
本レースは国内唯一の直線だけで行われる重賞レースで、普段とはまた違う見応えるあるレースが期待できます。
スピード自慢の快速馬たちが集結し、1000mのタイムにも注目したいレースです。
今回は、2019年アイビスサマーダッシュの特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
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1:アイビスサマーダッシュ
アイビスサマーダッシュは、日本中央競馬会(JRA)が新潟競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G3)です。
新潟競馬場が改修されたときに新設された芝1000mというコースで行われていて、直線コースのみで行われる国内唯一の重賞レースとしても注目されています。
2006年からはサマースプリントシリーズの一つとして位置づけられ、夏季競馬をさらに盛り上げる重賞レースの一つです。
走破タイムも注目されるレースで2002年に優勝したカルストンライトオの53秒7というタイムは、2019年7月22日現在でJRAの日本レコードになっています。
2005年から国際競走に指定され、さらにレベルの高いレースが期待できるでしょう。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系3歳以上 | 別定 | 1着3900万円 |
JRA所属馬 | 2着1600万円 | |
地方競馬所属馬(2頭まで) | 3着980万円 | |
外国調教馬 (9頭まで、優先出走) | 4着590万円 | |
5着390万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2019年アイビスサマーダッシュの特別登録馬と7月22日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「ライオンボス」でオッズは2.2倍です。
「ライオンボス」は今回が重賞初挑戦となっていますが、直線1000mでの実績が高く評価されています。
2019年5月に直線1000mという条件のレースを連勝し、この条件が合っていることがわかります。
特に前々走の邁進特別では直線1000mという短い距離にも関わらず、2着に5馬身差をつけたことは驚きを隠せません。
直線1000mでの実績があるという点が魅力で、軸馬として外せない一頭でしょう。
予想オッズの2番人気は、「ダイメイプリンセス 」でオッズは4.4倍です。
「ダイメイプリンセス 」は、昨年のアイビスサマーダッシュの勝ち馬です。
6歳になってからは良い成績を残せていませんが、直線1000mという条件で一気に変わり身を見せる可能性があります。
また、アイビスサマーダッシュではパワーよりもスピードが重要になるので、「ダイメイプリンセス 」のようなスピード能力の高い牝馬に要注意です。
昨年の輝きを取り戻せるか、「ダイメイプリンセス 」の走りからも目が離せません。
予想オッズの3番人気は、「ラブカンプー」でオッズ5.8倍です。
「ラブカンプー」は昨年のスプリンターズS2着馬で、G1レースでの実績が光る一頭です。
前走の高松宮記念では18着と大敗してしまいましたが、メンバーが手薄となった今回は無視できません。
昨年のアイビスサマーダッシュでも2着と好走していて、直線1000mという条件も合っています。
重賞レースでの実績があるので、アイビスサマーダッシュでも上位に来てもおかしくありません。
「ラブカンプー」が復活の勝利を収めるのかにも注目です。
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2:過去10年のデータとレース傾向
昨年のアイビスサマーダッシュでは1番人気「ダイメイプリンセス 」が勝利し、馬連の配当が1020円と堅い決着になりました。
しかし、アイビスサマーダッシュは直線1000mという特殊な条件なので、予想が難しいレースの一つです。
3連単の配当に注目のアイビスサマーダッシュでは、以下の3点のレース傾向が見られます。
・前走G3組が好成績
・近走で芝1000mの出走歴がある馬が好走
・過去2走以内で1着になっている馬の成績が良い
それでは、3つのレース傾向を過去10年のデータを基に紹介します。
2-1:前走G3組が好成績
アイビスサマーダッシュでは、前走G3組が好成績を残しているという特徴があります。
過去10年の前走条件別成績を見ると、G3組の勝率が12.0%、連対率16.0%と最も高い数字になっています。
前走G1組やG2組があまり馬券に絡んでいないという点には注目です。
アイビスサマーダッシュで本命馬を決めるときには、G3組から選ぶのが無難だと言えるかもしれません。
2-2:近走で芝1000mの出走歴がある馬が好走
アイビスサマーダッシュは芝1000mの直線という特殊な条件で行われるので、1000mでの実績も重要になってきます。
過去10年の出走馬について、過去2走以内における芝1000mへの出走回数別に成績を調べてみると、出走回数1~2回の馬が好成績を残しています。
逆に、出走回数0回の馬は苦戦をしているので、過去に出走経験のある馬が有利だと言えるでしょう。
出走回数1回と2回ではあまり差はないので、重要なのは近走2走以内で一度でも芝1000mへ出走しているかということになります。
2-3:過去2走以内で1着になっている馬の成績が良い
アイビスサマーダッシュのような重賞レースでは、近走の成績も重要です。
過去10年のデータを基に調べると、過去2走以内っで1着になったことがある馬が良い成績を残しています。
過去2走以内で1着になっている馬は、連対率27.8%、3着内率33.3%とかなりの確率で馬券に絡んでいます。
また、近走2走以内の最高着順が5着以内の馬は苦戦を強いられている点にも注目でしょう。
アイビスサマーダッシュでは、近走2走以内で4着以内の経験がある馬を中心に買いたいところです。
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3:ウマダネ独自の穴馬予想
アイビスサマーダッシュは芝1000mの直線という特殊な条件で行われるので、意外な穴馬が上位に来ることもあります。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年のアイビスサマーダッシュで穴馬として注目なのが、「ビップライブリー」です。
「ビップライブリー」は、予想オッズでは31.0倍の9番人気となっています。
「ビップライブリー」は重賞レース未勝利ですが、G3の京阪杯で2着に入ったことがあり重賞での実績も十分です。
前走のCBC賞でも5着と掲示板を確保しているので、アイビスサマーダッシュでも上位に食い込む可能性は十分あります。
1000m直線への出走歴はありませんが1200mという短距離で活躍してきたため、持ち味のスピードを活かせる今回の舞台はピッタリです。
また、前々走では春雷Sを快勝していて、6歳となった今年も勢いを維持しています。
芝1000mの直線は初挑戦ということで過小評価となる可能性が高いので、期待値の高い穴馬と言えるかもしれません。
それでは、アイビスサマーダッシュでのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
3連単なら「ライオンボス→ダイメイプリンセス →ビップライブリー」。
ワイドなら「ライオンボス―ビップライブリー」「ダイメイプリンセス ―ビップライブリー」。
馬単なら「ライオンボス→ビップライブリー」「ダイメイプリンセス →ビップライブリー」。
「ライオンボス」は2連勝中と出走馬中最も勢いがあり、芝1000mのスペシャリストとして期待されています。
「ダイメイプリンセス 」は昨年のアイビスサマーダッシュの勝ち馬で、過去の実績から無視できません。
ウマダネ独自の穴馬である「ビップライブリー」と組み合わせて、万馬券的中を目指してください。
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まとめ
2019年アイビスサマーダッシュの特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・前走G3組が好成績
・近走で芝1000mの出走歴がある馬が好走
・過去2走以内で1着になっている馬の成績が良い
アイビスサマーダッシュでは、前走G3組が好成績を残しているという傾向が見られます。
軸馬を選ぶときには、前走でG3レースを走っていた馬を選ぶのがおすすめです。
また、芝1000mの直線という特殊な条件で行われるので、コース適性も重要になってくるでしょう。
近走で芝1000mの出走歴がある馬が好走していて、近走2走以内で一度でも芝1000mへ出走しているかも予想のポイントになってきます。
そして、近走の成績もアイビスサマーダッシュの結果に直結していて、過去2走以内で1着になっている馬の成績が良い傾向にあります。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、アイビスサマーダッシュで馬券を的中させてくださいね。
当記事が2019アイビスサマーダッシュ予想の参考になれば幸いです。
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