高配当を期待できる馬券として人気なのが3連単ですが、3連単のような的中が難しい馬券では「流し」という購入方法も駆使する必要があります。
しかし、言葉は聞いたことがあるけど、実際に「流し」がどのような購入方法なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
3連単は高額配当が当たる可能性がある反面、的中率が低い馬券なので、「3連単流し」を活用して買い目を広げることが重要です。
そこで、今回は初心者でもできる「3連単流し」の具体的な買い方やメリットについて解説します。
3連単流しとは
「流し」は、軸となる馬を1頭もしくは2頭決めて、その馬から選んだ全ての馬に流す買い方のことです。
「流し」は馬連や馬単だけでなく、3連単でも活用されることが多い購入方法ですが、単勝や複勝に流し買いはありません。
マークカードで馬券を購入する場合、青色のマークカードで、流し馬券を購入できます。
馬券の軸となる馬が決まっているときには、3連単流しを活用することも検討してみてください。
3連単流しの具体的な2つの買い方
3連単流しの仕組みを理解していても、実際にどのように購入するべきか迷う人も多いかもしれません。
そこで、ここからは3連単流しの具体的な2つの買い方について紹介します。
3連単軸1頭流し
3連単で流しをする場合、まず軸を1頭にするか、2頭にするかを決める必要があります。
軸馬を1頭とする3連単軸1頭流しでは、軸馬を1着と仮定することが多いです。
例えば、軸馬を5番にし総流しをするなら、1着予想で5番の馬を選び、2着と3着では全通り購入します。
18頭立てのレースなら、合計点数は272点となり、100円ずつ購入した場合の金額は27,200円です。
基本的には軸馬を1着に固定することが多いですが、稀に2着固定や3着固定の流しをする場合もあります。
軸馬が勝ち切れない馬であるときは2着や3着に固定し、3連単軸1頭流しを活用するのもおすすめです。
3連単軸2頭流し
軸馬を2頭選ぶ場合は、3連単軸2頭流しとなります。
例えば、4番と5番馬をそれぞれ軸馬とし、4番を1着固定、5番を2着固定とします。
3着は総流しとなり、3連単の購入点数は18立てで16点です。
3連単軸2頭流しの大きなメリットは、点数が抑えられる点です。
総流しをしても大した点数にはならないので、馬券の購入費用も増えずにリスクを避けることができます。
ただし、3連単軸2頭流しで馬券を的中させるためには、信頼のできる軸馬が2頭必要になってきます。
実力が飛び抜けている馬が2頭いる場合でないと的中率は下がってしまい、3連単軸2頭流しで馬券を当てることは簡単ではありません。
どれだけ上位に入る可能性が高いかを見極めて、信頼度の高い馬が2頭いるときには、3連単軸2頭流しを活用するようにしてください。
3連単流しがボックス買いよりもおすすめできる3つのメリット
3連単流しには、ボックス買いよりも優れている点がいくつかあります。
そこで、ここからは3連単流しがボックス買いよりもおすすめできる3つのポイントを紹介します。
買い目の点数が絞れる
まず、3連単流しのメリットは、ボックス買いよりも買い目が抑えられることです。
ボックス買いは選んだ馬の組み合わせを全て購入する買い方ですが、仮に3連単6頭ボックスだった場合、合計点数は120点となり100円ずつ購入しても出費は12,000円となってしまいます。
ボックス買いは選ぶ馬を増やせば増やすほど、点数が跳ね上がるのが特徴で、3連単7頭ボックスでは点数は210円となります。
1レースでこれだけたくさんの馬券を購入すると、外れたときの損失が大きくなってしまうので、できるだけ買い目を抑えることが重要です。
そこで、活用したいのが3連単流しです。
軸馬となる馬を決めて、3連単軸1頭流しや3連単軸2頭流しにすることで、買い目を絞ることができます。
3連単流しは必ずしも総流しをする必要はなく、上位に入りそうな馬だけを相手として選ぶ方法もあります。
例えば、3連単軸1頭流しで1番の馬を軸とした場合に、18頭立てで2着、3着を総流ししてしまうと、合計点数は272点です。
これではボックス買いよりも点数が増えてしまうので、2着や3着の相手も絞ることが必要になってきます。
仮に、1番を軸馬として選び、相手に2番、3番、4番を選んで流すとしたら、買い目は「1→2→3」「1→2→4」「1→3→2」「1→3→4」「1→4→2」「1→4→3」の6通りとなります。
自分が選んだ馬だけに流すことで馬券の購入費用もグッと抑えられるので、3連単流しでは総流しではなく、相手の馬もある程度絞るように意識してみてください。
軸馬が上位に入れば的中率が高まる
3連単流しの的中率は、軸馬の信頼度によって大きく変わってきます。
逆に言えば、軸馬が上位に入れば的中率も高まると言えるので、軸馬選びが非常に重要になってきます。
3連単は高配当が期待できる馬券ですが、その分的中率が低い馬券です。
高配当を当てようとすると馬券の購入点数も増えてしまい、大きなリスクを背負ってしまいます。
そのため、3連単では確実に上位に入る軸馬を見つけ、3連単流しで点数を抑えつつ、少しでも的中率を上げることが重要です。
例えば、単勝オッズ1倍台の圧倒的な支持を受けている馬がいたとして、その馬の実力が本物であれば、3連単の軸として積極的に絡めることによって的中率も高まります。
特に1着の可能性が高いのであれば1着固定とし、2着や3着にはある程度幅広く買い目を広げつつ、自分が選んだ馬に流すことで良い結果が期待できます。
ただし、3連単流しのデメリットは、軸馬が上位に入らないとその時点で馬券は不的中となってしまう点です。
どれだけ軸馬の信頼度の高さを見極められるかが重要になるので、3連単流しでは軸馬選びに時間をかけるようにしてください。
的中率と配当のバランスが良い
3連単流しは、的中率と配当のバランスが良い賭け方と言えます。
ボックス買いのような買い目を広げる賭け方は、点数を増やすことで的中率を上げられますが、馬券の購入費用も膨らんでしまいハイリスクハイリターンとなってしまいます。
しかし、3連単流しは軸馬を決めることで買い目も絞ることができ、リスクを抑えながら的中を狙う買い方です。
穴馬を絡めれば高配当も狙うことができ、回収率を一気に上げることも不可能ではありません。
3連単流しで買い目を抑えつつ、長い目で見てプラス収支にできるよう意識してみてください。
買い目を絞るならフォーメーションもおすすめ!
買い目を絞るなら、3連単流しだけではなく、フォーメーションを活用するのもおすすめです。
フォーメーションは1着・2着・3着になりそうな馬をそれぞれ選び、その組み合わせを購入する賭け方になります。
例えば、1着に1番、2着に2番・3番・4番、3着に2番・3番・4番・5番・6番を選んだとします。
この場合の合計の買い目はわずか12点です。
1番が1着であることが馬券が当たるための条件となりますが、予想通りに1着となれば、的中率はグッと高まります。
また、5番や6番については2着までには入らなくても、3着なら有り得るという馬たちになります。
このように3連単フォーメーションでは着順を細かく予想し買い目に反映することができるので、買い目を絞るのにおすすめの買い方です。
まとめ
高配当が期待できるものの、的中率が低い馬券と言えるのが3連単です。
高配当を当てようとすると馬券の購入点数も増えてしまいがちで、いかに点数を抑えるかも重要になってきます。
そんなときは、軸馬を決めて3連単軸1頭流しや3連単軸2頭流しを活用するのがおすすめです。
信頼度の高い軸馬がいれば馬券の的中率を高めることができ、穴馬を絡めることによって高配当も狙えます。
3連単流しは初心者の方でもできる買い方なので、是非3連単軸1頭流しや3連単軸2頭流しを試してみてください。