競馬の3連単を全通り買いした金額と10レース分の検証結果

当記事では、3連単の全通り買いで勝てるのかどうかについて解説した上で、勝てるとすればどのくらいの確率で勝てるのかを検証しました。

実際に10レースで3連単全通り買いをした結果は、マイナス1,006,810円。

3連単は1度当たれば一気に大きな利益を出すことができる、夢のある券種です。

しかし、高配当ゆえに当たりにくく、1度も当たらずに諦めてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、「当たりにくい」という3連単の欠点を無視できる全通り買いという選択肢があります。

3連単の全通り買いに興味がある方は是非当記事を最後までお読みください。

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3連単を全通り買えば勝てるのか

まず、3連単を全通り買えば勝てるのかについて解説します。

結論からいうと、負ける確率の方が高いです。

全通り買いの場合的中率は100％になるため、配当が馬券代を上回るのかどうかが勝ち負けを決定します。

そこで、3連単の全通り買いにかかるコストについて理解しておく必要があります。

3連単全通りの買い目計算式 

3連単全通りの買い目計算式は、出走頭数×（出走頭数-1）×（出走頭数-2）です。

18頭であれば、18×17×16で4896通りになります。出走頭数が少なくなった場合の全通り回目数は次の章にまとめています。

3連単を全通り買うのにかかるコストについて

3連単を全通り買うのに必要な買い目及び馬券代は以下の通りです。

馬券代は1点100円とした場合のものです。

出走頭数	買い目 組み合わせ数	馬券代
18頭	4896通り	489,600円
17頭	4080通り	408,000円
16頭	3360通り	336,000円
15頭	2730通り	273,000円
14頭	2184通り	218,400円
13頭	1716通り	171,600円
12頭	1320通り	132,000円
11頭	990通り	99,000円
10頭	720通り	72,000円
9頭	504通り	50,400円
8頭	336通り	33,600円
7頭	210通り	21,000円
6頭	120通り	12,000円
5頭	60通り	6,000円

競馬の全通り買いは基本的に負ける

投票したレースの払戻金が、前項で紹介した馬券代を超えていれば勝ち、超えていなければ負けという判断となります。

実際のところ、払戻金が馬券代を超えるレースはあまり多くありません。

そのため、確率上は負けることの方が多く、基本的に負けると考えてよいです。

では、実際にどのくらいの確率で勝てるのか、次章で検証していきます。

3連単を全通り買いで勝てるのか検証

本章では、3連単を全通り買いして勝てるレースがどのくらいあるのか検証します。

今回の検証では、馬券代を1点100円とします。

そのレースの3連単の払戻金と前章で紹介した頭数毎の馬券代と比較して、払戻金が馬券代を上回っていれば勝ち、払戻金が馬券代を下回っていれば負けという判断基準です。

検証1レース目

 

払戻金：3,230円
収支：-47,170円
勝敗：負け

検証2レース目

 

払戻金：1,870円
収支：-48,530円
勝敗：負け

検証3レース目

 

払戻金：6,120円
収支：-266,880円
勝敗：負け

検証4レース目

 

払戻金：32,780円
収支：-240,220円
勝敗：負け

検証5レース目

 

払戻金：57,820円
収支：-278,180円
勝敗：負け

検証6レース目

 

払戻金：3,690円
収支：-29,910円
勝敗：負け

検証7レース目

 

払戻金：27,840円
収支：-190,560円
勝敗：負け

検証8レース目

 

払戻金：428,850円
収支：210,450円
勝敗：勝ち

検証9レース目

 

払戻金：3,860円
収支：-214,540円
勝敗：負け

検証10レース目

 

払戻金：44,130円
収支：-174,270円
勝敗：負け

 

全10レースで3連単の全通りを検証した結果が以下の結果となりました。

検証レース数	10レース
合計馬券代	1,617,000円
合計払戻金	610,190円
合計収支	-1,006,810円

 

全通り買いで勝ちたいなら単勝がおすすめ

前章の検証では、10レース中1レースが勝ちという結果であり、トータルの金額で見ても大きく負け越していることは明らかです。

人気馬が上位に入らないレースを見極めることができれば勝率を高めることは可能ですが、頭数の多いレースでは数十万円の損失が生じる可能性があることから、かなりの資金力が求められます。

特に初心者の方が全通り買いで勝ちたい場合、まずは単勝をおすすめします。

単勝であれば18頭立てのレースでも馬券代を1,800円まで抑えられることから、資金力の面でハードルが低いことが主な理由です。

また、負けた時の損失も3連単と比べて大きな差があります。

3連単に限らず、全頭買いはトリガミになる確率の方が高い買い方です。

必ず当たるとはいえ、ある程度の回数トリガミが続くことを前提として、資金面でに耐えられるかどうかを考えてから挑戦することをおすすめします。

全通り以外で3連単のおすすめな買い方

この記事では主に全通りの買い方に触れてきましたが、実用的なおすすめの買い方も紹介します。

ウマダネがおすすめする3連単の買い方は以下の2つです。

1. 5頭ボックス
2. 2-5-8フォーメーション

一つずつ解説します。

5頭ボックス

3連単のおすすめの買い方一つ目は、3連単5ボックス買いです。買い目点数は60点。100円をかけたとしたら6,000円です。

ボックス買いがおすすめな理由は、3着以内に選んだ5頭の馬が入れば、的中することです。当然、買い目は増えてしまいますが、3連単の平均オッズは500倍のため、的中さえできれば十分に回収が可能です。

ただし、5頭ボックスで買ったとしても、やはり3連単です。3着以内に選んでいない馬が入った時点で外れます。

3連単を狙えそうな時に試してみましょう。

3連単ボックス買いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

3連単ボックスとは？的中率が高くおすすめな買い方は5頭ボックス！

2−5−8フォーメーション

3連単5頭ボックスについておすすめしましたが、買い目点数が多く、気になる方も多いのではないでしょうか。

そのときにおすすめしたいのがフォーメーション買いです。特に2-5-8フォーメーションで購入すれば、5頭ボックス買いの買い目点数60よりも少ない48点で購入が可能です。

1着を2頭、2着を5頭、3着を8頭選ぶ買い方になります。

そのほかにもフォーメーションの組み合わせ次第で買い目点数を自在に変更できるため、レースの状況や予想具合に応じて購入できます。

3連単フォーメーションについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

3連単フォーメーションが最強！プロおすすめの勝てる買い方5選紹介

全通り買いをやめてボックスとフォーメーションで狙う

3連単の全通り買いは数万～数十万円のコストがかかります。

3連単の配当はたしかに大きなものですが、このコストを上回るケースはあまり多くありません。

10回中1度もないということも往々にして起こります。

当記事で行った検証でも、多くのレースで負けるという結果となり、1度に数十万円の損失が生じることもありました。

3連単の全通り買いは確率上では負けるだけでなく、1度の損失が大きいことも念頭に置いておくことをおすすめします。

そのため、3連単の全通り買いで勝つためには、人気馬が上位に絡まないレースを見極める力が必要です。

1度の損失が大きいことからも、初心者にはあまりおすすめできないと考えられます。

全通り買いで勝負するなら、コストを抑えやすい単勝ではじめることがおすすめです。

本気で3連単を取りに行くのであれば、ボックス買いまたはフォーメーション買いを試してみてください。