「枠連ってどんな馬券種?」
「馬連となにが違うの?」
「枠連はどう買えばいいの?」
競馬の馬券にはたくさんの種類があります。
その中でも競馬の枠連は的中率が高く初心者に人気の馬券種です。
今回は人気な枠連について初心者にもわかりやすく解説します。
馬券を当てて利益を出したいと悩んでいる方は、是非最後までチェックしてください。
枠連とは1~2着の枠番号を当てる馬券
競馬の枠連は1着、2着になる馬(順不同)を枠番号で当てる馬券です。
他の券種とは違い、1点で複数の的中パターンがあることで的中率が高いことが特徴の馬券として初心者からプロまで幅広く人気な馬券種になります。
実際の的中パターンを見ていきましょう。
このレースの結果は、1着ドウデュース2着スターズオンアース3着タイトルホルダー。
ドウデュースの枠番号は3枠、スターズオンアースの枠番号は8枠となっているので、3-8で枠連を買っていた場合的中となります。
また、3-8で枠連を買っていた場合、仮に3枠ディープボンドと8枠スルーセブンシーズが1~2着だったとしても的中ということです。
また、枠連では期待していなかった穴馬が稀に勝つことがあり、思わぬ配当がつくこともあります。
枠連は9頭以上のレースのみ発売される
枠連は9頭以上出走するレースのみでしか購入することが出来ません。
また、出走馬の数に応じて枠の作られ方が違います。
出走馬9~15頭 | 8枠から1枠へ向け2頭ずつ枠を作る |
出走馬16頭 | 2頭ずつ枠に入る |
17頭立て | 8枠のみ3頭で他は2頭ずつ |
18頭立て | 7.8枠が3頭で他は2頭ずつ |
ちなみに枠の最大は「8枠」です。
枠連の同枠買い(ゾロ目)
枠連には特有の買い方があります。
それは同枠買い(ゾロ目買い)です。
ゾロ目は以外にも抜けがちな買い方で、馬連よりも配当が低くなりがちな枠連でも、馬連より配当が高く付くことがあります。
ゾロ目の的中条件は、同枠の2頭が1着2着になることです。
ゾロ目のマークの仕方は通常のマークシートの端にあるゾロ目をマークし、ゾロ目購入したい1つの枠番をマークで購入ができます。
意外と高配当がつくゾロ目を知っておいて損はないでしょう。
枠連と馬連の違い
競馬の枠連と馬連の違いは、シンプルに「馬番」で買うか「枠番」で買うかの違いです。
先ほどの例では、
枠連の場合、3枠のドウデゥース・ディープボンド、8枠のスルーセブンシーズ・スターズオンアースの4頭のうちどの馬が1~2着になっても的中。
馬連の場合、的中は馬番⑤ドウデゥース―馬番⑯スターズオンアースのみになってしまうので枠連の方が当たる確率が高いと言えます。
しかし枠連は馬連より当たりやすい代わりにオッズが低くなってしまうというデメリットが考えられるので注意が必要です。
予想がある程度できている人は枠連よりも馬連で購入した方が、結果的には配当もおいしく感じられます。
競馬の枠連を買う3つのメリット
競馬で枠連を買うメリットを紹介します。
《枠連のメリット》
順に解説します。
メリット①馬連より当たる確率が高い
馬連よりも的中パターンが増えることにより当たる確率が高くなります。
馬連では馬番でピンポイントで当てる必要がありますが、枠連では同じ枠のどちらかが当たれば良いので的中パターンが多く、初心者の人におすすめできる馬券種です。
比較的簡単に予想もでき、配当も単勝や複勝に比べると高く、ある程度競馬の予想も楽しむことができるので、これから予想に熱中したいという方も練習としてステップに一つになります。
メリット②予想が外れても当たる可能性がある
本命馬が外れてしまった場合でもたまたま同じ枠に入っていた馬が入賞し、思わぬ配当を貰えることがあります。
予想していた馬が好成績を収めなかった場合でも、同じ枠の別の馬が上位に入ることがあり、この予測外の出来事によって思わぬ配当を得ることができるのです。
そのため、枠連は予測の外れた結果にも期待できる馬券として、人気を集めています。
ちなみに、このように棚から牡丹餅のような的中を「代用」といいます。
メリット③少ない点数で買える
競馬をやっていると、的中率を上げるために買い目を増やしたいときありませんか?
そういった際に、枠連を利用すれば買い目を最小限で済ますことが出来ます。
例えば、フルゲート18頭のレースの場合、ワイドや馬連の馬券種では最大153点の買い目があるところ、枠連では36点しかかかりません。
買い目を減らし、的中率を上げることが出来ることが枠連のメリットといえるでしょう。
競馬の枠連を買うデメリット
枠連には以下のようなデメリットがあります。
《枠連のデメリット》
順に説明します。
デメリット①出走取消で返還されない
枠連を購入するうえでの最も注意しなければならないのが出走取消や競走除外があった場合、返還されず的中率が下がってしまう事です。
同枠のうちの1頭が出走取消や競走除外になっても他にも的中パターンがある枠連では返還されず、残った出走馬で的中させる必要があります。
仮に枠連3-8で購入しており、的中パターンが4通りあったのにも関わらず、1頭が出走取り消しになってしまうと的中パターンが2通りまで減ってしまうのでかなり厳しくなるでしょう。
デメリット②馬連より配当が低くなりがち
そもそも的中パターンが馬連に比べ多くなるのでその分配当金は下がってしまいます。
2022年のデータでは枠連の平均配当は2070円、馬連の平均配当は5013円と倍以上の差が生まれてしまう結果に。
特に同じ枠に人気馬が集まってしまった場合は配当が低くなるのでトリガミに注意が必要です。
枠連のうまい買い方
枠連の買い方について解説します。
- 基本的な買い方
- 流し
- ボックス
- フォーメーション
それぞれ説明します。
枠連の基本的な買い方
枠連の買い方はとても簡単です。
- 2枠―8枠
- 3枠―5枠
のように枠番号を選んで購入するだけの最も簡単な方法です。
枠連流し
枠連の流し馬券は、確信のある1つの枠番を選び軸にし、対する複数の相手枠を選ぶ賭け方です。
自信のある枠番を軸にして考える場合、流しが最適。
自信のある馬を中心にしたいが、相手に関しては自信がない場合は、流し先を増やすことで的中率を高くすることができます。
枠連ボックス
複数の枠番をすべて購入する買い方です。
自信のある馬が複数いてどの馬が勝つか分からないようなレースの際に効果的な買い方ですが、点数が多くなってしまう事がデメリット。
トリガミに注意さえすればおすすめの買い方です。
枠連フォーメーション
枠連のフォーメーション買いは、複数の注目馬を軸とし、それぞれの軸と組み合わせる相手馬を選んで賭ける方法です。
複数の軸を選べるので、自信のある馬が複数がいる場合におすすめ。
また、ボックスよりも点数が抑えられるため、投資金が少なく済むこともメリットです。
競馬の枠連で負けないためのポイント2選
的中率の高い枠連でも、何も考えずむやみに買っていると負けてしまいます。
枠連で負けないためのポイントを押さえ、枠連で回収率を上げる方法を紹介。
ポイントを理解して、枠連を上手に予想してしっかりと勝てる競馬をしましょう。
ポイント①有力馬が2頭とも入っている枠を軸にする
オッズは低くなってしまうものの、的中率がかなり上がる買い方です。
有力馬2頭同じ枠の場合、どちらか片方は1~2着になることが多く、軸として有効に働きます。
流し先は不人気の馬2頭が同じ枠になっているものを除き、4~8番人気が同じ枠になっている所を狙う事で高確率で的中を収めることが出来ます。
注意点としては流し先も人気馬で固めてしまうとトリガミになってしまう可能性があるという事。
オッズを見てトリガミにならないラインから流し先を選択すると良いでしょう。
ポイント②ボックスで買う際は5枠まで
枠連で負ける最大の原因がトリガミになってしまうこと。
ボックス買いは1枠増やすだけで買い目が大量に増えてしまいます。
ボックス買い枠数 | ボックス買い点数 |
---|---|
3枠 | 3点 |
4枠 | 6点 |
5枠 | 10点 |
6枠 | 15点 |
7枠 | 21点 |
8枠 | 28点 |
このように5枠でも買い目点数が10点になってしまいます。
10点でも少し買いすぎてトリガミのリスクが高いので理想は3~4枠に収めた方が良いです。
枠連の当たりやすいというメリットを活かし、買い目点数を減らして1点に賭ける金額を多くした方が長期的に見て回収率は高くなります。
競馬の枠連まとめ
競馬の枠連とは1着、2着になる馬(順不同)を枠番号で当てる馬券です。
枠番号という単位で予想するので馬連に比べて当たりやすい事が特徴と言えます。
的中率が高い馬券の一つですが、点数も少なく済むので馬券代が安く済むところもメリットです。
枠連で注意すべきポイントとしては、以下の2つ。
- 出走取消で返還されない
- 馬連より配当が低くなりがち
これらのデメリットがあることは理解して枠連で競馬を楽しみましょう。
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