」の部分だけを入力し「ドメイン年齢を調べる」をクリックします。
するとドメイン取得日は「2018年2月12日」と検索され、オーナーズプレミアムが「2018年2月12日」以降にリリースされたことの証拠です。
次にオーナーズプレミアムの的中実績の掲載日とドメイン取得日に矛盾がないか調べます。
すると…オーナーズプレミアムの歴代「歴代3連単払戻ランキング」の的中実績日がドメイン取得日以前と発覚しました。
繰り返しますがドメインの取得後でなければ、サイトはリリースできません。
勿論、サイトがリリースできないということはその時期にサイトは存在していませんし、会員もいないことになりますよね?
よってオーナーズプレミアムが的中実績の捏造を行っていることの証拠です。
「ドメイン年齢」は競馬予想会社の調査に良く使用されるツールで使い方もとても簡単です。
ぜひお試しください。
3-2:同一運営業者による競馬予想会社をIPアドレスから割り出す
複数の競馬予想会社が実は同一運営者によるサイトということも珍しくありません。
大抵の詐欺業者は複数の競馬予想会社を同時に運営しているのです。
一方では「競馬業界初のAI予想」と言いながら、もう一方のサイトでは「業界屈指の情報力」と言っているのに実は運営業者が同じ。
全く色の異なる競馬予想会社を複数運営する運営業者を信用する方はいないでしょう。
IPアドレスとは簡単に言うとサイトの「住所」です。
IPアドレスが一緒ということは同じ住所に住む家族サイトということになります。
IPアドレスも「whois情報検索-CMAN」 というフリーツールで調べることができます。
whois情報検索-CMANもドメイン年齢と同じ入力方法でIPアドレスを検索できます。(チェックを入れるのを忘れないようにしましょう。)
例えば競馬予想会社「藤沢塾」のIPアドレスを検索すると「210.129.173.132」とわかりました。
次にインターネトで「210.129.173.132」の後に「競馬予想会社」という言葉を半角スペースを空けて検索してみてください。
すると毎日情報と同一IPアドレスの競馬予想会社を調べた口コミサイトが検索にひっかります。
これで藤沢塾とベスト競馬が同一運営業者による競馬予想会社と発覚です。
ちなみに藤沢塾の運営業者「株式会社常昇社」は関連運営業者も含めて数十の競馬予想会社を運営していることで悪い意味で有名です。
IPアドレスの検索も非常に簡単なのでぜひお試しください。

まとめ
以上、競馬予想会社の詐欺手口を紹介しました。
改めて詐欺の手口をまとめるとの下記の5つです。
1.八百長レースを持ち掛ける
2.巧妙な言葉でクレジットカードを現金化させる
3.具体性の無い全額返金保証
4.的中実績の捏造・偽造
5.無料予想を餌に会員の個人情報を売り払う
この5つに当てはまる競馬予想会社は詐欺を行っていますので絶対に登録しないようご注意ください。
また、競馬予想会社の詐欺をたった2つで見抜く方法も紹介しました。
1.ドメイン取得日を調べ的中実績の捏造を暴く
2.同一運営業者による競馬予想会社をIPから割り出す