「外国人騎手が勝ってるレース多くない…?」
「またC.ルメール騎手…?」
近年の競馬では、外国人騎手の活躍が目立っていますね!
競馬が盛り上がるのは嬉しいことですが、日本人騎手にもっと頑張ってほしいと思う方もいるかもしれません…
しかし、どうして外国人騎手はこんなに活躍しているのでしょうか。
この記事では、外国人騎手が強い理由や、有力な現役外国人騎手などについて紹介していきます。
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1:2016年から5年連続で外国人騎手がリーディングジョッキーに
【#天皇賞秋】東京競馬場で行われた天皇賞秋(GI)はC.ルメール騎手騎乗のアーモンドアイが断然の1番人気に応えて勝利!? 史上最多の芝G1・8勝目を挙げ、日本の競馬史に新たな1ページを刻んだ!? #競馬 #keiba #JRAVAN pic.twitter.com/vnJEnKZUNC
— JRA-VAN公式 (@JRAVAN_info) November 1, 2020
近年外国人騎手の活躍が目立っており、その代表ともいえるのが2016年から5年連続でリーディングジョッキーに輝いているC.ルメール騎手です。
2018年には年間最多勝記録を更新し、2021年には史上22人目となるJRA通算1400勝を達成しており、圧倒的ともいえる記録を叩き出しています。
C.ルメール騎手以外にも、重賞レースで勝利を挙げるなど、JRAで活躍している外国人騎手はたくさんいます。
2:外国人騎手が強い2つの理由
この写真の翌日に1着同着するデムルメ尊い pic.twitter.com/R5vcpq7hqz
— ダイワ (@daiwa510) October 31, 2021
どうして外国人騎手はここまで活躍が目立つのでしょうか。
人種の違いによる筋力の差もないとは言い切れません。
しかし、それとは別に主な理由は2つあります。
- レース展開における傾向の違い
- そもそも強い騎手が日本に来ている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
理由①:レース展開における傾向の違い
考えられる理由の1つ目は、レース展開において傾向の違いがあることです。
日本の競馬では、馬群が縦長になり最後の直線で全体的にペースが上がるという展開になりやすいです。
近年の競馬では比較的逃げ馬や先行馬のように、序盤から比較的上位を位置どった方が勝ちやすいですが、先述のようなレース展開が理由だと考えられます。
縦長の馬群では先頭と後方の差が開きやすく、序盤で遅れてしまうと後半で挽回するのが難しいのです。
反面、序盤から上位に入れる力を持った競走馬であれば、騎手の能力に関わらず勝ちやすいのが日本の競馬の特徴です。
しかし、たとえばヨーロッパでは、日本の競馬とレース展開が異なります。
馬群は縦長ではなく、固まった状態で直線に入ることが多いため、固まった馬群を切り抜けて前に出るスキルが求められます。
こういった展開でのレースを多く経験することで、自然と群れを抜けて前に出るスキルが高くなっていきます。
これは、外国人騎手が日本人騎手より優れている点の1つといえるはずです。
このスキルを日本の競馬に応用すると、群れから抜け出すことでいい位置を取りやすくなり、有利な展開を作りやすくなります。
理由②:そもそも強い騎手が日本に来ている
2つ目の理由は、そもそも強い騎手が日本に来ていることです。
たとえばC.ルメール騎手は、2009年にフランス競馬で獲得賞金1位になっています。
先述のとおりレース展開の違いによるスキルの差もありますが、日本人騎手が外国人騎手と比べて劣っているとは言い切れません。
では、外国人騎手はどのようにして日本のレースに参加するのでしょうか。
3:外国人騎手は大きく分けて2種類
外国人騎手は、日本人騎手と同じようにレースに出場できる騎手と、一定期間のみレースに出場できる騎手の2種類に分けられます。
それぞれ免許が必要で、条件は違えど高いハードルである点は共通しています。
以下、それぞれ詳しく見ていきましょう。
3-1:JRAに所属している外国人騎手
まず、JRA通年免許を取得し、JRAに所属している外国人騎手です。
JRA通年免許を取得すれば、日本人騎手と同じようにJRAのレースに出場できます。
しかし、通年免許は2021年11月の時点で2人の騎手しか取得していません。
取得が困難な理由として、試験内容が日本の受験者と同じであることが挙げられます。
筆記試験は英語でも受験できるため外国人騎手が不利になることはありませんが、口頭試験は日本語で実施されます。
そのため、ある程度日本語を話せる能力が求められるため、騎乗の力は十分でも、言語の壁に阻まれてしまう可能性があるのです。
また、外国人騎手がはじめて通年免許を取得してJRAに所属したのは2015年のことであり、まだまだ歴史も浅く、十分浸透しているとはいえない状況です。
3-2:短期免許で一定期間のみ騎乗する外国人騎手
対して、一定期間のみJRAのレースに出場できる短期免許は、比較的多くの外国人騎手が取得しています。
短期免許の制度は1994年に施行されており、通年免許の制度と比べて20年ほどの歴史を持ちます。
課せられる制限は、期間は最大で1年間のうち3ヶ月であり、同時期に最大5人というものです。
短期免許も容易にとれるわけではなく、こちらは賞金リーディングジョッキー○○位以内など、実績の面で条件が厳しいです。
必然的に実績のある外国人騎手のみが短期免許を取得するため、外国人騎手が強いという印象が強くなっているともいえるはずです。
4:有力な現役外国人騎手3選
本章では、有力な現役外国人騎手を3人紹介します。
前章で紹介した、JRA通年免許を取得した外国人騎手は2人とも現役です。
その2人の騎手はもちろん、3人目は実績以外のある点を考慮してピックアップしています。
- C.ルメール騎手
- M.デムーロ騎手
- C.デムーロ騎手
それぞれ詳しく見ていきましょう。
有力な現役外国人騎手①:C.ルメール騎手
クリストフトレンド入りだけど、なにルメールに何かあったんか? pic.twitter.com/WUIMuslGps
— mhl.maa (@mhlmaa) November 12, 2021
1人目は、ここまでも何度か登場しているC.ルメール騎手です。
5年連続でリーディングジョッキーに輝き、様々な記録を更新している騎手で、最近競馬をはじめた方でも一度は目にした名前ではないでしょうか。
JRA通年免許を取得した外国人騎手の1人であり、外国人騎手の代表ともいえるでしょう。
有力な現役外国人騎手②:M.デムーロ騎手
【エリザベス女王杯男の進撃】
エリザベス女王杯で目立っているのがM.デムーロ騎手。これまでこのレース(2.0.4.3)、複勝率はなんと66.7%。昨年もラヴズオンリーユーで3着に入っています。今年はテルツェットに騎乗。#競馬 #keiba #テルツェット https://t.co/LK12DsOBBZ pic.twitter.com/98NFT9KYuU— 競馬ラボ (@keibalab) November 12, 2021
2人目は、JRA通年免許を取得した外国人騎手の1人であるM.デムーロ騎手です。
C.ルメール騎手と同じく2015年よりJRAに所属し、2015年から2018年には毎年タイトルも獲得しています。
有力な現役外国人騎手③:C.デムーロ騎手
【凱旋門賞】優勝したソットサスに騎乗したのは、日本でもお馴染みのクリスチャン・デムーロ騎手。同騎手にとっては嬉しい凱旋門賞初制覇となりました。#競馬 #keiba #凱旋門賞
おめでとうクリスチャン!Congratulations Cristian!
【結果】凱旋門賞(2020)https://t.co/DYPUUNq6Ix pic.twitter.com/60MyDXeib5
— JRA-VAN公式 (@JRAVAN_info) October 4, 2020
3人目は、通年免許はとっていませんが、JRAで通算100勝以上しているC.デムーロ騎手です。
2020年にあの凱旋門賞で勝利を挙げており、日本でも2度G1レースを制しています。
実力・実績はもちろんですが、先ほど紹介したM.デムーロ騎手の弟であることにも要注目です。
兄弟そろって外国人騎手がJRAに所属する日が来るかもしれませんね!
年齢も29歳(2021年11月現在)と若く、今後の更なる活躍が期待されます。
5:外国人騎手が日本に来る1番の理由は賞金の高さ
では、実力のある外国人騎手たちはどうして日本に来るのでしょうか。
1番の理由は、世界的に見てもJRAの賞金は非常に高額であることです。
世界最高賞金を誇るサウジアラビアで開催されるサウジカップなど、一部日本のGⅠレースより賞金が高いレースもありますが、全体で見るとJRAの賞金は非常に高額です。
日本での重賞以外のレースの賞金は、海外での重賞レース並みであるともいわれています。
土日のみの開催など、外国人騎手にとって魅力的な面は他にもありますが、何よりも賞金の高さが1番の理由です。
まとめ
JRAに所属する外国人騎手も短期免許を取得して一時的にレースに出場する外国人騎手も、実力のある騎手ばかりが日本に来ています。
そのため、外国人騎手が日本で活躍するのは自然なことと考えられます。
加えて、日本とヨーロッパのレース展開の違いによる騎手のスキルの差も外国人騎手の活躍が目立つ要因の1つです。
今後もさらに多くの外国人騎手が日本の競馬で活躍するかもしれません。
実力のある騎手が増えることで今後さらに競馬が盛り上がっていくことを期待しましょう!