
「中山記念」が2021年2月28日に開催されます。
中山記念は春のビッグレースへ向けて有力馬が出走するレースで、勝ち馬は国内だけでなく海外でも活躍を見せています。
今回は、2021年中山記念の特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
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Contents
1:中山記念
中山記念は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G2)です。
毎年2月下旬から3月上旬に開催され、春のビッグレースを狙って1年の始動として選ばれることも多いレースです。
昨年にG1戦線で活躍した馬や今年の飛躍が期待されれる素質馬が集まり、レース結果は今後の競馬界を占う意味でも重要です。
一昨年の勝ち馬である「ウインブライト」は、海外G1の香港カップを勝つ活躍を見せました。
勝ち馬が日本だけではなく、海外のレースでも好成績を残すほどハイレベルなメンバーが揃います。
2021年も中山記念での走りが今後の予想に大きく影響するので、どのような戦いが繰り広げられるのか注目してくださいね。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系4歳以上 | 別定 | 1着6700万円 |
JRA所属馬 | 4歳55kg、5歳以上56kg (開催日が3月2日以降の場合は4歳以上56kg)、牝馬2kg減 |
2着2700万円 |
地方競馬所属馬 | 3着1700万円 | |
外国調教馬(8頭まで、優先出走) | 4着1000万円 | |
5着670万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2021年中山記念の特別登録馬と2月24日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「ヒシイグアス」でオッズは2.0倍です。
「ヒシイグアス」は、2021年中山金杯の勝ち馬です。
既に中山競馬場での重賞勝利経験があるという点は、高く評価できます。
中山金杯が初重賞制覇となりましたが、3歳時には皐月賞の前哨戦であるスプリングSに出走するなど注目されていました。
現在3連勝中で最も勢いがあり、調子がいいのは間違いありません。
予想オッズの2番人気は、「バビット」でオッズは3.3倍です。
「バビット」は、2020年のセントライト記念の勝ち馬です。
菊花賞では3番人気と期待されていましたが、10着と思うような結果は残せませんでした。
ただし、菊花賞は3000mという長距離であり、中山記念は大きく距離が異なるので度外視できます。
中山競馬場とのコース相性も良く、本来の力が出せる条件で注目の一頭です。
逃げという脚質も魅力で、直線の短い中山競馬場では特に期待できます。
予想オッズの3番人気は、「クラージュゲリエ」でオッズは4.2倍です。
「クラージュゲリエ」は、2歳時に京都2歳Sを勝っていて、3歳時には皐月賞や日本ダービーにも出走しました。
クラシックでは良い成績が残せませんでしたが、古馬になってからはG2の日経新春杯で3着になり着実に力を付けています。
昨年は休養期間も長く実力を発揮できていませんでしたが、近走は安定した成績です。
クラシックにも出走するほどの素質馬なので、本来の実力が発揮できれば2021年は飛躍の年となりそうです。
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2:過去10年のデータとレース傾向
昨年の中山記念では、1番人気「ダノンキングリー」が人気に応えて勝利し、3連単の配当は12,020円と堅い決着になりました。
中山記念では、以下の3点のレース傾向が見られます。
- 上位人気の馬が好走
- 4歳馬が好成績
- 牝馬の成績に注目
それでは、3つのレース傾向を過去10年のレース結果を基に紹介します。
2-1:上位人気の馬が好走
中山記念は、上位人気馬が堅いというのが特徴のレースです。
過去10年の勝ち馬のうち、9頭は3番人気以内の馬が勝っていました。
残りの1頭についても5番人気であり、確実に上位人気の馬が好走しているという特徴があります。
ただし、1番人気馬については、勝率が30.0%であるものの、連対率と3着内率も同じ30.0%です。
上位人気の中で1番人気だけが特筆した成績を残しているわけではありません。
5番人気以内の馬はどの人気でも成績が良いので、5番人気以内から本命馬を選ぶのを意識してください。
2-2:4歳馬が好成績
中山記念では、4歳馬が好成績を残しています。
過去10年の年齢別成績を調べると、4歳馬が連対率28.6%、3着内率46.4%でした。
4歳は競走馬にとって充実した時期であり、多くの馬が実力を発揮できる年齢です。
3歳馬が古馬となって大きく成長していることが結果に繋がっていると考えられるので、古馬になったばかりの4歳馬を積極的に狙ってみてください。
2-3:牝馬の成績に注目
中山記念は、牝馬が好走しているというのも特徴の一つです。
過去10年の性別成績を調べると、牝馬が連対率36.4%、3着内率45.5%となっていました。
牡馬・セン馬の連対率が15.2%、3着内率が23.8%なので、牝馬の方が圧倒的に良い成績を残しています。
牝馬ながら中山記念に出走してくるのは、それだけ陣営も自信があるということです。
牡馬相手でも引けを取らない実力を持っている可能性が高いので、牝馬が出走してきたときには軽視しないようにしてください。
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3:ウマダネ独自の穴馬予想
中山記念は上位人気が堅いレースでもありますが、中穴の馬が上位に絡むことも珍しくありません。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年の中山記念で穴馬として注目なのが、「パンサラッサ」です。
「パンサラッサ」は、予想オッズでは27.3倍の7番人気となっています。
「パンサラッサ」は「ロードカナロア」産駒の4歳牡馬で、まだ重賞勝ちの経験はありません。
しかし、2歳時にはG1のホープフルSに出走しています。
3歳時にもG3のラジオNIKKEI賞で2着になっていて、重賞レースを勝てる実力を持っています。
今年の初戦であるオープンクラスの関門橋Sでは、勝ち馬と0.1秒差の2着と好走しました。
古馬になって確実に実力を付けていて、伸び白は十分です。
先行できる脚質も魅力で、逃げても面白い存在と言えます。
直線の短い中山競馬場では前残りの可能性もあり、楽に先行することができれば上位に来てもおかしくない穴馬です。
それでは、中山記念でのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
ワイドなら「ヒシイグアスーパンサラッサ」「バビット―パンサラッサ」。
馬単なら「ヒシイグアス→パンサラッサ」「バビット→パンサラッサ」。
「ヒシイグアス」は今年の中山金杯を勝利していて、中山競馬場との相性も抜群です。
「バビット」も脚質面が有利で、前残りの展開となれば勝ってもおかしくありません。
ウマダネ独自の穴馬である「パンサラッサ」を上位人気の馬を絡めて、馬券的中を狙ってみてくださいね。
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まとめ
2021年中山記念の特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
- 上位人気の馬が好走
- 4歳馬が好成績
- 牝馬の成績に注目
中山記念では、上位人気の馬が好走しています。
過去10年の勝ち馬のうち9頭は、3番人気以内でした。
少なくとも、頭で買うなら3番人気以内の馬を選ぶのが良さそうです。
6番人気以下の成績は連対率4.5%、3着内率10.6%と苦戦しているので、人気薄の馬を選ぶときには注意してください。
また、中山記念では4歳馬が好成績を残しています。
過去10年の年齢別成績を調べると、4歳馬が連対率28.6%、3着内率46.4%となっていました。
特に3着内率が高く、高確率で馬券に絡んでいます。
4歳馬については積極的に狙って、3連複や3連単に組み込むようにしてください。
そして、中山記念では牝馬の成績を無視できません。
過去10年に性別成績を調べると、牝馬が連対率36.4%、3着内率45.5%と好成績を残していました。
中山記念にあえて出走してくる牝馬は、それだけ能力が高いと評価されているということです。
牡馬相手に好走してもおかしくないので、中山記念に出走してくる牝馬には注意が必要です。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、中山記念でも馬券を的中させ回収率アップを目指してくださいね。