【鳴尾記念2024予想】有力馬3頭+過去10年の傾向から導くデータ解析

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鳴尾記念2024予想

今回は6月1日に開催される鳴尾記念2024の予想を過去データや傾向から行います。

・鳴尾記念2024はどんなレースなのか知りたい。
・過去のデータや追い切り情報から好走しそうな馬を調べたい。
・今すぐ予想が欲しい!

1つでも当てはまる人は、ぜひこの記事を読んで予想の参考にして下さい。

また、週末には追いきり評価も追加して、最終予想を更新中です。
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鶴谷義雄(デイリー馬三郎予想家)

【この記事の監修者】
鶴谷義雄(デイリー馬三郎予想家)

山口県出身、1969年デイリースポーツ入社。入社後、岡部幸雄から始まり、蛯名正義、横山典弘などの騎手たちとの信頼関係を築く。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われている。
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鳴尾記念2024の概要

鳴尾記念2024の概要

  • 2024年6月1日(土)京都11R
  • 鳴尾記念(GⅢ)3歳以上オープン(別定)
  • 芝2000m

初代阪神競馬場は1907年、当時の関西競馬倶楽部が鳴尾村につくった関西競馬場を指します。

その名は鳴尾競馬場と変わり、1937年、日本競馬会発足後に阪神競馬場へと改められました。

現在の阪神競馬場が仁川と呼ばれるのは、鳴尾から移転した名残かもしれません。

鳴尾記念は阪神競馬場が昔、鳴尾にあったことを伝える重賞です。

今年は阪神競馬場がリニューアル工事に入ったため、京都競馬場で行われます。

鳴尾記念2024 コース情報

「機動力が必要な内回り」京都芝2200m
京都芝2000mは秋華賞、京都2歳Sの舞台。京都の馬場をぐるっと一周するコースで、3、4コーナーは内回りを使用します。

最初のスタンド前も最後の直線も短く、前半のダッシュ力と勝負所で早めに動ける機動力が試されます。

京都芝コースの中では、もっとも器用さが必要で、ひとくちに京都適性でくくれないのも特徴です。

鳴尾記念2024 登録馬の情報

馬名 馬番 性齢 斤量 騎手
カラテ 1 1 牡8 57.0 高杉
ディープモンスター 2 2 牡6 57.0 浜中
バビット 3 3 牡7 57.0 和田竜
ボッケリーニ 3 4 牡8 57.0 モレイラ
ヤマニンサンパ 4 5 牡6 57.0 団野
ロードデルレイ 4 6 牡4 57.0 川田
スカーフェイス 5 7 牡8 57.0
アリストテレス 5 8 牡7 57.0 横山典
ヨーホーレイク 6 9 牡6 57.0 岩田望
フォワードアゲン 6 10 セ7 57.0 藤岡佑
アウスヴァール 7 11 セ6 57.0 古川吉
ホウオウアマゾン 7 12 牡6 57.0 坂井
ニホンピロキーフ 8 13 牡4 57.0 田口
エアサージュ 8 14 牡6 57.0 松山

G1戦線の狭間に位置するGⅢらしく、メンバーはどちらかというとこれから重賞戦線に食い込もうとする挑戦者たちによる争いになります。

立ちふさがるのは昨年覇者ベテランのボッケリーニ。

ここを突破し、秋に向けて飛躍する馬はあらわれるでしょうか。

鳴尾記念2024予想 過去10年の傾向とデータ分析

次に鳴尾記念(21、22年中京)の過去10年間のデータを紹介します。

鳴尾記念2024予想 過去10年の人気別成績

人気別成績
人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2 3 0 5 20.0% 50.0% 50.0%
2番人気 2 1 1 6 20.0% 30.0% 40.0%
3番人気 2 1 1 6 20.0% 30.0% 40.0%
4番人気 1 1 3 5 10.0% 20.0% 50.0%
5番人気 1 1 1 7 10.0% 20.0% 30.0%
6番人気 0 0 1 9 0.0% 0.0% 10.0%
7番人気 0 0 1 9 0.0% 0.0% 10.0%
8番人気 1 1 0 8 10.0% 20.0% 20.0%
9番人気 0 2 0 8 0.0% 20.0% 20.0%
10~人気 1 0 2 28 3.2% 3.2% 9.7%

※過去10年(21、22年中京含む)

1~5番人気5勝と上位人気堅実ながら、偏りがない点が特徴です

1、2番人気が強いというより、上位5頭による混戦が基本線のため、絞りにくいレースともいえます。

8番人気以下の馬券圏内もあり、人気の盲点に注意しましょう。

鳴尾記念過去三連単の配当

過去三連単の配当
2019年⑦→⑨→⑥11,410円
2020年①→⑦→⑧83,670円
2021年③→⑧→①635,640円
2022年②→⑨→③12,620円
2023年⑫→④→⑨46,610円

過去5年の平均配当は157,990円です。21年63万馬券は中京でのもの。

京都ではそこまで大きな配当は出ていませんが、昨年の4万馬券は5→3→6番人気決着。

ちょっとした順番違いでも、それなりの配当が出るほど、混戦になりやすいレースです。

◎上位5番人気以内互角

過去10年の年齢別成績

年齢別成績
年齢 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
3歳 0 0 0 1 0.0% 0.0% 0.0%
4歳 1 4 4 7 6.3% 31.3% 56.3%
5歳 5 3 1 21 16.7% 26.7% 30.0%
6歳 2 1 3 31 5.4% 8.1% 16.2%
7歳以上 2 2 2 31 5.4% 10.8% 16.2%

※過去10年

年齢別では5歳の勝率が16.7%と抜けています。

これは2018年まで降級制度があったため、6月1週目から4歳の収得賞金が半分になり、クラスが下がったことと無関係ではありません。

4歳の出走数が極端に少ないのも同じです。

降級廃止後の2019年以降、21年以外はすべて4歳馬が馬券圏内に入っており、狙うなら4歳馬といってもいいでしょう。

◎5歳優勢も狙いは4歳馬

過去10年の枠順別成績

枠番別成績
枠番 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1枠 2 1 4 11 11.1% 16.7% 38.9%
2枠 1 1 1 17 5.0% 10.0% 15.0%
3枠 1 1 2 16 5.0% 10.0% 20.0%
4枠 1 3 2 16 4.5% 18.2% 27.3%
5枠 3 3 0 19 12.0% 24.0% 24.0%
6枠 3 2 3 18 11.5% 19.2% 30.8%
7枠 1 0 3 23 3.7% 3.7% 14.8%
8枠 3 4 0 22 10.3% 24.1% 24.1%

※2018年~京都芝2000、古馬3勝クラス~15レース

枠番はコースの違いが反映されてしまうので、2018年~古馬3勝クラス以上15レースのデータを調べます。勝率で目立つのは1、5、6、8枠です。

外目がいいのは、内だと馬群に入り、身動きがとれない状態になる影響がありそうです。

内回りは先へ先へ仕掛けて直線入り口で勝負圏内に入っている必要があり、途中で動ける外目追走が好走条件。

窮屈な形はなるべく避けたいコースです。
一方、1枠の好成績は最短距離を通れるためでもあります。先行力がある馬なら、1枠はむしろ歓迎でしょう。

ただし、京都は馬場状態によって内外の優位が出やすく、トラックバイアスが大きいコースのため、当日の馬場状態はきちんと確認しましょう。

◎外目追走が好走条件も先行力があれば内からでも

過去10年の位置取り別成績

位置取り別成績
脚質上り 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1 1 0 14 6.3% 12.5% 12.5%
先行 7 4 4 35 14.0% 22.0% 30.0%
中団 6 9 8 43 9.1% 22.7% 34.8%
後方 1 1 3 47 1.9% 3.8% 9.6%

※2018年~京都芝2000、古馬3勝クラス~15レース

位置取り別成績も同じくコース傾向から。内回りらしく先行が勝率トップで、ついで中団からの差しと極端な位置取りは避けたいところです。

ある程度の位置から流れに応じて仕掛けられる器用なタイプが理想です。

鳴尾記念2024予想 重要なポイント

鳴尾記念の予想をする前に重要なポイントを押さえておきましょう!

ポイント①前走新潟大賞典5着以内

前走新潟大賞典は1-3-2-18。
直近の中距離重賞でもありますし、頭数が多く絞りにくいですが、5着以内は1-2-1-8。素直に好走馬をとりましょう。

前走新潟大賞典5着以内

  • ヨーホーレイク

鳴尾記念2024予想 追い切り評価BEST3

最終追い切りが終了したので追い切りが良かったBEST3を紹介します。

第3位:ボッケリーニ

最終追い切り
栗東坂路 53.0-38.3-24.8-12.3

中間は坂路とウッド併用。2週前はウッドでラスト2ハロン11.6-11.0、1週前もウッドで11.4-11.5と瞬発力をみせ、年齢を感じさせません。

最終追い切りは坂路馬なり。唸るような手応えで坂路を駆けあがり、ラストは12.5-12.3と最後まで力強く伸びした。

道中の手応えから活力を感じますし、まだまだ成績が下降する雰囲気はありません。

第2位:ロードデルレイ

最終追い切り
栗東坂路 54.5-39.0-24.8-12.2

5月初旬から坂路とウッドでじっくりトレーニング。

1週前はウッドで5ハロン65.9、ラスト2ハロン11.3-11.7と折り合いをつけながら、負荷をかけました。

今週は坂路単走ながら終いまできっちり追われ、ラスト2ハロン12.6-12.2。

道中の集中力が目立っており、8分程度の力感でこの時計を出せるのは充実の証です。

第1位:ヤマニンサンパ

最終追い切り
栗東坂路 52.8-38.6-25.3-12.6

中間は坂路主体で心肺機能強化を試みてきました。

1週前は坂路52.0と負荷をかけ、中間のトレーニングの成果を披露。

最終追い切りは団野騎手が騎乗し、ゴール前、仕掛けられ、ラストは12.7-12.6。ちょっと走りにくそうな路盤ながら、外目を真一文字に駆けていく姿にパワーアップを感じました。

こちらも高い集中力と体幹の強さが目立っています。

鳴尾記念2024予想 有力馬3頭

追い切りを加味し、鳴尾記念で好走するであろう有力馬を3頭紹介します。

有力馬①ロードデルレイ

4歳でキャリアはまだ6戦ですが、5-0-0-1と素質だけなら最上位の一頭です。

唯一の敗戦は神戸新聞杯4着。
大阪杯除外など、重賞とは縁がありませんが、年明け初戦の白富士S1.57.2など2000mなら、間違いなく重賞クラスの実力です。

6戦すべて上がり33秒台で走れる脚力が内回りでどうなるか。

立ち回りに問題があるタイプではないので、鞍上も内回りを意識した立ち回りを演じてくれるでしょう。

有力馬②ボッケリーニ

8歳シーズンもGⅡ2、5着と衰えはみせません。

鳴尾記念は昨年快勝したレースですし、連覇しても不思議はありません。

京都は昨年の京都大賞典2着など好成績。

内回り特有の仕掛けが早い競馬にも適応できるでしょう。

道悪も重不良1-3-0-1とまったく苦にしません。

もっとも計算が立ちやすそうですね。

有力馬③ヨーホーレイク

クロウキャニオンの血統はクラシックまでと思われがちですが、ヨーホーレイクは当てはまりません。

22年日経新春杯を勝ったあと、2年2カ月の長い休養を経ても、金鯱賞、新潟大賞典3着と崩れません。

金鯱賞は先行して粘り、新潟大賞典は中団に控え、末脚勝負に。どんな形でもレースできる自在性が出てきました。

展開に左右されないレースぶりは注目です。

ウマダネ激推し穴馬はホウオウアマゾン!

逃げ馬はアウスヴァール、バビットがいますが、近走を踏まえると、アウスヴァールのマイペースが濃厚です。

決め手がある人気勢と手薄な先行型。そんな状況を踏まえて先行策に打って出そうなのがホウオウアマゾンです。

鞍上の坂井瑠星騎手は相手関係と騎乗馬を丹念に分析し、作戦を決める戦略家。ここは先行すると踏みます。

今年は中山金杯から中距離へシフト。
結果は残せていませんが、思い切りのいい競馬で活路を見出してくれるでしょう。

鳴尾記念2024最終予想

最終予想
◎ロードデルレイ
〇ホウオウアマゾン
▲ボッケリーニ
△ヤマニンサンパ
△ニホンピロキーフ
△エアサージュ

鳴尾記念2024予想まとめ

今回は6月1日に開催される鳴尾記念2024の予想を行いました。

鳴尾記念はどんなレースなのか知りたい。
過去のデータや追い切り情報から好走しそうな馬を調べたい。
今すぐ予想が欲しい!1つでも当てはまる人は、ぜひこの記事を読んで予想の参考にして下さい。