競馬を試してみたことがある方ならわかると思いますが、3連単を当てることでさえ難しいのに、さらにに数十万円や数百万の高額配当を獲得するなんて至難の技ですよね。
競馬をやっているのなら一度でも手にしてみたい10万馬券や100万馬券。
競馬玄人でも困難なのに競馬初心者が今から競馬で稼ぐなんて…って思っている方も多いでしょう。
ですが、世の中には競馬の予想を代行してくれる競馬のプロ集団「競馬投資会社」があります。
競馬投資会社を利用して数万円の情報料金がまさに数十万や数百万に化けたなんて話もよく耳にします。
その一方で悪徳競馬投資会社の詐欺被害に遭った…なんて話も聞きます。
競馬投資会社はウェブ上だけでも1,000を超えると言われ、しかも全体の9割りは、その「悪徳競馬投資会社」が占めています。
当記事では悪徳競馬投資会社の特徴や手口。優良競馬投資会社の特徴や探し方を紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
1:競馬投資会社とは予想の代行をしてくれる会社
競馬投資会社(けいばとうしがいしゃ)とは会員へ競馬の勝馬投票券(馬券)の予想を有料または無料で提供してくれる会社のことです。
競馬投資会社の提供レースは主に中央競馬ですが、中には地方競馬のみを対象している会社や中央競馬と地方競馬の両方を対象としている会社があります。
競馬投資会社の成り立ちについてははっきりしていませんが、過去通算4度のパーフェクト的中を叩きだしたことから「競馬の神様」と称された大川慶次郎が1981年に創設した「ホースメン会議」や、同時期に創設された「キングスポーツ」などが競馬投資会社の中で最も長い運営歴があると言われています。
ここ最近では中央競馬における調教師の定年制が導入されたり、調教師試験の難易度が上がったりした影響で、引退した騎手や調教師などが競馬評論家の活動の傍らに、競馬投資会社の広告塔を務めていることがあります。
一般的に広告塔は顔と名前だけを貸しているケースが多いですが、中には実際に予想を行ったり、無料コンテンツのコラムを手掛けてたりしていることもあります。
競馬予想会社の大半は会員制で競馬新聞や競馬雑誌、電子メールなどで会員を集客しています。
中にはクローズドサービスといって一軒様お断りの完全招待制の競馬投資会社もありますが、稀です。
1-1:競馬投資会社の2つの主流
競馬投資会社の主流は大きく分けて「情報競馬投資会社」と「データ競馬投資会社」の2つに分けれます。
「情報競馬投資会社」とは名前の通り、競馬関係者から入手した「関係者情報」に重点を置き、その情報を基に馬券師が買い目を精査し、会員に予想を提供する会社です。
「データ競馬投資会社」とは独自の競馬予想システムやIT技術を使い、「データ」を基に会員に予想を提供する会社です。
主観的な競馬関係者情報を信用するか、客観的なデータを信用するかは悩みどころですね。
近年では「関係者情報」と「データ」を競馬投資会社に在籍する「プロ馬券師」が2つをすり合わせて、会員に情報を提供するハイブリッドな競馬投資会社も出てきました。
また、AI(人工知能)の発達が世界的に注目され、あらゆる分野で導入されていますが、競馬投資会社界も例外ではなく馬券師の代わりにAIに予想を任せる会社もあります。
ハイブリッド競馬投資会社やAI競馬投資会社が注目されるようになってきていますが、今のところ「情報競馬投資競馬」と「データ投資競馬」の2つが本流であることはぶれないでしょう。
競馬投資会社も時代に合わせて柔軟に新しい競馬予想方法を導入していますので、これからも「亜流」は増えるかもしれません。
1-2:競馬投資会社の2つの運営形態
近年はインターネットの普及によりネット上で登録してコンテンツを利用できる競馬投資会社が主です。
登録に必要な個人情報もメールアドレスだけで、簡単に会員登録ができます。(稀に入会費が発生する競馬投資会社もあります。)
大半の競馬投資会社は毎週土曜日と日曜日に開催される中央競馬のレースを対象(地方競馬も対象としている競馬投資会社は毎日予想を提供することもあります。)として年間に渡り情報を販売しています。
購入した情報は週末に会員ページ内かメールマガジンで公開されます。
大半の競馬予想会社はこのような形態をとっていますが、有料情報の購入方法は競馬予想会社よって違いますのでご注意ください。
有料情報を銀行振込やクレジットカードで購入する「現金制」と競馬投資会社独自のポイントを購入し、ポイントと有料情報を交換する「ポイント制」の2つの運営形態がありますのでそれぞれ紹介します。
1-2-1:情報を銀行振込あるいは、クレジットカードで購入する会社
大半の競馬投資会社は情報を銀行振込あるいは、クレジットカードで購入する方法をとっています。
参加したい情報を選び、購入ページに進むと銀行振込かクレジットカード決済か選択できます。
中にはポイント情報も用意していて現金で購入した情報の登録特典や不的中の際に補填特典としてポイントをバックすることもあります。
1-2-2:会社が設置するポイントを購入し、ポイントと情報を交換する会社
競馬投資会社独自のポイントと情報を交換する会社はここ数年で増えてきました。
最近、設立された競馬投資会社はほとんど、この方法を取っているところが多いです。
スマホのゲームアプリなどでも良く見られますよね。
どちらの方法のほうが良いや悪いとかはありませんが、個人的には補填ポイントや特典ポイントがついてくるポイント制の競馬投資会社がおすすめです。
2:競馬投資会社を利用する2つのメリット
競馬投資会社を利用するメリットは2つありますので紹介します。
2-1:馬券を自分で組まなくて良い
競馬で儲けるためには、当たり前ですが自分で予想資料を集めて馬券を組まなければいけません。
競馬ファンで競馬を「スポーツ」や「娯楽」と考えている方にとってはこの行程こそ競馬のだいご味かもしれませんが、競馬で「稼ぐ」ためには大変な労力です。
はっきり言って競馬の予想ファクターは数えきれません。
「過去のデータ」・「騎手」・「血統」・「枠順」・「前走成績」…中には「騎手や調教師の誕生日や勝利の節目」なども考慮する方もいます。
これだけ予想ファクターがある中、競馬初心者が競馬で勝つにはよっぽどの運が無ければ難しいでしょう。
世の中には馬券生活を送っている方もいますが、そのような方々は人生を丸ごと競馬に費やした方々です。
覚悟がないと中々できないマネですよね。
それ程、競馬は奥の深い「ギャンブル」であり、「スポーツ」です。
この時間と労力を全て引き受けてくれるのが競馬投資会社で、競馬投資会社を利用する最大のメリットです。
競馬投資会社には人生の全てを競馬に費やしたプロの馬券師が在籍しています。
また、競馬投資会社が莫大は資金を投入して作ったデータベースなどを利用して会員に買い目として予想を提供します。
競馬初心者でもプロの馬券師や競馬投資会社という巨大な組織と同じ馬券を購入できることが魅力です。
2-2:高額配当を狙える
2つ目のメリットとしては「高額配当」を狙えることです。要するに穴馬を当ててもらえることです。
単勝オッズ1番人気馬ばかり選んでいても、いくら的中しても回収率に限界があります。
高額配当を狙うのなら、穴馬を馬券に組み込むのが最低条件です。
人気があっても実力がない馬を排除し、人気がなくても好走する可能性のある馬を見極めて高額配当を狙います。
そのような配当が叩き出される「荒れるレース」はレースの決着が堅い重賞レースではなく、平馬戦や知名度の低いマイナーレースで起こります。
高額配当を狙うには知名度が低く参考情報も少ないレースで、回避すべき人気馬と好走する不人気馬をリサーチし予想をしなければいけません。
これを個人で行うのは至難の業です。だからこそ、マイナーレースにも情報員を派遣しているような競馬投資会社を使う訳です。
競馬投資会社を利用するということは、有料情報を購入するというより競馬に人生を賭けたプロの情報に自分も乗っかるといった方が感覚として近いかもしれません。
3:競馬投資会社を利用する3つのデメリット
競馬投資会社を利用するメリットを紹介しましたが、勿論デメリットもありますので紹介します。
3-1:外れた時の代償が大きい
競馬投資会社を利用する最大のデメリットは情報を買ったにも関わらず不的中に終わることです。
どんなに競馬投資会社が競馬のプロの集まりだからといって100%的中させることはできません。
競馬は相撲のように「八百長」や「出来レース」のない国が認めたギャンブルです。
情報料金相場は初回で10,000円から20,000円前後です。そこに馬券代を含めると最低40,000円前後の資金と中々高額な資金が必要になります。
高額な情報料金を払い、馬券も買っても不的中になれば1円も戻ってきません。
これが競馬投資会社を利用する最大のデメリットです。
ただし、競馬投資会社によっては不的中の際、情報料金分をポイントでバックするなど補填を用意しているところもあります。
3-2:個人情報が流出する
競馬投資会社は出会い系サイトなど他事業を運営している場合があります。
当記事を読んで頂いている方の中にも競馬投資会社に会員登録したら良く解らないアダルトサイトや出会い系サイトからの迷惑メールが来たことがある方がいるかもしれません。
競馬投資会社は基本、会員の個人情報を使いまわしています。
競馬投資会社のプライバシーポリシーを見ると「第3者には提供しない」と記載されているところがほとんどですが、全くの嘘なのでご注意ください。
アダルトサイトや出会い系サイトからメールが来なくても登録した覚えの無い競馬投資会社からメールが来るなんて良く聞く話ですね。
競馬投資会社の運営業者は1社だけではなく、複数の競馬投資会社を運営している場合がほとんどです。
新競馬投資会社を設立した際に個人情報を使いまわしています。
3-3:大量の営業メールが届く
電話営業をしてくる競馬投資会社は論外ですが、電話営業をしない競馬投資会社でも会員登録しますと大量の営業メールが送信されてきます。
営業メールが少ない競馬投資会社でも1日の平均として10通から15通でしょう。中には日に50通を超えるメールを送信してくる競馬投資会社もあります。
もし、メインで使っているキャリアアドレスで会員登録してしまうとスマートホンの受信ボックスが競馬投資会社からのメールだらけになり使いものにならなくなります。
競馬投資会社に会員登録する際には必ずフリーアドレスを使用しましょう。
4:競馬投資会社の全体の9割は悪徳会社と言われる5つの事例
競馬初心者が競馬で稼ぐためには競馬投資会社の利用が1番の近道です。
一度、「競馬投資会社」と検索して頂ければわかると思いますが、競馬投資会社は無数にあり、少なくとも1,000社はあると言われています。
しかも…その8割から9割が高額な情報を会員に支払わせ、ろくに精査もしていない低質な情報を提供する「悪徳投資会社」が占めています。
競馬でお金を稼ぎにいったのに、逆に高額な負債を負うなんて最悪なケースも少なくありません。
中にはJRA公認や装って会員を信用させ、高額な情報料金を支払わせる事例もあります。
JRAでも公式に悪徳競馬投資会社について注意を喚起する特設ページが設けられていますので、引用します。
『JRA公認』をかたり、JRAホームページのリンクなどを添付した広告・宣伝・勧誘を行っている
予想・情報提供業者のウェブサイトなどにJRAホームページのリンクやJRAロゴマークなどを添付した上で、JRA公認などとかたり情報提供料を請求する。
〔具体的な事例〕
× 「JRA公認の予想会社」という内容の広告がEメールで届いた。サイトの内容を見てみると、JRAホームページへのリンクなども掲載されており、JRA公認だと信じて安心と思って料金を支払ったが、次々と高額な料金を請求する悪質な業者だった。
× Eメールで送られてきた競馬予想会社のサイトをたまたま見ていたら、サイト上にJRAのロゴマークなども掲載されていたため、JRAも認めているものだと思い込んで料金を支払ったが、次々と高額な料金を請求する悪質な業者だった。
《JRAからのお願い》
悪質な予想・情報提供業者の中には、JRA公認をかたり、広告・宣伝等にJRAホームページのリンクなどを添付している場合がありますが、JRAホームページはリンクフリーであり、一定の条件を満たせばどなたでも使用することができますので、JRAホームページのリンクが掲載されているからといって公認されていることにはなりません。
また、JRAのロゴマークは商標登録されており、許可なくこれを使用することは禁じられております。
JRAの公認などJRAが関与しているかのような広告・宣伝・勧誘を行っている予想・情報提供業者にはくれぐれもご注意ください。
なお、最近では悪質業者が運営しているサイトへの誘引を図る勧誘メールを不特定多数の方に配信する事例も報告されておりますのでご注意ください。
あたかもJRAの関係団体と思わせる団体から情報提供を受けているとの広告・宣伝・勧誘を行っている
JRAと関係している団体名や、あたかもJRAが関係しそうな団体名を名乗り、またはあたかもJRAの関係者が関与しているようにかたり、特別な情報提供を受けているかのような勧誘を行い、高額な料金を請求する。
〔具体的な事例〕
× 「今度八百長が行われるレースがあり、JRAの職員も関与して利益を得ている」という内容のEメールが届いたので、信用して情報提供料15万円を支払ったが的中しなかった。
× 「○○騎手会」という団体から、「騎手の福利厚生資金の調達のため、騎手同士で仕組まれたレースがある」という内容のダイレクトメールが届き、連絡先に電話をしたところ、情報提供料として50万円を請求されたため振込んだが的中しなかった。
× 「日本中央競馬会・広報部」を装い、JRAとは一切関係のない郵送物(ハガキ)が送付された。その後同一業者だと思われる団体から、実在するJRAハンデキャップ作成委員名をかたり、レース結果予測が得られるという内容のダイレクトメールが送付され情報提供料を要求しているもの。
× JRAの関係団体やJRAが関係しそうな団体名を名乗った悪質な予想・情報提供業者の実例
「中央競馬保護セレクション」「中央競馬保安協会」「日本競馬騎手会」「関東厩務員組合」「RSS」
『絶対に当たる』との広告・宣伝・勧誘を行い、次々に高額な情報料を請求する
不特定多数の方に電話・Eメール・ダイレクトメールなどで、「高額な料金を支払えば絶対に当たる情報を提供する」という勧誘を行い、高額な料金を請求する。
〔具体的な事例〕
× 低額な料金で会員登録した競馬予想業者から、「絶対に当たるレースの情報がある。あなたは特別な会員なので、10万円でと特別に情報を提供する」と勧誘され料金を支払ったが的中しなかった。
× 以前利用した業者から、「今度は絶対に当たる情報があるので20万円で買わないか」と勧誘され料金を支払ったが的中しなかった。その後その業者から丁寧な謝罪の文書が届き、更に「今度こそ絶対に当たるので30万円を振込んでほしい」と勧誘があったため、信用して料金を支払ったが的中しなかった。その後も同様のやり取りが続き、次々と料金を支払ったが的中せず、合計で100万円以上を支払うことになってしまった。
× 「絶対に当たるレースがあるので20万円で買わないか」と勧誘され、その料金の高さに支払いを渋ったが、更に「外れた場合は全額を返金する」と勧誘されたため、料金を支払ったが的中しなかった。その後、その業者に料金の返還を求めたが、返還に応じなかった。
『前もって結果が決まっているレースがある』との広告・宣伝・勧誘を行っている
不特定多数の方に電話・Eメール・ダイレクトメールなどで、「八百長がある」「談合が行われる」などと前もって結果が決まっているレースがあるかのような勧誘を行い、高額な料金を請求する。
〔具体的な事例〕
× 携帯電話に連絡があり、「今度八百長が行われるレースがあり、その情報を30万円で買わないか」と勧誘され料金を支払ったが的中しなかった。
× 「生産地の救済のために仕組まれたレースがあり、救済基金への資金援助の対価として、その仕組まれたレースの情報を提供する。」という内容のダイレクトメールが届いたため、信用して20万円を振込んだが的中しなかった。
× 「競馬のレースには政財界の大物がレース結果を決めているレースが存在し、その情報を特別に提供する。」という内容の電話での勧誘があったため、信用して50万円を支払ったが的中しなかった。的中しなかったので支払った料金の返還を求めようとしたが、既にその電話番号は利用されておらず、連絡が取れなくなっていた。
× 「競馬未経験でもリスクなく簡単に始められる投資競馬」という内容の広告を見たため、詳しく見てみると、あらかじめシナリオが決まっているレースのインサイダー情報があるため、高回収率を誇っているなどと書かれており、信用して100万円を支払ったが全く回収できず、料金の返還を求めたが、返還に応じなかった。
一般人や善意の第三者を装い、悪質な予想・情報提供業者への誘導を行っている
第三者を装い、ブログ等を利用して予想・情報提供業者を評価するサクラ行為を行い、結果的に悪質な予想・情報提供業者に誘導する。
〔具体的な事例〕
× あるサイトに掲載されていたランキングで1位になっていた予想業者を利用したところ、悪質な業者だった。
× ある個人ブログに「この競馬予想サイトは当たる」との書き込みがあり、実際の的中実績なども詳しく紹介されていたため、信用して利用したが、悪質な業者だった。
× 予想・情報提供業者を審査すると謳った「競馬予想○○審査会」という団体から、「この予想業者は優良です」といった封書が送られてきた。審査機関の評価なら安心だと思ってその業者を利用したが、悪質な業者だった。
参考元:JRA
http://www.jra.go.jp/news/informations/akutoku_ex.html
JRAも悪徳競馬投資会社に頭を抱えているようですね。
5:悪徳競馬投資会社の5つの特徴
では、悪徳競馬投資会社に騙されないためにはどうすれば良いのでしょうか?
悪徳競馬投資会社には「分かりやすい特徴」がありますので紹介します。
5-1:メールアドレスだけで会員登録できない
ここ最近では悪徳競馬投資会社でも露骨にメールアドレス以外の個人情報を要求してくるところは少なくなりましたので、メールアドレスだけで会員登録できるからといって、優良競馬投資会社とは断定できません。
メールアドレスだけで会員登録できるのは優良競馬投資会社の最低条件と捉えたほうが良いでしょう。
では、メールアドレスだけで登録できない競馬投資会社は何故、危険なのでしょうか?
悪徳競馬投資会社ではメールアドレス以外に「電話番号」を要求してくることがあります。
悪徳競馬投資会社は電話番号を登録した直後に「悪質な電話営業」をしてきます。
電話だとメールと違って記録(証拠)に残らないことをいいことに、「八百長レースがある」や「絶対に当たる」など競馬初心者の好奇心を刺激する文言を使用します。
もし、それを信じて情報を購入し、不的中になった場合、会員は怒り悪徳競馬投資会社に抗議の電話を入れるでしょう。
しかし、悪徳競馬投資会社は記録に残っていないので「そんなことを言った覚えはない」としらを切ります。
会員も電話を録音していない限り、詐欺を立証することができず泣き寝入りするケースも多く報告されています。
また、電話営業をする悪徳競馬投資会社は「プロ」です。会員の心理状態を追い込むために、昼夜問わずに電話をかけて会員の精神を疲弊させます。
常にかかってくる電話に根負けした会員が電話に出ると、悪徳競馬投資会社は会員に考える暇を与えずに巧みな言葉で情報を購入させようとします。
以上の理由から、もし会員登録に電話番号が必要な競馬投資会社を見つけたら、「絶対」に会員登録しないようにしましょう。
また、住所や氏名も要求する競馬投資会社もありますが、いつでも変えられるアドレスと違って、氏名や住所は当たり前ですが大切な個人情報です。
得体の知れない競馬投資会社には身元が知られないメールアドレスだけ教えるようにしましょう。
5-2:特定商取引法に基づく表記が掲載されていない
競馬情報というサービスでもウェブ上で商品を売る場合、特定商取引法に基づく表記が法的に義務付けられています。
特定商取引法に基づく表記は「取引の公平性」と「消費者被害の防止を図るための法律」です。
特定商取引法に基づく表記を掲載していない競馬投資会社は「法律」を犯していますのでご注意ください。
特定商取引法に基づく表記の掲載義務違反は悪徳競馬投資会社を見分ける簡単な方法の1つです。
悪徳投資競馬投資会社は詐欺を働いた後に足がつかないよう意図的に掲載義務を怠っています。
詐欺被害に遭った時にはもう遅く、その競馬投資会社とは連絡がつかないでしょう。
特定取引法に基づく表記は非会員状態でもサイトの下部から確認できますので絶対にチェックしてください。
もし特定商取引法に基づく表記が掲載されていなければ悪徳競馬投資会社でしょう。
5-3:「八百長」や「100%的中」など極端な文言を使用する
競馬にはJRAが公式に発表している通りに「絶対」や「100%」はあり得ません。
このような極端な文言を使用する競馬投資会社は会員を騙す「意図」があります。
もしサイトに「絶対当たる」や「100%的中する」など記載されている場合、民法では「民法第95条錯誤」・「民法第96条詐欺又は強迫」・「消費者契約法第4条1項2号断定的判断の提供」に該当し、会員は情報料金の返金を請求できます。
また刑事上では警法246条「詐欺罪」に該当し、会員は刑事事件として競馬投資会社を訴えることができます。
「八百長」や「100%的中」など詐欺を堂々と行っている競馬投資会社は問答無用で悪徳です。
とは言ってもここ最近の悪徳競馬投資会社も巧妙になってきていますので極端な文言は使用しなくなってきています。
例えば、「200,000円狙える情報」など会員を「200,000円貰える」と勘違いさせるような文言を使用します。
どちらにせよ極端な文言に変わりはありませんので、くれぐれもご注意ください。
5-4:会社が頻繁にリニューアルされる
一般的にサイトがリニューアルすることは決して悪いことではありません。
問題は競馬投資会社がリニューアルする「目的」です。
悪徳競馬投資会社は短期間で会員からお金を巻き上げて、抗議が激しくなるとサイトを閉鎖し、ドメインや会社名を変えて同じ手口を繰り返します。
リニューアルが激しい競馬投資会社にはそのような「裏」があることを覚えておいてください。
逆にリニューアルをしない運営歴の長い競馬投資会社は安全な可能性が高いとも言えます。
5-5:買い目の根拠や不的中の際の根拠が無い
競馬投資会社の優良情報を購入する場合、その情報に「その買い目の提供に至った根拠」があることを確認してください。
優良競馬投資会社なら買い目として提供した行程にしっかりとした根拠やロジックがあり、それを会員に提示してくれます。
また、不的中の際にも優良競馬投資会社なら会員が納得するような謝罪があるでしょう。
悪徳競馬投資会社は根拠やロジックなどが無く、サイコロを振って決めたような買い目を会員に提供していますので、「根拠」が希薄になります。
まずはこのような点を見極めるためにも無料予想を数回試してみることをおすすめします。
優良競馬投資会社なら無料予想でも軽い見解など根拠を提示してくれます。
もし無料予想を提供していないのならその競馬投資会社は論外です。
6:競馬投資会社を実際に利用してみた
そこで実際に競馬投資会社を利用していみました。
口コミでは「100万円獲得!!」や「本当にここは当たる」など高評価な「GoGo競馬チャンネル」
選んだ理由は口コミの評価が高かった他、ギャンブル色の薄いポップなサイトデザインで競馬投資会社初心者でも簡単に利用できそうだったからです。
会員登録フォームにメールアドレスを入力して、返信された本登録案内メールに添付されているリンクをクリックして本登録完了です。
ここまでは他競馬投資会社と変わらずメールアドレスだけで会員登録ができました。
的中実績を見ましても土日3プラン6鞍全て的中などかなりの好成績を残していました。
的中実績を基に土日160,000円のGoGo競馬チャンネル情報に参加。
結構な金額だったので担当に的中率や回収率の是非を聞いたところ、「今回は当社と専属契約している競馬界の重鎮から特別な情報を仕入れたので必ず当たる」と自信に溢れた返答。
レース前日の夜になって会員ページ内から買い目を見ますと3連単ボックス40点1点3000円投資推奨。
3連単ボックス40点?競馬界の重鎮から仕入れた情報で絶対に当たるのなら3連単1点高額投資でも良いのでは?
…馬券代だけで12万円…情報料金も含めたら、この時点で28万円で冷や汗ものです。すでに買ってしまった情報。あとは予想が的中することを願いレース当日を迎えましたが…4鞍中4鞍不的中。
軸馬は1頭も入りませんでした。投資金も投資金ですし、何よりも担当からは「100%当たる」と聞いていましたので、苦情の連絡を入れると…下記の返答が来ました。
エンターテイメント?フィクション?意味がわからないので、もう一度担当に連絡してみると「サイトにしっかりと記載してある」と言われ、確認してみると…
確かにページの最後の最後に拡大しないと読めないような小さな文字で記載されていました。競馬業界の重鎮も100%的中もフィクションという「嘘」だったようです…
担当からは謝罪のメールと共に「不的中の保証として10万円分のポイントを贈呈。次こそは絶対に当たる情報が80万円が2万円で参加できる」との補填情報の営業メールが来ましたが指すがに断りました。
補填ポイント10万円があればポイント情報だけで参加できると思い、会員ページ内を探すもののポイントを消費できるコンテンツは1つも見つかりません。
そのことを担当に問い詰めても無視。そして不的中1週間後「GoGo競馬チャンネル」は事前連絡も一切無く閉鎖しました。
最後にGoGo競馬チャンネルの口コミを後々調べてましたら大荒れでした。
私が参加したタイミングでGoGo0競馬チャンネルは他の会員にも同様に「100%当たる」や「補填情報として定価100万円の情報が今なら2万円」などと言っていました。
GoGo競馬チャンネルは閉鎖前に会員から金を絞れるだけ絞って逃げる計画だったようです。
28万円を騙し取られたままでは気が済まないので、特定商取引法に基づく表記に掲載されている住所を調べるものの、そこはバーチャルオフィスでGoGo競馬チャンネルの本陣はわからずじまい…
以上、実際に私が競馬投資会社を利用してみた結果、28万円の負債だけが残りました。
7:悪徳競馬投資会社の4つの常套手段
悪徳競馬投資会社を見極めるポイントを紹介しましたが、具体的に悪徳競馬投資会社はどのような手口を用いるのでしょうか?
悪徳競馬投資会社の常套手段を4つ紹介します。
7-1:買い目を送らない
悪徳競馬投資会社は会員が事前に情報料金を支払ったとしても買い目を送らないことがあります。
会員はレース終了後、当たり前ですが、その競馬投資会社に連絡を入れるでしょう。
しかし電話をかけても悪徳競馬投資会社は電話に出ることはありません。
事前に情報を紹介してもらった担当の携帯に電話を入れても繋がることはありません。
これは典型的な詐欺の手口ですね。
このような競馬投資会社はそもそも情報を提供するつもりがありません。
7-2:入会金や追加料金が発生する
入会金や追加料金を請求してくるのも悪徳競馬投資会社がよく用いる手段です。
情報料金を支払っても、情報公開料や入会システム利用料などわけのわからない料金を請求します。
このような競馬投資会社は「極秘シークレット情報」など大げさな文言を使用することが多いですね。
会員に情報を購入させてしまえば、悪徳競馬投資会社の思うつぼです。
あとは会員の好奇心を逆手に追加料金を支払わせようとします。
この手口は古典的なもので非会員ページと会員ページの利用規約が異なることがあります。
非会員ページには追加料金がかかるなんて一切記載されていないのに、会員登録後のページには追加料金の発生が記載されている、大変悪質な手口です。
必ず会員登録前と会員登録後の利用規約には目を通すようにしましょう。
7-3:資金作りのためにクレジットカードの現金化を勧めてくる
悪徳競馬投資会社は会員が「金が無い」というとクレジットカードの現金化などを勧めてきます。
ここまでくると悪徳中の悪徳競馬投資会社です。
要は「金がないなら借金をしろ」と言っている訳です。
冷静に考えれば、どんなにオブラートに包まれた表現でも「おかしい」と感じるはずですが、負けが続いていたり、すでに借金がある会員は周りが見えなくなっています。
借金をしてでも「一発逆転」を狙おうとします。
悪徳競馬投資会社はそのような人間の弱さを利用します。
さらに悪徳競馬投資会社は「ファイナンシャルプランナー」や「税理士」、「会計士」など競馬に一切関係のない肩書の人物を紹介してまで借金をさせようとします。
権威に弱い人間の弱みを突いた悪質な手口ですね。
勿論「ファイナンシャルプランナー」や「税理士」、「会計士」は競馬の知識はありません。
できるのは稼いだお金をどうやって申告するかだけです。
ちなみにキャッシング枠を現金にする業者は法律上グレーゾーンです。
クレジットカードの規約に完全に違反する行為なのでカードが失効したり、最悪ブラックリストに載ったりするリスクがあります。
もし、悪徳競馬投資会社で借金を作ってしまった場合、それを競馬で取り戻そうとするのは止したほうが良いでしょう。
冷静に借金をギャンブルで返す程、リスクの高いものはありません。
7-4:特別会員など登録費用がかかる
悪徳競馬投資会社は初回は500円などかなり安価な情報料金を提供することがあります。
それで不的中だったとしても会員にはそれ程ダメージはありませんよね。
それをいいことに悪徳競馬投資会社は「不的中だったのは安い情報だからだ」と次は特別会員登録を勧めます。
高額な情報は初回の500円に対して10,000円と情報料金を上げ、それでも不的中だと少しずつ情報料金を上げて会員に勧めます。
最終的には100,000円とかなり高額な情報料金を提示し、会員が情報料金を支払った後に姿を眩ますオチです。
500円の情報料金は最終的に100,000円の情報を購入させるための「餌」です。会員も少しずつ情報料金が上がるので金銭感覚が麻痺していきます。
そこに付け込んだ悪徳投資会社の良くある手口の1つです。
もし、情報に参加して不的中だった場合、競馬投資会社側からさらに高額な情報を勧められたら即刻退会してください。
8:優良競馬投資会社の探し方
悪徳競馬投資会社の特徴と手口を紹介しました。
上述しましたが競馬投資会社の数は1,000を超え、その8割から9割は悪徳競馬投資会社です。
ですが、優良競馬投資会社が存在することは事実で、数万円の情報料金が数十万円の配当になって返ってくることもあります。
では残りの1割から2割の優良競馬投資会社どうやって見つければ良いのでしょうか?
8-1:会社に怪しい点がないかチェック
まずは特定商取引法に基づく表記を必ずチェックしてください。
所在地や連絡先がしっかり記載されているということは、クレームなどの対応もしっかりしている証拠です。
優良競馬投資会社は特定商取引法に基づく表記を一切ごまかすことはしません。
8-2:口コミをチェック
気になる競馬投資会社を見つけたら、サイトに記載されている文言だけを信用するのではなく、必ず口コミをチェックしましょう。
競馬投資会社程の数はありませんが、ウェブ上には競馬投資会社口コミサイトや競馬投資会社比較サイトなどがあります。
そこに投稿されている口コミは実際に、そこの競馬投資会社を利用した会員が投稿したものです。
どんなに競馬投資会社が自社を褒めても、口コミの評判は操作できません。
口コミは競馬投資会社を優良か悪徳か見極める大変貴重な判断資料となります。
ただし、中には競馬投資会社が口コミサイトや比較サイトを運営していることもありますのでご注意ください。
そのような口コミサイトは悪徳会社と優良会社の口コミの落差が激しいことがあります。
「当たった!!」や「本当に稼げる!!」など誰にでも書ける具体性の無い口コミが大量に投稿されている口コミサイトは避けましょう。
8-3:競馬投資会社のランキングをチェック
手っ取り早いのは競馬投資会社に詳しいサイトが独自に作ったランキングを参考にすることです。
競馬投資会社を「無料コンテンツ」・「無料予想の精度」・「有料情報の的中率」・「有料情報の回収率」など細い項目に分け、公正に評価しているランキングが特におすすめです。
漠然と「〇〇が1位!!」など言っているランキングサイトには信ぴょう性がありません。
「なぜこの競馬投資会社がランクインしているのか」を根拠に基づいて掲載しているランキングを参考にしましょう。
8-4:無料予想を試してみる
優良競馬投資会社は必ず「無料予想」を提供しています。
無料予想とは名前の通り、競馬投資会社がお試しとして無料で提供している買い目のことです。
提供券種は競馬投資会社によって異なりますが、単勝や複勝、馬連など比較的的中率の良い馬券種が用いられている印象ですね。
また、競馬投資会社によって買い目の公開方法や公開時間が違うので注意しましょう。
買い目を会員ページで公開するところやメルマガで送るところ。レース前日に公開するところや、レース当日に公開するところがあります。
もし当記事を読んで頂いている方が競馬初心者なら余裕をもって馬券を購入するためにレース前日に公開している無料予想がおすすめです。
8-4-1:無料予想を利用するメリット
無料予想は一般的に「有料情報になるには精度が足りないもの」や「見習い馬券師の練習予想」などが使われます。
いってしまえば、最も力を入れていない予想で、競馬投資会社側も当てようなんてあまり思っていないでしょう。
だからこそ無料予想が当たるということは、その競馬投資会社の平均レベルが高い証拠にもなります。
8-4-2:無料予想を利用するデメリット
無料予想のデメリットはさほどありません。
強いて言うのなら馬券代は自己負担ということです。
無料予想の買い目点数は馬券種にもよりますが平均して15点未満。
投資金額も1点100円から300円です。例外に1点1,000円推奨をしてくる競馬投資会社がありますが、あくまで推奨ですので100円投資でも構いません。
8-5:サポートの対応を確かめる
もし有料情報に参加して的中した場合、競馬投資会社の対応をしっかり見ましょう。
優良競馬投資会社の場合、必ず「おめでとうございます」くらいのメールは送信されてくるでしょう。
そしてここからがポイントで、悪徳競馬投資会社は的中した会員に対して高額な有料情報を斡旋してきたり、配当の何割かを報酬として請求してきたりします。
会員は的中で浮かれていますので気が強くなっています。冷静な判断ができず高額な情報に参加してしまったり、追加料金を支払ってしまうことがあるようです。
優良競馬投資会社ではそのようなことは決してあり得ません。
悪徳競馬投資会社は会員の的中配当さえも自社の利益として絞り取ろうとしますのでご注意ください。
9:競馬投資会社の登録フォームにメールアドレスを入力しただけでは本登録にならない
競馬投資会社は会員登録に2段階認証を行っており、登録フォームにメールアドレスを入力しただけでは会員登録したことになりません。
登録フォームにメールアドレスを入力すると、登録メール宛てに本登録案内メールが送信されてきます。
会員IDやパスワードも記載されている大事なメールです。
極まれに通常のメールボックスではなく、迷惑メールフォルダに入っていることがありますので、もし返信が来ない方はチェックしてみると良いでしょう。
まとめ
以上、競馬投資会社について紹介しました。
競馬投資会社の数は1,000を超えると言われています。
しかも全体の8割から9割は悪徳競馬投資会社です。
悪徳競馬投資会社には共通の特徴があり、その中でも最もわかりやすいのが特定商取引法に基づく表記の掲載義務違反です。
そのような競馬投資会社は、そもそも集金した後に逃げる気まんまんですのでご注意ください。
1割から2割の優良競馬投資会社を探すことは大変困難ですが、今この瞬間にも数万円の情報料金を払って、数十万や数百万の配当として獲得している方がいるのも事実です。
当記事を参考にして頂ければ必ず見つかるでしょう。