【菊花賞2024予想】過去10年のデータ・最終追い切りから有力馬・穴馬・買い目を徹底予想!

菊花賞2024予想 中央競馬無料予想
菊花賞2024予想

今回は2024年10月20日に開催される菊花賞2024を過去10年のデータ・追い切りから徹底予想!

予想界の大御所「鶴屋義雄」氏監修のよく当たる予想を無料公開します。

・菊花賞2024はどんなレースなのか知りたい。
・過去のデータや追い切り情報から好走しそうな馬を調べたい。
・今すぐ買い目・予想が欲しい!

1つでも当てはまる人は、ぜひこの記事を読んで予想の参考にして下さい。

週末には追いきり評価も追加して、最終予想を更新中です。
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鶴谷義雄(デイリー馬三郎予想家)

【この記事の監修者】
鶴谷義雄(デイリー馬三郎予想家)

山口県出身、1969年デイリースポーツ入社。入社後、岡部幸雄から始まり、蛯名正義、横山典弘などの騎手たちとの信頼関係を築く。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われている。
Wikipedia 監修者紹介ページ

菊花賞2024予想の最終買い目

馬番 予想印 馬名
6 11 ショウナンラプンタ
2 4 ダノンデサイル
8 16 ヘデントール
7 13 アーバンシック
5 9 コスモキュランダ
1 1 ピースワンデュック

三連単フォーメーション
1着: ショウナンラプンタ(◎)
2着: ダノンデサイル(○)、ヘデントール(▲)
3着: ダノンデサイル(○)、ヘデントール(▲)、アーバンシック(△)、コスモキュランダ(△)、ピースワンデュック(△)

三連複フォーメーション
1列目: ショウナンラプンタ(◎)
2列目: ダノンデサイル(○)、ヘデントール(▲)
3列目: ダノンデサイル(○)、ヘデントール(▲)、アーバンシック(△)、コスモキュランダ(△)、ピースワンデュック(△)

ワイド流し
軸: ショウナンラプンタ(◎)
相手: ダノンデサイル(○)、ヘデントール(▲)、アーバンシック(△)、コスモキュランダ(△)、ピースワンデュック(△)

菊花賞2024予想 追い切り評価TOP3

菊花賞2024に向けた最終追い切りが終了しました。

レースの鍵を握る有力馬たちの仕上がりを徹底チェックし、追い切り評価TOP3をピックアップ。

これらの馬のパフォーマンスが、レース展開を大きく左右すること間違いなしです。

第3位:ピースワンデュック

最終追い切り
美浦ウッド68.1-53.2-38.0-24.0-11.5

9月中旬に帰厩後、坂路でじっくり調整を進め、9月下旬からウッド入り。ここまで4本の時計を出し、3週連続で65秒台、ラスト11秒台と上々の仕上がりを見せています。

今週は柴田善臣騎手が騎乗し、ウッドで単走調教。外目を走らせながら直線で仕掛け、リラックスした姿勢のまま鋭い反応を見せました。この仕上がりなら長距離戦でも期待が持てます。

第2位:アーバンシック

最終追い切り
美浦ウッド81.8-66.7-52.0-37.4-23.6-11.3

セントライト記念後に短期放牧でリフレッシュ。10月2週目に帰厩すると、直後の追い切りで5ハロン66.2秒、ラスト11.9-11.9と好時計を計測しました。放牧先でしっかり調整してきた成果が感じられます。

最終追い切りでは3頭併せの真ん中に入り、直線で馬の間を抜け出す形で調教。外の馬の抵抗にも余裕の手応えで応え、最後まで集中力を維持。狭い場所で闘志を溜めさせる内容で、本番への準備は整いました。

第1位:ダノンデサイル

最終追い切り
栗東坂路54.2-40.1-26.4-13.1

ダービー後は夏を休養にあて、9月2週目に栗東へ帰厩。坂路とウッドで入念に調整し、速い時計を出し始めたのは2週前から。ウッドでの5ハロン64.7秒の追い切りで一気に仕上がりが進みました。

圧巻だったのは1週前の併せ馬調教。ラスト5ハロン63.8、3ハロン35.8、ラスト11.4と破格の時計を記録し、僚馬を大きく突き放しました。今週の坂路調整では、強い調教後にもかかわらずリラックスした姿勢をキープ。わずかに口向きの悪さが見えたものの、大一番に向けた仕上がりは万全です。

菊花賞2024 有力馬3頭を予想

菊花賞2024で注目の有力馬3頭を厳選し、それぞれの勝負ポイントを解説します。
これらの馬がレースの行方を大きく左右するでしょう

有力馬①ダノンデサイル

春シーズンは京成杯を勝利し、皐月賞に直行。しかし、ゲート入り前に横山典弘騎手が異変を察知し、競走除外となりました。

その後、見事にダービーを制覇。騎手の的確な判断が、ダノンデサイルの大舞台での成功につながりました。

グレード制導入後の1984年以降、皐月賞の除外・取消馬がダービーを勝つのは史上初の快挙です。

ダービーでは好位のインで折り合いを見せたように、折り合い面の不安がないのが最大の強み。父も菊花賞を圧勝しており、ダービーと菊花賞の二冠達成となれば、1973年のタケホープ以来51年ぶりの偉業です。

有力馬②アーバンシック

連勝で挑んだ京成杯ではダノンデサイルの2着に敗れ、続く二冠レースでは4着、11着と不発でした。しかし、秋初戦のセントライト記念を快勝し、再浮上のきっかけを掴んでいます。

母系はディープインパクトの半弟ランズエッジの一族。近親にはドゥラドーレスやレガレイラといった近年活躍馬が名を連ねます。

こうした勢いある血統の後押しを受け、ラスト一冠に挑みます。また、ルメール騎手は菊花賞で【3-2-1-2】と好成績を残しており、鞍上との相性も大きなアドバンテージです。

有力馬③メイショウタバル

毎日杯の重馬場で逃げ切り勝ちを収め、1秒差の圧勝でトップ戦線に名乗りを上げました。しかし、気性に難があり、逃げなければ実力を発揮できない点が課題です。

皐月賞ではハイペースでの逃げが仇となり、17着に大敗。しかし、ダービー取消後に挑んだ神戸新聞杯では、抑えの効いた逃げで快勝。極端な戦績が特徴的な馬です。

注目は、3000m戦で逃げを打つことができるかどうか。父のゴールドシップも12年前の菊花賞で後方から一気にまくって勝利しました。同様に、メイショウタバルも荒れた展開でこそ真価を発揮するタイプです。

一発の魅力を秘めた存在として注目しています。

ウマダネ激推し穴馬は「ショウナンラプンタ」

ショウナンラプンタの2勝目は阪神芝2400mのゆきやなぎ賞。このレースこそ、彼を狙う理由です。

3歳春に阪神芝2400mを走ると、ラストの坂でスタミナ勝負になりがち。このコースでは、後のステイヤー(長距離適性馬)が多く好走する傾向があります。実際、同コースの過去15レースで、ポポカテペトルが菊花賞13番人気で3着、ボルドグフーシュが7番人気で2着と、いずれも穴馬として好走しています。

ショウナンラプンタも青葉賞2着、神戸新聞杯3着と、中距離重賞で惜しい結果が続いており、長距離戦でさらにパフォーマンスを上げる可能性があります。3000mの菊花賞はこの馬の適性を最大限に引き出す舞台となるでしょう。スタミナ勝負になるこの条件で、彼を穴馬として狙う価値は十分です。

菊花賞2024の概要

  • 日時:2024年10月20日(日)京都11R
  • レース名:菊花賞(GⅠ)3歳オープン(牡・牝)(馬齢)
  • コース:京都競馬場芝3000m

2021年生まれのクラシック世代が、ついに最終章を迎えます。長距離戦である菊花賞は、ダービーよりも600m延長され、淀の丘を2度越える過酷な一戦です。かつては「最も強い馬が勝つ」と言われた舞台であり、その過酷さゆえに真の実力馬が求められます。

近年は中距離路線が主流となり、3000mの長距離を敬遠する馬も増えています。そのため、必ずしも世代のベストメンバーが揃うとは限りません。昨年は皐月賞・ダービー馬の対決が話題となりましたが、2024年は皐月賞馬ジャスティンミラノが天皇賞(秋)に向かうため、不出走です。

各陣営は馬の適性を重視し、適材適所でレースを選択する傾向が強まっています。その結果、クラシック戦線の戦略が変わりつつあり、菊花賞2024も例外ではありません。

菊花賞2024 出走予定馬一覧

馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 1 ピースワンデュック 牡3 57.0 柴田善
1 2 ノーブルスカイ 牡3 57.0 池添
2 3 アスクカムオンモア 牡3 57.0 北村友
2 4 ダノンデサイル 牡3 57.0 横山典
3 5 ハヤテノフクノスケ 牡3 57.0 岩田望
3 6 ミスタージーティー 牡3 57.0 坂井
4 7 ビザンチンドリーム 牡3 57.0 シュタルケ
4 8 ウエストナウ 牡3 57.0 西村淳
5 9 コスモキュランダ 牡3 57.0 Mデムーロ
5 10 メイショウタバル 牡3 57.0 浜中
6 11 ショウナンラプンタ 牡3 57.0 鮫島駿
6 12 シュバルツクーゲル 牡3 57.0 松山
7 13 アーバンシック 牡3 57.0 ルメール
7 14 メリオーレム 牡3 57.0 川田
7 15 エコロヴァルツ 牡3 57.0 岩田康
8 16 ヘデントール 牡3 57.0 戸崎圭
8 17 アドマイヤテラ 牡3 57.0 武豊
8 18 アレグロブリランテ 牡3 57.0 横山和

2024年の菊花賞では、ダービー馬ダノンデサイルが筆頭に挙げられます。さらに、神戸新聞杯を逃げ切ったメイショウタバルや、セントライト記念を制しダノンデサイルに3度目の挑戦を果たすアーバンシックが注目されています。また、春の実績馬として皐月賞・セントライト記念2着のコスモキュランダも有力です。

一方、夏の上がり馬としては、ヘデントールやピースワンデュックが逆転を狙い、激戦を繰り広げることでしょう。

菊花賞2024 京都競馬場芝3000mの徹底コース分析

「淀の坂を二度越える」京都芝3000m

向正面半ばからスタートし、外回りを1周半。3コーナーにある丘を序盤、終盤に二度通過します。淀の丘は向正面半ばから立ち上がり、約4mを400mかけてのぼります。残り800m地点を頂上に、そこから4コーナー手前まで約150mで一気くだっていきます。

序盤の丘越えはスタート直後の先行争いのなか。ここで勢いをつけると、その後、馬が行きたがってしまい、体力を消耗してしまいます。最初の丘はゆっくりと落ち着いた精神状態で越えていきたいところです。

二度目は勝負所手前の残り1200m地点。まずのぼりは極力静かに通過し、くだりに入る残り800mからはじわっと加速ギアに入れます。このギアチェンジを急激にしてしまえば、早く脚を使いすぎてしまい、残り200mで止まります。あくまでスムーズにじわっとギアチェンジしないといけません。

各馬未経験の3000mでテクニックが必要な二度の丘越え。これが菊花賞が強い馬が勝つといわれるゆえんです。

菊花賞2024予想 過去10年の結果・配当

年度 馬名 性別 年齢 騎手 斤量 頭数 人気 着順 距離 馬場状態 単勝配当 複勝配当 枠連 馬連 馬単 三連複 三連単
2023年 ドゥレッツァ 3 ルメール 57.0 17 4 1 芝3000 730円 210円 1,050円 1,980円 4,210円 1,570円 12,380円
タスティエーラ 3 モレイラ 57.0 17 2 2 芝3000 160円 1,050円 1,980円 4,210円 1,570円 12,380円
ソールオリエンス 3 横山武史 57.0 17 1 3 芝3000 120円 1,570円 12,380円
2022年 アスクビクターモア 3 田辺裕信 57.0 18 2 1 芝3000 410円 160円 850円 2,030円 3,370円 6,440円 30,010円
ボルドグフーシュ 3 吉田隼人 57.0 18 7 2 芝3000 290円 850円 2,030円 3,370円 6,440円 30,010円
ジャスティンパレス 3 鮫島克駿 57.0 18 4 3 芝3000 330円 6,440円 30,010円
2021年 タイトルホルダー 3 横山武史 57.0 18 4 1 芝3000 800円 290円 1,600円 2,420円 5,220円 14,610円 79,560円
オーソクレース 3 ルメール 57.0 18 3 2 芝3000 210円 1,600円 2,420円 5,220円 14,610円 79,560円
ディヴァインラヴ 3 福永祐一 55.0 18 6 3 芝3000 480円 14,610円 79,560円
2020年 コントレイル 3 福永祐一 57.0 18 1 1 芝3000 110円 110円 510円 910円 1,010円 3,810円 8,740円
アリストテレス 3 ルメール 57.0 18 4 2 芝3000 350円 510円 910円 1,010円 3,810円 8,740円
サトノフラッグ 3 戸崎圭太 57.0 18 5 3 芝3000 360円 3,810円 8,740円
2019年 ワールドプレミア 3 武豊 57.0 18 3 1 芝3000 650円 180円 610円 4,680円 7,640円 3,070円 23,510円
サトノルークス 3 福永祐一 57.0 18 8 2 芝3000 390円 610円 4,680円 7,640円 3,070円 23,510円
ヴェロックス 3 川田将雅 57.0 18 1 3 芝3000 120円 3,070円 23,510円
2018年 フィエールマン 3 ルメール 57.0 18 7 1 芝3000 1,450円 450円 1,860円 2,380円 6,010円 16,710円 100,590円
エタリオウ 3 M.デムーロ 57.0 18 2 2 芝3000 160円 1,860円 2,380円 6,010円 16,710円 100,590円
ユーキャンスマイル 3 武豊 57.0 18 10 3 芝3000 600円 16,710円 100,590円

菊花賞2024予想 過去10年間の人気別成績

人気別成績
人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 3 0 3 4 30.0% 30.0% 60.0%
2番人気 1 3 0 6 10.0% 40.0% 40.0%
3番人気 2 1 0 7 20.0% 30.0% 30.0%
4番人気 2 2 1 5 20.0% 40.0% 50.0%
5番人気 1 0 1 8 10.0% 10.0% 20.0%
6番人気 0 0 2 8 0.0% 0.0% 20.0%
7番人気 1 1 1 7 10.0% 20.0% 30.0%
8番人気 0 1 0 9 0.0% 10.0% 10.0%
9番人気 0 1 0 9 0.0% 10.0% 10.0%
10番人気~ 0 1 2 86 0.0% 1.1% 3.4%

※過去10年(21、22年阪神)

近年の菊花賞では、実績馬の安定感が目立ちます。特に上位人気馬が強く、5番人気以内の馬が9勝を挙げています。過去には、距離不安を抱える馬が長距離適性の高いステイヤーに敗れる波乱も見られましたが、近年は出走馬が距離適性を見極めて挑むケースが増え、実績馬が順当に勝つことが多くなりました。

それでも、下位人気馬の逆襲が完全に消えるわけではありませんが、基本的には5番人気以内の実績馬を軸に組み立てることで、的中率の高い予想が可能です。

菊花賞2024予想 過去三連単の配当

菊花賞 過去三連単の配当
2019年⑤→⑭→⑬23,510円
2020年③→⑨→⑩8,740円
2021年③→⑱→⑪79,560円
2022年⑭→④→⑰30,010円
2023年⑰→⑦→⑭12,380円

過去5年間の平均三連単配当は30,840円となっており、菊花賞では大きな波乱が減少傾向にあります。上位人気馬が安定した成績を残しており、7番人気までが複勝圏内に入る確率が高いです。いわゆる中穴が絡む程度のレースが多く、実力差が顕著に表れる年が増えています。

2024年の菊花賞予想においても、上位5頭とそれ以下の差が開いており、安定した実績馬を軸にした予想が有効です。

◎上位5頭とそれ以下で開きあり

菊花賞2024 過去10年間の枠番別の成績

枠番別成績
枠番 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1枠 1 0 0 19 5.0% 5.0% 5.0%
2枠 4 3 0 13 20.0% 35.0% 35.0%
3枠 1 0 0 19 5.0% 5.0% 5.0%
4枠 0 1 1 18 0.0% 5.0% 10.0%
5枠 0 2 2 16 0.0% 10.0% 20.0%
6枠 1 2 1 16 5.0% 15.0% 20.0%
7枠 2 1 4 22 6.9% 10.3% 24.1%
8枠 1 1 2 26 3.3% 6.7% 13.3%

※過去10年(2020年~GⅡ)

菊花賞2024の枠番別成績を見ると、距離ロスを最小限に抑えられる2枠が特に好成績を残しています。勝率20.0%、連対率35.0%と、非常に安定した結果を出しており、内枠が有利な傾向が強いことがわかります。

ただし、1枠は注意が必要です。最内枠に入った馬は馬群に押し込められやすく、仕掛け遅れのリスクがあります。一方で、外枠も悪くない結果を残しており、特に7枠は複勝率24.1%と健闘しています。3000mの長丁場では、外枠でもうまく内に入るタイミングを掴める場面が多く、決して不利とは言い切れません。

◎2枠の成績が好調ですが、外枠からも十分に好走する馬が出る可能性があるため、柔軟な予想が必要です。

菊花賞2024予想 過去10年の位置取り別成績

位置取り別成績
脚質上り 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
逃げ 2 0 0 11 15.4% 15.4% 15.4%
先行 3 3 4 31 7.3% 14.6% 24.4%
中団 5 6 5 61 6.5% 14.3% 20.8%
後方 0 0 1 45 0.0% 0.0% 2.2%
まくり 0 1 0 1 0.0% 50.0% 50.0%

※過去10年(21、22年阪神)

菊花賞2024の過去10年間のデータを見ると、逃げ馬が【2-0-0-11】と勝率15.4%で好成績を残していますが、総合的には先行・中団からの馬が最も理想的な立ち回りを見せています。特に先行馬は複勝率24.4%、中団は複勝率20.8%と安定した成績を残しており、流れに乗りながら徐々にポジションを上げていく競馬が有利な傾向です。

一方、後方からの追い込みは【0-0-1-45】と非常に厳しく、3000mの長距離戦でもある程度前目の位置でレースを進めることが重要です。また、まくりが成功するケースは少ないものの、展開次第では一発を狙える脚質と言えるでしょう。

◎菊花賞2024では、先行・中団からの立ち回りが理想的で、逃げ馬にもチャンスはあるものの、後方からの追い込みは厳しい展開が予想されます。

菊花賞2024予想 過去10年の前走クラス別成績

前走クラス 成績 単勝率 連対率 複勝率
G1 【0-1-0-1】 0.0% 50.0% 50.0%
G2 【8-8-6-95】 6.8% 13.7% 18.8%
G3 【1-0-0-8】 11.1% 11.1% 11.1%
3勝 【1-0-0-5】 16.7% 16.7% 16.7%
2勝 【0-1-4-35】 0.0% 2.5% 12.5%
1勝 【0-0-0-4】 0.0% 0.0% 0.0%

過去のデータから、G2クラスからの参戦馬が好成績を残しており、単勝率6.8%、連対率13.7%、複勝率18.8%と他のクラスを圧倒しています。

特に3勝クラスやG3からの参戦馬は善戦するものの勝ち切るのは難しく、G1組は出走馬が少ないため評価が難しいですが、連対率50%と侮れません。

したがって、G2で好走した馬を中心に、G1で健闘した馬を相手に加える形が有効な戦略となるでしょう。今回もセントライト記念や神戸新聞杯で好走した馬に注目すべきです。

菊花賞2024予想 過去10年の前走着順別成績

前走着順 成績 単勝率 連対率 複勝率
1着 【4-2-6-47】 6.8% 10.2% 20.3%
2着 【3-4-3-13】 13.0% 30.4% 43.5%
3着 【2-3-0-15】 10.0% 25.0% 25.0%
4着 【0-0-0-10】 0.0% 0.0% 0.0%
5着 【0-0-1-13】 0.0% 0.0% 7.1%
6~9着 【0-1-0-32】 0.0% 3.0% 3.0%
10着以下 【1-0-0-19】 5.0% 5.0% 5.0%

データによると、前走2着馬が最も安定した成績を残しており、連対率30.4%、複勝率43.5%と高い信頼性があります。次に前走3着馬も複勝率25.0%と好調です。一方、4着以下の馬は苦戦傾向が強く、4着や5着からの巻き返しは難しい状況です。特に、6着以下からの馬は一発狙いにとどまり、勝ち負けは期待しづらいといえます。

このため、菊花賞では前走2〜3着の好走馬を中心に狙い、1着馬はヒモとして押さえるのが効果的な戦略です。セントライト記念や神戸新聞杯で2〜3着に入った馬が狙い目となります。

菊花賞の予想において重要な3つのポイント

菊花賞2024を予想する上で、押さえておきたい3つの重要なポイントがあります。

予想のポイント

  • ダービー馬
  • 前走トライアル出走
  • 前走条件戦

予想ポイント①ダービー馬

過去のデータを見ると、2000年以降のダービー馬の菊花賞での成績は【3-1-0-3】。この3勝は、いずれもディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルといった三冠馬によるもので、ダービー馬がそのまま三冠を獲得するのは非常に難しいレースです。また、前走がダービーからの直行は過去10年で【0-1-0-1】と成績が振るわず、昨年のタスティエーラが2着に入った程度です。

前走ダービーのダービー馬

  • ダノンデサイル

予想ポイント②前走トライアル出走

前走トライアルの成績を比較すると、セントライト記念が【3-3-2-39】、神戸新聞杯が【5-4-4-52】で拮抗しています。

特にセントライト記念は1着・2着の馬が【1-1-2-7】と好成績を残している一方で、3着以下の馬は【0-1-0-26】と厳しい状況です。

対して、神戸新聞杯の3着以内の馬は【5-4-3-14】とやや幅広くチャンスがあることがわかります。

セントライト記念2着以内、神戸新聞杯3着以内

  • アーバンシック
  • コスモキュランダ
  • ショウナンラプンタ
  • メイショウタバル

予想ポイント③前走トライアル出走

前走でトライアルを経ずに、条件戦から菊花賞へ直行する馬は【1-1-4-44】と苦戦を強いられる傾向がありますが、特に前走が条件戦2200mだった馬は【1-1-3-6】と健闘しています。

非根幹距離でのレース経験が影響している可能性が高く、距離適性が問われるレースです。

前走条件戦2200m出走

  • アドマイヤテラ
  • ピースワンデュック
  • ヘデントール