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[banner file=’ad-banner32′]「宝塚記念ってどの馬が勝の?」
「宝塚記念で注目したほうがいい要素って何?」
このような方のためにも本記事では宝塚記念の展開予想と3つのポイントを解説していきます。
宝塚記念は荒れる結果となるのか、また記事終盤では展開予想から浮上する3頭の注目馬も解説していきます。
記事を読み終わる頃には宝塚記念がどういった形でレースが運ばれているのか理解し、より精度の高い馬券予想ができるようになりますよ!
1:宝塚記念2022は荒れるのか|レースを展開予想する3つのポイント
前述した通り、多くのファンがレース展開と結果との関係について知っている常識だけでは、正解にたどり着くことが難しい宝塚記念となりそうです。
その理由を3点挙げておきます。
ある程度以上の経験を持つ競馬ファンなら、「過去にそんなレースがあったかも….」と思われる話ではないでしょうか。
ポイント①ハイペースで前潰れとは限らない
2022年宝塚記念の登録馬を見ると、「逃げ馬」と呼ぶべき馬が2頭います。
2頭ともにG1馬で、勝つ為には簡単にハナを譲りたくないと思われる馬です。
そして近走で逃げるレースを経験している馬が他にもいます。
逃げ・先行馬が揃っています。
超ハイペースになっても不思議はありません。
一般にスローペースなら逃げ・先行馬が有利となります。
逆にハイペースなら差し・追い込み馬が有利と言われます。
超ハイペースになる可能性が高い2022年宝塚記念は、この競馬ファンの多くが知っている常識から判断すると、逃げ・先行馬は馬群に沈む展開を予測する人が多いはずです。
しかし、2022年宝塚記念はこの常識が当てはまらない可能性があります。
詳細は後述しますが、超ハイペースで逃げ切り勝ちを決めた馬が参戦しています。
その快速馬の評価が問われる宝塚記念となる可能性があるのです。
ポイント②距離延長・短縮がゆえの騎手心理
宝塚記念は阪神競馬場の芝2200m戦で争われます。
ところが2022年宝塚記念の登録馬において、前走で芝2200m戦に出走していた馬は1頭もいません。
どの馬も前走から200m以上の距離延長、または距離短縮を余儀なくされます。
前走が3200m戦の天皇賞(春)だった馬は、一気に1000mも距離が短縮されるのですから、前走とはことなるペースへの対応が迫られます。
一方で、前走が1800mや2000mだったという馬の場合、2200mに距離が伸びる点についての対応が求められます。
距離延長、または距離短縮という点について、前走との違いをそれぞれの騎手がどう考え、どの位置でレースを進め、どの位置で仕掛けるか、が大きく問われています。
その騎手の判断が、レース展開を、そしてレースの結果を大きく左右することは言うまでもありません。
展開予想をする上で、騎手心理を読み解く必要もある宝塚記念と言えます。
ポイント③当日の天候、馬場状態に注意
近10年の宝塚記念ですが、良馬場で行われたのは6回しかありません。
残る4回は稍重の芝コースで行われました。
6月の下旬に行われるG1レースです。
近10年で重馬場や不良馬場で行われた年がないのは、梅雨時のレースとしては奇跡的と言わざるを得ません。
出走する各馬の位置取りも気になりますが、梅雨前線の位置取りにも注意する必要があります。
ある程度の道悪なら、馬券検討をする際に道悪適性をチェックすることで対応できますが、田んぼのような不良馬場になった場合は、適性云々を考えず、差し・追い込み馬を買い目から外す必要性に迫られる可能性があります。
一方で、差し・追い込みが決まりにくい馬場だから、という理由で普段よりも前のポジションでレースを進める馬が出てくることも考えられます。
このような判断をする騎手が増えた場合、さらにハイペースとなることも想定しておかなければなりません。
展開予想と天候・馬場状態は密接な関係があるのです。
2:展開予想から浮上する注目の3頭~荒れる中で活躍する馬~
上記の点を踏まえて、展開を基に好走すると思われる馬を3頭紹介します。
いずれの馬も馬券に絡むと高配当を演出してくれる馬ばかりです。
ご注目ください!!
①パンサラッサ|令和版サイレンススズカ
前走はドバイに遠征し、ドバイターフで逃げ切り勝ちを決め、G1馬の仲間入りを果たしたパンサラッサ。
逃げ・先行馬が揃った2022年の宝塚記念ですが、その中でもハナに立ち、レースを引っ張るのはこのパンサラッサで間違いありません。
4走前に福島記念で勝利した時の1000m通過は57秒3でした。
2走前に中山記念で逃げ切り勝ちを決めた際は、1000m通過57秒6でレースを自ら引っ張っていました。
どちらのレースも超ハイペースと呼ぶべき流れです。
それでも後続に影を踏ませることなく、押し切って勝利しました。
他に逃げ馬がいますが、超ハイペースでの逃げ切り勝ちを経験している以上、今回の他の馬にハナを譲る可能性は低いです。
2000mを超える距離での勝利がない点は気になりますが、古くは1998年の宝塚記念で逃げ切り勝ちを決めたサイレンススズカのようなケースもあります。
パンサラッサは令和版サイレンススズカと呼ぶべき馬になるかもしれません。
その逃げっぷりは要警戒です。
②ポタジェ|大阪杯の勝利が持つ意味
2022年の宝塚記念には、前走が大阪杯だったという馬が7頭登録されています。
その2022年の大阪杯は大波乱の結果に終わったレースでした。
勝利して波乱の主役となったポタジェは、単勝オッズ58.7倍で8番人気という伏兵でした。
1.5倍という絶対的な1番人気だったエフフォーリアが敗れたことも、ポタジェが代わりにヒーローとなることができた理由のひとつであることは間違いありません。
しかし、ポタジェ自身も非常に内容の濃いレースをして勝利していることを忘れてはなりません。
大阪杯も1000m58秒8というハイペースでした。
この速い流れの中、ポタジェは逃げ・先行争いの直後、好位4~5番手で流れに乗っていたのです。
ハイペースで勝利する馬の位置取りとしてはかなり前に位置していました。
つまり速い流れの競馬になっても、前の馬を射程圏内に入れることができる位置でレースを進め、しかもしっかりとした決め手を使うことができる馬であることが、この大阪杯の勝利で明らかになりました。
今回も大阪杯と同様に、ハイペースとなることが予測されますが、同様の競馬ができれば、G1連勝となる可能性は十分にあります。
大阪杯の勝利をフロック視すべきではありません。
③アリーヴォ|小倉以外の初勝利がG1に?
その2022年大阪杯で3着に入ったアリーヴォも、単勝オッズ47.5倍で7番人気という伏兵でした。
低評価だった理由は、これまで挙げた5勝がいずれも小倉競馬場でのレースだった点にあります。
小倉以外の競馬場で、しかもG1レースでは狙いにくい馬でした。
しかし、この大阪杯3着で評価を変える必要があります。
大阪杯でのアリーヴォは、多くの競馬ファンが展開予想をする上で常識としている、ハイペースで浮上する差し・追い込み馬そのものでした。
今回はその大阪杯より距離が200m延長されます。距離が伸びる分、ハイペースでの逃げ・先行馬が抱えるリスクは大阪杯よりも大きくなります。
逃げるパンサラッサに距離の壁があるとすれば、代わりに浮上するのはアリーヴォではないでしょうか。
小倉競馬場以外の競馬場での初勝利が、G1の宝塚記念になるかもしれません。
[banner file=’ad-banner32′]3:宝塚記念(2022)展開予想まとめ
ここまで読んで頂いた方は、2022年の宝塚記念が「展開」という視点で考えると非常に面白いレースになる可能性が高いことがお分かり頂けることでしょう。
その「展開」を味方にした馬が勝者となる宝塚記念となる可能性が非常に高いです。
馬券検討をする際は、自分の頭の中で出走馬たちを走らせながら予想することをオススメします。