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[banner file=’adbanner29′]「日本ダービーは過去の傾向から見てどうなの?」
「日本ダービーの過去データから予想の参考にしたい」
このような方は本記事必見です。
2022年の3歳牡馬クラシック第1弾、皐月賞は、1番人気のドウデュースが3着に敗れる波乱となりました。
難解なレースとなった皐月賞を受けて、日本ダービー(東京優駿)で狙うべき馬はどんな馬なのか?
過去10年の日本ダービー(東京優駿)におけるデータを解析して、2022年のダービー馬を予想しましょう!!
日本ダービー(東京優駿)は1枠が有利!過去10年のデータから解析
まずは近10年の日本ダービー(東京優駿)におけるデータから、枠順に関するデータを解析します。
意外な傾向に気付かされますよ!!
ポイント①圧倒的に内枠が有利
まずは近10年の日本ダービー(東京優駿)における枠順別成績をご紹介しましょう。
1枠 | (3・2・1・14) | 勝率15.0% | 連対率25.0% | 複勝率30.0% |
---|---|---|---|---|
2枠 | (1・1・2・16) | 勝率5.0% | 連対率10.0% | 複勝率20.0% |
3枠 | (1・0・1・18) | 勝率5.0% | 連対率5.0% | 複勝率10.0% |
4枠 | (0・2・1・16) | 勝率0% | 連対率10.5% | 複勝率15.8% |
5枠 | (2・1・0・17) | 勝率10.0% | 連対率15.0% | 複勝率15.0% |
6枠 | (1・3・2・14) | 勝率5.0% | 連対率20.0% | 複勝率30.0% |
7枠 | (1・1・2・25) | 勝率3.4% | 連対率6.9% | 複勝率13.8% |
8枠 | (1・0・1・28) | 勝率3.3% | 連対率3.3% | 複勝率6.7% |
意外なことに、全て数値において1枠がトップです。
日本ダービー(東京優駿)は1枠が有利なレースなのです。
ポイント②1枠1番の馬に要注意!!
前述した通り、1枠が有利なレースなのですが、最内枠の1枠1番を引いた馬の成績は「2・2・1・5」で、勝率20.0%、連対率40.0%・複勝率50.0%となっています。
最内枠を引いた馬が2回に1回という高い確率で3着以内に入っているのです。
皐月賞では嫌われることが多い1枠1番ですが、日本ダービー(東京優駿)では逆に積極的に買うべきなのです。
4枠は消し!過去10年4枠の勝率0%
上記で示した通り、近10年の日本ダービー(東京優駿)で最も強いのは1枠ですが、一方で4枠の馬から勝ち馬が出ていません。
勝ち馬が出ていないのは、この4枠だけです。
4枠は2着馬が2頭、3着馬が1頭出ていますので、全くノーマークとはなりませんが、データ上は有利な枠とは言えません。
日本ダービー(東京優駿)で有利な血統はドレフォン産駒!過去10年のデータから解析
続いて、近10年の日本ダービー(東京優駿)を血統から解析してみたいと思います。
当然の結果が出ているようにも思えますが、逆に悩ましいデータとなっています。
ポイント①ディープインパクト産駒が圧倒的に強いけれど….
近10年の日本ダービー(東京優駿)で最も多く勝ち馬を出している種牡馬はディープインパクトです。
ディープブリランテ、キズナ、マカヒキ、ワグネリアン、ロジャーバローズ、コントレイル、シャフリヤールと、実に7頭もディープインパクト産駒がダービー馬となっているのです。
しかし、ディープインパクトは2019年に死亡し、その産駒が少なくなっています。
ディープインパクトに代わる種牡馬を見つける必要があります。
ディープインパクト以外では、キングカメハメハもドゥラメンテとレイデオロという2頭のダービー馬を出しています。
ところがそのキングカメハメハも2019年に死亡しました。
2014年のダービー馬ワンアンドオンリーはハーツクライの産駒でしたが、そのハーツクライは2020年に種牡馬を引退しています。
近10年、ダービー馬を出していたディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライの産駒が非常に少なくなっています。
この3頭に代わる種牡馬が果たしてどの馬なのか?
血統で馬券検討をする競馬ファンにとっては、非常に悩ましい問題と言えるでしょう。
ポイント②ドレフォン産駒の評価は?
一方で、今注目を集めている種牡馬がいます。
2022年の皐月賞馬ジオグリフはドレフォン産駒です。
ドレフォンは新種牡馬で、現3歳世代が初年度産駒となります。
2022年5月10日時点で、ドレフォン産駒はJRAで30勝を挙げていますが、この中で母父がキングカメハメハという馬が5勝、母父がディープインパクトという馬が4勝を挙げています。
トレンドという意味では、このドレフォン産駒こそが「買い」と言えるでしょう。
3【2022年の日本ダービー】血統で選ぶ買い馬3頭
現時点で2022年の日本ダービー(東京優駿)に出走すると思われるドレフォン産駒は、皐月賞馬ジオグリフと、若葉ステークスを勝ったデシエルトの2頭です。
ジオグリフは皐月賞を勝っていますので、注目を集めるのは間違いないありません。
一方、皐月賞ではスムーズな逃げの手に出ることができなかったデシエルトは、距離延長が味方して、今度はマイペースでの先行策となる可能性は十分にあり、要警戒の1頭と言えます。
ドレフォン産駒以外では、同じく新種牡馬のキタサンブラック産駒に要注意です。
キタサンブラックはディープインパクトと同じ字面のブラックタイド産駒です。
事実上、ディープインパクトの血を引く馬が走っていることになります。
皐月賞で2着だったイクイノックスが、このキタサンブラック産駒です。
イクイノックスは長期休養明けで2着だった皐月賞から叩かれた上積みが見込まれます。
要警戒の1頭です。
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[banner file=’adbanner29′]日本ダービー(東京優駿)で有利な馬体重は480~499kg!過去10年のデータから解析
続いて、日本ダービー(東京優駿)出走馬を馬体重という角度から検証します。
近10年における馬体重別成績は次の通りです。
439kg以下 | (0・0・0・8) |
---|---|
440~459kg | (2・2・0・18) |
460~479kg | (2・2・3・49) |
480~499kg | (5・3・4・55) |
500~519kg | (1・2・2・13) |
520kg以上 | (0・1・1・5) |
ポイント①勝率等は440~459kgだが、480~499kgを推奨する理由
上記から近10年で5頭のダービー馬を出している480~499キロの馬が有利です。
などと書くと、こんなご指摘があるかもしれません。
480~499kgの馬は勝率6.7%、連対率11.7%、複勝率16.7%です。
一方で440~459kgの馬は勝率9.5%、連対率・複勝率19.0%です。
480~499kgの馬たちは頭数が多い分だけ、勝ち馬も多く出ますが、勝率等で見ると440~459kgの馬たちの方が「買い」と言えるのでは….。
こうした指摘が出るのは当然ですが、それでも480~499kgの馬を推奨します。
理由は、前述したディープインパクト産駒が少なくなっている点と関係しています。
自身が小柄だったディープインパクト産駒は、父親に似て小柄な馬が多いのです。
その為に、近年は小柄な馬が活躍する傾向がありました。
しかし、そのディープインパクト産駒の数が少なくなっている以上、「小柄な馬を探して狙う」という馬券戦術が通用しなくなりつつあります。
血統と同様、馬体重からレース傾向を分析する際は、注意が必要なのです。
ポイント②複勝率なら500~519kgに注目
3連複の1頭軸流しや、3連単のマルチで1頭軸流しという馬券を購入する方は、次のデータも覚えておくべきでしょう。
複勝率で見ると、最も高い数字となっているのは、500~519kgなのです。
その複勝率も31.3%ですから、無視できないデータと考えても問題ありません。
大柄で、人気薄の馬を見つけたら、思い切って軸馬候補とするのも、有効な馬券戦術となるのです。
【日本ダービー2022】出走予定馬の前走馬体重一覧
アスクビクターモア | 474kg |
---|---|
アスクワイルドモア | 462kg |
イクイノックス | 492kg |
エターナルビクトリ | 450kg |
オニャンコポン | 468kg |
キラーアビリティ | 468kg |
コマンドライン | 524kg |
ジオグリフ | 494kg |
ジャスティンロック | 494kg |
セイウンハーデス | 468kg |
ダノンベルーガ | 504kg |
デシエルト | 512kg |
ドウデュース | 496kg |
ビーアストニッシド | 468kg |
ピースオブエイト | 466kg |
プラダリア | 456kg |
ベジャール | 564kg |
マテンロウレオ | 482kg |
ロードレゼル | 504kg |
日本ダービーの過去データを解析
ここまで枠順、血統、馬体重という視点で日本ダービー(東京優駿)というレースをデータ解析してきました。
他にもこのレースをデータ解析すると興味深い視点が見えてきます。
そんなデータをご紹介します。
日本ダービーで過去に勝利した牝馬は3頭のみ
2022年の日本ダービー(東京優駿)は第89回となります。
これまで行われてきた88回の日本ダービー(東京優駿)で牝馬が勝利したケースは、1937年のヒサトモ、1943年のクリフジ、そして2007年のウオッカの3例しかありません。
そもそも、日本ダービー(東京優駿)は牝馬が参戦するケースが非常に少ないレースです。
1週前に同じ東京競馬場の芝2400m戦で争われるオークス(優駿牝馬)というレースがありますので、3歳牝馬で実力上位馬の陣営は、まずは牝馬同士のG1を勝ってビッグタイトルを….、と考えるのがごく自然なことなのです。
オークスなら勝利できる馬をあえて牡馬相手のダービーに出走させる、というのは大きなリスクを伴う挑戦なのです。
88回の歴史において、牝馬でダービー馬となった馬が3頭しかいない、というのは、やむを得ないことなのです。
乗り替わりの馬は勝てない?有名なジンクスを解説
近10年の日本ダービー(東京優駿)において、前走から騎手が乗り替わりで勝利した馬は、2021年のシャフリヤールしかいません。
日本ダービー(東京優駿)は、まだレース経験が浅い3歳馬同士の対戦です。
手綱を取る騎手がレースを教えながら勝ち上がるレースなのです。
新馬戦から少しずつレースを教えながら駒を進める舞台ですから、乗り替わりがマイナス材料となるのはやむを得ないことなのです。
騎手は皆、ダービージョッキーという称号に憧れ、大きな目標としています。
この称号を手にする為には、若駒にレースを丁寧に教える作業から始めなければならないのです。
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