競馬で儲けるためには必ずオッズの確認をする必要があります。
的中した馬券がいくらになって戻ってくるか、そしていくらの利益になるかはオッズ次第です。
当記事ではオッズの計算方法やオッズのチェックおすすめアプリ、オッズ変動の事例を紹介していますのでぜひご参考にしてください。
1:オッズは常に変動している
結論から言いますとオッズとは競馬の専門用語ではなく確率論を表す数値のことです。
競馬以外のギャンブルのブックメーカーが見込みを示す方法として長く使用されていました。
しかし日本の競馬では「オッズ=払戻金の倍率」の意味が一般的です。
オッズは購入された馬券の売上により変動し、人気のある馬券のオッズは低下し人気のないオッズは高上します。
そのためオッズは数値が固定されておらずレースが確定するまで常に動いているのが特徴です。
オッズは馬券販売が開始されてから締め切られるまでの間は常に変動いしていますのでどのタイミングでオッズをチェックするかで数値や人気順位が変わります。
1-1:オッズの計算方法
オッズは全ての買い目に対する占有率の逆数を指します。
占有率は馬券の総数における特定の馬への票数の割合のことですから式は「占有率=票数÷総評数」となります。
具体的にもし単勝の総数が1,000だとしてAという馬への票数が500だとしたら占有率は下記になります。
しかしここで払戻金が決まる際に控除率が加わるため実際のオッズはもっと低くなります。
ただ、控除率は馬券種によって変わりますのでこの点は念頭に置いておいたほうが良いでしょう。
1-2:オッズのチェックはI-PATオッズがおすすめ
競馬で稼ぐためには「どのくらいの配当が得られるのか」をチェックする必要がありオッズの変動の確認は絶対不可欠です。
競馬新聞などの紙媒体ではレース順位が確定するまでの変動を捉えきれないのでご注意ください。
リアルタイムで競馬場やウインズでオッズ確認するためには「オッズプリンター」を利用すれば1回10円で確認できますが携帯電話やスマートフォンを使って確認できませんのであまりおすすめはできません。
そこでパソコンから馬券を購入している人は「I-PATオッズ」の利用がおすすめです。
I-PATオッズはJRAのホームページに掲載されているオッズよりタイムラグが少なく正確なオッズ確認に向いています。
またI-PATオッズ以外にもJRA-VANが提供しているData.Labサービスに加入したりオッズの変動を確認するソフトを利用したりご自身にあった確認方法があります。
2:オッズの変動を確認できる3つのアプリ
そこでオッズの変動を確認するおすすめアプリ3選を紹介したいと思います。
2-1:異常投票馬追跡
JRA-VANデータラボの会員になっていれば無料でインストールができます。
特定の馬のオッズや得票率が確認できますが、1番は指標から異常投票を察知できることです。
黒色や桃色になっている箇所が異常投票のサインです。
2-2:異常投票CheckerJV
時系列から異常投票を察知できることが特徴的なアプリです。
分析したい日付をチェックするとロックが外れる仕組みで、こちらもJRA-VANデータラボからインストールできます。
しかしシェアウェアとなっていますので別料金の2,000円が必要なのがネックですね。
インターネットに接続したうえでデータを取得しますので利用する際には常にネットに接続する必要があります。
異常投票を確認したい方にはぜひおすすめしたいアプリです。
2-3:TARGET Frontier
JRA-VANデータラボの会員なら使用できる専用アプリです。
TARGET Frontierでは様々なデータをチェックできオッズの変動はもちろん細かい分析もできます。
データは20年分以上のあらゆるデータが貯蔵されています。
単勝と複勝、馬連、枠連のオッズの動きが時間を負ってどのように動いたのかもわかることが特徴的です。
オッズだけではなく売上や特定の馬のシェアなども調査でき、更にオッズの仕組みもわかるようになっています。
特定の馬に対していつ人気になったのか詳細知りたい時に最も役に立つアプリです。
またレース終了後にも確認できます。
3:オッズ操作
話はオッズ変動に戻りますが昭和時代、まだインターネット投票がなかった頃には「ノミ屋」と呼ばれる馬券売り業者がいました。
電話で客から馬券の注文を受け、客が勝てば配当を自腹で払い客が負ければ掛け金を集金にしにいくというブラックな商売です。
勿論、競馬法に違反する犯罪で、このノミ屋を排除するために用いられたオッズの操作方法がありました。
昔の地方競馬では1レースで単勝の売上が20,000円程度なんてことは別段珍しいことではなく、100,000円あればオッズの操作が自由自在でした。
ノミ屋にどう転んでも負けそうにない1.0倍くらいの人気馬に単勝で大金を賭けると的中すればノミ屋は元返し、外れれば丸儲けです。
そこで締め切り直前ギリギリに正規窓口で他の馬の単勝に100,000円を賭けるとさっきまで1.0倍だった人気馬が一機に10倍程の配当に跳ね上がります。
結果、本命馬が勝利しレース確定後にノミ屋は10倍の配当を支払わなければいけません。
1,000,000円賭けていれば9,000,000円の支払いになります。
ここで大事なのは絶対来る1.0倍の馬でもオッズが10倍になってしまうことも馬券の売れ方次第であるということです。
4:オッズを味方につける方法
単勝で14,000,000円の売上があるところに8,000,000円売れている単勝1番人気に300,000円賭けるだけでオッズは0.13倍下がります。
14,000,000円÷8,300,000円=1.68(300,000円投入後オッズ)
しかし1,000,000円を賭けても15.5オッズと投入金額に対して左程変動しません。
ある程度の大金を賭ければオッズは下がりますがそれ以上の額を賭けても一気には下がりませんのでご注意ください。
例外に南関東や園田といっ都市部以外の競馬場では朝1レースの単勝総額が20,000円程度しか売れないことも珍しくありませんのでこの場合は1,000円程度の投資でもオッズを変動させることができます。
ただし今はウィンズなど場外発売所やネットが普及したことであまり売上が多いとは言えない競馬場の朝一ですら単勝1,000,000円前後の売り上げがありますので昔程、自身の手でオッズを変動させることは困難です。
まとめ
以上、競馬オッズの仕組みを紹介しました。
昭和ではノミ屋潰しなどオッズの変動を利用した撃退方法がありましたが、現在はインターネットの普及によりどこでも馬券を購入できるようになりオッズの変動を操作することは困難です。
ただし一部の競馬場を除いて朝一の単勝売り上げが20,000円程度のところがあるのも事実。
オッズはある程度の大金を賭ければオッズは下がりますがそれ以上の額を賭けても一気には下がりません。
また、競馬で稼ぐならオッズの変動のチェックは絶対不可欠でしょう。
当記事で紹介したオッズの確認方法を使用すればリアルタイムでオッズの動きが見えますので回収率や的中率の向上が見込めるでしょう。