
「高松宮記念」が2021年3月28日に開催されます。
高松宮記念は上半期のスプリント王者を決めるレースで、現役最強スプリンターの座をかけてスピード自慢の馬が多く集結します。
昨年は3連単の配当が20万円を超える結果だったので、馬券的にも注目の一戦です。
今回は、2021年高松宮記念の特別登録馬や過去10年のデータを基にしたレース傾向と穴馬予想を紹介します。
ぜひ予想の参考にしてください。
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Contents
1:高松宮記念
高松宮記念は、日本中央競馬会(JRA)が中京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(G1)です。
上半期に行われる唯一のスプリントG1であり、短距離路線で実績を残している馬たちが熱い戦いを繰り広げるレースです。
1996年にG1へと格上げになってから、春の短距離王決定戦として競馬ファンの注目を集めています。
高配当が期待できるレースとしても注目で、2019年には40万円、2020年には20万円を超える配当が飛び出しました。
2年連続で高配当が出ているので、今年の高松宮記念でも穴馬を積極的に狙いたいところです。
スプリント戦はちょっとした不利により人気馬が馬群へと沈んでしまうこともあるので、スプリント戦であることを考慮した買い方で高配当を狙ってみてください。
1-1:レース条件と賞金
出走資格 | 負担重量 | 賞金 |
---|---|---|
サラ系4歳以上 | 定量 | 1着1億3000万円 |
JRA所属馬 | 57kg、牝馬2kg減 | 2着5200万円 |
地方競馬所属馬(出走資格のある馬のみ) | 3着3300万円 | |
外国調教馬(9頭まで、優先出走) | 4着2000万円 | |
5着1300万円 |
1-2:特別登録馬と予想オッズ
2021年高松宮記念の特別登録馬と3月23日現在の予想オッズを紹介します。
予想オッズの1番人気は、「レシステンシア」でオッズは2.1倍です。
「レシステンシア」は、「ダイワメジャー」産駒の4歳牝馬です。
2歳時には阪神JFを勝利し、2歳女王の座に輝きました。
昨年は3歳時にも桜花賞とNHKマイルCで2着と、G1路線で安定した成績を残しています。
前走では高松宮記念の前哨戦に位置付けられている阪急杯で、見事逃げ切り勝利を収めました。
牝馬特有の切れ味鋭いスピードが武器で、短距離路線において本来の力を発揮できることが予想されます。
ただし、今回が初のスプリント戦となるので過信は禁物です。
スプリント戦のテンのスピードに戸惑うことがないかが、馬券のポイントになってきます。
予想オッズの2番人気は、「ダノンスマッシュ」でオッズは3.8倍です。
「ダノンスマッシュ」は「ロードカナロア」産駒の6歳牡馬で、昨年の12月に行われた香港スプリントを制しました。
初のG1制覇が海外G1であったことから、多くの競馬ファンの注目を集めました。
国内G1こそ勝っていませんが、セントウルSや京王杯スプリングCを制するなど短距離路線での重賞成績は申し分ありません。
年齢による衰えは見せず、むしろどんどん強くなっている印象です。
ただ香港スプリントからの休養明け初戦となるので、馬券を買う際にはパドックで調子を見極めるようにしてください。
予想オッズの3番人気は、「インディチャンプ」でオッズは7.2倍です。
「インディチャンプ」は「ステイゴールド」産駒の6歳牡馬で、安田記念とマイルチャンピオンシップのG1を2勝しています。
G1を2勝している実績は今回の出走メンバーの中でも上位で、高松宮記念を勝ってもおかしくない存在です。
ただG1勝利はいずれもマイル戦であり、スプリント戦へ出走するのは今回が初めてです。
スプリント戦にどれだけ適性があるかが、レースでの大きな鍵となります。
前哨戦の阪急杯では4着と大きく負けていないので、スプリント戦でも対応できれば上位に食い込む可能性は十分あります。
5戦連続で掲示板に入る安定した成績を残しているので、高松宮記念においても無視できない存在です。
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2:過去10年のデータとレース傾向
昨年の高松宮記念では、9番人気と低評価だった「モズスーパーフレア」が見事逃げ切って、3連単の配当は217,720円と高額配当になりました。
高松宮記念では、以下の3点のレース傾向が見られます。
・前走5着以内の馬が優勢
・6歳以下の馬が好成績
・近年は内枠有利
それでは、3つのレース傾向を過去10年のレース結果を基に紹介します。
2-1:前走5着以内の馬が優勢
高松宮記念では、前走の着順が予想の大きなポイントとなってきます。
過去10年の前走着順別成績を調べると、前走5着以内の馬が連対率17.5%、3着内率25.2%でした。
それに比べて前走6着以下の馬は連対3.8%、3着内率5.7%なので、前走で5着以内であることが予想では重要となることがわかります。
高松宮記念は前走で大敗していて上位に来れるほど、簡単なレースではありません。
ハイレベルな一戦となるので、前走で5着以内と好走している馬を積極的に狙ってください。
2-2:6歳以下の馬が好成績
高松宮記念は古馬のスプリントG1ですが、年齢にも注目したいデータがあります。
過去10年の年齢別成績を調べると、6歳以下の馬が3着内率21.8%で、7歳以上の馬の3着内率5.7%を大きく上回ってました。
高松宮記念で上位にくるためにはかなりのスピードが必要で、年齢的に衰えのある馬にとっては厳しいレースとなることも珍しくありません。
高松宮記念の予想をするときは、精神的のも肉体的にも充実期を迎えている6歳以下の馬を狙ってください。
2-3:近年は内枠有利
近年の高松宮記念では、内枠が有利という傾向が見られます。
過去5年の枠番別成績を調べると、1~4枠の馬の3着内率が32.5%で、5~8枠の馬の3着内率が4.0%となっていました。
外枠は明らかに成績が悪くなっているので、人気馬が外枠に入ったときは注意が必要です。
過去のデータから4枠より内側が有利だという傾向になっているので、内枠の馬の評価を上げるようにしてください。
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3:ウマダネ独自の穴馬予想
昨年も3連単で20万円を超える配当が出ているので、高松宮記念では人気薄の馬にも注目する必要があります。
そこで、ウマダネ独自の穴馬について紹介します。
今年の高松宮記念で穴馬として注目なのが、「サウンドキアラ」です。
「サウンドキアラ」は、予想オッズでは38.0倍の9番人気となっています。
阪神牝馬Sや京都牝馬Sなどの重賞レースを買っていて、重賞での実績は問題ありません。
昨年のヴィクトリアマイルでは「アーモンドアイ」の2着に入り、G1勝利まであと一歩のという状況です。
スプリント戦は初めてとなりますが1400mの重賞レースである京都牝馬Sを勝っているので、適性は問題ないと予想できます。
昨年の秋はマイルチャンピオンシップで10着と大敗するなど実力を発揮できませんでしたが、暮れに行われた阪神カップで4着になり調子は上向いています。
荒れた馬場でも苦にせず重馬場でも実績を残しているので、当日の馬場状態も考慮しながら予想に組み込んでみてください。
それでは、高松宮記念でのウマダネ独自の狙い目予想を紹介します。
ワイドなら「レシステンシアーサウンドキアラ」「ダノンスマッシュ―サウンドキアラ」。
馬単なら「レシステンシア→サウンドキアラ」「ダノンスマッシュ→サウンドキアラ」。
「レシステンシア」は昨年に桜花賞とNHKマイルCで2着となっていて、古馬となった今年は阪神JF以来のG1勝利が期待されています。
「ダノンスマッシュ」も海外G1の香港スプリントで勝っているので、実績から考えると無視できません。
ウマダネ独自の穴馬である「サウンドキアラ」は重賞レースでの実績も十分なので、人気がなくても激走する可能性がある馬として狙ってみてください。
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まとめ
2021年高松宮記念の過去10年のデータを基にしたレース傾向と狙い目を紹介しました。
過去10年のデータを基にした予想ポイントは以下の3点です。
・6歳以下の馬が好成績
・近年は内枠有利
高松宮記念では、前走で5着以内に入っている馬が優勢となっています。
過去10年の前走着順別成績を調べると、前走5着以内の馬が連対率17.5%、3着内率25.2%でした。
前走6着以下の馬は連対3.8%、3着内率5.7%で成績が悪いことを考えると、前走で5着以内に入っている馬を狙っていくのが良い馬券の買い方です。
また、高松宮記念では6歳以下の馬が好成績を残しているというデータもあります。
過去10年の年齢別成績を調べると、6歳以下の馬が連対率14.5%、3着内率21.8%で7歳以上の馬よりも圧倒的に良い成績を残していました。
G1で実績を残すためには年齢も重要になってきて、実力が衰えている状態では上位に食い込むことはできません。
過去10年のデータからも7歳以上の馬が苦戦しているのがわかるので、馬券を買うときには6歳以下を中心に選ぶようにしてください。
そして、近年の高松宮記念では、内枠有利となっている傾向が見られます。
過去5年の枠番別成績を調べると、1~4枠の馬の3着内率が32.5%と高確率で馬券に絡む結果となっていました。
4枠より内側なのか外側なのかで、大きく成績は変わっています。
予想を組み立てるときには、4枠より内側の馬の評価を上げるようにしましょう。
これらの過去10年のデータを基にしたレース傾向を参考にして、高松宮記念でも会心の予想で高配当を手にしてくださいね。