「POGに参加したいけど、どの馬を指名すればいい?」
「POGで指名するときに、生産者は見るべき?」
POGに参加するときに、そんな疑問を抱く人も多いのではないでしょうか。
POGでは血統や馬体など、見るべきポイントが人によってそれぞれ異なります。
その中でも、活躍馬を見つけ出すときに重要なのは、生産者です。
繁殖牝馬の管理や仔馬の育成を行う生産者は、POGで指名馬を探すときに大事な要素のひとつです。
今回は、POGでおすすめしたい生産者をピックアップしてご紹介します。
POGで豪華景品を手に入れるために、是非参考にしてみてくださいね。
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1:生産者ってなに?
生産者とは、競走馬の生産を行っている牧場やその牧場のオーナーのことを指します。
繁殖牝馬の管理や仔馬の育成まで行っているので、生産者は競走馬の能力に大きく関わっていると言っても過言ではありません。
国内の生産牧場は北海道に集中していて、毎年約7000頭のサラブレッドが生産されています。
生産者は、所有する繁殖牝馬に合う種牡馬を、血統などから考えて選んでいます。
産まれてくる仔馬をイメージしながら、配合を試行錯誤し研究しているのが生産者です。
1-1:生産牧場による違い
POGで生産牧場が大事な要素となるのは、生産牧場によってそれぞれ違いがあるからです。
まず生産牧場には、繁殖牝馬がいます。
繁殖牝馬が同じということは有り得ないので、産まれてくる仔馬の能力も生産牧場によって大きく異なります。
生産牧場が結果を出すためには、繁殖牝馬の質が大事です。
いくら高額な種牡馬を種付けしたり、仔馬の育成に力を入れたりしても、繁殖牝馬の質が悪ければ活躍馬を輩出できません。
毎年生産者リーディングで上位になるような生産牧場は、質の良い繁殖牝馬を多く確保しています。
その牧場の基盤となっている繁殖牝馬で、POGでも期待できる生産牧場なのかがわかります。
また、生産牧場によって大きな違いが表れるのが、育成環境です。
大規模な牧場では競走馬の「生産」だけでなく、「育成」も行われています。
トレーニングセンターに入るまでに負荷の高いトレーニングができ、仕上がりの早さや競走能力に繋がります。
多くのPOGサイトでは開催期間が日本ダービーまでとなっているので、デビューが早い方がポイントを稼ぐのに有利です。
そのため、生産牧場の育成環境やどこの育成牧場に預けられるのかも、POGでは確認しておきたい項目です。
2:POGでおすすめの生産牧場
POGで指名馬に迷ったなら、生産牧場で選ぶ方法もあります。
そこで、POGで多くの活躍馬を輩出しているおすすめの生産牧場を紹介します。
- ノーザンファーム
- 社台ファーム
- 社台コーポレーション白老ファーム
- ノースヒルズ
- ビッグレッドファーム
- ダーレー・ジャパン・ファーム
- 三嶋牧場
おすすめ生産牧場①:ノーザンファーム
POGで必ず押さえておきたい生産牧場が、ノーザンファームです。
競走馬の生産・育成・調教を行う総合牧場で、数多くのG1馬を輩出しています。
社台グループに属し、1994年1月に社台ファーム分割により、「社台ファーム早来」が「ノーザンファーム」となりました。
注目すべきは、数々のビッグタイトルを総なめにしている点です。
2005年にはディープインパクトでクラシック三冠を達成し、2010年にアパパネ、2012年にジェンティルドンナ、2018年にアーモンドアイで牝馬三冠を達成しました。
POGの開催期間は日本ダービーまでであることがほとんどなので、三冠馬を探す必要はありませんが、二冠を制する馬を指名できれば大きくポイントを加算できます。
そのため、ノーザンファームはPOGで絶対に押さえておきたい生産牧場です。
2020年の生産者リーディングでも1位を獲得しているので、指名馬に迷ったらノーザンファームから探してみるのも良い方法です。
おすすめ生産牧場②:社台ファーム
社台ファームも社台グループに属する生産牧場で、これまで多くのG1馬を輩出してきました。
2020年の生産者リーディングでもノーザンファームに続く2位で、POGで指名馬を探すときに外せない牧場です。
社台ファームの主な活躍馬にはアグネスタキオン、フジキセキ、ダイワメジャー、エイシンフラッシュなどがいます。
育成施設には最大勾配3.5%の坂路コースが設けられていて、デビューするまでに十分な脚力を鍛えられます。
リーディング1位のノーザンファームとは、勝利数が半分以下と溝を開けられていますが、2018年末の坂路改修工事以降に成績は上昇傾向にあるので注目です。
おすすめ生産牧場③:社台コーポレーション白老ファーム
社台コーポレーション白老ファームも社台グループに属し、グループ内では最も古い牧場です。
社台グループ発祥の地として、ステイゴールドやゼンノロブロイなどの活躍馬を輩出してきました。
社台コーポレーション白老ファームには、繁殖牝馬と当歳馬を繋養する生産部門と離乳後の当歳馬から1歳馬を繋養する中期育成部門があります。
2020年の生産者リーディングでは3位になり、POGの期間内にも定期的に活躍馬が現れている注目の生産牧場です。
おすすめ生産牧場④:ノースヒルズ
ノースヒルズは、北海道の新冠町にある生産牧場です。
キズナの馬主としても有名な前田幸治氏が1984年に、「日本一美しい牧場をつくる」という意気込みで開設しました。
当初の敷地面積は60ヘクタールほどでしたが、2020年の時点では約120ヘクタールに面積を広げています。
2013年にキズナで日本ダービーを制し、2020年にはコントレイルでクラシック三冠を達成しました。
米国からの繁殖輸入にも積極的で、欧州の配合コンサルタントの意見を取り入れるなど、欧米の競馬先進国の域に近づけること目標にしている生産牧場です。
おすすめ生産牧場⑤:ビッグレッドファーム
ビッグレッドファームは北海道新冠町に生産牧場で、「マイネル軍団の総帥」として有名な岡田繁幸氏が開設しました。
ビッグレッドファームは独自のノウハウにより、早期からレースにデビューさせることを目標にしている生産牧場です。
そのため、開催期間の短いPOGでは、ポイントを加算しやすい生産牧場として注目です。
2020年には、ゴールドシップ産駒のユーバーレーベンがオークスを制しました。
繁殖・育成・調教を行っている総合牧場で、POG期間にも数多くの活躍馬を輩出しています。
おすすめ生産牧場⑥:ダーレー・ジャパン・ファーム
ダーレー・ジャパン・ファームは、アラブ首長国連邦の首相でドバイの首長であるシェイク・モハメド氏が開設した総合牧場です。
日高町を中心とした複数の牧場を買収し、その規模を拡大していきました。
世界に展開する総合牧場ならではのノウハウを活かして、生産・育成・調教を高いレベルで行っています。
ダーレー・ジャパン・ファームの特徴は、洋芝の札幌、函館競馬場で活躍する馬が多い点です。
繁殖牝馬には洋芝に強いダンチヒやシーキングザゴールドの血を持つ一流の馬が多いので、札幌や函館競馬場でのデビュー戦でも期待できます。
急成長しているダーレー・グループの牧場なので、POGでもダーレー・ジャパン・ファームの生産馬を積極的に狙ってみてください。
おすすめ生産牧場⑦:三嶋牧場
三嶋牧場は、北海道の浦河町にある生産牧場です。
戦前から馬産を行ってきた老舗牧場のひとつで、2021年は生産馬のダノンキングリーが安田記念を制しました。
約90頭の繁殖牝馬を繋養していて、海外からの繁殖牝馬の導入にも力を入れています。
質の良い繁殖牝馬を揃え、最近ではクラシック戦線でも活躍する馬が増えています。
年々成績上がっていて、2020年の生産者リーディングでは7位でした。
今最も勢いのある生産牧場として、POGでも積極的に狙ってみましょう。
まとめ
POGで指名馬を選ぶとき、血統や馬体だけでは、どの馬を選ぶべきか迷ってしまうことがあります。
そこで、指名するときの判断材料のひとつにしたいのが、生産者です。
生産者は、競走馬の生産を行っている牧場やその牧場のオーナーのことを指しますが、それぞれ牧場によって特徴も異なります。
例年、生産者リーディングで上位になっている生産牧場は、毎年コンスタントに活躍馬を輩出しています。
POGで結果を出したいのなら、そういった期待できる生産牧場の馬を選ぶことが大切です。
好成績を残している生産牧場は、質の良い繁殖牝馬を揃えていたり、育成設備が整っていたりと好調となる理由があります。
生産者という側面からも指名馬を探し、POGで好成績を目指してください。