指数の計算ってどうやってするの?
数字や計算を思い浮かべただけで受け付けない!
そのような人でも簡単に指数を利用することができる方法をこの記事でご紹介します。
実はフタをあけてみれば、指数を使いこなすのは意外と簡単です。自分で計算することもできるし、予想に役立てられるようになります。
さらに記事の後半では、指数を駆使したプロの馬券予想で三連単の安定的中が見込める競馬予想サイトを紹介します。
ぜひ、最後までチェックしてください。
【ステップ1】指数とは何か理解する
指数とは簡単に言うと指数とは馬の強さを数字に表したものです。競馬で馬券購入時に利用すれば、的中率が上がるのではないかと考える方もいるでしょう。
指数はひとつのバロメーターになります。指数を覚えて的中アップを目指しましょう。また指数にもいろいろあって様々な観点で導きだされたものがあるので下記で紹介していきます。
スピード指数とは
スピード指数とは、レースで走ったタイムを数値化したものです。レースの距離や会場が違うため、比較がしにくいように感じますが、スピード指数はその点も考慮されて導き出されたものです。
競馬は速いタイムを出した馬が勝利を手にします。速い馬を探すのが競馬予想の第一歩ですが、走破タイムはそのままでは比較できません。そのため、スピード指数は走破タイムを左右する要素(芝とダート、距離、負担重量、馬場状態の違い)を計算し、各馬の走破タイムを比較可能な指数として表しています。
引用元:西田式スピード指数
スピード指数は早い馬程高い数値になります。
ペース指数とは
名前の通り、走るペースを指数で表したものです。数値が高いほどペースが早く、数値が低いほどペースが遅いことを表します。
スピード指数を前半と上がり3ハロン(ゴール前の600m)に分割して計算。その前半部分の指数がペース指数です。この指数が低いとスローペース、高ければハイペースだったことを表しています。標準的に、短距離ほどペースが速く、長距離ほど遅くなります。
引用元:西田式スピード指数
この指数は、スピード指数を前半と上がり3ハロンに分割して計算し、その前半の部分の数値なので覚えて置くといいでしょう。
上がり指数とは
上がり3ハロンに対する指数です。この指数とペース指数はセットで比べる必要があります。スピード指数を前半と上がり3ハロンで分割して計算した際の上がり3ハロンの部分の指数になります。
スピード指数を前半と上がり3ハロン(ゴール前の600m)に分割して計算。その上がり3ハロン部分の指数が上がり指数です。この指数が低いと、後半の勝負所で上がりの脚をなくしたことを表し、高ければ上がりの脚が良かったことを表しています。ただ、上がり指数は前半のペースに左右された結果の数値であり、常にペース指数との関係で比較しなければなりません。
引用元:西田式スピード指数
ゴール前の600mでのペースになるので、後半どれだけ伸びてくるのかの目安になりますね。
先行指数とは
先行指数は標準値と認識しましょう。要は平均点のようなものです。
ペース指数は距離・クラス別に標準値が設定されており、その標準値と比較したものが先行指数です。先行指数が高い馬は逃げたり先行したりすることが多く、先行指数が低い馬は集団の中段以降に位置することが多くなります。
引用元:西田式スピード指数
この先行指数と比較して数値が高いか低いかでその馬の特性を知ることができます。
距離指数とは
距離指数とは様々な距離を走ってきた各馬のタイムを比較するための指数です。各馬のこれまで走ってきた距離を標準化し、同じ距離を走ったように比較できます。
この指数は 1秒÷基準タイム×1000 の計算式から求められたものです。
1600mが1.0になり距離が長くなれば小さく、短くなれば大きくなります。
通常3000mでの着差1秒と1200mでの着差1秒とでは価値が異なります。
引用元:西田式スピード指数
【ステップ2】スピード指数の計算式・考え方・問題
指数には種類があることがわかりましたが、一番有名なのはスピード指数です。スピード指数は古くから存在します。
馬の能力を独自に数値化する試みは古くから様々な予想家によって行われてきたが、現在「スピード指数」として知られているものの原型は、1975年にアンドリュー・ベイヤーによって提唱されたものが事実上の元祖といわれている。
スピード指数の基本的な発想は「全ての馬が同じ馬場状態の同じコースを同じ負担重量で走ったと仮定して、そのタイム(=スピード指数)を比較する」というもの(考え方としてはボクシングにおけるパウンド・フォー・パウンドなどに近い)。具体的には各競走馬のレースにおける走破タイム(厳密には各競馬場における平均的なレベルのタイムを示す「基準タイム」と走破タイムの差)を元に、レース距離や負担重量の高低、コース形態・馬場状態などによる数値の調整を行い指数を算出する、という形態を取るものが一般的だ。
日本においては1992年に西田和彦が雑誌「競馬最強の法則」や著書「西田式スピード指数」(いずれもKKベストセラーズ刊)で提唱したものが契機となり、一般の競馬ファンにもその存在が広く知られるようになった。
引用元:wikipedia
現在スピード指数は競馬評論家である、西田和彦氏による「西田式スピード指数」を指すことが大半です。興味のある人は西田氏の出版している書籍を読んでみると面白いでしょう。
スピード指数の計算式を覚えよう
ズバリ計算式は下記の通りです。
スピード指数= (基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量-55)×2+80
計算例でいいものがありました。
それでは実際にスピード指数を計算してみましょう。
例: 2001年10月27日、東京競馬場ダート1600mで57kgを背負って1分33秒3で走った馬のスピード指数の求め方は以下の通りです。
東京ダート1600mの基準タイムは1.38.4(改訂15版)で秒数に直すと98.4。
走破タイム1.33.3も秒数に直すと93.3です。0.1秒が指数1になるわけですから、それぞれ984と933になります。
1600mの距離指数は1、東京競馬場ダートコースの当日の馬場指数は-20ですから、(984-933)×1+(-20)+(57-55)×2+80=115
となって115がこの馬のスピード指数です。
このスピード指数が高ければ高い程、早い馬と判断できることになります。例を元に気になる馬のスピード指数を計算してみるといいですよ。
スピード指数の考え方を理解しよう
スピード指数の考え方は読んで字の如く、競走馬のタイムをもとに能力を数値化したものです。その基盤となるのはレースを走破したタイムになります。
スピード指数は予想家の印や関係者のコメントなどとは別に競走馬の能力を数学的に表したものです。
引用元:西田式スピード指数
何度も的中させている予想家や、有名な競馬評論家の意見、現地の関係者のコメントは一切無視して実際に走った馬のタイムを基準に馬の能力をみてみようじゃないかという考え方です。
スピード指数の抱える問題点を知っておこう
スピード指数は競馬における指数のなかではポピュラーになっていますが、スピード指数が競馬予想に使えないという意見もあります。なぜならば、競走馬の走破タイムをベースにしているため。これはスピード指数という言葉から考えるに当たり前のことなのですが、レースの展開次第ではタイムが遅くなったり早くなったりということは当たり前に起こるからです。他にも競走馬に影響を与える要因というのは数えきれない程の要素がありますし、タイムをベースにしただけでは不十分という意見もあります。
今では様々な人が指数を開発している
一般的に競馬における指数は上記であげたようなものですが、サイトや各個人で指数を定義づけている場合もあります。もちろんそのような指数を参考にすることは問題ありません。どのくらい参考になるのか、有益な指数になるのかは指数を考案しているサイトや人の考え方や実績をみて判断するとよいでしょう。
【ステップ3】指数を利用した競馬予想を公開しているサイト5選
自分で計算をするのは面倒だ、指数だけ知りたい!という人には指数や指数を元に予想しているサイトがありますので活用してみるといいでしょう。指数を公開しているサイトはたくさんありますけど、そのなかでもおすすめのサイトを紹介します。
ショッカーリミテッド
タイムリーな指数予想を見るならショッカーリミテッドです。
スピード指数の予想に特化していて、朝一のオッズと直前のオッズ、競馬予想が見ることができるのが魅力です。新馬戦を含むJRA競馬全レースを網羅してるのでおすすめです。
競馬指数予想
次におすすめなのが、ブログ村の競馬ブログで指数理論人気ランキングで1位(2018年3月18日現在)の競馬指数予想です。無料で指数順位別の連対率や競馬指数予想を閲覧することができます。ブログ形式のサイトですがシンプルで余計な情報がなく非常に見やすいサイトになっていますね。
競馬新聞&スピード指数
競馬新聞&スピード指数(無料)は過去10年分の全レースのスピード指数を閲覧できるサイトです。表記の通りすべて無料で見られるのは嬉しいです。過去10年となっていますが、2000年のレースから公開されていて18年分のレースの情報を閲覧できます。過去のスピード指数をみるときにこのサイトは欠かせない存在になりそうです。
競馬新聞ゼロ
競馬新聞ゼロは中央競馬、地方競馬、海外競馬の無料予想を公開しているサイトです。競馬新聞のような感覚で見られるコンテンツや予想を公開しています。中央競馬の有料予想サービスもやっているので興味のある人はチェックしてみてください。
まずスピード指数から理解を深めよう!
競馬における指数は古くから存在し、指数の中でも様々な種類があって、予想に役立つ要素であると言えます。
まずは一番有名なスピード指数から更に理解を深めて、自分の予想に組み込んでいくといいでしょう。