当記事では、馬連の勝ちやすい買い方を2つ紹介した上で、それぞれの買い方の回収率を10レースずつ検証したものです。
また、検証結果から読み取れる、馬連が効果的なレースの特徴も解説します。
馬連の買い方が知りたい方、馬連で勝ちたい方は是非当記事をご参考ください。
1:馬連の買い方は2通り!「ボックス」or「流し」
馬連の買い方は以下の2通りとなります。
●馬連流し
それぞれの特徴や、適したレースについて詳しく解説していきます。
買い方①:「馬連ボックス」
馬連ボックスは、最も当たりやすい買い方です。
軸馬など、わずらわしいことを考える必要はまったくありません。
2着以内に来そうな競走馬を選択しておけば、すべての組み合わせで馬券が買えます。
馬連ボックスは、軸馬選びが不得意な競馬初心者におすすめの買い方です。
また、中級者や上級者であっても混戦模様で軸が定まらないレースでは活用したい買い方となります。
●競馬初心者におすすめ!
●混戦模様のレースはボックスで!
注意が必要な点として、馬連ボックスは、選択した馬すべての組み合わせで馬券を購入するので、馬券代がかさみます。
例えば、7頭の馬連ボックスを購入した場合、全部で21通りの組み合わせとなります。
1点あたり100円で購入した場合、馬券代は2,100円。
これだけの組み合わせを買えば、高確率での的中が見込めますが、仮に人気決着となった場合の払戻しは500円にも満たないことも珍しくありません。
的中したとしても、投資額を回収できないトリガミになってしまうのです。
もちろん頭数をしぼれば、馬券代は抑えられますが、その分ボックスの当たりやすいという恩恵が薄まってしまいます。
馬連ボックスで買う場合は、以下の点に注意しましょう。
- 堅い決着が見込まれるレースは買わない
- 人気上位で固めたボックスはトリガミのリスクもある
実際に馬連ボックスで勝てるのかを以下の条件で検証しました。
検証結果は、後述します。
●1~3番人気+7~9番人気の6頭
>すぐに馬連ボックスの検証結果を見る
買い方②:馬連流し
馬連流しは、的中率・回収率のバランスの取れた買い方です。
流しで買うには、まず軸馬を決める必要があります。
軸馬は、確実に2着以内は見込める競走馬を選ぶことが重要です。
軸馬は1頭or2頭が最適です。
軸馬選びが難しい競馬初心者は、単勝の人気が抜けた1頭or2頭がいる場合、それらの馬を軸にすればOKです。
軸馬を決めたら、あとは人気馬や穴馬を相手に選んでいきます。
●軸馬選びが重要!
●初心者は抜けた人気馬を軸に!
軸馬を1頭、相手に6頭選んだ場合の組み合わせ数は6通りです。
ボックスと比較して、かなり馬券をしぼることができるのが流しのメリットです。
注意が必要な点として、
馬連流しは、軸馬が3着以下になった場合は問答無用でハズレとなります。
相手に選んだ馬が1・2着となっても的中とはならないので、混戦模様のレースでは軸馬が外れるリスクが高くなってしまいます。
馬連流しで買う場合は、以下の点に注意しましょう。
- 混戦模様で軸馬が定まらない場合は買わない
- 軸馬を選ぶ際は馬の状態や過去の傾向などのデータをチェック
実際に馬連流しで勝てるのかを以下の条件で検証しました。
検証結果は、後述します。
● 軸:1人気(単勝オッズ3倍以上の場合は不参加)
●相手:3~5番人気+7~9番人気の6頭
>すぐに馬連流しの検証結果を見る
2:【検証】「馬連ボックス」で回収率59%…惨敗。
実際に馬連ボックスで勝てるのかを検証しました。
検証のルールは以下の通りです。
●馬連6頭ボックス(馬券代1,500円)
●1~3番人気+7~9番人気の6頭
的中率を狙った「1~3番人気」、回収率を狙った「7~9番人気」の6頭ボックスで勝負。
我ながら「なかなかいいチョイスだな」と思ってみたり…。
で、
検証の結果が以下の通りです。
開催日 | 競馬場 | 的中レース | 馬券代 | 獲得配当 | 回収率 |
---|---|---|---|---|---|
1月8日 | 中山 | 3レース | 18,000円 | 4,980円 | 27.7% |
中京 | 6レース | 18,000円 | 15,210円 | 84.5% | |
1月9日 | 中山 | 3レース | 18,000円 | 7,070円 | 39.3% |
中京 | 6レース | 18,000円 | 7,170円 | 39.8% | |
1月10日 | 中山 | 8レース | 18,000円 | 18,870円 | 104.8% |
中京 | 8レース | 18,000円 | 11,090円 | 61.6% |
馬券代 | 獲得配当 | 収支 | 回収率 |
---|---|---|---|
108,000円 | 64,390円 | -43,610円 | 59.62% |
検証レースでは4~6人気の連帯が多く、本来的中率が高いはずのボックス馬券で惨敗を喫しました。
、、、これも競馬。
結果を見ての通り、なんとか1月10日の中山全12レースだけで見れば870円勝ち越すことができました。
しかし、それ以外ではことごとく負け。
トータルで4万円以上のマイナスとなり、回収率は59.62%と惨敗という検証結果になりました。
今回の検証ルールに限って言うと、全レースで馬連ボックスを買っても勝てない!
という結果になりました。
3:【検証】「馬連流し」で回収率105%!勝てたっ!!
実際に馬連ボックスで勝てるのかを検証しました。
検証のルールは以下の通りです。
●1番人気の単勝オッズが3倍以上は不参加
●軸:1人気
●相手:3~5番人気+7~9番人気の6頭(馬券代600円)
1番人気の単勝オッズが3倍以上の場合は不参加にすることで、軸として信頼できない1番人気での購入を避けられます。
また、相手の「3~5番人気」で的中率を、「7~9番人気」で回収率を狙います。
こちらもなかなか良い作戦!
で、
検証の結果が以下の通りです。
開催日 | 競馬場 | 的中レース | 馬券代 | 獲得配当 | 回収率 |
---|---|---|---|---|---|
1月8日 | 中山 | 5/7レース | 4,200円 | 3,920円 | 93.3% |
中京 | 6/9レース | 5,400円 | 8,180円 | 151.5% | |
1月9日 | 中山 | 3/6レース | 3,600円 | 2,890円 | 80.3% |
中京 | 4/9レース | 5,400円 | 2,930円 | 54.3% | |
1月10日 | 中山 | 3/10レース | 6,000円 | 4,340円 | 72.3% |
中京 | 7/10レース | 6,000円 | 9,870円 | 164.5% |
馬券代 | 獲得配当 | 収支 | 回収率 |
---|---|---|---|
30,600円 | 32,130円 | 1,530円 | 105.00% |
なんとか、トータル回収率105%と勝ち越すことに成功しました。
1月8日・10日の中京で大きくプラスにできたことがデカい。
やはり、作戦通り両日ともに7~9番人気の的中で稼いだことがプラス収支に繋がりました。
今回の検証ルールに限って言うと、馬連流しは勝てる!
という結果になりました。
4:検証結果から読み取れる馬連が効果的なレース
前章の検証から、「馬連流し」、「馬連ボックス」いずれにおいても、大きく稼いだレースが1つあったことで他のレースの負けを取り戻していることがわかりました。
1着と2着に1番人気~3番人気の馬が入る場合、トリガミが生じることも少なくありません。
そこで、軸馬にできる有力な馬が1頭いて、相手馬に穴馬が入る可能性が高いレースが馬連に向いています。
しかし、軸馬が1着に入る自信がある場合、より配当の高い馬単が適しています。
上位2着に入る能力は十分あるが、1着に固定することに抵抗がある場合、馬単ではなく馬連を選択することがおすすめです。
馬連ボックス買いはバランスに優れていますが、今回の検証で万馬券を当てたような「5番人気と8番人気」をピンポイントで当てるのは困難です。
軸馬は決められないが上位に入る能力を持ちつつ人気があまりない馬がいるというレースでは馬連ボックスを選択することをおすすめします。
まとめ
馬連におけるおすすめの買い方は、「人気馬を軸にした流し買い」「人気馬、不人気馬をバランスよく含めたボックス買い」の2つです。
それぞれの買い方で10レース検証した結果、どちらも大きく稼いだレースが1レースあったことで回収率100%超えという結果になりました。
買い目が多くなりすぎないようにしながらも、こういったレースを当てられるようバランスよく投票することが重要です。