【エプソムカップ2024予想】有力馬3頭+過去10年の傾向から導くデータ解析

エプソムカップ2024予想 中央競馬無料予想
エプソムカップ2024予想

今回は6月9日に開催されるエプソムカップ2024の予想を過去データや傾向から徹底的に行います。

・エプソムカップ2024はどんなレースなのか知りたい。
・過去のデータや追い切り情報から好走しそうな馬を調べたい。
・今すぐ予想が欲しい!

1つでも当てはまる人は、ぜひこの記事を読んで予想の参考にして下さい。

また、週末には追いきり評価も追加して、最終予想を更新中です。
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今週の重賞予想は下記もチェック!

鶴谷義雄(デイリー馬三郎予想家)

【この記事の監修者】
鶴谷義雄(デイリー馬三郎予想家)

山口県出身、1969年デイリースポーツ入社。入社後、岡部幸雄から始まり、蛯名正義、横山典弘などの騎手たちとの信頼関係を築く。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われている。
Wikipedia 監修者紹介ページ

エプソムカップ2024最終買い目

レース2日前となりましたので最終予想を更新します。

最終予想
◎シルトホルン
〇アルナシーム
▲ルージュリナージュ
△マイネルケレリウス
△ニシノスーベニア
△セルバーグ

エプソムカップ2024予想 追い切り評価BEST3

追い切りが出そろったので最終追い切り評価TOP3の紹介をします。

第3位:ヴェルトライゼンデ

最終追い切り
栗東坂路 52.3-38.2-25.1-12.5

1年2カ月ぶりの復帰戦。4月終わりから坂路で慎重に丁寧に乗り込まれました。

2週前51.4、1週前51.3と2週続けて実戦を意識した速い時計を叩き出し、復帰に向けて不安を感じさせません。

今週も古馬OPと併せ馬で一杯に追われ、52.3と決して手を緩めません。

これだけやれれば、久々の実戦も力を出してくれるでしょう。

第2位:ルージュリナージュ

最終追い切り
美浦ウッド 82.8-66.5-51.8-37.3-23.5-11.5

前走後は在厩調整。
間隔が詰まっており、前半は坂路で疲れをとりながら、1週前にはウッドに入り、終い2ハロン12.9-11.9。週末に坂路をはさみ、今週はウッドで5ハロン66.5とこの馬としては速い時計を出しました。

ラスト2ハロンは12.0-11.5と加速しており、GⅠ直後であっても絶好調でしょう。

第1位:シルトホルン

最終追い切り
美浦ウッド 80.0-64.6-51.2-37.2-23.4-11.4

乗り込み再開は5月の終わりから。坂路で体調を整え、先週末と今週とウッドで時計を計時しました。

今週は吉田豊騎手が騎乗し、3頭併せ。最後方から内に入って、外の馬と併入に持ち込みました。

集中力があり、直線のストライドの伸びは目を見張るものがありました。

ラストは12.0-11.4。目下、充実期です。

エプソムカップ2024 有力馬3頭を予想

今年のエプソムカップで特に注目すべき有力馬3頭を紹介します。

有力馬①:レーベンスティール

セントライト記念で皐月賞馬ソールオリエンスを破り、一気にトップ戦線に食い込みました。

しかし、その後は香港ヴァーズ8着、新潟大賞典11着と不振に喘いでいます。
少ないキャリアでの香港遠征が響いたようで、決め手を欠くレースが目立ちます。

セントライト記念までは6戦連続上がり最速を記録したように、末脚が最大の武器。

状態さえ戻れば、東京の決め手比べなら一枚上です。

有力馬②:トゥデイイズザデイ

2、3歳時はディープインパクト産駒ですし、クラシックへの期待もありました。

なかなか勝ち切れない歯がゆい状況が続きましたが、4歳6月から2、1着と軌道に乗るも、長期休養へ。

久々の実戦だった谷川岳Sでは2着と好走し、好調の波を受け継いだ印象。良血馬が本来の力を競馬で発揮しつつあります。

有力馬③:サイルーン

トゥデイイズザデイと同じディープインパクト産駒の5歳。

3歳終わりから4歳9月まで成績を落とす時期がありましたが、昨冬から1600mで2、2、1、1着と軌道に乗りました。

中団で流れに乗りつつ、決め手を発揮する得意パターンを確立しました。久々の1800mですし、距離への対応は課題になりそうですが、競馬の形としては距離延長も苦にしなさそうです。

先週、鳴尾記念でワンツーを決めた金子真人HDの勢いも味方につけたいところです。

エプソムカップ2024の概要

エプソムカップ2024の概要

  • 2024年6月9日東京11R
  • エプソムC(GⅢ)3歳以上オープン(別定)
  • 芝1800m

副賞はエプソム競馬場賞。イギリス南部エプソムダウンズにあるエプソム競馬場は英国ダービーが行われます。

東京競馬場との提携を記念し、エプソムCは創設されました。

春のGⅠシリーズも宝塚記念を残すのみとなり、夏に向けてひと段落といった時期に行われるエプソムCは、下半期のトップ戦線を目指す馬たちによって争われます。

「勢いで突破を目論む上がり馬」と「重賞で揉まれたベテラン」。さて、どちらに凱歌があがるでしょうか。

エプソムカップ2024 コース情報

「展開不問の真っ向勝負」東京芝1800m。
スタート地点は2コーナー奥のシュートから。序盤に2コーナーへ進入する小さなカーブこそありますが、基本はワンターンの中距離戦です。

序盤の向正面でリズムよく走り、最後の直線525.9mを全開で駆け抜けられるか。
競馬に欠かせない折り合いと瞬発力を問うシンプルなコース形態です。

前半の流れに関係なく、最後に速力を求められることから、実力がストレートに反映されます。

エプソムカップ2024 登録馬の情報

馬名 馬番 性齢 斤量 騎手
トゥデイイズザデイ 1 1 牡5 57.0 津村
ノースザワールド 1 2 牡6 57.0 菅原明
ルージュリナージュ 2 3 牝5 55.0 丸田
ヴェルトライゼンデ 2 4 牡7 58.0 戸崎圭
タイムトゥヘヴン 3 5 牡6 57.0 北村友
レーベンスティール 3 6 牡4 59.0 ルメール
マイネルケレリウス 4 7 牡4 57.0 石川
ワールドウインズ 4 8 セ7 57.0 内田博
レッドランメルト 5 9 牡5 57.0 オシェア
シルトホルン 5 10 牡4 57.0 吉田豊
サイルーン 6 11 セ5 57.0 岩田望
グランスラムアスク 6 12 牡5 55.0 御神本
ラケマーダ 7 13 牡4 57.0 石橋脩
カレンシュトラウス 7 14 牡7 57.0 北村宏
アルナシーム 7 15 牡5 57.0 横山典
グランディア 8 16 セ5 57.0 三浦
ニシノスーベニア 8 17 牡5 57.0 田辺
セルバーグ 8 18 牡5 58.0 丸山

※2024年06月07日時点。

新潟大賞典を勝ったヤマニンサルバム、ヴィクトリアマイル5着ルージュリナージュといった春の活躍馬を相手に昇級初戦マイネルケレリウス、ラケマーダはどこまで迫れるでしょうか。

また1年2カ月ぶりの復帰戦となるヴェルトライゼンデにも注目です。

かつて神戸新聞杯でコントレイルの2着に迫った実績馬がターフに戻ってきます。

ダービー、ジャパンC3着と東京でも活躍しており、その走りも見逃せません。

エプソムカップ2024を過去10年の傾向とデータから予想

次にエプソムカップの過去10年のデータと傾向から予想します。

過去10年の人気別成績

人気別成績
人気 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2 2 1 5 20.0% 40.0% 50.0%
2番人気 3 0 2 5 30.0% 30.0% 50.0%
3番人気 1 1 0 8 10.0% 20.0% 20.0%
4番人気 1 2 2 5 10.0% 30.0% 50.0%
5番人気 2 1 1 6 20.0% 30.0% 40.0%
6番人気 0 1 2 7 0.0% 10.0% 30.0%
7番人気 0 2 0 8 0.0% 20.0% 20.0%
8番人気 0 1 1 8 0.0% 10.0% 20.0%
9番人気 1 0 0 9 10.0% 10.0% 10.0%
10番人気以下 0 0 1 69 0.0% 0.0% 1.4%

※過去10年

ハンデ戦だった頃はこの時期特有の天候の影響もあり、波乱も目立ったレースですが、別定になり、梅雨入りが遅くなった近年は比較的平穏な決着が多いです。

5番人気以内9勝で、その内訳も大きな偏りがなく、上位人気の力差はほぼありません。

エプソムカップ過去三連単の配当

過去三連単の配当
2019年⑨→⑥→④68,720円
2020年⑥→①→⑱4,219,320円
2021年⑮→⑬→⑦84,860円
2022年⑥→⑧→⑤55,860円
2023年⑮→⑰→②22,680円

過去5年の平均配当は890,288円です。

2020年421万馬券のインパクトが大きいですね。その年は不良馬場でしたし、22年重馬場など、道悪になった場合は、難易度があがってきます。

また、20年ダイワキャグニーなど勝ち馬に東京巧者の名がズラリと並ぶのも特色です。東京はこの開催を最後に休みに入り、次開催は10月秋開催。東京を得意とする中距離型にとって、エプソムCは上半期最後の得意条件となり、その分、ここを目標に定める陣営が多いようです。東京巧者は攻略のポイントですね。

◎5番人気以内互角、大穴は道悪で

過去10年の年齢別成績

年齢別成績
年齢 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
4歳 5 5 4 24 13.2% 26.3% 36.8%
5歳 4 2 2 35 9.3% 14.0% 18.6%
6歳 1 3 3 28 2.9% 11.4% 20.0%
7歳以上 0 0 1 43 0.0% 0.0% 2.3%

※過去10年

年齢は主力世代の4、5歳が優勢で、特に4歳の数字が目立ちます。

降級制度がなくなった2019年以降の活躍は顕著で、毎年必ず馬券に絡んできます。

今春、重賞戦線を戦ってきた常連組を逆転するレースです。

◎4歳の勢いにのれ

過去10年の枠順別成績

枠番別成績
枠番 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1枠 1 1 1 14 5.9% 11.8% 17.6%
2枠 0 1 1 15 0.0% 5.9% 11.8%
3枠 1 2 2 13 5.6% 16.7% 27.8%
4枠 0 1 2 16 0.0% 5.3% 15.8%
5枠 2 1 1 16 10.0% 15.0% 20.0%
6枠 2 1 0 16 10.5% 15.8% 15.8%
7枠 1 1 1 21 4.2% 8.3% 12.5%
8枠 3 2 2 19 11.5% 19.2% 26.9%

※過去10年

ここまで7週間開催が続いた東京は、ビッグレース続きだったこともあり、芝はかなり傷んでくる年があります。

たとえ時計が速くても、最後に伸びるコースは徐々に外へ移ります。

エプソムCは5枠から外が優勢で、特に8枠の成績がいいのは、芝の馬場状態によるものです。

今年は開催日に雨がほぼなく、芝は絶好の状態を保っていますので、伸びるコースも例年ほど外ではない可能性が考えられます。当日、どこが伸びるのかチェックしたいですね。

◎外枠優勢も馬場状態に注意

過去10年の脚質別成績

位置取り別成績
位置取り 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1 1 3 5 10.0% 20.0% 50.0%
先行 4 5 1 28 10.5% 23.7% 26.3%
中団 5 3 6 60 6.8% 10.8% 18.9%
後方 0 1 0 37 0.0% 2.6% 2.6%

※過去10年

ペースに関係なく、最後の速力勝負になる舞台らしく、位置取りは極端な後方でない限り、関係ありません。

逃げ、先行は前にいる分、有利ですが、それでも速いタイムに対応できる速力は欠かせません。

粘り込むのではなく、最後にひと伸びしないと勝てないレースです。

◎逃げ、先行有利も最後は速力勝負

エプソムカップ2024の重要な予想ポイント

エプソムカップの予想をする前に重要なポイントを押さえておきましょう!

ポイント①前走芝1800mのオープン特別

前走オープン・リステッドが4-5-2-58で重賞組より目立ちます。勢い重視のレースらしい傾向ですね。
特に前走芝1800mのオープン特別だと4-4-2-36。3着以内だと3-3-2-16です。

前走芝1800mのオープン特別3着以内

  • アルナシーム
  • シルトホルン

ポイント②前走マイル以下の重賞出走

前走重賞は中距離ではなく、1600m以下に出走した馬が3-1-2-21と目立ちます。
スピード勝負の東京で重賞を好走するには、速力が欠かせません。

中距離主戦ではなく、あえてスピード慣れした距離延長を狙いましょう。

前走マイル以下の重賞出走

  • タイムトゥヘヴン
  • ニシノスーベニア
  • ノースザワールド
  • ルージュリナージュ

ポイント③前走3勝クラス

前走3勝クラスは1-0-2-10。勢い重視のレースですが、やはり昇級戦で重賞突破は簡単ではないようです。好走馬は前走直線が長い1800~2000mだと1-0-2-5。東京でもマイル戦だと0-0-0-4。中距離の速力勝負に対応できた馬が狙いです。

前走3勝クラスかつ直線が長い1800~2000m

  • マイネルケレリウス
【キケン】前走3勝クラス、東京1600m出走

  • ラケマーダ

エプソムカップ2024予想まとめ

今回は6月9日に開催されるエプソムカップ2024の予想を行いました。

エプソムカップはどんなレースなのか知りたい。
過去のデータや追い切り情報から好走しそうな馬を調べたい。
今すぐ予想が欲しい!1つでも当てはまる人は、ぜひこの記事を読んで予想の参考にして下さい。