馬券の種類が多くて、どの馬券を買えばいいか迷った経験がある方は多いのではないでしょうか?
的中率や回収率に直結する券種は慎重になりがちですよね。
そんな方におすすめするのが単勝です。
「1着の馬を当てる」という最もシンプルな馬券であり、的中率も高いので競馬初心者の方でも大丈夫!
「馬券が当たらない」
「どの馬券を買えばいいかわからない」
この記事では、そんな悩みを解決するために単勝の特徴や攻略するポイントについて解説しているので、是非参考にしてみてください。
競馬における単勝とは
競馬における単勝とは、レースの1着になる馬を当てる馬券です。
1936年に中央競馬で馬券販売された当初から存在する券種であり、最も歴史のある馬券でもあります。
3連単やワイドなど、複数の馬を買い目に追加するのが一般的だと思われがちですが、単勝は1頭の馬で買い目が完成するシンプルな券種です。
販売当初からの根強い人気
1936年の日本競馬会の旗揚げから唯一無二の券種として人気を博した単勝。
3連単やワイドといった券種は、今でこそ競馬ユーザーや大衆にも浸透している券種ですが、導入されたのは2000年代初頭です。
競馬人気が上昇するにつれて、多くの券種が生まれる中、初心者でも分かりやすく競馬を楽しめる単勝は人を選ばない券種といえるでしょう。
単勝は初心者でも勝てる券種
競馬で勝つためには多くの情報をもとに、ご自身で予想を組む必要があります。
特に、3連単などは点数調整や馬のフォーメーションが複雑になることも多く、初心者の方には難易度が高いでしょう。
反面、単勝ではレースの1着を当てるという非常にシンプルなルールのため、初心者の方でも十分に勝つチャンスがあります。
単勝を攻略するポイント3選
単純そうに見える単勝ですが、利益を狙おうとすると奥が深いのが特徴です。
ルールがシンプルであるが故に、工夫はこちら側に任されています。
単勝を攻略するための3つのポイントについて解説していくので、是非参考にしてみてください。
新馬戦は購入を避ける
単勝を攻略する上で押さえておきたいのが、基本的に新馬戦の馬券は買わないということです。
新馬戦とは、競走馬のデビュー戦のことで、まだレースに参加したことのない馬のみで競うのが特徴。
新馬戦の馬券を買わない理由は、出走馬のデータが極端に少なすぎるからです。
新馬戦での予想のファクターとなるのは、血統やパドック、調教などが中心ですが、実際にレースを走ってみなければ分からない部分も多く、新馬戦の予想は困難を極めます。
予想の精度を上げるためには、過去のレースデータが最も重要ですが、新馬戦には過去のレースデータはありません。
不確定要素が多すぎるので、馬券を買っても当たる可能性が低いと言えます。
当てやすい単勝だとしても的中率は下がるので、できるだけ新馬戦の馬券を買わないことが馬券攻略のポイントです。
単勝1.5倍以下の馬は狙わない
上述した通り、単勝馬券には当てやすいという特徴がありますが、その代わりに配当も低く設定されています。
特に1番人気の配当は低くなってしまうので、圧倒的1番人気の馬の単勝オッズは1.5倍以下になることもあります。
そのため単勝馬券を買うときには、単勝オッズ1.5倍以下の馬を避けることも大切です。
1000円賭けたとしても配当は1500円で、利益はわずか500円にしかなりません。
レース中は何が起こるかわからないリスクもあり、圧倒的1番人気でも負けることはよくあります。
当たる確率と配当の低さを天秤にかけたときに、あまりメリットがありません。
単勝馬券を購入するときには単勝1.5倍以下は避けて、ある程度の配当が期待できる馬を狙ってみてください。
複勝・ワイドでリスク分散
単勝は最も単純な券種であることから、リスクの一極集中が懸念されます。
それを防ぎ、より高額な配当を狙うためにおすすめするのが、単勝と併せてリスクを分散させる購入方法です。
まずは、単勝に追加する最も期待ができる1頭を選んで、その1頭を除いて複勝、もしくはワイドの予想を組みます。
この購入方法により、仮に単勝が外れても、もう一方で配当を回収できる可能性が高く、単勝1点買いに比べてリスクを大幅に削ることができます。
単勝で勝てるであろう馬の予想を組む中で、3着以内に入りそうな馬は必ずででくるので、新たに予想を組む手間もありません。
単勝のメリット
単勝の特徴や攻略法について説明してきましたが、単勝にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
単勝ならではのメリットについて、説明していきます。
的中率が高い
単勝の大きなメリットとして、的中率が高いことが挙げられます。
レースの1着のみを予想する単勝は、他の券種に比べてルールが単純であることからも、予想を的中させるのは難しくありません。
あまり競馬に詳しくなくても、オッズの低い人気の馬を選ぶだけで勝負できるのが嬉しいですね。
払い戻し率が高い
競馬で予想が的中すると手に入る配当ですが、購入した馬券の利益全てが配当として払い戻せるわけではありません。
購入した馬券から得られる利益の内いくらかはJRAに差し引かれてしまうため、厳密には実際に受け取れる配当とはズレが生じてしまいます。
JRAの取り分に対して、こちら側が受け取る配当の割合を払い戻し率と呼びますが、その払い戻し率が最も高いのが単勝です。
下記の表を見て分かるように、他の券種に比べてJRAの取り分が低く設定されており、配当にも期待ができるでしょう。
単勝 | 複勝 | 枠連 | ワイド | 馬連 | 馬単 | 3連複 | 3連単 | |
払い戻し率 | 80% | 80% | 77.5% | 77.5% | 77.5% | 75% | 75% | 72.5% |
少額で参加でき低リスク
最大18点まで購入ができる単勝ですが、一般的には1着を1点に絞る単勝1点買いが基本です。
そのため、3連単などと比べて点数を削ることができるので、馬券代を安く済ませることができます。
点数が多ければ、その分馬券代もかさんでしまい、どうしても1レースに対するリスクが大きくなってしまいますが、単勝ではリスクを軽減できるのが強みです。
単勝のデメリット
単勝のメリットについて説明してきましたが、反対にどのようなデメリットがあるのでしょうか。
単勝がもつデメリットについて解説していきます。
馬を大幅に絞らなければいけない
単勝では、1頭のみを選ぶケースが多いため、極端に馬を絞る必要があります。
攻略するポイントでもお伝えした通り、新馬戦を避ければ過去のレースデータからある程度馬は絞れるでしょうが、圧倒的人気がいないレースで1頭まで絞るのは至難の業です。
そのため、出馬表から馬を絞るという過程は人によっては難しいと感じてしまうかもしれません。
配当が比較的に安価
単勝では、配当と絡む馬が1頭のみのため、2~3頭が絡む他の券種に比べて配当が低くなりやすい傾向にあります。
1番人気の馬が1着になる確率は3割を超えており、1着のみを当てる単勝では利益に繋がりにくいのでしょう。
的中率が担保されている一方で、回収率が低いのはデメリットとして押さえておきましょう。
まとめ
競馬の単勝とは、レースの1着馬を当てる馬券です。
1着馬を予想するだけなので、シンプルでわかりやすいのが特徴と言えます。
的中率が高い馬券の一つですが、還元率も80%と高いので長期的に見てプラス収支にしやすいのもメリットです。
単勝で負けないために押さえておくべきポイントは、以下の3つです。
- 新馬戦は馬券を買わない
- 単勝1.5倍以下は避ける
- 複勝・ワイドでリスク分散
これらのポイントを押さえておくことで、単勝馬券の的中率や回収率が上がってきます。
単勝が当たらないと悩んでいる方は、是非実践してみてくださいね。