【帝王賞2022予想】注目馬3頭+過去の傾向から導くデータ解析

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「帝王賞」が2022年6月29日に開催されます。

特別区競馬組合が大井競馬場で施行する地方競馬の重賞競走(Jpn1)です。

上半期のダート頂上決戦と言えるレースであり、全国からダート路線の実績馬が集います。

男性
ウマダネ
編集長

上半期のダート路線で活躍した注目馬たちが熱い戦いを繰り広げます!

今回は、2022年帝王賞の出走馬情報や過去10年のデータを基にしたレース傾向とウマダネの馬券予想を紹介します。

ぜひ予想の参考にしてください。

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鶴谷義雄(デイリー馬三郎予想家)

【この記事の監修者】
鶴谷義雄(デイリー馬三郎予想家)

山口県出身、1969年デイリースポーツ入社。入社後、岡部幸雄から始まり、蛯名正義、横山典弘などの騎手たちとの信頼関係を築く。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われている。
Wikipedia 監修者紹介ページ

「帝王賞2022」出走予定馬情報

馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 予想
オッズ
人気
1 1 スワーヴアラミス 牡7 57.0 松田大作 85.7 7
2 2 オメガパフューム 牡7 57.0 M.デム 2.8 2
3 3 ノンコノユメ セ10 57.0 真島大輔 38.6 6
4 4 ネオブレイブ 牡6 57.0 笹川翼 344.1 9
5 5 オーヴェルニュ 牡6 57.0 福永祐一 89.6 8
6 6 チュウワウィザード 牡7 57.0 川田将雅 6.2 3
7 7 クリンチャー 牡8 57.0 森泰斗 25.6 4
8 8 テーオーケインズ 牡5 57.0 松山弘平 1.4 1
8 9 メイショウハリオ 牡5 57.0 濱中俊 32.7 5
12月26日現在の帝王賞の出走予定馬は上記になります。

新たな情報が入り次第随時更新していきます。

「帝王賞2022」注目馬

今年の帝王賞にも、上半期のダート王を狙うダート馬たちが出走を予定しています。

そこで、2022年帝王賞に出走予定の注目馬をご紹介します。

帝王賞の注目馬
●オメガパフューム
●テーオーケインズ
●オーヴェルニュ

注目馬①:オメガパフューム

オメガパフューム
性齢 牡7歳
通算成績 24戦11勝
主な勝鞍 GⅠ・東京大賞典
GⅠ・帝王賞
スウェプトオーヴァーボード
オメガフレグランス
母の父 ゴールドアリュール

「オメガパフューム」は、昨年の東京大賞典の勝ち馬です。

昨年の東京大賞典では、史上初の同一平地G1・4連覇を達成し注目を集めました。

今年から種牡馬入りする予定でしたが、引退レースとなるはずだった東京大賞典で圧巻のパフォーマンスを見せたため、一転して現役続行を表明。

今年で7歳を迎えますが、東京大賞典の4連覇をした実績から考えると、まだまだダート重賞路線で中心となることは間違いありません。

2022年初戦のアンタレスSでも、後方から末脚を伸ばして快勝。休み明けでもしっかりと動いて、実力の違いを証明しました。

昨年の帝王賞では5着に敗れてしまいましたが、帝王賞が行われる大井2000mは4連覇を達成した東京大賞典と同じ舞台なので、得意コースで盤石な走りが期待できそうです。

男性
ウマダネ
編集長

東京大賞典の4連覇は圧巻の一言!
前走でも危なげなく勝利しているので、今年のダート界でも中心の存在となりそうです!

注目馬②:テーオーケインズ

テーオーケインズ
性齢 牡5歳
通算成績 17戦9勝
主な勝鞍 GⅠ・帝王賞
GⅠ・チャンピオンズC
シニスターミニスター
マキシムカフェ
母の父 マンハッタンカフェ

「テーオーケインズ」はシニスターミニスター産駒の5歳牡馬で、2021年のチャンピオンズカップと帝王賞を制し、JRA賞最優秀ダートホースに選ばれています。

ダートG1・2勝という実績は出走メンバーの中でも上位であり、2022年もダートG1路線での活躍が期待されています。

5歳となった今年は、初戦に世界最高賞金を誇るG1・サウジカップに出走。良いスタートを決めて好ポジションにつけたものの、厳しい流れに対応できず8着に敗れてしまいました。

しかし、続くG3・平安Sでは59kgとトップハンデを背負いながら、2着に2馬身半差をつけて快勝しています。

昨年の帝王賞でも2着に3馬身差をつける強い勝ち方を見せているので、大井競馬場への対応も全く問題ありません。

海外では世界の厚い壁に阻まれてしまいましたが、平安Sで再びポテンシャルの高さを証明しているので、今年のダートG1制覇に期待したいところです。

男性
ウマダネ
編集長

国内では敵なしと言えるほど、圧倒的なパフォーマンスを見せてくれています!

注目馬③:オーヴェルニュ

オーヴェルニュ
性齢 牡6歳
通算成績 27戦8勝
主な勝鞍 GⅡ・東海S
GⅢ・平安S
スマートファルコン
ギュイエンヌ
母の父 タニノギムレット

「オーヴェルニュ」はスマートファルコン産駒の6歳牡馬で、2021年にG2・東海SとG3・平安Sを勝利しました。

ダート中距離路線を得意としていて、今年の東海Sでも2着と好走しています。

前走の平安Sでは前年のJRA賞最優秀ダートホースに選ばれたテーオーケインズに次ぐ2番人気に支持されたものの、最後の直線で伸び切れず6着に敗れてしまいました。

レース中に砂を嫌がる素振りを見せ、本来の力を発揮できない結果となったので、再度巻き返しに期待したいところです。

昨年のG1・チャンピオンズカップでも6着に入った実績があるので、中距離のダート戦ならG1でも注目の一頭です。

男性
ウマダネ
編集長

今年も東海Sで2着と好走しているので、ダート中距離戦では無視できない存在となっています!

⇩横スクロールできます。

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帝王賞予想に使えるコースの特徴

2022年6月29日(水)大井11R
帝王賞(Jpn1)
競馬場 大井競馬場 コース ダート 2000m
性齢 4歳以上(指定交流) 負担重量 定量

帝王賞は、大井競馬場のダート2000mで行われます。

大井競馬場のダート2000mは外回りコースが使用され、スタートから最初のコーナーまでの距離が長いのが特徴です。

地方競馬の中でもスケールの大きな競馬場であり、最後の直線も長く、他の地方競馬場よりも外差しが決まりやすいコースです。

ダート競馬のチャンピオン・ディスタンスであり、本当に実力がなければ上位に入ることはできません。

4つのコーナーを回ることになるのでインをロスなく立ち回れる内枠が有利であり、多頭数の場合は外枠が不利を強いられることになります。

「帝王賞」過去のデータ分析早見表|有利な枠順、脚質など

有利な枠順 1枠
有利な脚質 先行・逃げ
有利な血統 ゴールドアリュール
有利な馬体重 490kg以上
有利な所属 JRA所属
荒れる度 ★★

帝王賞での過去10年間のデータを参考にすると上記のようになりました。

ぜひ、予想の参考にしてください。

「帝王賞」過去3年のレース結果

2021年
着順 馬番 馬名 性齢 騎手 人気 オッズ
1 4 4 テーオーケインズ 牡4 松山弘平 4 7.4
2 7 11 ノンコノユメ セ9 真島大輔 10 134.2
3 8 13 クリンチャー 牡7 C.ルメール 6 10.4
2020年
着順 馬番 馬名 性齢 騎手 人気 オッズ
1 5 8 クリソベリル 牡4 川田将雅 2 3.1
2 7 11 オメガパフューム 牡5 M.デムーロ 1 2.0
3 4 6 チュウワウィザード 牡5 C.ルメール 3 5.2
2019年
着順 馬番 馬名 性齢 騎手 人気 オッズ
1 4 5 オメガパフューム 牡4 D.レーン 3 3.4
2 1 1 チュウワウィザード 牡4 川田将雅 2 3.1
3 8 14 ノンコノユメ セ7 真島大輔 8 53.5

近年の帝王賞では、荒れる展開になるケースも見られます。

2021年の帝王賞は1番人気オメガパフュームと2番人気チュウワウィザードがまさかの馬券圏外となり、4番人気テーオーケインズが2着に3馬身差を付けて快勝しました。

2着には10番人気ノンコノユメが入って、3連単は200万円を超える高配当が飛び出しています。

また、2020年は一転して、2番人気クリソベリル、1番人気オメガパフュームのワンツーフィニッシュとなり、堅い決着となりました。

帝王賞は全国から豪華メンバーが集うグランプリレースであり、実力がありながらも人気薄に甘んじている実力馬もいます。

中央競馬場とはまた違ったレース展開となることも多いので、大井競馬場に変わったことでの巻き返しに注目です。

要チェック✓
●2021年の3連単は200万超え
●2020年は上位3頭が1~3番人気で決着

「帝王賞」過去20年のデータとレース傾向

帝王賞で馬券を当てるためには、過去データからレース傾向を掴んでおくことが大切です。

そこで、帝王賞の過去20年のデータをまとめてみましたので、レース予想の参考にしてください。

傾向①:【枠順】から見る「帝王賞」

枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 2-2-3-14 9.5% 19.0% 33.3%
2枠 2-2-1-21 7.7% 15.4% 19.2%
3枠 3-1-3-22 10.3% 13.8% 24.1%
4枠 3-1-5-25 8.8% 11.8% 26.5%
5枠 3-6-0-28 8.1% 24.3% 24.3%
6枠 4-2-4-30 10.0% 15.0% 25.0%
7枠 1-2-1-35 2.6% 7.7% 10.3%
8枠 2-4-3-30 5.1% 15.4% 23.1%

帝王賞の過去20年の枠番別成績を調べると、内枠が好走する傾向が見られました。

過去20年で最も複勝率が高かったのは1枠で、複勝率は33.3%となっていました。

大井競馬場は地方競馬の中でも最後の直線が長いタフなコースなので、インをロスなく立ち回ってスタミナを温存する必要があります。

また、外枠は苦戦傾向にあり、特に7枠は連対率7.7%・複勝率10.3%と厳しいレースを強いられています。

そのため、帝王賞では1枠に入った馬の評価を上げ、7~8枠の馬については評価を下げたいところです。

男性
ウマダネ
編集長

内枠が優勢となっていて、外枠は苦戦しています!

傾向②:【人気】から見る「帝王賞」

人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 5-8-2-5 25.0% 65.0% 75.0%
2番人気 5-4-1-10 25.0% 45.0% 50.0%
3番人気 3-1-6-10 15.0% 20.0% 50.0%
4番人気 2-3-4-11 10.0% 25.0% 45.0%
5番人気 3-2-3-12 15.0% 25.0% 40.0%
6~9番人気 2-1-4-73 2.5% 3.8% 8.8%
10番人気以下 0-1-0-84 0.0% 1.2% 1.2%

帝王賞の過去20年の単勝人気別成績を調べると、上位人気馬が好成績を残す傾向が見られました。

特に1番人気は連対率65.0%・複勝率75.0%と信頼度が高く、1番人気については素直に馬券に絡めておいた方が良さそうです。

また、10番人気以下は過去20年で1頭しか馬券圏内に食い込んでいません。

2021年の帝王賞こそ3連単が200万円を超える荒れた結果となりましたが、基本的には上位人気馬が好走する堅いレースである点は覚えておきたいところです。

男性
ウマダネ
編集長

上位人気馬の好走率が高いので、本命馬は上位人気馬から選びたいところです!

傾向③:【所属】から見る「帝王賞」

所属 成績 勝率 連対率 複勝率
JRA 16-17-14-65 14.3% 29.5% 42.0%
地方 4-3-6-140 2.6% 4.6% 8.5%

過去20年の帝王賞の所属別成績を調べると、やはりJRA所属馬が圧倒的な成績を残していました。

過去20年のうち地方競馬所属馬は4勝していて、いずれも船橋競馬所属の馬であり、大井競馬所属馬からは1頭も勝ち馬が出ていません。

また、JRA所属馬の中でも特に関西所属馬が好成績を残しています。

2011年以降の勝ち馬は全て関西馬であり、関東馬で帝王賞を勝利したのは2007年まで遡らなければいけません。

そのため、帝王賞ではJRA所属馬であり、かつ関西馬を中心に予想を組み立てたいところです。

男性
ウマダネ
編集長

やはりJRA所属馬が中心となっていて、その中でも特に関西馬が好成績を残しています!

傾向④:【脚質】から見る「帝王賞」

脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 5-5-2-14 19.2% 38.5% 46.2%
先行 10-8-11-30 16.9% 30.5% 49.2%
差し 4-7-6-69 4.7% 12.8% 19.8%
追込 1-0-1-86 1.1% 1.1% 2.3%
不明 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%

過去20年の帝王賞の脚質別成績を調べると、逃げ・先行勢が圧倒的な成績を残していました。

過去20年で逃げ馬は連対率38.5%・複勝率46.2%、先行馬は連対率30.5%・複勝率49.2%と高確率で馬券に絡んでいます。

ただし、大井競馬場は地方競馬の中でも、最後の直線が最も長いのが特徴です。

そのため、他の地方競馬場よりも差しが決まりやすい傾向があり、長く良い脚を使えることも重要になってきます。

そのため、小回りコースだけで好成績を残している逃げ・先行勢の過信は禁物です。

男性
ウマダネ
編集長

他の地方競馬場と同じく逃げ・先行勢が好成績ですが、地方競馬場の中でも差しが決まりやすい点は頭に入れておきたいところです!

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