
当記事は追い込み馬について初心者でもわかるように、1から説明します。
追い込み馬に関する理解を深めるだけに留まらず、知識を競馬予想に活かせるようになるため、追い込み馬で勝負するべきレースに関しても解説しています。
追い込み馬について詳しくなりたい方、脚質を理解して競馬予想に応用したい方は是非当記事をご参考ください。
「とにかく的中を手にしたい!」「競馬で勝ちたい!!」
という人は、競馬予想会社の利用をおすすめします。
プロの馬券師による予想が手に入り、競馬初心者でも安定した3連単的中を実現可能。
また、基本的には『無料』の馬券予想プランも用意されているので、お試し感覚で登録することができます。
▼本当に当たる競馬予想サイト5選
1:【ここがポイント!】追い込み馬とは
はじめに、追い込み馬に関する基本情報を解説していきます。
1-1:追い込み馬とは直線で一気に勝負をかける馬
追い込み馬は、レース前半から中盤は馬群の最後方でスタミナを温存し、最後の直線に入ったら一気に勝負をかけて先行する集団を抜き去る走りを得意とする馬を指します。
最後に一気に抜き去り逆転勝利を決める場面は、見ていてとても爽快ですよね!
後ほど紹介する追い込み馬の名馬達も、実績はもちろんですが、走りの爽快感に惚れているファンも少なくありません。
1-2:追い込みが得意な名馬たち
2004年マイルチャンピオンS(デュランダル)
騎手:池添謙一【競馬ブック・ネットSHOP】 #競馬 #マイルCS https://t.co/9T4TibW62l pic.twitter.com/Ls2PzVGNpz— 競馬ブックネットSHOP (@keibabookshop) November 19, 2015
追い込み馬の名馬としてよく挙がる名前としては、デュランダル、ブロードアピール、ディープインパクトといったところです。
デュランダルは実績も申し分なく、いかにも追い込み馬といった走りを見せてくれたレースが多く、追い込み馬の筆頭ともいえるでしょう。
ブロードアピールは記録よりも記憶に残る馬で、ダートでの最後の追い込みが圧巻でした。
ディープインパクトは追い込みの頻度がそこまで高いわけではなく、追い込み馬に分類されないことも少なくありませんが、直線のスピードは飛びぬけており、追い込み馬の名馬として取り上げられることもあります。
1-3:追い込みとは脚質の1つであり、脚質は全部で4種類
追い込みとは脚質の1つであり、レース終盤までは最後方でスタミナを温存し、最後の直線で前を走る馬群を一気に抜き去る走り方を指します。
脚質は追い込み馬を含めて全部で4種類あり、それぞれ以下のような特徴を示します。
スタートしてすぐに先頭に立ち、そのまま先頭をキープする
【先行馬】
逃げ馬を先に行かせ、逃げ馬のペースが落ちたら抜いて先頭に立つ
【差し馬】
前半は力を抑えて、最終コーナーから最後の直線で一気に抜き去る
【追い込み馬】
最後の直線まで最後方を保ち、最後の直線で一気に抜き去る
なお、最後の直線で前の馬を抜き去ることができず、最後方のままレースを終えても追い込みに分類されます。
追い込んでいるわけではないのに追い込みといわれても違和感があるかもしれませんね。
1-4:追い込み馬はダートで不利
ブロードアピールのようにダートで活躍する追い込み馬は、実はかなり珍しく、一般的に追い込み馬はダートで不利だといわれています。
理由は主に2つあります。
1つ目は、ダートは芝と比べて足場が悪く、スピードが出にくいことです。
直線でのスピード勝負になる以上、スピードが出にくいことは追い込み馬にとって向かい風となります。
2つ目は、ダートの競馬場は最後の直線が短い傾向にあることです。
最後の直線が短いと追い込みが間に合わず、勝ちきれない可能性が高くなります。
ステイヤーズステークス | 中日新聞杯 | チャレンジカップ | チャンピオンズカップ |
ステイヤーズステークス 過去10年のデータ・傾向 |
中日新聞杯 特集 |
チャレンジカップ 過去10年のデータ・傾向 |
チャンピオンズカップ 過去10年のデータ・傾向 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
2:追い込み馬に求められる2つの能力
本章では、追い込み馬に求められる2つの能力を解説します。
- 爆発的なスピードと瞬発力
- 豊富なスタミナ
それぞれを詳しく見ていきましょう。
能力①:爆発的なスピードと瞬発力
追い込み馬に求められる1つ目の能力は、爆発的なスピードと瞬発力です。
脚質に関わらずスピードも瞬発力も競走馬にとって重要な項目ですが、追い込み馬は他の脚質よりもさらに高いレベルで求められるといえます。
最後の直線では、脚質に関わらずどの競走馬も持てる力を全て使って全速力でゴールを目指します。
そのような状況下で最後方から全ての馬を抜き去るには、他を圧倒するくらいの爆発的なスピードが必要です。
また、最終コーナー辺りから抜き始める場合、外回りになってしまうため、最短距離で走ることができません。
走る距離に若干のロスが生じてもそれを補えるほどのスピードが求められます。
能力②:豊富なスタミナ
追い込み馬に求められる2つ目の能力は、最後の直線まで余力を残せる豊富なスタミナです。
終盤まで最後方に位置するためスタミナを温存しやすいとはいえ、先頭集団とあまりに離れすぎると追いつけなくなってしまいます。
レース展開によっては序盤からそれなりの速さを保つ必要があり、最後の直線まで余力を残せないと追い込むことなくレースを終えてしまいます。
どんなレース展開でも終盤まで余力を残すスタミナが必要です。
ステイヤーズステークス | 中日新聞杯 | チャレンジカップ | チャンピオンズカップ |
ステイヤーズステークス 過去10年のデータ・傾向 |
中日新聞杯 特集 |
チャレンジカップ 過去10年のデータ・傾向 |
チャンピオンズカップ 過去10年のデータ・傾向 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
3:【必見!】追い込み馬で勝負するべきレース
ここまでの内容を踏まえて、追い込み馬で勝負するべきレースについて解説します。
追い込み馬で勝負するべきレースの条件は大きく分けて2パターンあり、それぞれ以下のとおりです。
パターン1:先頭集団の馬が後半に失速する
パターン2:先頭集団と追い込み馬の距離が短い
パターン1が起こりやすいのは、逃げ馬・先行馬が多いレースです。
この場合は序盤から先頭集団で競り合う展開になり、全体的にハイペースなレースとなるため、後半に失速しやすくなり、追い込み馬が最後の直線で抜きやすくなります。
パターン2が起こりやすいのは、逃げ馬がいない、または1頭だけでその1頭が比較的スローペースなレースです。
逃げ馬がいなければ終盤までスローペースなレースになりやすく、先頭集団と追い込み馬の差が小さくなるため、終盤のスピードで勝負が決まります。
逃げ馬が1頭であれば終盤まで1着の奪い合いが生じにくいため、スローペースなレースになりやすく、終盤のスピードで勝負が決まります。
また、競馬場も重要で、最後の直線が長い方が追い込み馬有利になります。
4:【意外?】消極的な理由で追い込み馬になることもある
意外かもしれませんが、追い込み馬として活躍する理由として、他の脚質だと力を発揮できないということもあります。
まず、馬群の中で走ると力を発揮できない性格の競走馬は、終盤まで馬群の中で走らなければいけない先行馬と差し馬は難しいといえます。
加えて、スタートが得意でない競走馬は逃げ馬という道も厳しいと言わざるを得ません。
この場合、必然的に追い込み馬しか選択肢がなくなります。
爆発的なスピードを備えているという厳しい条件付きですが、他の脚質ではだめでも追い込みならいけるといったケースもあります。
ステイヤーズステークス | 中日新聞杯 | チャレンジカップ | チャンピオンズカップ |
ステイヤーズステークス 過去10年のデータ・傾向 |
中日新聞杯 特集 |
チャレンジカップ 過去10年のデータ・傾向 |
チャンピオンズカップ 過去10年のデータ・傾向 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
まとめ
追い込み馬とは、序盤から中盤は馬群の最後方でスタミナを温存し、最後の直線で先行する集団を抜き去る走りを得意とする馬です。
追い込み馬には、最後方から1着まで一気に抜き去るスピードと瞬発力に加え、レース後半まで力を温存するスタミナが求められます。
追い込み馬で勝負する際は、先頭集団の馬が後半に失速すると考えられるレースや、先頭集団と追い込み馬の距離が短いレースを狙うことをおすすめします。
▼本当に当たる競馬予想サイト5選