競馬はブラッドスポーツと呼ばれ、競走馬の血統には能力と密接な関係があります。
POGの攻略には、活躍する良血馬を見つけ出すことが必要不可欠です。
でも、「どの良血馬がを選べばいいかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では2021~2022年のPOGで、活躍が期待できそうな良血馬たちを紹介します。
ぜひPOGの指名馬選びの参考にしてみてくださいね。
1:POGでは良血馬が有利?
POGで指名馬を選ぶとき、注目しがちなのは良血馬です。
なぜなら、POGは普段のレース予想とは違って、活躍する馬を予想するときの必要なデータが少ないからです。
そのため、血統をメインに予想をすることになり、自然と良血馬に人気が集まります。
兄弟で活躍する馬が出ている血統はコンスタントに良い成績を残す傾向があるので、良血馬を選ぶことはPOGにおいて重要です。
ただし、POGで良血馬が必ずしも有利だというわけではありません。
セレクトセールで数億円で落札された良血馬でも、1度もレースで勝てずに引退したケースも多くあります。
さらに、良血馬の場合は指名している人数も多いので、活躍馬を指名できても他とあまり差をつけられないというデメリットもあります。
そのため、POGでは良血馬とそうでない馬をバランスよく指名することが大事です。
POGの開催団体によっては、本賞金額を指名人数で分配し換算したポイントを競う方式を採用しているところもあります。
その場合は指名人数が少ない馬で、活躍馬を見つけることも頭に入れておきたいところです。
良血馬が必ずしも好成績を残すわけではないのが競馬の面白い点でもあるので、良血馬と将来性にも注目しながら、活躍を見守りましょう。
1-1:POGで良血馬を選ぶときに注意すべきこと!
次に、POGで良血馬を選ぶときの注意点について説明します。
まず一言で良血馬といっても、タイプは様々です。
父が日本で活躍した競走馬であるケースもあれば、外国の競走馬だったということもあります。
両親が凄い成績を残していても、日本でのレース適性があるとは限りません。
例えば、父が欧州で活躍した名馬である場合、タフな芝を苦にしないスタミナやパワーに優れている可能性が高いです。
産駒にもその傾向が伝わりやすく、スピードに乏しいという弱点もあります。
欧州血統は「重い」と表現されることが多く、スピードよりはパワーやスタミナに秀でてる血統と言えます。
日本の馬場は芝生が綺麗に整備され、軽い馬場でタイムが出やすいのが特徴です。
そのため、スタミナやパワーはさほど必要がなく、むしろ早いタイムでの決着に対応できるスピードが重要になってきます。
良血馬として注目されている馬でも、日本の馬場適性などを考慮して指名馬を選ばなければいけません。
また、血統から距離適性やコース適性も見極めて、クラシック路線で活躍できるのか、短距離路線に向いているかを考えるようにしましょう。
2:【2021】POGでおすすめの良血馬7頭を厳選公開
最近では良血馬が活躍することも多く、POGのランキングにおいて良血馬の見極めの重要性が高まっています。
そこで、ここでは2021~2022年で活躍が期待できそうなおすすめの良血馬を7頭ご紹介します。
どの良血馬を指名するか迷っている方は、是非参考にしてみてください。
おすすめ良血馬①:ディーンズリスター(ラヴズオンリーミーの2019)
まず最初に紹介する良血馬は、ディーンズリスターです。
ディーンズリスターは父がディープインパクト、母がラヴズオンリーミーで兄にドバイターフを勝ったリアルティール、姉にオークスを勝ったラヴズオンリーユーがいます。
コンスタントに活躍馬が出ている良血と言える血統で、兄妹のような活躍が期待されています。
ラヴズオンリーユーの父はストームキャットで、父ディープインパクト母父ストームキャットという組み合わせは、ダービー馬のキズナや2021年の安田記念を勝ったダノンキングリーなど活躍馬が多く出ています。
非常に相性の良い組み合わせと言えるので、POGでも真っ先に注目してきたい血統です。
母のラヴズオンリーミーの仔出しが良い点も魅力で、2022年のクラシック路線での活躍に期待してください。
おすすめ良血馬②:ローブエリタージュ(ローブティサージュの2019)
ローブエリタージュは、父ディープインパクトで、母ローブティサージュという血統です。
母のローブティサージュは、競走馬時代に2歳G1の阪神JFを勝っています。
2歳女王にディープインパクトを交配させた良血馬で、早い時期からの活躍が期待できそうです。
ローブティサージュの第1仔であるリアンティサージュは、重賞レースこそ勝っていませんが中央で4勝をあげています。
古馬になってさらに力をつけているので、今後は重賞路線で活躍してもおかしくありません。
母のローブティサージュは確実に産駒へと伝わっているので、ディープインパクトとの仔であるローブエリタージュにも注目です。
おすすめ良血馬③:ピンクライオネス(ピンクカメオの2019)
ピンクライオネスは父ディープインパクト、母ピンクカメオという血統です。
母のピンクカメオは、競走馬時代にG1のNHKマイルCを勝ちました。
繁殖牝馬としてはコンスタントに勝ち上がる馬を出しているものの、まだ大物は登場していません。
また、母父のフレンチデピュティは、ブルードメアサイアーとして優秀です。
ディープインパクトとの相性も良く、アメリカのスピード血脈を産駒へ伝えています。
日本の高速馬場でこそ能力を発揮できるので、父ディープインパクト、母父フレンチデピュティという組み合わせのピンクライオネスの走りに期待です。
おすすめ良血馬④:カラパナブラック(ウリウリの2019)
カラパナブラックは父キングカメハメハ、母ウリウリという血統です。
母のウリウリは、G3の京都牝馬S、CBC賞を勝っています。
繁殖牝馬としては第1仔のジャカランダレーンが現在3歳ながら2勝をあげているので、母としてのポテンシャルの高さにも注目が集まっています。
本馬の母父もフレンチデピュティであり、父キングカメハメハとの組み合わせも魅力的です。
また、ウリウリの弟には日本ダービー馬のマカヒキがいるので、牝系からの活躍馬が多い点もPOGで期待できる要素となっています。
キングカメハメハ産駒はオールマイティに活躍する馬が多いので、クラシック路線以外でも活躍が期待できるのもおすすめです。
おすすめ良血馬⑤:レッドミラージュ(ラキシスの2019)
レッドミラージュは父キングカメハメハ、母ラキシス、母父ディープインパクトという血統です。
母のラキシスは、G1のエリザベス女王杯の勝ち馬です。
父キングカメハメハ、母父ディープインパクトは、まさに日本競馬の結晶とも言えます。
この配合の組み合わせが、どのような結果になるのかも注目です。
また、叔父に2017年の安田記念を勝ったサトノアラジンがいます。
まだ体の線が細いおこともありますが、今後の成長次第では牝馬クラシックでの活躍に期待したいところです。
おすすめ良血馬⑥:レガラール(ディアデラマドレの2019)
レガラールは、父モーリス、母ディアデラマドレという血統です。
母のディアデラマドレは、G2の阪神牝馬Sの勝ち馬です。
第1仔のクラヴェルがG3のマーメイドSで2着に入り、繁殖牝馬としての能力の高さも示しています。
祖母はG2のフローラSを勝ったディアデラマドレで、ディアデラマドレからも重賞路線で好走する馬が多く誕生しました。
今後の繁栄も期待される牝系であり、G1を複数勝つ大物が登場してもおかしくありません。
父モーリスは初年度産駒から重賞勝ち馬を輩出しているので、期待のモーリス産駒としても注目してください。
おすすめ良血馬⑦:ブラックノワール(ブラックエンブレムの2019)
ブラックノワールは父キタサンブラック、母ブラックエンブレムという血統です。
母のブラックエンブレムは、G1の秋華賞を勝っています。
繁殖牝馬としても優秀で、札幌2歳Sの勝ち馬ブライトエンブレムやフローラSの勝ち馬ウィクトーリアを輩出しています。
父キタサンブラック自身は中長距離で活躍していますが、キタサンブラックの母父はサクラバクシンオーなので、スタミナだけでなく高いスピード能力も期待できる血統です。
本馬にはミスタープロスペクターのクロスが入っているので、スピードの持続力も期待できます。
芝レースだけでなく、ダートレースでも注目したい良血馬です。
まとめ
POGでは、良血馬の選び方が重要になってきます。
最近は良血馬のクラシック路線での活躍が目立ちますが、良血馬だから必ず成功するというわけではありません。
セレクトセールで高額落札されるような超良血馬でも、レースで勝てずに引退してしまうこともあります。
1度もレースで勝てない馬を指名してしまうと、POGでランキングを上げるこも難しくなってしまいます。
良血馬の中でも、日本の馬場適性の高さや距離適性なども考慮しながら、ポイントが稼げそうな良血馬を見つけ出してください。